評論・紹介・意見の執筆一覧

第58回日本民主法律家協会定時総会 ― 新たな憲法情勢をめぐって。

著者: 澤藤統一郎

昨日(8月4日)、一入暑い夏の盛りに、日本民主法律家協会・第58回定時総会が開催された。自ずと主たる議論は、改憲情勢と、改憲情勢に絡んでの参議院選挙総括に集中した。そして、「相磯まつえ法民賞」受賞対象の各地再審事件弁護団

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「表現の不自由展・その後」が実証した、我が国の表現の不自由。

著者: 澤藤統一郎

表現の自由は、民主主義社会の血液である。表現の自由が十分に保障されている社会こそが、活性化した民主主義社会である。表現の自由が枯渇するとき、民主主義も窒息し死に瀕する。民主主義社会においては、表現の自由は最大限尊重されな

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韓国への経済制裁は、破綻する――歴史を百年前に引き戻す経済制裁

著者: 矢沢国光

 日本政府は、8月2日、韓国への経済制裁を閣議決定した。  だが、この経済制裁は、破綻する。なぜか?  第一に、日本政府自身がすでに「徴用工問題」を口にできなくなっている。  今回の経済制裁が「徴用工問題への報復」である

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【速報】三重県伊勢市で、「チェルノブイリ法日本版」条例の制定をめざす直接請求の署名活動が7月31日からスタート(2019.8.1)

著者: 柳原敏夫

【速報】三重県伊勢市で、「チェルノブイリ法日本版」条例の制定をめざす直接請求の署名活動が7月31日からスタート(2019.8.1) https://chernobyl-law-injapan.blogspot.com/2

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川崎市『ヘイトスピーチ規制条例』パプコメに賛成の立場からの応募を

著者: 澤藤統一郎

8月に入った。暦(大暑)のとおりの猛暑である。本日も早朝6時に家を出ての散歩だったが、汗が吹き出る。世の中も暑苦しい。安倍晋三が政権に居座る日本だけではない。世界中が、である。暑苦しさの根源に差別がある。ヘイトスピーチを

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「竹内景助さんは無実だ!」 ― 三鷹事件再審支援を

著者: 澤藤統一郎

本日(7月31日)午後2時、注目の三鷹事件再審請求に対する東京高裁の決定。まことに残念ながら棄却の結論となった。あらためて実感させられる。再審の壁は、高く厚い。 担当の後藤眞理子裁判長は、東京高裁に赴任する3日前に大阪高

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(231)

著者: 本間宗究(本間裕)

座して死を待つBIS!? 6月30日に「BIS(国際決済銀行)の年次総会」が開催されたが、この時に議論された内容は、私自身も驚くほどに悲観的なものだった。つまり、「金融政策で打つ手が無くなった」、そのために、「財政政策」

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韓国は「敵」なのか 「声明」を発表しました。賛同署名を受付けています。

著者: 菅 孝行

 この声明は、昨今の日韓関係の悪化を憂慮する有志が執筆し、インターネットを通じて、日本の市民に賛同を求めるものです。78名の呼びかけをもって発信します。呼びかけ人の中には多少の意見の違いもありますが、基本的な部分で一致し

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7・27水道橋韓国YMCAの渕上さんと正清さんの合同偲ぶ会に寄せて

著者: 長船青治

2011年3月11日にどうしょうもない武者震いを覚えたことを武術家の甲野善紀氏と共有したと一人かってに思っていたのだけれど、2015年か16年の3月に新橋の経産省前テント共同事務所でやった第一回かぼちゃ円卓会議で彼を招い

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スーチー氏の新しい盟友オルバン首相、ルカーチの記憶抹殺へ

著者: 野上俊明

 この五月、突如ハンガリーを訪問し、驚いたことに歴史修正主義者であり、レイシストとして悪名高いハンガリーのヴィクトル・オルバン首相と会談したスーチー氏、あろうことかその締めくくりとしてイスラム教徒の不法な移民増大に対して

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「れいわ新選組」に対する一抹の違和感

著者: 熊王信之

この度の参議院選挙戦が始まる前後からですが、正直に申しまして、山本太郎氏を始め彼等「れいわ新選組」との呼称に不快な語感がするのです。 まず何故元号なのか、と不審な思いがしたのが事実です。 山本氏は、革新では無かったのか、

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「れいわ」だけがやった「ワクワクした参院選」

著者: 澤藤統一郎

梅雨明け宣言とともに、東京は猛暑である。猛暑の中で、参院選のしこりが、まだ拭えない。共産党の後退と、これに代わる「れいわ」の健闘も、しこりのひとつ。 昨日(7月28日)の毎日新聞朝刊「みんなの広場」(投書欄)に、長崎県大

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悲劇的な日本の放送行政(下) - 「知る権利擁護」市民運動、新たな展開 -

著者: 隅井孝雄

 EUの報道憲章と国連人権委員会  欧米の自由主義諸国ではありえない日本政府のメディア政策である。2009年に制定されたEUの「報道の自由憲章」は10項目にわたる。そのうち最も重要な最初の3項を紹介しよう。  1. 報道

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Global Headlines 韓国紙の伝える日本知識人の声

著者: ブルマン!だよね

このところ徴用工判決をめぐって泥沼化一方の日韓関係だが、代表的韓国紙が日本知識人の声として報道している記事がいくつか見られ、なかなか考えさせるものがあるので以下紹介したい。 まず、「保守系」と目される朝鮮日報から 伊藤亜

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交代すべきは衆議院議長ではない。政権こそ交代を。

著者: 澤藤統一郎

今朝(7月28日)の毎日新聞朝刊の記事。「萩生田・自民幹事長代行が、『改憲滞れば衆院議長交代』異例の言及」という見出し。「国会での改憲手続きが滞るようなら、衆院議長を交代させるぞ」という恫喝なのだ。なんたることか。 「自

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非民主主義的な日本の放送行政(上) - 政府直轄の中国、北朝鮮、ロシアなどと並ぶ -

著者: 隅井孝雄

 放送独立行政委員会を市民連合と野党が要求  5月29日、国会内で市民連合の山口二郎氏、広渡清吾氏らが、立憲野党会派(立憲民主、国民民主、共産、社会民主、社会保障を立て直す国民会議)の党首、代表らと会談、市民連合が提起し

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やまゆり園事件をきっかけに、障がい者に肩身の狭い思いをさせることない社会を

著者: 澤藤統一郎

相模原の障害者施設「津久井やまゆり園」での、あの忌まわしい殺傷事件が2016年7月26日のこと。事件当初の驚愕はこの上ないものだったが、あれから3年が経過した今も、その衝撃は消えない。むしろ、さらに重く深く沈潜している。

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司法の門を狭めた、現役自衛官の戦争法違憲訴訟最高裁判決

著者: 澤藤統一郎

7月22日(月)、注目の最高裁判決(第一小法廷)が言い渡された。現役自衛官の戦争法(安保関連法)違憲訴訟である。この判決において争点とされたものは、「戦争法が、違憲か合憲か」ではない。当該の自衛官に、このような訴訟を提起

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