評論・紹介・意見の執筆一覧

メルケル首相の戦略的撤退宣言はなぜ立派であるのか

著者: 梶村太一郎

ドイツのメルケル首相が、今週の月曜日の10月29日に「12月に予定されている党大会では党首への立候補はしない。首相の職は次の総選挙までの2021年秋までは続けるが、それを機に政界から一切引退する」と宣言したため、今年で1

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被疑者下村博文に対する検察審査申立記者会見にて

著者: 澤藤統一郎

昨年(2017年)7月31日、阪口徳雄君、児玉勇二君ら同期の弁護士とともに東京地検特捜部に赴き、下村博文らに対する政治資金規正法違反の告発状を提出した。 その告発の内容については、同日の下記当ブログにおいて報告済みである

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「社会運動情報センター」の設立を - 運動を広げ、力強くするために -

著者: 岩垂 弘

 「社会運動の情報センターみたようなものが必要ではないか」。以前からからそう思ってきたが、そうした思いを一層強くする機会が先ごろあった。9月17日(月・祝日)に東京・代々木公園で開かれた「いのちをつなぎ くらしを守れ フ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(207)

著者: 本間宗究(本間裕)

キャッシュレス社会という幻想 現在、「キャッシュレス社会の到来」が、多くの人々に確実視されているようだが、この点には、大きな注意が必要だと感じている。つまり、「通貨」の歴史や本質を考えると、現在の「キャッシュレス社会」に

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【追加質問書送付】東海第二原発の再稼働審査を問う!原子力規制委員会院内ヒアリング集会(4)

著者: kimura-m

先の10月25日(木)に東海第二の院内ヒアリング集会を実施しました。その概要を以下に紹介します(情報の重複をお許し願います)。 更に本日、追加質問を議員事務所を通じて原子力規制庁に送ったことをお知らせします。 添付ファイ

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私が会った忘れ得ぬ人びと(2) 三木睦子さん――政界・言論界で隠れもない女丈夫 

著者: 横田 喬

怖いものなしで、思ったことは何でもズバズバ口にする政界・言論界の「肝っ玉母さん」だった。六年前までは健在で、まだまだ長生きしてほしかった。もう三十四年も前、一九八三(昭和五十八)年の『朝日新聞』の企画物の記事に、私が記し

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大変革進行中の中国みたまま(1) ―スマホ利用の爆発的広がり―

著者: 坂井定雄

 中国を9日間、中国通の友人と旅行し、変わりつつある現代中国を見、中国の友人たちと語り合ってきた。昨年の武漢、湖南省旅行に次ぐ中国旅行で、中国社会がスマホをはじめITの利用の飛躍的な拡大で大きく変化しつつあることを、改め

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ウソとごまかしの「安倍政治」総検証 ― 院内集会ご案内

著者: 澤藤統一郎

「ウソとごまかしの『安倍政治』に終止符を!」 アピール運動の署名集約集会として、呼びかけ人が主催する集会です。 2018年12月3日(月)18時~20時(17時30分開場) 衆議院第1議員会館 地下1階「大会議室」 丸ノ

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忘れてもいいことと、忘れてはならないこと──「周回遅れの読書報告」(その79)

著者: 脇野町善造

 古い記録の整理をしていると、全く記憶のないメモが出てくる。もう他界されたある大学の教員とかつて話すたびに、そして手紙を貰うたびに、この大学教員は記憶力の低減を嘆いていた。そんなに酷くなるものかと、訝しく思ったことを覚え

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牛飼いも大工も農民も漁民も、それぞれの目線で憲法を読み語れ。

著者: 澤藤統一郎

 牛飼が歌よむ時に 世の中の 新しき歌 大いに起る アララギに拠った伊藤左千夫のご存じの歌。「伊藤左千夫歌集」巻頭の一首だそうだ。この著名な一首を本歌として、ひねってみた。  大工らが日本国憲法よむ時に 自由と人権 大い

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吉田嘉明尋問採用決定は次回(19年1月11日)法廷に持ちこし ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第139弾

著者: 澤藤統一郎

次回法廷は2019年1月11日(金)午前11時00分 東京地裁415号法廷(東京地裁・4階、どなたでも傍聴できます) 吉田嘉明人証採用決定の法廷です。傍聴にお越しください。 DHCと吉田嘉明が、私(澤藤)を被告として60

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明日・10月26日(金)の法廷で、吉田嘉明尋問採用の予定 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第138弾

著者: 澤藤統一郎

10月26日(金)午後1時30分~415号法廷。 (東京地裁・4階、誰でも傍聴できます) 人証採用決定の法廷を傍聴にお越しください。 DHCと吉田嘉明が、私(澤藤)を被告として6000万円を支払えと訴訟提起したのが「DH

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日中首脳会談で大東亜戦争を語れるか(2) ―『保守と大東亜戦争』を読んで考える―

著者: 半澤健市

 公平を期するために、林健太郎の例を挙げておく。林健太郎(1913~2004)はドイツ近現代を専門とした歴史学者で、マルクス主義から出発したが次第に離れていった。東大全共闘と強気に対決した伝説の人である。東大総長も務めた

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「311以後、市民は明治維新以来の日本の歴史と闘ってきた」(11.10第11回新宿デモへの呼びかけ)(18.10.20)

著者: 柳原敏夫

いま、福島の子ども脱被ばく裁判では、低線量被ばくの健康被害をめぐる山下発言について、攻防が続いており、先日の裁判期日で予定していた山下俊一氏の福島講演の動画が被告福島県の要求で延期になり、次回、法廷で上映します(その次々

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競争原理ではなく、協同・連帯の精神をこそ ― 開業医共済協同組合祝賀会で

著者: 澤藤統一郎

開業医共済協同組合の「加入者2000名達成祝賀会」に祝辞を申しあげます。 私は、縁あって貴協同組合の顧問を務めておりますが、意気に感じて積極的にその任をお引き受けしたつもりです。その気持ちの一端をお話しすることが、加入者

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日中首脳会談で大東亜戦争を語れるか(1) ―『保守と大東亜戦争』を読んで考える―

著者: 半澤健市

 靖国神社秋の例大祭への閣僚の集団参拝はピタリと止んだ。安倍晋三が習近平に会いに行くからである。この「ピタリ」ほど、政治家のご都合主義と軽薄な信念を示すものはない。 《リベラル保守による「保守言説」の再評価》  著者中島

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ドイツ通信第133号 ブラジルの選挙と極右ファシスト――スポーツの祭典の後に(2)

著者: T・K生

1992年のリオ滞在時には、時間があればリオの中心部にあるゲーテ協会に顔を出し、そこで働いているエミアに会いに行っていました。イパネマからバスで45~60分ほどかかりますが、小銭だけをポケットに入れて、バス内外での犯罪に

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「10・23通達」発出のこの日に、「明治150年記念式典」

著者: 澤藤統一郎

1868年10月23日、150年前の今日。「明治改元の詔」なるものが出たのだという。「それがどうした?」「だからなんだ?」「改元が目出度いか?」と言いたいところだが、政府は8月10日の閣議で、政府主催の記念式典を行うこと

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「危機を好機に」挑む人々―英トットネス遠回り紀行」<下>

著者: 伊藤三郎

遠くて近い日本  このリポートの発信地、イングランド南西部の田舎町トットネスは、日本から遠くて近い所。そして近年ますます近い存在になりつつあること、これも知る人ぞ知る。この町が進めるトランジション・ムーブメント、新しい「

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沖縄県知事選に続く那覇市長選の結果は、安倍政権の凋落と保守友党との疎遠を物語っている

著者: 澤藤統一郎

昨日(10月21日)の那覇市長選で、「オール沖縄」の城間幹子候補が再選を果たした。圧勝である。政権与党(+反共野党)候補のみごとなまでの惨敗。   ▽城間幹子(無所属・現)当選 7万9677票   ▽翁長政俊(無所属・新

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「危機を好機に」挑む人々―英トットネス遠回り紀行<上>

著者: 伊藤三郎

「小さきことはすばらしい」  世界の危機を好機に ― そんな見上げた心意気で新しい「幸せの経済」を探す人々と出会った。場所は英国イングランドの南西部デボン州の南部にあるトットネス。今年8月末から9月初めにかけて、この小さ

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