評論・紹介・意見の執筆一覧

「資本の論理」を野放しにさせない「憲法の人間性」

著者: 澤藤統一郎

資本主義というものは合理的な経済システムである。個別資本が、それぞれに最大限利潤を追求するための合理的判断を重ねていくプロセスでもある。資本の合理的判断は本質的に冷酷なものであって、ヒューマニズムとは無縁というべきである

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無責任きわまりない麻生太郎氏の財務大臣留任に抗議し、即刻辞任を求めます

著者: 澤藤統一郎

2018年10月9日 財務大臣 麻生太郎 様  無責任きわまりない麻生太郎氏の財務大臣留任に抗議し、即刻辞任を求めます 森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会  10月2日に発足した第4次安倍改造内閣で麻生太郎氏が財務

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24年にわたる再建への闘いを達成 - KBS京都放送労組3冊目の闘争記録出版 -

著者: 隅井孝雄

 9月21日、KBS労組は、達成した再建闘争の三冊目の記録、「市民が支えたKBS京都の再建」の出版記念の集会を開催した。24年にわたる再建闘争を中心になってけん引してきたKBS労組古住副委員長はあいさつの中で、この出版を

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】284 国連両当事者交渉の席、12月4日と5日で予約済

著者: 平田伊都子

 2018年9月23日から10月5日までの国連総会ハイレベル週間は、国連担当記者たちにとって、一年で一番忙しい時でした。 が、モロッコに排除された我らがリー記者は、その間も、国連から禁足をくらったままでした。    一方

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「普天間基地県外移転『容認』」の小金井市議会陳情について

著者: 澤藤統一郎

琉球新報が、「『共産は主義主張優先』 陳情提出書、批判と落胆 小金井市議会「普天間」意見書見送り」という記事を掲載している。 批判されているのは、小金井市議会共産党市議団(4名)の姿勢。当初は「普天間意見書」の陳情要請に

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第4次安倍晋三改造内閣の超タカ派(極右)の大臣たち:俵義文 The continuing, or worsening, far-right nature of the reshuffled Abe Shinzo Cabinet

著者: ピースフィロソフィー

「子どもと教科書全国ネット21」の俵義文氏は内閣改造のたびに大臣、副大臣、自民党役員といった要職に就いた人たちが属する、歴史を否定し、憲法を否定し、日本を戦争の時代に逆戻りさせようとするような数々の団体を詳細に調べチャー

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【ご支援のお願い】 麻生大臣の辞任を求める<署名運動>と<財務省前アピール行動+デモ>

著者: 醍醐聡

お知り合いの皆さま   「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」の醍醐です。 昨年来、佐川氏の罷免を求める署名運動や納税者一揆に熱心なご支援をいただき、 ありがとうございました。   今回、私たち

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49年前は「司法反動阻止」、今や「安倍改憲阻止」。

著者: 澤藤統一郎

10月3日気の置けない友人弁護士10名余と函館に宿泊して旧交を温めた。49年前に司法修習同期をともにした同窓会である。「司法反動阻止」や「阪口君罷免撤回」の運動をともにした親しい仲間だけの集まり。 思いがけなくも、集合は

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「道々の者が消えた」──周回遅れの読書報告(その76)

著者: 脇野町善造

 「定住漂泊」という言葉が好きである。もっと絞って言えば、「漂泊」が好きである。最近まるでそれが出来なくなったから、余計に憧れているのかもしれない。しかし、私が小さい頃にはまだ見かけた、漂泊の人たち(「道々の者」)がすっ

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柴山昌彦くん、愚かなキミには文科大臣は務まらない。

著者: 澤藤統一郎

第4次安倍内閣への呼称が定まらない。 「もり・かけ反省拒否宣言内閣」「論功行賞内閣」「旧友復活内閣」「旧悪再生内閣」「在庫一掃内閣」「閉店セール内閣」「全員右投げ右打ち野球内閣」「右側エンジン全開内閣」「無適材不適所内閣

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新宿農場 「越後いろりん村」から初めて米が届くよ~

著者: 村尾知恵子

 毎週日曜日、午後4時頃になると、都庁横に、路上の仲間に届けるおにぎりが到着する。新宿連絡会(新宿野宿労働者の生活・就労保障を求める連絡会議)の高田馬場事務所で作られて、運転手くまさん(ニックネーム)たちが運んでくれる。

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強権が自ら踏みにじる「依法治国」 ――大興区事件に見る習近平政治(下)

著者: 田畑光永

新・管見中国(44) ―昨秋の北京では―  大興区事件の政治的意味を考えるについては、まず昨秋という時期が問題である。  昨2017年秋は中国共産党の第19回大会が10月に開かれ、総書記2期目に入った習近平は「一強体制」

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憲法と落語(その5) ― 「てれすこ」は、権力分立のない社会の噺

著者: 澤藤統一郎

てれすこは、子どもの頃からラジオでよく聞いた。さして面白い噺ではない。何度聞いても、オチがよく分からなかった。不粋にオチを説明されても…、やっぱりよくは分からない。分かったようでも面白くはない。 「圓生百席」のCDで聞く

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強権が自ら踏みにじる「依法治国」 ――大興区事件に見る習近平政治(上)

著者: 田畑光永

新・管見中国(43) ―大興区事件― まず事の次第を振り返っておく――  昨年11月18日の夜、北京の中心部から南へ20キロほどの北京市大興区新建村という場所で1件の火事が起きた。村といっても農地はほとんどなく、河北省な

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芸術によって輝くのは私ではなく、あなたである~「半分、青い」余話~

著者: 醍醐聡

2018年10月3日  「半分、青い」のなかで、映画監督を夢見る主人公・鈴愛の元夫が、師事した先輩に脚本を横取りされる場面があった。これについて小説家の磯崎憲一郎さんは、この場面を見て視聴者が、映画や小説の世界は、「生き

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私が出会った弁護士(その4) ― 戸田謙

著者: 澤藤統一郎

戸田謙さんは、私が師事した弁護士である。本当にお世話になった。 私は1968年の司法試験に合格した。あれから、ちょうど50年になる。翌69年3月末に在学満6年の大学を中退して、翌4月最高裁司法研修所に第23期司法修習生と

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「浜の一揆」訴訟、仙台高裁の法廷で ― 「漁業の民主化」とは何か

著者: 澤藤統一郎

控訴人ら訴訟代理人弁護士澤藤大河から口頭で意見を申しあげます。 本日陳述の準備書面(1)は、本件の主たる争点である漁業調整のあり方に関して下記4点の主張を行うものです。 第1 漁業調整の基本理念は漁業法の目的規定にある「

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玉城デニーさんの当選を心から喜ぶ ー ある友への手紙 ー

著者: 藤野雅之

「リベラル21」にも何回か書いてくださったジャーナリスト、藤野雅之さんが、沖縄県知事選での玉城デニーさんの当選を祝って、Facebookに一文を投稿しました。藤野さんは共同通信記者として働く一方、40年間、沖縄与那国島に

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