評論・紹介・意見の執筆一覧

死刑制度に関する内閣府の誤導的世論調査、それを受け売りしたメディアの報道

著者: 醍醐聡

「死刑執行は国民の声」というが・・・   昨朝(3月29日)、殺人などの罪を犯した3人の死刑囚に対する死刑が執行された。おととし7月以来、1年8ヶ月ぶりの執行である。  ところで、昨夜7時のNHKニュースはこの事実を伝え

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三井、住友に比べはっきりしない三菱財閥の起源。創業時から「人に公言できない」資本蓄積の過程

著者: 浅川 修史

 日本最大の企業集団・三菱グループ(戦前は三菱財閥)だが、三井、住友に比べると、その起源が日本人に明確に認識されているわけではない。創業から日本最大の財閥になる過程では、人に公言できないこともあったと推定される。2010

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経産省前テント広場 テント日誌3/23~3/28「200日目を迎えたテント」など

著者: 9条改憲阻止の会

テント日誌をお送りします。 <テント日誌 3/28(水)――経産省前テントひろば200日目>      200日目を迎えたテント 座り込みの椅子も満席に      今日も続く経産省正門前マイクアピール 3月28日(水) 

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「さよなら原発!小金井パレード~子どもと一緒に歩こう~」 “原発にさよなら”した社会に向けて

著者: 坂井えつ子

さよなら原発!小金井パレード : http://koganeiparade.jugem.jp/  きっかけは一人の母親の想いでした。東京電力・福島第一原子力発電所の事故後、いままで原発に無関心だった自分を反省し、子連れで

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成田史学史の特色を発揮した力作 -書評 成田龍一著『近現代日本史と歴史学』(中公新書)-

著者: 半澤健市

《サラリーマンと学者の認識ギャップ》  私は金融マンの定年退職後に大学院で日本近代史を学んだ。 だからサラリーマンの「歴史観」をよく知っているし、アカデミズムの「歴史認識」も少しは知っているつもりである。二つのグループの

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霊は見えるか?―大学講義のあいまに(5)

著者: やすい・ゆたか

「教職哲学」のカントの存在すると考えられるが、認識できないものが属する可想界の話で、不滅の霊魂というのも可想界に属するという説明に対して、コメントでこういう質問があった。  「霊が認識できないのは感覚されないからだという

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“国産”のイスラム・テロリストに戦慄する欧州 -乱射事件は犯人射殺で一件落着したが… -

著者: 伊藤力司

フランス南部の大都市トゥールーズで起きたユダヤ人学校の乱射事件は、犯人のモハメド・メラ(23)が特殊部隊の警官に射殺されて一件落着した。犯人はフランス生まれのアルジェリア移民2世、フランスの公教育を受けて育った若者であっ

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脱原発後の再生をどう展望するか -大震災、原発惨事から一年を経て-

著者: 安原和雄

 東日本大震災、原発惨事から一年が過ぎて、被災地の再生をどう図っていくかが改めて論議の的になっている。単なる復興ではなく、やはり再生への新しい道をどう展望するかが問われている。  原発廃止はもちろんとして、脱原発後の「身

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「白鳥事件は冤罪ではなかった!」新資料・新証言による60年目の真実③ 

著者: 渡部富哉

特別インタビュー③  「白鳥事件は冤罪ではなかった!」 新資料発掘の日共元活動家が語る60年目の真実  特別インタビュー 社会運動資料センター・渡部富哉氏に聞く③                   聞き手:今西 光男、

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「白鳥事件は冤罪ではなかった!」新資料・新証言による60年目の真実② 

著者: 渡部富哉

特別インタビュー② 「白鳥事件は冤罪ではなかった!」 新資料発掘の日共元活動家が語る60年目の真実  特別インタビュー 社会運動資料センター・渡部富哉氏に聞く②                   聞き手:今西 光男、山

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3・25「南相馬子供マラソン」の即時中止を求める!

著者: すみ子リヒトナー

Aさんへ. 三浦万尚さんから福島子供マラソンの南相馬の情報です。こんな危険なことを許してもよいのでしょうか。ぜひ抗議の意思表明を!私は拡散を希望しています。何とかマラソンを止めたいです。(以下、三浦さんのツィッターより)

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デュピュイ・永倉千夏子訳『チェルノブイリ ある科学哲学者の怒り―現代の「悪」とカタストロフィー』明石書店、2012.03を読む(4・完)

著者: 石塚正英

1.問題の所在 2.システム的悪 以上(1) 3.システム的悪からの脱却 4.目に見えない悪 以上(2) 5.カタストロフィー 6.テクノ・セントリズムの終焉 以上(3)以下(4) 7.有限性の自覚 8.今後の課題 &#

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オーセル氏「自殺では現実を変えられない」焼身抗議の中止の呼びかけ

著者: 劉燕子

2012年3月9日 チベット人作家ツェリン・オーセル氏、元中国仏教協会副主席のアキャ・リンポチェ氏、チベットの詩人カデ・ツェラン氏らは連名で、チベットの人々へ焼身抗議の中止を呼びかける署名運動を始めました。小社刊オーセル

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国家の破綻をどう克服するか―大学講義のあいまに(4)

著者: やすい・ゆたか

教職哲学のコメントに次のように応答しておきました。 問 ヘーゲルの国家論に関連してですが、国家が調整しても、貧困が増大しているという問題がありますが、これはどうとらえればいいのでしょうか? 答 20世紀後半は福祉国家がか

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ドイツ・ブレーメンでの3.11脱原発行動に参加して

著者: すみ子リヒトナー

Aさま。以下のことは、南相馬で原発事故緊急援助センタ-長,の三浦万尚さんが知らしてくださいました。三浦氏とは個人的にコンタクトがあります。三浦氏は,日夜,住民を守る為に,ガイガー計器で,検査されています。彼は一人で,行動

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「白鳥事件は冤罪ではなかった!」新資料・新証言による60年目の真実 

著者: 渡部富哉

 特別インタビュー 社会運動資料センター・渡部富哉氏に聞く①                   聞き手:今西 光男、山城 オサム (インタビューは2月23日、東京・日比谷の日本記者クラブで行われた)  60年前の195

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心の防衛機制としての「退行」―東日本大震災によせて―(2)

著者: 唐澤太輔

未曾有の大震災から一年が経過した。町の復興が進む一方、まだまだ残された課題、今後予測される問題は数多く残っている。そのような中、現在、被災地を中心に、幼児(主に3~6歳)の「赤ちゃん返り」が多く見られるという。これらの現

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