二昔前ある旧帝大系研究所で研究者総会が開かれた時、議長を務めていたリベラル文化人の所長が「諸氏は世界に開かれる市民社会をとよく言われるが、学内の文書で年号を抵抗なく用いているではないか」と多くのリベラル的・左派的研究者の
本文を読むm_sawamuraの執筆一覧
11・6 三鷹事件再審開始を求める集会
著者: 川村 潤11月6日午後5時より三鷹事件再審請求についての第2回進行協議(三者協議)が行われます。三鷹事件再審を支援する会は、「三鷹事件の真相を究明し、語り継ぐ会」と共催で、三者協議の進行状況をふまえ今後の運動を確認するために集会
本文を読むこれが[唯一の被爆国]の政府か。メディアか!
著者: 関 千枝子10月23日の毎日新聞夕刊で見逃せない記事を見た。国連総会第一委員会で、核兵器の非人道性を訴え、核使用を国際法上非合法にする努力をするよう各国に求める声明を、スイス、ノルウエー、タイなど30か国以上が合同で発表したが、日
本文を読む現実と未来―長めの論評(その5)
著者: 三上 治最近、亡くなった若松孝ニ監督は後年に優れた作品を世に送り出し大輪の花を咲かせていた。文学や芸術に歳なんて関係ないように政治にも関係はあるまい。石原慎太郎が新党の結成と国政参加をぶち上げたことに対して老害という向きもあるが
本文を読む俳文──札幌便り(3)
著者: 木村 洋平ふと、一昨年の句を見つけた。 栗一つ落ちて間もなき山路かな 奈良の大和路を歩いていた時のものだ。栗と言えば、戯れの句も詠んだ。 めずらしや栗の入った栗ご飯 家で炊いた栗ご飯の黄色いのに、なんとも言えずいい心地を覚えて。も
本文を読む11月11日(日)国会・霞ヶ関を包囲し脱原発の意志を大道に
著者: 9条改憲阻止の会2012年10月29日 連帯・共同ニュース第292号 ■ 臨時国会では政局化(政党間抗争化)した選挙日程をめぐる神経戦が展開されている。どこまで続くぬかるみぞというべき政治的混迷だがそれは深まるばかりだ。選挙がどうなる
本文を読む福永武彦『草の花』を読んで
著者: 木村洋平◆ 表題『草の花』について 『草の花』を摘んで……と書きたくなるような可憐なタイトル。小説全文のうちで、「草の花」という単語は、2箇所に出てきたと思うが、印象的なのは、次の箇所である。 「そして、時間は絶えず流れ、浅間の
本文を読むテント日誌10/24日経産前省テント広場―410日目…若松監督の通夜と告別式に出掛けた
著者: 経産前省テントひろば「いつの間に咲いて散ったか彼岸花」。なんて下手な一句をひねっているうちにぶると寒さを感じてしまう時候になっている。テントも一段と寒くなった。秋の長雨に降り込められての不寝番はもう冬だと思うほどだ。泊りだったが,若松孝二監
本文を読む『労働情報』849号(2012年11月1日号)を、10月25日(木)に発売します
著者: 『労働情報』浅井真由美■□■□■□■ 2012年11月1日号 目次 ■□■□■□■ ●時評自評 されどなお労働組合に期待して …… 熊沢 誠(研究会「職場の人権」代表) ●連載沖縄 米兵の性犯罪は絶えない 抑止力強化の副産物だ …… 由
本文を読む沖縄米兵「夜間外出禁止令」に実効性あるか
著者: 池田龍夫ルース駐日米大使とアンジェレラ在日米軍司令官は10月19日、沖縄で起きた米兵2人の強姦事件に関し、「①19日から、午後11時から午前5時まで夜間外出を禁止する。対象者は日本に滞在する全ての軍人。出張者や休暇中の者も含む②
本文を読む現実と未来―長めの論評(その4)
著者: 三上 治復興予算の流用が報道されているが、これには驚きを通りこして呆れてしまう。東日本大震災からの復興こそが今後の日本の道を決定して行くとは多くの人が語ってきたことだが、この復興予算の実態を見ているとそれとかけ離れた場所に日本の
本文を読むテント日誌10/17日経産前省テント広場―403日目…穏やかな時の流れの底には激しい渦もまたある
著者: 経産前省テントひろば友達に誘われて江の島に出掛け季節外れ(?)の花火を見た。冬の花火というのはよく耳にするが、秋の花火は初めてだった。多くの人出にびっくりしたが、花火は間近で見ると凄い迫力で堪能させてもらった。腹にずしりと来る音から幼い日の
本文を読む11・3「東京精神分析定例会」および11・17~18「ラカン現代哲学研究会」
著者: 中野正美【11月3日定例会】 ラカンのセミネール11巻の読解をさらに深めるため、そしてフランス語でラカン関係の書籍を読めるようになるために、引き続き下記のテキストを原書で読みます。やる気のある方は参加してください。テキストはこち
本文を読むオスプレイ配備抗議!10・21ヒロシマ集会
著者: 「労働情報」浅井真由美10月1日、多くの市民の抗議にもかかわらず、普天間基地に強行配備した。沖縄県民は明確にオスプレイ配備を拒否する ことを示してい る。オスプレイの配備は街のど真ん中に位置する普天間基地周辺住民だけでなく、多くの沖縄県民を不
本文を読む米兵の強姦事件で、沖縄の怒りは高まる
著者: 池田龍夫米軍基地の島・沖縄では、オスプレイ(垂直離着陸輸送機)の強行配備や普天間飛行場の移転難航で、県民の日米両政府への不信感が高まっている。そこに〝火に油を注ぐ〟ような事件が発生した。若い米海兵2人が10月16日未明、沖縄本島
本文を読む花園と廃墟
著者: あべ菜穂子朝晩、暖房の欠かせなくなったロンドンでは、花の姿がだんだん少なくなっています。夏のあいだ、住宅街であれほど旺盛に大輪の花をつけていたバラは、枝が切り込まれ、花は赤い実の「ローズヒップ」になりました。 花に代わって、赤やだ
本文を読むテント日誌10/16経産省前テントひろば402日目…人類の思いとしてのフクシマ創生!自然な呼吸としての原発全廃!(10・9紺野さん挨拶)
著者: 経産省前テントひろば平穏な一日だった。あと数日でハンスト満1ヶ月を迎える福崎さんも変わりない状態である。 日本山妙法寺の石橋上人がやってきて、福崎さんとあがりの過ごし方について話す。 先日友人からもらったA4・1枚の文章をもう一度読み返す。
本文を読む10月20日第44回草の実アカデミー【言葉の威力~ツイッター時代の川柳と社会変革】
著者: 林克明140文字(140語)の短文で発信するつぶやき(twitter)が、情報の送受信・交流に欠かせないものとなっている。 小さなつぶやきが、ときには大量の人に伝わり、社会に大きな影響力を与えるきっかけになることも可能だ。 江
本文を読む日・米・中、沖縄周辺海域の波高し
著者: 池田龍夫中国海軍の駆逐艦・潜水救難艦など7隻が10月16日朝、沖縄・与那国島南南東約40㌔の接続水域内を太平洋から東シナ海に向け北上していることが確認された。帰属問題で揺れる尖閣諸島の南方約200㌔で、中国軍艦がこの海域を航行し
本文を読むメディアの軽さと危うさ/iPS誤報騒ぎで考えたこと
著者: 藤田博司ただ「誤報騒ぎ」と呼んで済ますにはあまりに大きな失態だった。読売新聞が10月11日朝刊に大々的に伝えた「iPS細胞の心筋移植/初の臨床応用」のニュース、1面トップの記事のほか、3面の解説でも取り上げ、さらに夕刊、翌日の朝
本文を読むウイリャム・モリス~宮沢賢治の文明転換の意思と実践
著者: 林 郁ルネサンス研究所公開シンポジウム(2012年9/22・土)<大内秀明著「ウイリャム・モリスのマルクス主義」をめぐって>に参加して ウイリャム・モリス~宮沢賢治の文明転換の意思と実践 W・モリス~賢治、二人とも
本文を読む「IPS細胞移植、臨床応用」の大誤報
著者: 池田龍夫読売新聞10月11日付朝刊は、1面トップで「日本人研究者、IPS細胞を移植。初の臨床応用」と報じた。山中伸弥京大教授ノーベル賞受賞の直後だけに、誇らしいニュースと反響は大きかった。共同通信も同様記事を配信し、東京新聞・北
本文を読む現実と未来―長めの論評(その3)
著者: 三上 治IMF総会が開かれているが、中国の消極的対応と相まって印象は薄い。駅からゴミ箱が撤去されたりして、警察の警備体制が目立つだけである。日本に欧州支援の拠出金を出させるだけが目的のような総会であり、アメリカの肩替りを日本はや
本文を読む10月19日(金)は『共同幻想と今』の15回目です
著者: 三上 治昨年の5月20日(金)に吉本隆明の『共同幻想論』をテキストにした「共同幻想論と今」がスタートしました。テキストは角川書店の文庫本を使っています。 その間に吉本隆明さんが亡くなられ、僕が編集代表の一人である『流砂』でも5号
本文を読む10月28日(日)総会と11月11日(日)国会・霞ヶ関占拠へ
著者: 9条改憲阻止の会2012年10月15日 連帯・共同ニュース第291号 ■ 街では秋祭りなどの催しものが沢山だ。運動関係の催しも結構多くて週末は重なったりするから調整に大変だ。何もない寂しさに比べればいいことに違いないなのでありなるべく
本文を読む「復興予算」の勝手な流用は許せない
著者: 池田龍夫東日本大震災の復興予算が被災地の再建と無関係な事業に使われている問題が次々発覚、被災地無視の予算分捕り合戦は凄まじい。東北被災地最優先で使われるべき予算を各省が防災のためとの理屈で流用しようとの深謀遠慮には呆れ果てる。
本文を読むテント日誌10/10日 経産前省テント広場―396日目…季節も政治も温度の変わる時
著者: 経産前省テントひろば日中は温かい日も多いがやはり夜になると結構寒い。週末には多摩川に出掛け、少し遅れ気味だと伝えられる彼岸花を楽しんできた。むかし、田舎の畦道などに咲いていた彼岸花の強烈な印象が記憶にあるせいか、街中でも見かけるものは不満だ
本文を読む「中立」の裏に米国の打算
著者: 池田龍夫領土紛争について、米国務省・ヌーランド報道官は「日本と中国で一緒に解決してほしいということだ。どちらの側にもつかないが、挑発的な行動ではなく、話し合いで解決する必要がある」と述べた。またアーミテージ元国務副長官は「米国に
本文を読む子安宣邦 on Twitter 10月6日─領土問題、東アジアの新たな〈平和〉、戦後的体制の転換
著者: 子安宣邦10月6日 TBSのサンデーモーニングをわりあいよく見ている。国際問題などについての自分の考えをまとめる上で参考になる。領土問題をめぐる今朝の議論は、緊迫的停滞といった現状通りに議論も停滞していた。諸論家も匙を投げたとい
本文を読む現実と未来―長めの論評(その2)
著者: 三上 治安倍が小泉の後に首相として登板したのは2006年であった。彼は憲法改正を大きな課題として提起した。これは唐突な感じがしたが、戦後体制《レジーム》からの脱却の中心にくるものであり、彼の政治理念やビジョンと言う意味では当然だ
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