10月20日投開票の第48回総選挙。あれから既に1か月余が過ぎた。自分なりに腑に落ちる総括をしなければと思いつつ、なんとも落ちつかぬままで、まとめきれない。総括の最重要問題は共闘のあり方だ。 世論調査に表れた民意はけっし
本文を読む正治安岡の執筆一覧
会計検査院報告書を読むーやはり背任罪は成立する
著者: 澤藤統一郎会計検査院のホームページに、検査報告書「学校法人森友学園に対する国有地の売却等に関する会計検査の結果について」が掲載されている。 http://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/29/h
本文を読む本夕澁谷で慰安婦に献げるキャンドルアクション 「女性に対する暴力撤廃の国際デー」にちなんで
著者: 澤藤統一郎ご存じだろうか。本日11月25日は、国連で定めた「女性に対する暴力撤廃の国際デー」にあたる。本日澁谷で、この日にちなんだ従軍慰安婦に献げるキャンドルアクションが行われる。 この日の由来は、ドミニカの独裁者ラファエル・トル
本文を読む周回遅れの読書報告(その35) 芸術と芸能の間
著者: 脇野町善造石川淳の作品と言えば、『普賢』や『焼け跡のイエス』を思い出すのが普通であろうが、そういう作品には強い印象はない。「夷齋」という名で発表された随筆だけが記憶に残っている。その一つ『夷齋俚言』のなかで、石川は次のように言っ
本文を読む東京高裁『スラップ違法判断紙一重』判決の紹介 ー 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第111弾
著者: 澤藤統一郎一昨日(11月22日)東京高裁第11民事部(野山宏裁判長)が名誉毀損訴訟で注目すべき判決を言い渡した。私は判決書きを入手していないので、複数報道を読む限りでのことだが、判決中の説示とされているものが裁判官の心証をよく表し
本文を読む11月25日世界資本主義フォーラム・加々美報告(要旨)
著者: 矢沢国光第19回党全国大会と習近平体制のゆくえ 集団指導体制の否定と個人独裁の確立 2017年11月25日立正大学経済学部 加々美 光行(愛知大学名誉教授) 毛沢東独裁との違い:カリスマ独裁の欠如。
本文を読む日民協・司研集会に、司法の嵐の時代を想う
著者: 澤藤統一郎本日は、第48回の日本民主法律家協会・司法制度研究集会。今回はこれ以上はない大きなテーマ。「憲法施行70年・司法はどうあるべきか―戦前、戦後、そして いま」。戦前・戦後の司法制度に詳しい内田博文教授(神戸学院大学・九州大
本文を読む本件では瑕疵担保責任は生じないー森友学園への土地譲渡に代金値引きの理由はない。
著者: 澤藤統一郎森友学園事件も加計学園事件も、うやむやのうちに幕引きをしてはならない。徹底した追求が必要だ。世論もメディアも矛を収めてはならない。国会も会計検査院も本気にならねばこの国は腐ってしまう。そして、最後の切り札が刑事司法。そろ
本文を読むどう考えても、「国旗・国歌(日の丸・君が代)」強制は違憲だ
著者: 澤藤統一郎東京「君が代」裁判(第4次訴訟)の控訴理由書提出期限が12月18日とされて、俄然忙しくなっている。 課題として獲得すべき判決は二つ。「日の丸・君が代」強制が違憲であることの判決。あるいは、停職・減給だけでなく戒告も裁量権
本文を読む2017年11月25日 中国政治・加々美光行・世界資本主義フォーラムのご案内
著者: 矢沢国光主催 世界資本主義フォーラム 日時 2017年11月25日(土) 午後2時~5時30分 会場 立正大学品川(大崎)キャンパス 9号館 951教室 〒141-8602 東京都品川区大崎4-2-16 TEL:03-3492
本文を読む住宅再私有化をめぐる階級闘争――2010年代ワルシャワ、ヨランタ焼殺事件――
著者: 岩田昌征11月2日(木)、ワルシャワに着いた翌日であるが、有力新聞ガゼータ・ヴィボルチャ(選挙新聞)に興味深いテーマの記事「ナビエルスカ通りの再私有化は私達に何を示したか」に目が止った。マグダ・ブジェスカなる中年女性がワルシャワ
本文を読む『ふるさとを返せ 津島原発訴訟』弁護団紹介
著者: 澤藤統一郎そのときどきに時代を映す訴訟というものがある。志ある若手弁護士は、そのの時代にふさわしい「時代を映す事件」に取り組む。それは、公害であったり、薬害であったり、大規模消費者被害であったり、情報公開請求訴訟であったり。あるい
本文を読む住宅国有化をめぐる階級闘争――1920年代モスクワ、ブルガーコフの『犬の心臓』を観る――
著者: 岩田昌征11月5日(日) ワルシャワの劇場テアトル・フスプルチェスヌィ(現代劇場)にてミハイル・ブルガーコフ(ポーランド語ではブルハコフ)の小説『犬の心臓』を観た。ブルガーコフが『巨匠とマルガリータ』の作者だと言う位の知識だけ
本文を読む時代を映す入学試験問題ー戦時と今と
著者: 澤藤統一郎旺文社「蛍雪時代」は、私の世代には懐かしい大学受験情報誌。とりわけ、田舎の非進学高にあって国立大学進学を夢みていた私にとっては、唯一の受験情報源だった。なめるように読んだ憶えがある。世話になったという思いは強い。 だから
本文を読む社会学者の見たマルクス(連載 第6回)
著者: 片桐幸雄この連載で紹介するのは、フェルディナント・テンニース(Ferdinand Tönnies, 1855年7月26日 – 1936年4月9日)の、 Marx. Leben und Lehre (Lichtenstein, J
本文を読む自民党の「合区解消改憲案」の前途に暗雲
著者: 澤藤統一郎第48回総選挙は、形の上では「改憲派圧勝」だった。安倍政権にとっては念願の改憲実現に向けての絶好のチャンス。改憲へ具体的な一歩を踏み出さねばならない。時期を失すれば改憲世論はジリ貧となり、永遠に改憲の機会を逃すことにもな
本文を読む周回遅れの読書報告(その34) クレジット・アンシュタルトの危機と破綻
著者: 脇野町善造竹森俊平が『中央銀行は戦う』という本を書いたことがある。この本の中で竹森は、中央銀行でもない、クレジット・アンシュタルト(オーストリア)にかなりの頁を割いて、説明をしている。1931年5月の同行の危機(「破綻」と言われ
本文を読む森友・加計・丁寧・謙虚、もうそんなの必要ない
著者: 澤藤統一郎本日の衆参各院本会議。首相の所信表明演説があった。森友も加計も、まったく触れられることはなかった。おかしいじゃないか、謙虚な姿勢で丁寧に説明すると言っていたはず、などと言っている自分の甘さが恥ずかしい。そんなのウソだと分
本文を読むDHCスラップ2次訴訟口頭弁論の傍聴をー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第110弾
著者: 澤藤統一郎DHCスラップ2次訴訟(反撃訴訟)の口頭弁論期日は12月15日(金)。ぜひ、多数の方の傍聴をお願いいたします。 閉廷後の報告集会の場所が決まりました。東京弁護士会504号室(5階)です。 報告集会では、木嶋日出夫さん(長
本文を読む変えよう選挙制度の会12月例会「自民党は、なぜ選挙に強いのか?~その秘密を探ってみよう~」
著者: 紅林進変えよう選挙制度の会 12月例会 日時:12月6日(水)18:30~20:30 テーマ:「自民党は、なぜ選挙に強いのか?~その秘密を探ってみよう~」 報告:田中久雄さん(変えよう
本文を読む反動・石田和外最高裁長官が鍛えた23期司法修習の仲間たち
著者: 澤藤統一郎一昨日(11月13日)奈良で、心許す仲間だけの同期会を開いた。 参加者は、1969年4月から71年4月までの修習をともにした23期の13人。当時の修習生活動をともにした仲間。最初の出会いが、48年前のことである。当時はみ
本文を読むシステム対抗とコンフリクト-20世紀:対抗システムの追求とその失敗/21世紀:成否の彼方の対抗nonシステム-
著者: 岩田昌征以下の論稿は、2015年10月24日(土)、法政大学市ヶ谷キャンパスで催された「社会・経済システム学会」第34回大会での記念講演である。 ロシア十月革命百周年である。 ここに提示する私の記念講演は、ロシア二月革命よりも十
本文を読む安倍首相の「加憲的九条改憲論」に欺されてはならない。
著者: 澤藤統一郎本日は定例の「本郷・湯島九条の会」の街頭宣伝行動の日。だが、あいにく、私は東京にいない。代わって、澤藤大河がマイクを握った。下記の内容であったという。 ご通行中の皆さま。恒例の「本郷・湯島九条の会」からの訴えです。 安倍
本文を読む「核兵器のない世界を求めてー反核平和をつらぬいた弁護士 池田眞規」出版記念の会
著者: 澤藤統一郎池田眞規さんが亡くなられたのが、昨年の今日2016年11月13日。 池田さんをご存じない方は、当ブログの下記記事(2016年11月16日)をご覧いただきたい。 池田眞規さんを悼む http://article9.jp/w
本文を読む第48回 日民協・司法制度研究集会ご案内
著者: 澤藤統一郎日本民主法律家協会の秋の行事として定着している司法制度研究集会(「司研集会」)が、今年で48回目となる。今回のテーマは、「憲法施行70年・司法はどうあるべきか―戦前、戦後、そして いま」。 憲法施行70年というスパンで日
本文を読むDHCスラップに反撃の反訴状提出 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第109弾
著者: 澤藤統一郎昨日(11月10日)、DHCスラップ第2次訴訟弁護団は、東京地裁民事第1部に損害賠償請求の反訴状を提出した。平成29年(ワ)第30018号債務不存在確認請求事件(原告DHC及び吉田嘉明・被告澤藤)を本訴とする反訴であるが
本文を読む周回遅れの読書報告(その33)日本における民衆による武装蜂起の呼びかけ
著者: 脇野町善造吉野源三郎は『君たちはどう生きるか』(岩波文庫)で知られているが、彼は編集者でもあった。そして『職業としての編集者』(岩波新書)という本を残している。何が語られていたかはほとんど忘れたが、次の一節だけは、内容の特異さで
本文を読む日本軍による久米島住民虐殺事件
著者: 澤藤統一郎本日のブログは、宮川泰彦さんの論稿「日本軍による久米島住民虐殺事件」の転載。 宮川さんは、かつて東京南部法律事務所という共同事務所で席を並べた同僚弁護士。沖縄出身で、父君も自由法曹団員弁護士と聞いていた。沖縄出身の弁護士
本文を読むありがとう。みんなあなたのおかげです。
著者: 澤藤統一郎叩かれ続けて逃げまくり それでも選挙に勝てたのは 北朝鮮のおかげです 核とミサイルぶっ放す 金正恩さんよありがとう 改憲発議の議席数 危ない選挙でとれたのは 北朝鮮のおかげです 核とミサイルもてあそぶ 金正恩さんよありが
本文を読む学校儀式における「日の丸・君が代」の呪縛
著者: 澤藤統一郎本日(11月8日)の赤旗「学問文化」欄に、有本真紀立教大学教授の「学校儀式」に関する論文が掲載されている。連載企画「統制された文化」の一論稿。タイトルは、「権力を追認させ批判くじく」とつけられている。簡潔に学校儀式の歴史
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