評論・紹介・意見の執筆一覧

上野公園に見る「維新政府の不寛容」

著者: 澤藤統一郎

日曜日の散歩コースは、いつも上野に。変わり映えせず芸のない話だが、季節季節に趣は大いに異なる。本日(1月7日)、風は冷たいが透きとおるような好天。見るものすべてが光っているような景色。 本郷通りを横切り、赤門から東大キャ

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研究ノート/「人権と国情」―ロヒンギャ危機に即して考える(1)

著者: 野上俊明

<人権をめぐる問題状況> ミャンマーの民主化ウオッチャーの端くれとして現地の政情にある程度通じているはずの私にとっても、ロヒンギャ危機をめぐるNLD政府や民主化勢力の対応には驚きの念を禁じ得ませんでした。8月25日からの

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Robot-Proof: Higher Education in the Age of Artificial Intelligence (MIT Press) 「ロボット時代を生き抜くための高等教育」

著者: 村上良太

 未読だが、こんな本が話題になっているという意味で紹介したい。ビジネスインサイダーというビジネス関係情報のウェブサイトが、ハーバード大学の教授たちに大学生が必読の本を紹介してもらう特集をしており、その何冊かの推薦書の1冊

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周回遅れの読書報告(その41) 国家と私有財産の起源を巡って

著者: 脇野町善造

 数年前に、私有財産と国家の関係を考えたことがある。エンゲルスの『家族、私有財産、国家の起源』の題名の順番のように、まず家族と家族の私有財産があり、それを守るために国家ができたと長い間思い込んできた。エンゲルス以外の多く

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歳のはじめに「友愛政治塾」(西川伸一塾長)ご案内

著者: 澤藤統一郎

関東の三が日は穏やかに晴れ渡り、この上ない好天に恵まれた。富士は、いつになく白く大きかった。スーパームーンという耳慣れない美称を誇示する満月が冴えわたった。接する人々の表情も穏やかな、まずは平穏な日本のお正月。これで、ア

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こいつぁは春から縁起がいいわぇ ― 南北に対話の萌し。

著者: 澤藤統一郎

韓国・平昌での第23回冬季オリンピック・パラリンピック(平昌五輪)が問題を抱えたまま目前となっている。来月(2月)9日開幕で、25日までの17日間の日程だという。ドーピング問題でのロシア選手団の問題だけでなく、隣国北朝鮮

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】241 犬も歩けば棒に当たる!

著者: 平田伊都子

 あけましておめでとうございます。 2017年も国連西サハラ住民投票は進展することなく終わりかけておりました。そんな暮れもグッと押し迫った時、除夜の鐘で打ち消すわけにいかないニュースが入ってきました。  去年は今年です。

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周回遅れの読書報告(その40) 木下順二の『巨匠』を加藤周一はどう理解したのか

著者: 脇野町善造

 加藤周一が『私にとっての20世紀』で木下順二の『巨匠』を紹介している。木下の『巨匠』は、ある俳優が青年時代に第二次世界大戦中に目撃した事件を語るという構成をとっている。その事件とは、ナチス占領下のポーランドのある町で、

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真正右翼・村上正邦が教えてくれる「元号存続の意味」。

著者: 澤藤統一郎

昨日(12月29日)の毎日新聞朝刊「オピニオン」面の「論点」欄が、「現代日本と元号」の大型インタビュー記事を掲載している。インタビューに応じているのは、島薗進、鈴木洋仁、そして村上正邦の3名。 企画の趣旨を述べるリードの

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2017年の終わりに-大日本帝国の被害者全てに花を捧げた「白いポピーの催し」の報告 End of 2017: Report of the White Poppies Event in Vancouver

著者: ピースフィロソフィー

日系カナダ人の月刊誌 『月報 Bulletin 』12月号に掲載された記事を転載します(写真は『月報』に掲載されたものと異なり、すべて筆者によるもの)。これが今年最後の投稿となります。下の後記も読んでください。Here

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(178)

著者: 本間宗究(本間裕)

変化を始めた日銀の異次元金融緩和 「11月13日」に「スイスのチューリッヒ大学」で行われた「黒田日銀総裁の演説」では、明らかな変化が見て取れるようだが、実際には、「リバーサル・レート」という言葉を用いて「金融緩和の副作用

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日韓両政府は、「慰安婦」問題について全面解決合意の権限をもたない。

著者: 澤藤統一郎

本日(12月28日)文在寅韓国大統領が、2015年12月の慰安婦問題を巡る日韓合意に関して、「手続き上も内容上も重大な欠陥があった」として、「この合意では慰安婦問題は解決されない」と表明した。現政権の検証によって、旧政権

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多文化主義国家カナダの教育から学ぶ:原京子 Learning from Canada’s Multiculturalism: Kyoko HARA

著者: ピースフィロソフィー

『月刊 イオ』は、在日コリアンの「1、2世同胞の祖国、民族を想う心を受け継ぐとともに、在日コリアン同胞社会をネットワークしたいという気持ちを込めて1996年に創刊され」た雑誌です。 その『イオ』の10月号に掲載された、バ

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【報告】12.27規制委緊急抗議行動~東電柏崎刈羽原発の再稼働を認めるな~

著者: kimura-m

本日の原子力規制委員会への抗議行動の報告です。 行動報告「12.27規制委緊急抗議行動~東電柏崎刈羽原発の再稼働を認めるな~」 暮れも押し詰まった12月27日(水)10時に原子力規制委員会が入っている六本木ファーストビル

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「安倍靖国参拝違憲訴訟・関西」最高裁判決について

著者: 澤藤統一郎

まずは、以下の「抗議声明」をお読みいただきたい。 「2017年12月20日、最高裁判所第二小法廷は安倍首相靖国参拝違憲訴訟において、不当な上告棄却(および上告不受理)決定を下した。  そもそも本件参拝は、憲法第20条に明

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「10・23通達」は、国連自由権規約18条に違反する。

著者: 澤藤統一郎

本日(12月26日)が東京「君が代裁判」第4次訴訟弁護団の今年最後の会議。 12月18日に控訴理由書は提出済みで、控訴審の第1回口頭弁論期日に向けて、都教委側の控訴理由書への反論と、控訴審進行の構成についての意見交換。

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