先日、田舎(大分)に用事があり一時帰郷した。 その折、大分大学名誉教授の安岡正義さんとお会いし、色々とこちら(大分)での活動状況について伺うことが出来た。 今、東京ではちょっとした集会、研究会でもなかなか人集めが大変で、
本文を読む正治安岡の執筆一覧
第54回 憲法を考える映画の会『主戦場』(12月8日)のご案内
著者: 憲法を考える映画の会いつもお世話になっております。 12月8日に予定している第54回「憲法を考える映画の会」のご案内をさしあげます。 今回は、「慰安婦問題」論争を描いた映画『主戦場』を上映します。 11月初めの「KAWASAKI しんゆり映
本文を読む「これが民主主義の力だ。民主主義の津波だ」 ー おめでとう香港! おめでとう民主主義!
著者: 澤藤統一郎世界が見つめた11月24日の香港区議会議員選挙。「民主派」の圧勝となった。香港市民に、祝意と敬意を表したい。もちろん、この先の険しさは予想されるところだが、取りあえずの勝利に乾杯である。 香港区議選は4年に1度行われ、1
本文を読む教皇のスピーチに共感。― 「軍拡は途方もないテロ行為」。「核の傘の下で平和を語る偽善」。
著者: 澤藤統一郎来日中のローマ教皇が話題となっている。その話題性は、伝統や権威の誇示によるものではない。容貌でも服装でも車でもない。平和を希求する真摯なメッセージの内容にある。虚仮威しの臭み芬々だった天皇交替儀式を見せつけられたあとだけ
本文を読む想像と論理の間で――カイヨワ『蛸』を読む
著者: 猪股無限『戦争論』などで知られる20世紀のフランスの思想家、ロジェ・カイヨワ(1913-1978)が書いたこの書物は表題の通り、蛸について書かれた書物である。私たちはこの生き物について何を知っているだろうか。イカなどの仲間で頭
本文を読む12/22(日)社会主義理論学会第83回研究会(明治大学駿河台校舎リバティタワー)
著者: 紅林 進社会主義理論学会第83回研究会のご案内 日時:2019年12月22日(日)午後2時~5時 会場:明治大学駿河台校舎リバティタワー1075教室(JR御茶ノ水駅下車) アクセスマップ https://www.meiji
本文を読む─ 司法の危機の時代から50年─ そして今は。
著者: 澤藤統一郎本日、第50回司法制度研究集会。総合タイトルが、「今、あらめて、司法と裁判官の独立を考える─ 司法の危機の時代から50年─」というもの。よく準備されて充実したシンポジウムであり、盛会でもあった。 もちろん回顧のための集会
本文を読む映画「私の知らないわたしの素顔」を見る
著者: 宇波 彰去る2019年11月2日に,私はサフィ・ネブー監督のフランス映画「私の知らないわたしの素顔」(2019年)を試写で見た。ジュリエット・ビノシュ主演の映画である。会場でもらったパンフレットによると、監督のサフィ・ネブーはフ
本文を読む12・14風の会・公開学習会『原発のない女川へ~地域循環型の町づくり~』出版記念講演
著者: 松田健二講 師:半田正樹さん(東北学院大学名誉教授) 日 時:2019年12月14日(土)18:30~20:30 会 場:仙台市市民活動サポートセンター6Fセミナーホール 地下鉄南北線「広瀬通駅」西5番出口 参加費:500
本文を読む「また出た アキエ」「アキエ 私人か公人か」「御苑の空は」
著者: 澤藤統一郎「また出た アキエ」 出た出た アキエ 懲りない懲りない まだ懲りぬ 相も変わらぬ アキエ 隠れた 雲に 黒い黒い 真っ黒い 墨のような 疑惑 また出た アキエ 私人公人
本文を読む11/23(土)東京グラムシ会・グラムシを読む会11月例会「左派ポピュリズムの台頭」
著者: 紅林 進<東京グラムシ会・グラムシを読む会11月例会のご案内> https://gramsci-tokyo.amebaownd.com/posts/7291396 日 時: 2019年11月23日(土)午後2時~5時 会 場:
本文を読む書評:『ロシア革命』/和田春樹による「ロシア二月革命史研究」の集大成
著者: 合澤 清『ロシア革命-ペトログラード1917年2月』和田春樹著(作品社2018) 膨大な資料(参考文献)を読み込み、事実関係の叙述にあたっては、逐一関連事項をロシア語の新聞、雑誌、書籍など可能な限りでの一次資料で後付け、2000
本文を読む海外軍事産業と安倍政権の目には、「日本はすでに憲法改正」なのだ。
著者: 澤藤統一郎「幕張メッセで大規模武器見本市」のニュースは、聞き流していた。苦々しいことではあるが、今さら騒ぐほどのことでもあるまい。そう高を括っていた。 しかし、本日(11月21日)の赤旗の報道に驚いた。見出しが、「『日本はすでに憲
本文を読む【要申込】11/26(火)グローバル経済と民主主義の行方?多国間主義の危機、米中貿易戦争・日米FTA、そして日本の進路とは?
著者: 紅林 進【要申込】11/26(火)グローバル経済と民主主義の行方?多国間主義の危機、米中貿易戦争・日米FTA、そして日本の進路とは? http://www.parc-jp.org/freeschool/event/191126.
本文を読む天皇への態度こそは、精神のリトマス試験紙である。
著者: 澤藤統一郎とあるメーリングリストで、こんな投稿に出会った。 自ら文化人とか知識人と自任しているであろうマスコミに登場する人達の実態は天皇制に対する立ち位置で簡単に判別できる。憲法の本質から外れる天皇制を容認するのか否か。これが、
本文を読む阿Qとは誰か―魯迅が名前「阿Q」に込めた意味を解読する―
著者: 内田 弘[阿Qとは誰か] 魯迅の数多い小説のなかでも『阿Q正伝』が魯迅の代表作であることは、魯迅の大方の読者が認めるであろう。 ところで、肝心の阿Qとは、いったい誰なのか。魯迅自身、『阿Q正伝』の冒頭の「第1章 序」で、阿Qと
本文を読む安倍長期政権という日本の不幸と国民の責任
著者: 澤藤統一郎安倍晋三の首相としての通算在任日数が本日(11月19日)で2886日を数え、憲政史上最長タイとなったと報じられている。めでたくも何ともない。日本の不幸がこれだけ続いたということだ。 長期政権の理由を穿鑿すれば、小選挙区制
本文を読む真正の人道は地勢と共に存在すべき――田中正造・第1部(4)
著者: 野沢敏治3 「日本資本主義」が生んだ公害 市兵衛の革新的な経営は見事であった。だがそれが銅山に接する渡良瀬川の流域に大変な被害をもたらす(ここでは労働問題は別にしておく)。足尾町近辺から北の松木村にかけて、そして渡良瀬川の中流
本文を読む暴論 ― 「神社は宗教に非ず」「宮城遙拝は臣民たるの義務である」
著者: 澤藤統一郎「大嘗祭は皇室の伝統行事であって宗教行事ではない。」「神道儀礼は、日本の風習に過ぎず信仰とは無縁である」「神道には、教祖も教典もないから宗教ではない」。などという大真面目な議論が交わされている。これは、大日本帝国憲法時代
本文を読む大嘗祭に国費の支出は明白な違憲行為。だが、問題は裁判で争うにはハードルが高いことにある。
著者: 澤藤統一郎大嘗祭こそが、日本国憲法の政教分離原則が想定する典型的な宗教行事であり、国費を投じて国家行事としてこれを行うことが違憲として禁じられていることは、明々白々と言ってよい。これを許容するなら、憲法の政教分離は空文に帰すること
本文を読む楊継縄『文化大革命五十年』(岩波書店)を読んで
著者: 大谷美芳すさまじい暴力と死者。人口8億(当時)の大国における革命と反革命、そこで革命が崩壊して敗北。その結果である。毛沢東思想・継続革命論は革命を指導できなかった。なぜか? ①2つの政治勢力の折衷主義 「毛沢東が大衆を立ちあ
本文を読む失敗総選挙:自滅に向かう民主主義
著者: 童子丸開バルセロナの童子丸開です。日本語ではめったにニュースになることのないスペインの様子ですが、いま世界で起こりつつある根本的な変化が、この欧州の隅っこにある特殊な国でどんな具合に顔を現しているか、ご覧いただきたいと思います。
本文を読む「香港での弾圧の即時中止を求める」
著者: 澤藤統一郎香港の事態が頭から離れない。大国中国の権力に対峙し、民主主義を求めて立ち上がった香港の人びとに心からの敬意を惜しまない。遠くからの声援を送りたいが、これ以上の犠牲を出して欲しくはない。胸が痛むばかり。 いったい中国はどう
本文を読む憲法の構造として「卵黄と卵白」をイメージしよう。
著者: 澤藤統一郎日本国憲法の全体像を図形的にどうイメージするか。こういうことを考えてみることは、楽しい作業である。もちろん飽くまでもイメージに過ぎないものだが、憲法の基本構造をどう把握し、憲法各パートの関連をどう理解するか、自分なりの憲
本文を読む大嘗祭を国家の行事としてはならない。国費を投じてはならない。
著者: 澤藤統一郎本日(11月14日)の夕刻から明日未明にかけて「大嘗祭」の中心行事だという「大嘗宮の儀」が催される。実のところ、大嘗宮の奥まった密室で新天皇が何をするのかは窺い知れない。何しろ、「秘儀」とされているのだから。「秘儀」では
本文を読む「桜を見る会」と「勲章」も同じ構図では
著者: 内野光子今年の文化功労者の中に、歌人の馬場あき子の名があったし、秋の叙勲では永田和宏が歌人として瑞宝中綬章を受章していた。<注1>上に「文化」が付こうと「芸術」が付こうが国が取り仕切る栄典制度の一環である。拙著でも何度か触れてい
本文を読む11.23(土)~12.7(土)福田緑写真展 祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く
著者: 大井 有場所:ギャラリー古藤 〒176-0006 練馬区栄町9-16 ☏:03-3948-5328(武蔵大学正門斜め前) 西武池袋線 江古田駅南口徒歩6分 都営地下鉄大江戸線 新江古田駅A2出口徒歩10分 西武有楽町線 新桜台2
本文を読む桜散る 水に落ちたる 犬の背に
著者: 澤藤統一郎来年(2020年)4月の「桜を見る会」は、中止になったという。これは、明らかに急速に盛り上がった「安倍晋三の行政私物化糾弾」世論の成果である。と同時に、一定の譲歩をもって、これ以上の世論の追及を交わそうという戦術でもある
本文を読む「桜を見る会」への批判を ー 「究極の行政私物化」「選挙民を税金で買収」「記録の廃棄」
著者: 澤藤統一郎安倍晋三の「桜を見る会」悪用疑惑。一挙に大問題となってきた。今度こそ、徹底追及して事実を究明し、傲った政権にピリオドを打ちたい。 本日の本郷三丁目交差点での「湯島本郷九条の会」の宣伝活動でも、すべての弁士が「安倍9条改憲
本文を読む王妃に対する国民の熱狂とその後
著者: 澤藤統一郎昨日(11月10日)のこと。普段の日曜日には都心を散歩するのだが、この日の都心の空気は穢れているとの思いもあり、不愉快な警備や人出も避けたくもあって、早朝から郊外に疎開していた。もうよかろうと疎開先からの帰途、貴重な経験
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