評論・紹介・意見の執筆一覧

ただの炭酸飲料を「米国の文化」に仕立てーコカ・コーラのビジネスモデル /アップル社創業者ジョブズ氏のペプシコーラ社長の口説き文句

著者: 浅川修史

ただの炭酸飲料を「米国の文化」に仕立て、独自のフランチャイズ制度で利益を上げる―コカ・コーラのビジネスモデル  糖分の入った透明な水が何個かの小さなビンに詰められている。「これから実験しますよ」。実験者がビンに香料を加え

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「 カダフィ政権か傀儡政権という認知不協和のリビア国民 」

著者: 大木 保

もうカダフィはごめんだ、しかし、欧米のマネー帝国主義・マフィアもごめんだぜ! さて、いまにわかに、リビアのカダフィ政権の崩壊が報道されています。 これまでカダフィ氏の発言録がマスメディアを通して、よく否定的に、冷笑をもっ

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審議会等の委員の選任方法の改善を求める陳情を市議会に提出

著者: 醍醐聡

審議会を通じた民意偽装  政府や地方自治体主催のシンポジウムやタウンミーティングにおいて、主催者である政府や自治体が市民からの意見公募に介入し、国の政策に沿った発言者を選ぶ民意偽装工作をしていた実態が次々と発覚している。

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強まる「首都直下型大地震」の懸念 -地下鉄依存症から自らを解放する時-

著者: 安原和雄

今なお東日本大震災・原発惨事への対応策が最大の焦点であることはいうまでもない。しかしあえて考えてみたい。首都直下型大地震発生の懸念が強まっており、それへの備えは大丈夫といえるのか、と。万一の場合、首都壊滅さらに犠牲者も数

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労務管理手段としての「安全」の起源を追う -書評:「安全第一」の社会史-

著者: 川弾降雄

 前著「八幡製鉄所・職工たちの社会誌」で近代日本の鉄鋼産業創世期をリードした八幡製鐵所(現新日本製鐵)に働く職工たちの姿を生々しく描き出した著者による続編とも言える中身の濃い労作である。  「民主主義は工場の門前で立ちす

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「さくら丸に乗って帰ろうじゃありませんか」 ―日本軍兵士の視線で見たアジア・太平洋戦争― 書評 吉田 裕著『兵士たちの戦後史』、岩波書店

著者: 半澤健市

 本書は、戦争史、軍事史を専門分野とする日本近代史家吉田裕(よしだ・ゆたか)が書いた、アジア・太平洋戦争に従軍した兵士たちが辿った戦後の物語である。 《敗戦時に日本兵はは789万名いた》  敗戦時、すなわち1945年8月

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広島、長崎、そして東北三県とつらなる苦しみと哀しみと無念!

著者: 大木 保

アメリカの狂気の科学文明が戦争にとどめを刺したことの意味。 暑くて、頭がぼーっとしてきましたので、冷房をいれています。 みなさんも電力会社に遠慮なく冷房しないと、 仕事がはかどらないし、熱中症になりますからね。 電力会社

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日本人留学生の見た1968年5月 -書評 西川長夫著『パリ五月革命 私論 転換点としての68年』、平凡社新書-

著者: 半澤健市

《日本知識人による「五月革命」体験》  本書は「五月革命」を体験した日本の一知識人が、43年間の蓄積を一気に噴出させた革命の総括である。「五月革命」とは、1968年のパリに始まった学生と労働者の反乱である。著者西川長夫(

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リーマンショックの再来か ―なにか不気味な株価下落―

著者: 半澤健市

 11年8月4日にニューヨーク証券取引所のダウ工業株30種平均株価が512ドル下げた。4日から5日にかけて世界的な株価下落と債券市場の混乱が起こった。 4日の欧米株価は平均4%から5%台の下落である。米国株式はダウ30種

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ドイツ滞在日誌(7) ほんの少しドイツ語のお話など/Regensburgへの旅/KarlstadtとBambergへの旅/Ulmへの旅

著者: 合澤清

1.ほんの少しドイツ語のお話など 今年のドイツの夏(少なくともここゲッティンゲンでは)は、「異常」なぐらい寒くて、雨が多くて、「夏らしくない夏」になっています。これは一人僕だけの感想ではなくて、この家の女主人ペトラも同様

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ドイツ滞在日誌(6) ヨーロッパ人の関心事/食の異文化との出会い/ドイツ国内旅行(Goslar, Uelzen)

著者: 合澤清

1.ヨーロッパ人の関心事 あの平和そのものと思われていたノルウエーで、衝撃的な大量殺人事件(銃の乱射で85人以上が殺された)が起きたことは皆様方も既にご承知のことだと思う。右翼青年の仕業だと伝えられている。 先日ドイツで

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3.11後の望ましい「平成の変革」 -神田明神で開かれた神儒仏講演会-

著者: 安原和雄

「3.11」(東日本大震災、原発惨事)は、日本の近現代史上、何を意味しているのか。 大づかみに言えば、<明治維新>、<敗戦後の戦後改革>に次ぐ第三の <「3.11」後の平成の変革>を促して止まない。  「平成の変革」とは

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