評論・紹介・意見の執筆一覧

連載・やさしい仏教経済学-(41・完)変革は「四苦八苦」を克服できるのか

著者: 安原和雄

連載・やさしい仏教経済学(41・完)  仏教経済学(思想)は政治・経済・社会さらに人間自身の生き方の変革をめざしている。なぜなら現世は地獄さながらの様相を呈しているからである。そういう現世の変革を意図しない社会科学とりわ

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4月24日(日)14時[反原発集会](芝公園23号地)に結集をー連帯・共同ニュース

著者: 9条改憲阻止の会

2011年4月22日 第108号 ■ 週末にはあちらこちらで原発についての集会がありいずれも盛会である。既に報告したように4月10日(日)には芝公園と高円寺公園で大きな集会があり、芝公園からは東京電力や中部電力に向けたデ

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復旧なくして復興なし~被災地は蒙昧なロマンの実験場ではない~

著者: 醍醐聡

 政府は大震災からの東日本の復興策の青写真を検討する「復興構想会議」を立ち上げ、14日、首相官邸で初会合を開いた。議長には五百旗頭真氏(防衛大学校長)が選ばれ、委員には内館牧子(脚本家)、玄侑宗久(臨済宗住職)、中鉢良治

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巨大地震の再来襲―その時、福島第一原発は、浜岡原発はどうなる?

著者: 山川哲

今朝のNHKニュースで京都大学防災研の遠田晋次准教授は、早ければ、ここ一カ月以内にもM8程度の大地震が10メートルぐらいの津波を伴って、東北から東海沿岸までに再来する可能性があるとの分析結果を発表した。これはすでにYOM

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緊急事態において“復興構想”を議論する東日本大震災復興構想会議の愚かさ

著者: 広原盛明

 関西から(9)  4月14日、政府の東日本大震災復興構想会議が首相官邸で初会合を開いた。復興構想会議が設置された趣旨は、「未曾有の被害をもたらした東日本大震災からの復興に当たっては、被災者、被災地の住民のみならず、今を

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連載・やさしい仏教経済学-(40)世界に誇れる「愛国心」を育むとき/(39)日米同盟の呪縛から自由になる日

著者: 安原和雄

連載・やさしい仏教経済学(40)  仏教経済学(思想)は愛国心をどう考えるのか、と聞かれれば、「愛国心は大切」と答えたい。ただし新しい愛国心は、かつて無謀な戦争に協力して国を亡ぼし、今また保守勢力が折に触れ、復活を策して

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「福島原発 暴発阻止行動 プロジェクト」結成へむけて

著者: 山田恭暉

福島第一原子力発電所の現状についてはいまさら説明するまでもありません。しかし確認 しておかなければならないことは、次の事実です。 1) 暴発を防ぐためには、ホースによる散水のような一時的な処置ではなく、10 年の 単位の

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映画作家の想像力―黒澤明の原発観 ―「黒澤明全作品30作の放映」・補遺―

著者: 半澤健市

映画監督黒澤明が原子力を取り上げた作品は三本ある。 『生きものの記録』(55年)、『八月の狂詩曲』(91年)、『夢』(90年)である。最初の二つは原爆、三つ目は原発を扱っている。私は08年の黒澤全作品のNHK放映時のコメ

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重層的な行動展開に向けてさまざまのスケジュールからー連帯・共同ニュース

著者: 9条改憲阻止の会

2011年4月15日 第106号  ■ 政府は東日本大震災の復興構想会議を発足させた。その最初の会合が4月14日になされその模様が新聞やテレビなどで報じられている。そこで確認されたとされる基本方針はいかなる党派・勢力にも

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欧米のリビア軍事介入は大失点か -カダフィ退陣見込めず、反体制側にイスラム過激派潜入-

著者: 伊藤力司

筆者は当ブログ3月23日のエントリーで欧米のリビア軍事介入に触れ、欧米の狙うカダフィ退陣は簡単に実現せず、東西に分裂したリビア内戦が長期化するのではないかと予測した。メディアは挙げて東日本大震災と福島原発事故の大ニュース

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東日本大震災が“東日本大震災有事”に転化する危険、統一地方選挙の結果をみて

著者: 広原盛明

関西から(8)    4月10日の統一地方選挙の結果には唖然として声も出なかった。そこには東日本大震災の現実を直視することで、日本の政治や地域経済のあり方を根本から見直そうといった革新的視点はカケラもなく、未曾有の大震災

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『スーパーヒーロー(強きアウトサイダー)不在の時代に』

著者: 岡村洋次郎

映画監督 原一男インタビュー 2010.9.26 岡村:小野さやかさんの「アヒルの子」を見てびっくりしました。こういう若者もいるんだというか。自分の家族とかトラウマと真正面から向き合うのは、大変な勇気がいると思って。 原

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菅首相の記者会見、被災地再生の“街づくり構想”をどうみるか

著者: 広原盛明

関西から(7)  福島第1原発事故が日に日に深刻化の度合いを深め、日本国内はもとより世界各国が危機意識を高めているときに、どういうわけか、その一方で能天気な「未来都市型復興ビジョン」が最近に来て一斉に語られ始めた。素直に

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「平成の再生」モデルを提唱する -大惨事の廃墟から立ち上がるとき-

著者: 安原和雄

天災(地震と大津波)と人災(原発大事故と放射能汚染)による複合的大惨事とその廃墟から立ち上がり、閉塞状況を打破するにはどうしたらよいだろうか。目先の対応策ももちろん重要であるが、もう少し長期的視野から日本の行く末を考え直

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[福島原発事故に関する参考資料]福島原発事故についての緊急建言

著者: 青木芳朗、以下15名

*あくまで「参考資料」としてこの元(現?)原発推進派学者の「建言」を掲載します。この趣旨への賛否については賢明な読者のご判断にお任せしたいと思います。(編集部) はじめに、原子力の平和利用を先頭だって進めて来た者として、

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こんな時こそ「みんなでやれば怖くない」で自粛選挙ムードの一掃を

著者: 醍醐聡

自粛は美徳ではない  千葉県でも4月1日、県議選が告示されたのを機に、この後、私が住む市でも市長選、市議選が控えているが、とてもそうは思えない奇妙な静けさである。「大震災からまもない時期に自分の支持を呼びかける宣伝で街を

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「復興を!」という前に『ガラクタ』を片づけるべきではないか

著者: 安東次郎

ポスト3.11―原発震災後の日本―を考える ②  この数日「この震災からどう復興をしていくか」という議論が始まりつつある。「復興院」だの、「復興構想会議」などという話が聞こえてくる。しかし、ちょっと待ってほしい。 「復興

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この出版は正しいか ─岩波書店『劉暁波文集』刊行の大きな疑問

著者: 子安宣邦

岩波書店が『最後の審判を生き延びて』というタイトルを付して2月25日付けで刊行した『劉暁波文集』について大きな疑問がある。疑問は岩波書店によるこの書の刊行のあり方にかかわるものである。岩波書店によるこの書の刊行は、岩波書

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