正治安岡の執筆一覧

人は「日の丸・君が代」を押しつけられて生くべきものにあらず

著者: 澤藤統一郎

「人はパンのみにて生くるものにあらず」は、古今を通じての出色の名言。 マタイ伝の文語訳では、「人の生くるはパンのみに由るにあらず、神の口より出づる凡ての言に由る」となっているそうだが、これは凡人の一文。後半を切り捨てるこ

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憲法の砦としての司法に対する信頼を損ねているのは、いったい誰なのだ

著者: 澤藤統一郎

一昨日(10月17日)、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人最高裁長官)は東京高裁岡口基一裁判官に対する分限裁判で、同裁判官を戒告した。そのツイッター投稿が裁判所法49条にいう「(裁判官の)品位を辱める行状」に当たるとしたのだ

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安倍晋三から自衛隊員諸君に朗報をお伝えする。自衛隊は「災害救助隊」に、防衛省は「災害救助省」に衣替えします。

著者: 澤藤統一郎

観閲式に臨み、自衛隊最高指揮官内閣総理大臣安倍晋三から敬愛する自衛隊員諸君に対する訓示の機会を借りて、重大かつ慶賀な発表を申しあげる。 冒頭、この夏に相次いだ自然災害によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとと

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イエス・ワコール、ノー・DHC

著者: 澤藤統一郎

「『実習生の人権侵害ないか』ワコール、委託先に異例調査」「人権軽視は経営リスク…実習生制度に批判、企業も危機感」という本日(10月15日)の朝日デジタル記事。これは立派なものだ。まずは、ワコールに敬意と賞讃の意を示したい

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国策に加担する司法を問うーー第49回司法制度研究集会へのお誘い

著者: 澤藤統一郎

日本民主法律家協会は、自らを以下のとおり紹介している。  1961年10月の結成以来、一貫して憲法を擁護し、平和と民主主義と人権、そして司法の民主化を追求する運動の先頭に立ってまいりました。 協会がメインの守備範囲と定め

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「とんでもない誤訳」──周回遅れの読書報告(その77)

著者: 脇野町善造

 ネットル『ローザ・ルクセンブルク』を知人から借りた。それを読んでいたら、上巻142頁~143頁にローザ・ルクセンブルクの(ベルリンに移住した直後の)日常が彼女の手紙からの引用という形で記されていた。この原文は少し前に読

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《藤田嗣治像のコペルニクス的旋回》-富田芳和著『なぜ日本はフジタを捨てたのか』の衝撃-

著者: 内田 弘

[不可解なスキャンダル] 藤田嗣治(フジタ・ツグハル:1886-1968)の回顧展が最近終わった。  不可解なことに、回顧展のたびに、藤田嗣治(以下、フジタを記す)はつぎのようなスキャンダルがつきまとう。 《なるほど、フ

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東京南部法律事務所創立50周年記念レセプション

著者: 澤藤統一郎

昨夕(10月11日)、東京南部法律事務所創立50周年の記念レセプションが開かれた。大田区産業プラザのコンベンションホールを一杯にした大勢の人々の温かい祝意に包まれたよい会合だった。 私は、同事務所の創立メンバーではないが

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【再】10.21(日)マルクス生誕200年シンポジウム「カール・マルクス、その現代的意義を問う」

著者: 紅林 進

日 時:10月21日(日) 会 場:専修大学(神田校舎)7号館 (3階 731教室ほか) 〒101-8425 東京都千代田区神田神保町3-8  JR「水道橋駅」西口より徒歩7分  地下鉄東西線、都営新宿線、半蔵門線「九段

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「資本の論理」を野放しにさせない「憲法の人間性」

著者: 澤藤統一郎

資本主義というものは合理的な経済システムである。個別資本が、それぞれに最大限利潤を追求するための合理的判断を重ねていくプロセスでもある。資本の合理的判断は本質的に冷酷なものであって、ヒューマニズムとは無縁というべきである

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無責任きわまりない麻生太郎氏の財務大臣留任に抗議し、即刻辞任を求めます

著者: 澤藤統一郎

2018年10月9日 財務大臣 麻生太郎 様  無責任きわまりない麻生太郎氏の財務大臣留任に抗議し、即刻辞任を求めます 森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会  10月2日に発足した第4次安倍改造内閣で麻生太郎氏が財務

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「普天間基地県外移転『容認』」の小金井市議会陳情について

著者: 澤藤統一郎

琉球新報が、「『共産は主義主張優先』 陳情提出書、批判と落胆 小金井市議会「普天間」意見書見送り」という記事を掲載している。 批判されているのは、小金井市議会共産党市議団(4名)の姿勢。当初は「普天間意見書」の陳情要請に

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49年前は「司法反動阻止」、今や「安倍改憲阻止」。

著者: 澤藤統一郎

10月3日気の置けない友人弁護士10名余と函館に宿泊して旧交を温めた。49年前に司法修習同期をともにした同窓会である。「司法反動阻止」や「阪口君罷免撤回」の運動をともにした親しい仲間だけの集まり。 思いがけなくも、集合は

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「道々の者が消えた」──周回遅れの読書報告(その76)

著者: 脇野町善造

 「定住漂泊」という言葉が好きである。もっと絞って言えば、「漂泊」が好きである。最近まるでそれが出来なくなったから、余計に憧れているのかもしれない。しかし、私が小さい頃にはまだ見かけた、漂泊の人たち(「道々の者」)がすっ

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柴山昌彦くん、愚かなキミには文科大臣は務まらない。

著者: 澤藤統一郎

第4次安倍内閣への呼称が定まらない。 「もり・かけ反省拒否宣言内閣」「論功行賞内閣」「旧友復活内閣」「旧悪再生内閣」「在庫一掃内閣」「閉店セール内閣」「全員右投げ右打ち野球内閣」「右側エンジン全開内閣」「無適材不適所内閣

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新宿農場 「越後いろりん村」から初めて米が届くよ~

著者: 村尾知恵子

 毎週日曜日、午後4時頃になると、都庁横に、路上の仲間に届けるおにぎりが到着する。新宿連絡会(新宿野宿労働者の生活・就労保障を求める連絡会議)の高田馬場事務所で作られて、運転手くまさん(ニックネーム)たちが運んでくれる。

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憲法と落語(その5) ― 「てれすこ」は、権力分立のない社会の噺

著者: 澤藤統一郎

てれすこは、子どもの頃からラジオでよく聞いた。さして面白い噺ではない。何度聞いても、オチがよく分からなかった。不粋にオチを説明されても…、やっぱりよくは分からない。分かったようでも面白くはない。 「圓生百席」のCDで聞く

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私が出会った弁護士(その4) ― 戸田謙

著者: 澤藤統一郎

戸田謙さんは、私が師事した弁護士である。本当にお世話になった。 私は1968年の司法試験に合格した。あれから、ちょうど50年になる。翌69年3月末に在学満6年の大学を中退して、翌4月最高裁司法研修所に第23期司法修習生と

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「浜の一揆」訴訟、仙台高裁の法廷で ― 「漁業の民主化」とは何か

著者: 澤藤統一郎

控訴人ら訴訟代理人弁護士澤藤大河から口頭で意見を申しあげます。 本日陳述の準備書面(1)は、本件の主たる争点である漁業調整のあり方に関して下記4点の主張を行うものです。 第1 漁業調整の基本理念は漁業法の目的規定にある「

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■■10.27世界資本主義フォーラムのご案内■■ 講師高橋均さん(ラテンアメリカ・カリブ地域史、元東京大学教授) テーマ「中南米の歴史」

著者: 矢沢国光

●主催 世界資本主義フォーラム ●日時 2018年10月27日(土)午後2時~5時(1時半受付開始) ●会場 文京区立湯島地域活動センター洋室B 文京区本郷七丁目1番2号文京総合体育館内電話03-3813-6554 ht

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