評論・紹介・意見の執筆一覧

鹿砦社の新刊『東電・原発おっかけマップ』が取次のトーハン、日販から配本拒否

著者: 松田健二

鹿砦社の新刊『東電・原発おっかけマップ』が取次のトーハン、日販から配本拒否されました。原発戦犯の住所が記載されていることが理由らしい。かれらは原発政策を積極的に推進し、今日の大惨事をもたらした張本人です。その住所が記載さ

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福島原発震災と企業の社会的責任─復興の精神と日本の帰路(5)─

著者: 三上 治

7月22日  暑さは人から冷静さを奪う。同じ熱さでもこちらは違う。「なでしこジャパン」から伝わってきたのはこの熱さであるが、経団連の夏季セミナ―における菅首相や政府批判はどうやらこちらの暑さのようだ。新聞やネットで伝えら

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ドイツ滞在日誌(5) 雑多なお話 / 『Zum Szueltenbuerger』とサッカーの世界選手権試合について

著者: 合澤 清

1.雑多なお話 13日あたりから再び天気が崩れ始め、雨模様になってきた。雨が降ると気温は急激に下がる。長袖を着ていても寒い。およそこれが「夏」だとは思えない。こんな寒さの中で「暑中見舞い」を書くというのもなんだか変な気分

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菅『脱原発』?会見と小出さん・安原さんのコメント、そして朝日新聞

著者: 安東次郎

菅首相の『脱原発』発言については、安原さんが記事を書かれているが、書いたのが少し「早かった」ようで、15日の国会で、菅首相、<「脱原発と」社会をめざすと表明したことについて「私自身の考え方」と述べ、政権の方針ではないと説

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「フッコーのまえに、被災地の眼に見えない孤独の群れを視よ!」

著者: 大木 保

(この国では発言の意味や内容、それにともなう責任(主語)の重さということが、なし崩しに不問にされた結果、虚言、放置、矮小化、脈略破綻、解離逃亡などの、分裂症化が明確になっています。) 自然のいとなみは正確なもので、 梅雨

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<ノー・モア・ナガサキ>実現の筋道を示す「難しいことを易しく、易しいことを深く」書いたエッセー集 -書評 土山秀夫著「核廃絶へのメッセージ」-

著者: 伊藤力司

書評 土山秀夫著「核廃絶へのメッセージ」(平和文庫=日本図書センター発売 1000円+税) 著者の土山秀夫さん(86)は長崎原爆の被爆者、医学者(病理学)、元長崎大学学長、国際会議「核兵器廃絶―地球市民集会ナガサキ」を4

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黒澤明の見た関東大震災 ―「黒澤明全作品30作の放映」・補遺2―

著者: 半澤健市

 映画監督黒澤明の原爆・原発観について黒澤論・補遺として書いた(11年4月16日の当ブログ)。関東大震災における黒澤の体験も「補遺2」として書いておきたい。(註) 黒澤明が関東大震災を経験したのは中学2年生の時であった。

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「一枚のハガキ」~菅沼正子さんの映画招待席より~

著者: 醍醐聡

多くの人に読んでほしくて  連れ合いがご近所の友人と発行しているミニコミ誌「すてきなあなたへ」にほぼ毎回、菅沼正子さんの映画招待席が掲載されている。いつも他のスタッフに先んじて原稿が届くと、印刷前に読ませてもらっている。

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再開《再稼働》を急ぐ理由はない  ─ 復興の精神と日本の帰路 ─

著者: 三上 治

7月9日  露地物のトマトやキュウリが美味し季節になった。井戸にほりこんであったトマトやキュウリなどに一塩をふってかぶりつくのが何よりも好きだった。少年期を田舎で過ごした記憶が濃厚だったせいか、露地物のトマトなどは箱ごと

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わたしの脱「テレビ視聴」宣言 -後期高齢者として目と脚を大切に-

著者: 安原和雄

 前回まで6回の記事は脱原発であった。今回は趣向を変えて、わたし自身の脱「テレビ」宣言としたい。告白すればすでに後期高齢者2年生であり、目と脚にかつての健全さは期待できなくなりつつある。だからここで日常の自分の暮らし方、

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薪炭の里から”原発”へ──近藤康男『貧しさからの解放』を読み返す

著者: 大野和興

  「昭和」で言うと20年代、アジア太平洋戦争でドイツやイタリアと組んで侵略国側を演じた日本が負け、民主化の熱気が社会の各層に残っていた時代、農村でも青年や女性が主役の「農村民主化運動」が広がっていた。主役は「家からの解

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東電株主総会は茶番か(2) ―大株主は脱原発提案反対をどう決めたのか―

著者: 半澤健市

 11年6月30日の拙稿「東電株主総会は茶番か」にはアクセス、拍手とも多く読者の関心の大きさを示していると感じた。脱原発の規定を定款に入れよという株主提案に大株主が簡単に賛成するとは初めから思わなかった。しかし逆にこんな

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原発に頼らない安心できる社会へ -城南信用金庫の脱原発宣言は訴える-

著者: 安原和雄

城南信用金庫の脱原発宣言が話題を呼んでいる。「原発に頼らない安心できる社会」の実現を訴えているからだ。市民、住民としては当然の訴えだが、金融機関としては珍しい。 しかも現職理事長が「信用金庫には中小企業や個人客を大切にし

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原発震災の責任を明瞭にさせねばならない ─復興の精神と日本の帰路3─

著者: 三上 治

6月29日  政局をめぐる愚劇と株主総会の茶番劇は日本の政界と経済界のどうしようもなさを僕らに見せつけている。菅首相の退陣と法案成立の取引に内閣人事の絡んだ政争は大震災や原発震災の復旧や復興を後景に退かせ、内閣・議会・政

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