評論・紹介・意見の執筆一覧

<蟋蟀よ 嵐の夜にも鳴け> ― 東京新聞の覚悟

著者: 澤藤統一郎

昨日(9月8日)の東京新聞社説の表題は、「桐生悠々と言論の覚悟」である。桐生悠々を論じつつ、言論人としての自らの覚悟を語って格調が高い。その覚悟に敬意を表したい。それにしても、である。いつの間にやら、言論に覚悟を必要とす

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トランプ米大統領、アフガン和平トップ交渉をキャンセル

著者: 坂井定雄

トランプ米大統領は7日、昨年10月から中東カタールで9回重ね、9月1日に基本合意した、米国とアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンとの和平交渉の仕上げとして、ひそかに準備していた、ガニ・パキスタン大統領、タリバン代表との

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IPPNW(核戦争防止国際医師団会議)が日本政府に再勧告:日本政府は、許容できない放射線被曝から日本市民を守るために緊急措置を講じなければならない

著者: グローガー理恵

はじめに 8月26日、IPPNWが日本政府に「政府は、放射線被曝から日本市民を守るために、緊急に被曝線量の許容量を『1mSv/年』に引き下げるべきである」と要請する声明を出した。IPPNWは声明の中で「被曝線量の基準を速

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「知ってますか」 日本が朝鮮の民衆に何をしたかを。

著者: 澤藤統一郎

昨今の不愉快極まりない、「嫌韓」の嵐。官邸・外務省が発生源で、メディアと右翼「言論人」がこれを煽っての悪乗り現象。さすがに、そろそろこのバカバカしい騒動に終止符を打とうという良識派の論調が見えはじめている。 本日(9月7

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表現の自由に対する脅迫行為に抗議し,権力者の介入を許さない声明(自由法曹団)

著者: 澤藤統一郎

1 本年8月1日に開幕した国内最大規模の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展の一つである「表現の不自由展・その後」が,テロ予告や脅迫,公権力の介入により,わずか3日で中止に追い込まれた。  そして,中止から1ヵ月が

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アフガニスタン戦争解決に転機 - 米国・タリバン交渉合意、政府とはこれから -

著者: 坂井定雄

本欄でも途中経過をリポートしてきたが、昨年10月から中東カタールで断続的に行われてきた、米国とアフガニスタンの反政府勢力タリバンの和平交渉が、9回目の9月1日、基本的合意に達した。トランプ米大統領の承認はこれから。米交渉

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おやめなさい ― 宮古島市・下地敏彦市長の市民に対するスラップ提訴

著者: 澤藤統一郎

世にブラック企業は数多あれども、スラップ企業の数は少ない。かつては武富士の悪名が高く、今はDHC・吉田嘉明がその汚名を欲しいままにしている。ブラックもスラップも企業の専売特許ではないが、自治体がブラック・スラップの汚名を

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】334 西サハラ難民が伝えた大統領と国会議員とSJJAの会見

著者: 平田伊都子

 8月30日午後4時、ブラヒム・ガリ西サハラ大統領が柿沢未途衆議院議員とSJJA代表を迎えてくれました。 筆者は大統領が駐アルジェリア西サハラ大使をされていた頃から存じ上げており、故アブデル・アジズ大統領とのインタヴュー

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1923年住民による国恥と、2019年都知事による国恥と。

著者: 澤藤統一郎

本日(9月1日)、は「防災の日」であるとともに、私が名付けた「国恥の日」。 東京都墨田区・横網町公園において、しめやかに「関東大震災96周年 朝鮮人犠牲者追悼式典」が挙行された。同公園内の「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑」

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世界を敵にした自滅への道 ― 芦田均『第二次世界大戦外交史』を読む ―

著者: 半澤健市

 1945年9月2日は、敗戦日本の降伏文書調印の日であった。東京湾頭、米戦艦ミズーリの艦上で調印式は行われた。74年前に起きて今に続く恥辱である。 《権力政治を生きた外交官・政治家の遺言》  私(半澤)は、この8月に芦田

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大草原のノモンハンと、ピリピリ感中国のご報告。

著者: 澤藤統一郎

一昨日(8月28日)、ノモンハンへの旅から帰日した。充実した6泊7日。まだ、気持は草原の風に吹かれたままである。日常生活の感覚が戻ってこない。 なるほど、内蒙古の草原は確かに広かった。森も、林も、一本の木立ちもない、見は

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(234)

著者: 本間宗究(本間裕)

2019年のバブル 西暦末尾に「9」の付く年には、「バブル」が発生しやすくなるものと考えている。具体的には、「1979年の金(ゴールド)バブル」、「1989年の日本株と土地のバブル」、そして、「1999年のITバブル」と

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「安倍首相の『韓国を相手にしない政策』、日本には悪夢のような反時代的選択」って、本当?

著者: 熊王信之

数日前のブルマン!だよね氏のご紹介になる記事。 氏が疑問符をおつけになっていたように疑問です。 その理由は、アベ氏ご本人にも、政権の中枢におられる方々にも、果たして、政策等と言うものがあるのか、と言う本質的な疑問です。 

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ILOとユネスコが、「日の丸・君が代」強制問題に是正勧告

著者: 澤藤統一郎

安全保障理事会と総会ばかりが国連ではない。国連はいくつもの専門機関を擁して、多様な人権課題に精力的に取り組んでいる。労働分野では、ILO(国際労働機関)が世界標準の労働者の権利を確認し、その実現に大きな実績を上げてきた。

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