1978,9年から開始された鄧小平の「改革・開放路線」の際に、先に行くものはいい、あとのものが追い付けばよい、といったことを話していた。まさに現在がその局面なのだろう。しかし、ごく近年では、富裕層だけではなく、中間層も日
本文を読むakiyoshiの執筆一覧
民族主義者の台頭の意味するものは何か?ヨーロッパ社会の真実とは?
著者: 岩田昌征今年の8月12‐13日に、新(真)民族派団体、一水会がヨーロッパ諸国(ポルトガル、スペイン、フランス、オーストリー、ハンガリーなど)の民族主義団体の有力メンバーを招いて東京で国際会議を開いた。大和左彦を自称する私も縁あっ
本文を読む『国家神道と日本人』への批評について(2)――子安宣邦氏の再論に応答する
著者: 島薗進10月10日に子安宣邦氏の「怒りを忘れた国家神道論――島薗進『国家神道と日本人』」という論説(第1論説)が、「ちきゅう座」(https://chikyuza.net/archives/3705)というサイトに掲載され、私
本文を読むコンプライアンスと報道倫理
著者: 藤田博司犯罪捜査の対象になっている人物に警察の捜査情報を漏らすことが何を意味するか、ことの重大さは小学生にだって理解できる。まして報道を仕事にする人間なら、それが職業倫理に反する致命的な行為であることを、人に教えられるまでもな
本文を読む2010年11月の日曜クラブ懇談会
著者: 半澤健市百年前、天皇暗殺を謀ったとする「大逆事件」で24人が死刑判決を言い渡され、12人 が処刑、12人が無期、5人が獄中で死んだ。 敗戦後「大逆事件」は社会主義思想根絶のため、国家が意図的に描いた「物語」と分かった。し
本文を読むソ連・東欧の資本主義市場経済化=移行後20年間の総括を考える
著者: 岩田昌征10月は例年学会の大会シーズンで、私もいくつかの大会に参加した。私が出席した諸学会に共通するテーマは、旧ソ連・東欧の資本主義市場経済化=移行の20年間の総括であった。私は、ここで論ぜられるべきでありながら、全く触れられな
本文を読む周回遅れの読書報告(その4)
著者: 脇野町善造初版本とか署名本とかの稀覯本というものにほとんど興味はない。中身が分かればそれで充分だと考えている。初版で読もうが、全集や文庫本で読もうが、何も差はないと思っていた。しかし、それはどうも違うのではないかと、ごく最近思う
本文を読む特捜検察〝暴走〟の衝撃―「検察審」議決の混乱も気懸かり
著者: 池田龍夫九月から十月にかけて、政治の根幹を揺るがす大事件が吹き荒れ、国民の不安を掻き立てている。「大阪地検特捜部の押収フロッピー改ざん事件」「検察審査会の小沢一郎氏強制起訴決定」の国内問題に加え、「尖閣諸島海域での中国漁船衝突」
本文を読むノーベル賞が何?
著者: とら猫イーチ細田二郎氏の「ノーベル平和賞が中国人の民主化運動の活動家へ授与された件について思う」について<ブルマン!だよね>氏が「細田二郎氏への疑問」としてコメントを寄せられています。 中国の反体制派の活動家が受賞した事実に対して
本文を読むイノセントな学者的欲求が犯す罪─「怒り」の理由
著者: 子安宣邦私の批判への島薗氏による卑小な反論に釣られて卑小な回答の言葉を連らねる愚を避けて、端的にまず私の「怒り」の理由をのべよう。 現在、「国家神道」をめぐる問題があるとすれば、「国家神道」概念の見直し論としてある。この見直し論
本文を読むノーベル平和賞が中国人の民主化運動の活動家へ授与された件について思う
著者: 細田二郎ノーベル平和賞委員会によるノーベル平和賞授与における候補者選定に関しては、従来から私は疑念を抱いてきた。平和の問題、とくに世界平和の問題に関しては、特定のイデオロギーの立場に立つ人は除外さるべきではないかという論点であ
本文を読む危機から「コミュニズム」へ 第4回
著者: 高橋順一「抑圧されたものの回帰」としての贈与と返礼への志向が、具体的には反所有・平等への志向として歴史のなかに繰り返し現れてくることは、「コミュニズム」とは何かを考える上でたいへん重要な契機となります。人類史は、一方で富の拡大と
本文を読むセルビア人のドイツへの政治亡命について
著者: 岩田昌征1968年世代のドイツ人哲学者がドイツにおける外国人氾濫によるドイツらしさの希薄化の危険性を訴えていた。 ここでは、ドイツへ移り住みたい人々が多い国々の一つ、セルビアにおけるドイツ大使ヴォルフラム・マスがこのテーマについ
本文を読むカラジチ裁判での新たな情報ーカナダ人将軍の証言
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(ベオグラード2010年10月18日)によれば、10月18日(月)、ハーグの旧ユーゴスラヴィア戦争犯罪法廷において、カナダ軍の将軍が大変に重要な証言を行った。それは、1992年‐1995年のボスニア戦争におい
本文を読む文学渉猟:1848年革命期前後のイギリスの通俗小説
著者: 合澤 清『ディケンズ短篇集』 チャールズ・ディケンズ作 小池滋、石塚裕子訳(岩波文庫1986) 僕は以前からディケンズの小説はあまり好きではない。読み終わって、それほど愉快な気持ちになったという思いもない。ずいぶん昔に読んだと思
本文を読む神風特別攻撃隊―関行男と吉田満のこと―
著者: 半澤健市太平洋戦争後半期である1944年10月、フィリピン諸島東方でレイテ沖海戦が戦われ、日本海軍の壊滅的な敗北に終わった。同月25日海軍大尉関行男(せきゆきお)は、爆装した零式艦上戦闘機(ゼロ戦)もろとも米護衛空母セント・ロー
本文を読む周回遅れの読書報告(その3)
著者: 脇野町善造なぜ本を読むかという質問は愚問であろう。報告(その2)で紹介したモームは『要約すれば』で「好奇心と知識欲とから」本を読んだとしている。もっともモームは、読書が必要欠くべからざる人間にとっては、哲学が「最も変化の多い、最も
本文を読むドイツの反米=民族主義的哲学者(ベルンド・ラベル)へのインタビューから
著者: 岩田昌征ペチャトというセルビアの週刊誌(9月24日と10月1日)にドイツの1968年世代の哲学者ベルンド・ラベルとのインタビューが連載されていた。 彼は1938年にベルリン近郊の小都市に生まれ、1953年6月におこった東ドイツの
本文を読むパラレルに生きてきて 1
著者: 水田 洋加藤周一(1919.9.19‐2008.12.5)とぼくは、同年同月に東京市の山手線(環状線)内側の住宅地に生まれた。ただし、同じ住宅地でも加藤が生まれたのは東京市内ではなく市外渋谷町金王であり、そこで開業医を営んでいた
本文を読むアジア記者クラブ設立18周年記念定例会―ビキニ水爆実験57年目の真実 『わしも死の海におった』上映
著者: 森広泰平2010年11月20日(土)18時30分~21時 明治大学リバティタワー6階1063教室 ゲスト 山下正寿さん(高知県太平洋核実験被災支援センター) 1954年に米国がビキニ環礁で行った核実験による「死の灰」汚染が、世界
本文を読む歴史の逆説ーユーゴスラヴィアの教訓
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(ベオグラード、セルビア共和国)の第一面、更に第五、六、七、八面は、10月10日に行われた「誇りのパレード」と称する1000人ほどの同性愛者たちのデモ、そしてそれに反対する「フリガン」―「 」は岩田―たちと動
本文を読む(お詫び)10日掲載の子安氏の記事中の誤字に関する誤字訂正
著者: 合澤清10月10日に「スタディルーム」に掲載いたしました子安宣邦氏の「「怒りを忘れた国家神道論』―島薗進『国家神道と日本人』批判」の中で、数か所にわたり島薗氏のお名前を「島園」と誤記した個所があり、管理ミスからそのまま掲載して
本文を読む『国家神道と日本人』への批評について――とくに子安宣邦氏の論説に応答する
著者: 島薗 進7月21日刊の奥付をもつ拙著、『国家神道と日本人』(岩波新書)が刊行され、3ヶ月ほどがたった。まだまだ内容に立ち入った書評は少ないが、直接間接にさまざまな感想・批評に接し、大いに啓発されている。感想・批評をお寄せ下さった
本文を読む周回遅れの読書報告(その2)
著者: 脇野町善造数ヶ月前に編集委員長から「会員の投稿数が極めて少ない。ちきゅう座の会員ならば少なくとも一ヶ月に2、3冊の本は読んでいるのだろうから、その書評を書いて投稿することくらいはできるはずだ」という手厳しい批判を受けた。確かに月
本文を読む人道主義とは何か?
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(セルビアの代表的新聞)の10月8日号に、あるノルウェー人の映画・テレビ監督による「ノルウェー王国政府への公開状」が載っていた。筆者は名前からみてセルビア系らしい。内容の要約は以下の如し。何月何日と明記してい
本文を読む書評:塩川喜信編集『沖縄と日米安保―問題の核心点は何か』
著者: 坂井定雄鳩山前首相は、わずか八カ月で辞任に追い込まれたが、この間に提起されたさまざまなことは、日米安保改定五十周年に際して、再検討しなければならないすべての重要問題を含んでいる。 本書はこれらの問題に立ち向かう論文・発言・資料集
本文を読む周回遅れの読書報告(その1)
著者: 脇野町善造日本経済新聞を読まなくなってから随分と時間が経った。読むといっても経済紙として読んでいたわけではない。経済紙としての同紙には1997年の夏に愛想が尽きた。1997年の年初は、世界経済に関してはほとんどの専門家、専門誌紙が
本文を読む自著(『裁判官幹部人事の研究―「経歴的資源」を手がかりとして』)を語る
著者: 西川伸一現職裁判官よる問題提起 名古屋地裁の寺西和史判事が『週刊金曜日』二〇一〇年九月三日の「論争」欄に、「裁判をしない裁判官について 特に高裁長官って何なんだ?」と題した一文を寄せた。彼が取り上げているのは、今年六月一七日に発
本文を読む10.27宇波彰読書会
著者: 事務局10月27日(水)14時45分より、明治学院大学白金キャンパス1558教室において、 明治学院大学言語文化研究所が主催します、首席フェロー宇波彰による月例読書会「記号哲学講義」が行われます。 参考URL: http://
本文を読む社会理論学会第18回総会・研究大会
著者: 岡田一郎日時:2010年11月27日(土)10:00~20:30 会場:大東文化会館401・402号室 会場費:500円 プログラム 第1部:総会 10:00─10:30 総会(会員のみ対象) 10:30―11:30 社会理論学
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