評論・紹介・意見の執筆一覧

「NHK経営委員会よ。森下俊三よ。公的機関としての自覚はあるのか」

著者: 澤藤統一郎

(2021年3月6日) 本日(3月6日)の毎日新聞夕刊の第5面(放送欄)に、「問われる公的機関の自覚」の大きな見出し。「公的機関」とはNHKのこと。「NHKよ。汝に公的機関としての自覚はあるのか」と、問うているのだ。 h

本文を読む

ミャンマー 雄々しききみは斃(たお)れぬ、尊き自由と民主主義のために

著者: 野上俊明

 国連の発表では、3月4日現在、北はミッチーナから南はベイまでミャンマーの主立った都市で、街頭の反クーデタ行動に参加していた若者らが、すでに54名、国軍の忌まわしい凶弾に倒れた―死に瀕する重傷者も多いという。若者たちはみ

本文を読む

ワクチン、治療薬、そしてオリンピックをめぐる雑感

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(331)―― まずワクチンについて  テドロス世界保健機構(WHO)事務局長によれば、世界のワクチン供給は、世界人口の16%にすぎない富裕国が全体の60%を購入しているのに対し、ほとんどの低所得国には

本文を読む

「コロナだから、やむなく中止」という消極論ではなく、「五輪への本質的批判」としての積極的中止論を。

著者: 澤藤統一郎

(2021年3月5日) 昨日(3月4日)の当ブログを読み返してみた。最終行が「声を上げよう。『東京オリパラは、早急に中止せよ』『政府も自治体もコロナ対策に専念せよ』」と結論を述べている。これが、なんとなく物足りない。 読

本文を読む

その後のハンガリー「コロナ事情」と体制転換が医療にもたらしたもの

著者: 盛田常夫

現在の「コロナ事情」  ヨーロッパのコロナ状況は第3波に入ったと言われている。ハンガリーでも、一時期の低減傾向から再び感染者の上昇が始まっている。幸い、死者の数に大きな変動はないが、感染者の数がここに来て急激に増えている

本文を読む

SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】413 世界で2番目の麻薬大麻合法産業国・モロッコ

著者: 平田伊都子

 大麻は、<大麻取締法>により、日本では不法になっています。 が、大麻は世界中に自生する植物で、古代ペルシャでは儀式で大麻が、オリンピックの聖火のように燃やされていました。 明治時代の1887年には北海道製麻株式会社(後

本文を読む

ミャンマー情勢 弾圧に屈せず、自由の経験は国民に勇気をあたえた!

著者: 野上俊明

 国連は2/28日曜日に、ミャンマーでの軍事クーデタに対する全国的な抗議行動に対し、少なくとも18人を射殺し、30人以上を負傷させたと発表した。ヤンゴンでもはじめて犠牲者が出た。国軍系のテレビは、軍と警察に対し実弾射撃は

本文を読む

「反省」だけならサルでもできる、だが「サル芝居」は3日間しか続かなかった、 山田真貴子内閣広報官の辞職が意味するもの 

著者: 広原盛明

 2月25日、7万円接待問題に関する国会予算委員会での山田真貴子内閣広報官の答弁を聞いて、瞬間「反省だけなら猿でもできる」というCMを思い出した。猿の調教師が「反省!」と言ったら、猿が目の前の机に片手を付いて首を垂れると

本文を読む

「かいかい 死期」「すぽ お通夜」 ー 超絶短詩による東京五輪の墓碑銘

著者: 澤藤統一郎

(2021年3月3日) なるほど、なるほど。いや面白いし、楽しい。言葉遊びもこの水準まにまでなれば、遊戯の域を超えて、文芸か芸術作品だと言ってよい。 ところが、なんとももったいないし残念なことに、ネット上にあったその原作

本文を読む

【動画、資料】 院内ヒアリング集会「危険すぎる老朽原発動かすな ~若狭の不具合続出原発・老朽原発の再稼働と運転延長を問う~」

著者: 木村雅英

昨日無事に集会を行いました。 前半で、木原壯林さんから「危険すぎる老朽原発」と題して、 危険な若狭原発トラブルと老朽原発を中心に広範な原発問題のお話を聞きました。 後半では、原子力規制庁の担当にヒアリングをし、 私たちの

本文を読む

「諜報研究会」は初めてかも、占領下の短歌雑誌の検閲、日本人検閲官をめぐって(2)

著者: 内野光子

 山本さんの新著『検察官―発見されたGHQ名簿』(新潮社)は、新聞広告を見て、近くの書店に注文したら、発売は来月ですと言われ、入荷の知らせをもらったまま、取りに行けず、この研究会に参加する羽目になった。今は、手元に置いて

本文を読む

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(297)

著者: 本間宗究(本間裕)

権力の暴走からマネーの暴走へ 1月に報道された「文在寅大統領による対日宥和政策への転換コメント」には驚かされたが、この背景としては、米国を始めとして、世界的な「権力暴走の終焉」が指摘できるものと感じている。具体的には、「

本文を読む

原爆被害を訴え続けた関千枝子さんを悼む 歴史に残る『広島第二県女二年西組』

著者: 岩垂 弘

 原爆で斃(たお)れた旧制女学校の級友たちに代わって核兵器の残酷さとその廃絶を訴え続けた被爆者でフリージャーナリストの関千枝子さんが、2月21日、出血性胃潰瘍で亡くなった。88歳だった。原爆炸裂から76年。また1人、かけ

本文を読む

ヨハン・ブレークのワクチン接種拒否を考える

著者: 澤藤統一郎  オリンピック, 日の丸君が代.

(2021年3月2日) 私はスポーツの世界にはほとんど関心がない。ウサイン・ボルトの名くらいは知っていたが、ヨハン・ブレーク(ジャマイカ)は知らなかった。陸上100メートルの世界記録はボルトの9秒58、ブレークの記録はこ

本文を読む

慰安婦は性奴隷ではなく売春婦だった―ハーバード大教授の論文の波紋

著者: 小原 紘

韓国通信NO661  産経新聞が報じた米ハーバード大学ラムザイヤー教授の論文が大きな波紋を呼んだ。  慰安婦は売春婦を対象に募集したもので強制性はなかった。日本政府や総督府は関与しなかったというものだ。  日本政府にとっ

本文を読む

キャリア官僚が語る出世の極意 ー 飲み会と忖度の処世術

著者: 澤藤統一郎

(2021年2月28日) 私が、いま巷の話題を独占している「時の人」、あの有名キャリア官僚。もと総務審議官で、首相秘書官の経歴もある。今は内閣広報官。有名になったら、ヤメロ、引っ込めという理不尽な声や、「続投はあり得ない

本文を読む

ミャンマー情勢 血の弾圧迫る。全世界よ、注視し支援せよ!

著者: 野上俊明

 27日、全国各地で治安部隊が一段と攻勢に出て、デモや抗議集会の強制排除を進めた。このなかで北西部モンユワ市では、またしてもデモに参加していた女性が腹部に治安部隊の銃撃を受けて死亡した。いよいよ国軍は、88年の時と同様に

本文を読む

2月23日「<歌会始>と天皇制」について、報告しました(4)

著者: 内野光子

7.平成の天皇夫妻の短歌における「平和祈念・慰霊」というメッセージ つぎの平成期の天皇夫妻の短歌を見ていきたいと思います。さきに、沖縄へのこだわりは強く、11回の訪問とともに、多くの短歌や「おことば」を残し、その背景につ

本文を読む

2月23日「<歌会始>と天皇制」について、報告しました(3)

著者: 内野光子

6.天皇の短歌と現代の「歌会始」の推移  天皇の短歌と私たち国民との接点は、つぎのようにいくつかあります。 <天皇の短歌と国民との接点> ① 1月1日の新聞など:1年を振り返っての天皇、皇后の短歌の公表 ② 1月中旬の歌

本文を読む

軍隊とは、本質的に民主主義の敵対物である。

著者: 澤藤統一郎

(2021年2月26日) 1936年2月26日、東京は雪であったという。降雪を衝いて陸軍青年将校のクーデターが決行された。反乱軍は、首相官邸を襲撃し「君側の奸」とされた政府要人を殺害したが、陸軍上層部の同調を得られなかっ

本文を読む