正治安岡の執筆一覧

「オーラルヒストリーにも面白くないものもある」──周回遅れの読書報告(その81)

著者: 脇野町善造

 何年か前に、宮崎勇『証言 戦後日本経済』を読んだことがある。戦後の経済計画立案の現場に立会い、「官庁エコノミスト」のトップの一人だった人物に対するオーラル・ヒストリーである。本当なら面白くないわけがない。書評での評判も

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片山さん、ずさんで、でたらめ。めちゃくちゃじゃないですか。

著者: 澤藤統一郎

稲田朋美に代わっての片山さつき地方創生相。期待にたがわぬ、目立ちぶり、おさわがせぶりである。 最初に、週刊文春が「口利き疑惑」を報じた。この人の古巣である財務省・国税局への口利きを依頼され、100万円で引き受けたという「

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【直前掲載】11/10(土)世界資本主義フォーラムのご案内 講師:小林襄治氏 テーマ:金融資本主義とグローバル資本主義

著者: 矢沢国光

●主催 世界資本主義フォーラム ●日時 2018年11月10日(土) 午後1時30分~5時 (受付開始 1時) ●会場 本郷会館 東京都文京区2-21-7 電話 03-3817-6618 http://www.city.

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「あたらしい憲法のはなし 『天皇陛下』」を読む

著者: 澤藤統一郎

周知のとおり、日本国憲法は、1947年5月3日に施行された。その年の8月、文部省は新憲法の解説書をつくっている。よく知られている「あたらしい憲法のはなし」である。新制中学校1年生用社会科の教科書として発行されたもの。当時

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11・23シンポジウム 1968年「パリの5月革命」・「プラハの春」から50年 朝鮮半島と世界のパラダイムシフトを問う

著者: 藤田五郎

〇発言者 鵜飼 哲(一橋大学教員 フランス文学・思想) 原 隆(NO-VOX Japan) 草加耕助(ジグザグ会) 〇司会 津川 勤(差別・排外主義に反対する連絡会) 〇会場 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2の6の2 

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徴用工訴訟・韓国大法院判決に真摯で正確な理解を(その3) ― 弁護士有志声明と判決文(仮訳)全文

著者: 澤藤統一郎

10月30日韓国大法院の徴用工訴訟判決が、原告(元徴用工)らの被告新日鉄住金に対する「強制動員慰謝料請求」を認容した。この判決言い渡し自体は「事件」でも「問題」でもない。主権国家である隣国司法部の判断である。加害責任者は

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11/10(土)世界資本主義フォーラム、レジメ『金融資本主義とグローバル資本主義』

著者: 小林襄治

*以下は、2018年11月10日の世界資本主義フォーラムにて報告を予定しているものです[文末にフォーラムの案内]。 (報告要旨) 現代資本主義あるいは現代世界経済について、さまざまな論者がそれぞれの言説を展開している。そ

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アベ君、ダメじゃないか。しっかりと反省し、きちんと勉強しなくっちゃ。

著者: 澤藤統一郎

アベ君、キミは昨日(11月4日)明治神宮に参拝したそうじゃないか。しかも、公用車で乗り付けて、「内閣総理大臣 安倍晋三」と肩書き記帳し、本殿ではしっかりと二礼二拍手一礼の神道形式の礼拝を行った。これは、やってはいけないこ

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【要申込】11/12(月)PARCニューエコノミクス研究会第16回 「リ・エコノミーとコミュニティ・レジリエンス─トランジション・タウンの経験から学ぶ」

著者: 紅林 進

【要申込】11/12(月) 【PARCニューエコノミクス研究会第16回】 「リ・エコノミーとコミュニティ・レジリエンス─トランジション・タウンの経験から学ぶ」 http://www.parc-jp.org/freesch

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イラワジ紙の丸山日本大使インタビューに寄せて 民主化の大道を見すえよ

著者: 野上俊明

 EUはまもなく、ロヒンギャ問題でのミャンマー政府と国軍の対応を見極め、強力な経済制裁を発動するとされています。アウンサン・スーチー氏は、日本が仲介役となりミャンマーへの経済制裁を行なわないよう関係諸国に働きかけてほしい

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韓国最高裁徴用工判決の意味するもの 冷戦体制=国家主義からの離脱に向かう韓国と(新)冷戦体制=国家主義を強める日本

著者: 矢沢国光

1. 10月30日韓国大法院(最高裁)の徴用工判決の核心は、2つある。 核心の第一は、個人としての損害賠償請求権の存在を認めたことだ。 原告(韓国人の元徴用工4人)の被告(新日鉄住金)にたいする損害賠償請求の訴えに対して

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「華氏119」が語りかける重い課題 ― 「民主主義は再生できるか」

著者: 澤藤統一郎

話題の一作、マイケル・ムーアの『華氏119』を観てきた。日本での公開が今月(11月)2日だから、比較的早い時期の観客となったわけだ。旧作『華氏911』は、「9・11後」のアメリカを描いて話題になっが、今回の題名の「119

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「正字歴史的假名遣い論者に問いたいこと」──周回遅れの読書報告(その80)

著者: 脇野町善造

 吉田一穂という詩人の作品「白鳥」が好きである。学生時代にまだ休刊になっていなかった「日本読書新聞」で「磁極30度斜角の新しい座標系に、古代緑地の巨像が現れてくる」という「白鳥」の一節を読んで、こんな詩はとても書けないと

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「改憲発議許さず」―72年目の憲法公布記念日の集会

著者: 澤藤弁護士

11月3日。文化の日である。戦後、明治節を廃しての「文化の日」とは意味深のネーミング。睦仁の誕生日を祝う時代は「野蛮」であった。天皇制の野蛮と訣別した今こそ「文化」の時代との宣言。そう理解したいところ。しかし、明治帝の時

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徴用工訴訟・韓国大法院判決に真摯で正確な理解を(その2)

著者: 澤藤統一郎

10月30日韓国大法院(最高裁に相当する)の徴用工判決。原告である元徴用工の、被告新日鉄住金に対する「強制動員慰謝料請求」を認容した。 この判決に対する日本社会の世論が条件反射的に反発しあるいは動揺している事態をたいへん

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被疑者下村博文に対する検察審査申立記者会見にて

著者: 澤藤統一郎

昨年(2017年)7月31日、阪口徳雄君、児玉勇二君ら同期の弁護士とともに東京地検特捜部に赴き、下村博文らに対する政治資金規正法違反の告発状を提出した。 その告発の内容については、同日の下記当ブログにおいて報告済みである

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11月10日(土)世界資本主義フォーラムのご案内  講師:小林襄治氏 テーマ:金融資本主義とグローバル資本主義

著者: 矢沢国光

●主催 世界資本主義フォーラム ●日時 2018年11月10日(土) 午後1時30分~5時 (受付開始 1時) ●会場 本郷会館 東京都文京区2-21-7 電話 03-3817-6618 http://www.city.

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ウソとごまかしの「安倍政治」総検証 ― 院内集会ご案内

著者: 澤藤統一郎

「ウソとごまかしの『安倍政治』に終止符を!」 アピール運動の署名集約集会として、呼びかけ人が主催する集会です。 2018年12月3日(月)18時~20時(17時30分開場) 衆議院第1議員会館 地下1階「大会議室」 丸ノ

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11/2(金)世界一高い供託金の廃止を!! 立候補する権利をみんなの手に!「供託金違憲訴訟」第10回裁判 @東京地裁

著者: 紅林 進

世界一高い供託金の廃止を!! 立候補する権利をみんなの手に! 「供託金違憲訴訟」第10回裁判 日時:2018年11月2日(金)14:00~ 場所:東京地裁103号法廷 いよいよ裁判も大詰め!原告の本人尋問が行われます。

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11・18 第13回 市東さんの会シンポジウム「非道を、ふたたび許さない──三里塚の農地取り上げ」

著者: 林 一輝

11月18日(日)午後1時15分開場 文京区民センター 成田空港会社(旧空港公団)が、ふたたび暴力による「土地収用」をねらっています。その不当を訴えてきた裁判(請求異議裁判)の判決が、12月20日に千葉地裁で行われます。

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《ポピュラライザーの含羞と任務》-社会的分業に現われる人間能力の普遍性-

著者: 内田 弘

[同窓会での恩師の思い出話] 最近、故郷の高校が創立140周年を迎え、その機会に同学年の同窓会がその日の午後にあった。その懇親会で恩師のことが話題になった。同じ英語の恩師でも、(1)明快な授業をする恩師と、(2)なぜか恥

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忘れてもいいことと、忘れてはならないこと──「周回遅れの読書報告」(その79)

著者: 脇野町善造

 古い記録の整理をしていると、全く記憶のないメモが出てくる。もう他界されたある大学の教員とかつて話すたびに、そして手紙を貰うたびに、この大学教員は記憶力の低減を嘆いていた。そんなに酷くなるものかと、訝しく思ったことを覚え

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牛飼いも大工も農民も漁民も、それぞれの目線で憲法を読み語れ。

著者: 澤藤統一郎

 牛飼が歌よむ時に 世の中の 新しき歌 大いに起る アララギに拠った伊藤左千夫のご存じの歌。「伊藤左千夫歌集」巻頭の一首だそうだ。この著名な一首を本歌として、ひねってみた。  大工らが日本国憲法よむ時に 自由と人権 大い

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吉田嘉明尋問採用決定は次回(19年1月11日)法廷に持ちこし ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第139弾

著者: 澤藤統一郎

次回法廷は2019年1月11日(金)午前11時00分 東京地裁415号法廷(東京地裁・4階、どなたでも傍聴できます) 吉田嘉明人証採用決定の法廷です。傍聴にお越しください。 DHCと吉田嘉明が、私(澤藤)を被告として60

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