評論・紹介・意見の執筆一覧

問題が多い中休勤務と勤務間インターバル - 休憩時間は単にあれば良いというものではない -

著者: 杜 海樹

  一般には知られていないが運輸業界に特有な勤務体系、特に路線バスや電車の勤務体系として「中休(ちゅうきゅう)勤務」というものがある。どういうものかと言うと、路線バスの運転手などの場合では、朝夕の通勤時間帯が繁忙時間帯で

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改元奉祝のなかで、「天皇依存」の系譜(2)そして、歌人たち

著者: 内野光子

天皇が原発をやめよと言い給う日を思いおり思いて恥じぬ(吉川宏志) 『短歌』2011年10月 『燕麦』2012年所収) 東日本大震災による原発事故の直後に、吉川宏志が発表した作品である。当時、結句の「恥じぬ」の解釈をめぐっ

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改元奉祝のなかで、「天皇依存」の系譜(1)<リベラル>な人々

著者: 内野光子

大辻隆弘の「短歌と天皇制」(2月17日『朝日新聞』)について書くにあたって、自著と手元の本や新聞・雑誌のスクラップなどを読み返してみた。大辻が、「リベラル派」というわけではないが、「リベラル派」の「天皇依存症」について考

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裁判官にも、私生活の場では表現の自由がある。

著者: 澤藤統一郎

産経の記事を引用しなければならない。昨日(3月13日)の、「判事が『反天皇制』活動 集会参加、裁判所法抵触も」との見出しの報道。ある裁判官の行為が「積極的政治活動に当たる可能性がある」とする内容である。  名古屋家裁の男

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【報告】武器より暮らしを!大軍拡予算案を通すな!3.12参議院会館前アクション

著者: 杉原浩司

3月12日、「武器より暮らしを!市民ネット」が呼びかけた「武器より暮 らしを!大軍拡予算案を通すな!参議院議員会館前アクション」に約50人 (1ケタ、2ケタ足りません)が参加。東電刑事裁判の傍聴を終えた避難者 の方々も合

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DHCとは、デマとヘイトとスラップの三位一体企業。法廷と市場での懲罰が必要だ。 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第150弾

著者: 澤藤統一郎

ほう、DHC・吉田嘉明に関する取材。ご苦労様。私は、産経・読売は大嫌いだが、お宅の紙面には親近感を持っている。報道も社説の姿勢もまことに真っ当。もちろん、取材大歓迎。協力いたしますよ。どこからお話ししましょうか。まずは、

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改訂版 【資料】第4次安倍晋三改造内閣の超タカ派(極右)の大臣たち Far-right Ministers of Abe Shinzo Administration

著者: ピースフィロソフィー

いつも俵義文さんが提供してくださる、この見るのもおぞましい安倍内閣のカルト度がよくわかるチャートが、全国紙に載ることを切望します。 【資料】第4次安倍晋三改造内閣の超タカ派(極右)の大臣たち 2019年1月31日改訂  

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IS(イスラム国)の外国人戦闘員が現地に残した子供や妻の保護が深刻な課題に

著者: 坂井定雄

 イスラム過激派が最後の拠点としたシリアの町バグーズから解放されたばかりの、英国人の母親の国籍を英政府が剥奪したため、生まれたばかりの赤ちゃんが母親とともに帰国できず、死亡し、英国内で政府への非難の声が上がっている。  

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国旗・国歌(日の丸・君が代)強制の撤回に関する都教委への申し入れ

著者: 澤藤統一郎

われわれは、教育長を筆頭とする都の教育委員に面会を申し入れているが実現しない。テーマによっては、教育庁の人事部長や指導部長との直接交渉もしたいのだが、教育情報課長段階でブロックされる。やむなく、情報課長の背後にある、教育

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嗚呼! 3・11。天譴論と原発事故処理費偽装と。

著者: 澤藤統一郎

「2011年3月11日」から本日で8年になる。岩手を故郷とする私にとって、あのときの衝撃は生涯忘れることができない。例年、「3・1・1」という数字の連なりに特別の感傷が湧いて、 胸が痛む。例年、震災・津波・原発に関して何

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大槻とも恵:不可視化される性暴力と『創』が語る「リベラルズム」への問題提起 -広河隆一氏の「手記」を受けて- 

著者: ピースフィロソフィー

先日、『創』4月号で広河隆一氏が自らの性暴力・セクハラ事件について書いた「手記」を批判する投稿「『創』4月号の広河隆一氏の「手記」は、自らの性暴力を認めたものではなく、セカンドレイプに他ならない」をアップしました。それを

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「脱・香害」めざす動きが各地で始まっている シリーズ「香害」第9回

著者: 岡田幹治

 「香害」が依然として深刻な一方で、「脱・香害」をめざす動きが、少しずつだが始まっている。きれいな空気の大切さを説く絵本を学校に贈った労働組合、公共施設の一部を被害者に配慮したものにする熊本市などだ。各地で始まった動きを

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】307 3月8日は何の日?3月11日は?!

著者: 平田伊都子

 「今日は何の日?」と、国連記者会見の初めに国連事務総長報道官が、記者たちに聞きます。 その出来事を永遠に忘れないようにと、国連は国際デーを設けています。 3月8日、報道官は、<今日は女性の日です>と、16分55秒という

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(218)

著者: 本間宗究(本間裕)

心の役割 「心」については、「生命の誕生」、すなわち、「魂」が「肉体」に入った時に生まれ、その後、「肉体を動かす役割」を持っているものと考えている。つまり、「鉄人28号」を動かす「リモコン」のような役割のことだが、この時

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本日、東京大空襲の日。10万の犠牲者の無念に合掌。

著者: 澤藤統一郎

3月10日。胸が痛む日。74年前の今日、東京大空襲で一夜のうちに10万人の命が失われた。その一人ひとりに、個人史があり、思い出があり、夢があり、親しい人愛する人がいた。自然災害による被災ではない。B-29の大編隊が、東京

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景気後退を控えた今に消費増税が可能なのか? ―アベ政権は、経済統計の真実を公開し事の是非を検討せよ

著者: 熊王信之

大本営発表の過去を清算も出来ないこの国では、政権に「忖度」した統計の誤魔化しが跳梁跋扈していて景気の真実を見る目が曇り勝ちですが、世界の実情を知ると、米国も此処数年で景気後退の局面を迎えるかのようであり、中国のバブルも漸

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益子・「朝露館」(関谷興仁陶板彫刻美術館)ご案内

著者: 澤藤統一郎

石川逸子さんのお宅を訪問したのが、朝鮮の「独立運動」記念日に当たる3月1日。先週の金曜日のことだった。そのとき、石川さんの夫君(パートナーというべきか)関谷興仁さんともお目にかかった。石川さんへのインタビューの後、関谷さ

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『創』4月号の広河隆一氏の「手記」は、自らの性暴力を認めたものではなく、セカンドレイプに他ならない

著者: ピースフィロソフィー

           『創』4月号表紙の一部 『DAYS JAPAN』元発行人の広河隆一氏から性暴力・セクハラ・パワハラを受けたと告発する人々や『DAYS JAPAN』という会社自体に構造的問題があったとのレポートが『週

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メリルリンチへの惜別 - 私的金融史の一コマ -

著者: 半澤健市

《ウォール街・1974年春》  近くメリルリンチの名前が消えるという報道を見た。 メリルリンチは米国の証券会社である。「リーマン金融不況」時に、大手銀行「バンク・オブ・アメリカ」の傘下に入り、2009年1月に、「バンクオ

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ソウル特別市、熱い市政報告に驚いた。

著者: 澤藤統一郎

韓国の旅の報告をしなければならない。もちろん、わずか5日間の旅では群盲象を撫でたに過ぎない。それでも、私が撫でた部分では、韓国の市民運動の強さ、民主主義の根深さに手応えがあった。学ぶべきところ多大との印象だった。中でも、

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English translation of an article on Japanese photojournalist Hirokawa Ryuichi’s sexual assault and harrassment cases now available on the Asia-Pacific Journal: Japan Focus 広河隆一性暴力事件の『文春』記事英訳 『アジア太平洋ジャーナル:ジャパンフォーカス』より

著者: ピースフィロソフィー

Now an English translation of journalist Tamura Hideharu’s article in January 3 and 10 edition of weekly

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【注文を!】NAJAT新アクションシート「武器より暮らしを」編

著者: 杉原浩司

米国製高額武器の異常な爆買いに対して「武器より暮らしを!市民ネット」を発足させ、議員回りや会見・院内集会などに取り組んでいますが、その中でも広めてきたNAJATの新アクションシート(安倍首相あてハガキ付)について、きちん

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深刻化する「子どもの貧困」 - 日本生協連の調査でも明らかに -

著者: 岩垂 弘

 安倍政権は「アベノミクス」の成果を盛んに強調するが、アベノミクスが「子どもの貧困」を加速させていることが明らかになった。日本生活協同組合連合会(324生協加盟、全国の組合員数は2873万人)が昨年暮れに発表した「子ども

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