カルチャーの執筆一覧

書籍紹介・現代史を見直す視点 - Timothy Snyder “BLOODLANDS: Between Hitler and Starlin,” Basic Books, 2010, New York. 邦訳、布施由紀子訳『ブラッドランド ヒトラーとスターリン大虐殺の真実』(上・下) 筑摩書房、2015年 -

著者: 小川 洋

 本書はすでに主要な新聞の書評欄でも取り上げられており(注)、いまさら紹介でもないのだが、本書の価値はいくら強調しても足りないと考えるので、ここに改めて紹介する。  さてソ連邦史を学んだ者は、スターリンによる農業集団化の

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『青葉の森へ(三)』(短歌ハーモニー合同歌集)が出来上がりました

著者: 内野光子・歌人

今年2016年1月に短歌ハーモニー歌会は150回目を迎えました。2002年に千葉市女性センター(現、男女共同参画センター)の短歌講座の修了者によって立ち上げられた歌会でした。2006年に合同歌集『青葉の森へ』を、2011

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「うた新聞」吉川宏志「<いま>を読む~批評が一番やってはいけない行為」という私への反論

著者: 内野光子・歌人

8月8日、午後3時前、天皇の「お気持ち表明」なる「玉音放送」を待っているとき、「うた新聞」(いりの舎)の編集部から8月号の吉川宏志「<いま>を読む第4回―批評が一番やってはいけない行為」の記事に印刷の不手際があったとの連

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ツイッターもフェイスブックもやらないのですが、感想を寄せてくださる方に感謝

著者: 内野光子:歌人

ツイッターもフェイスブックもやらないのですが、感想を寄せてくださる方に感謝です。 ①『ユリイカ』8月号、<特集・新しい短歌、ここにあります>に寄稿しました。 (2016年7月28日 ) ②「時代」の所為(せい)にはするな

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『ユリイカ』8月号、<特集・新しい短歌、ここにあります>に寄稿

著者: 内野光子:歌人

『ユリイカ』8月号、<特集・新しい短歌、ここにあります>に寄稿しました。 私は、以下の題で書いています。 ◇三十一文字のポエティック タブーのない短歌の世界を―「歌会始」を通して考える 以下の目次を見ると、拙稿は、場違い

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ふたたびの沖縄、慰霊の日の摩文仁へ(10)沖縄全戦没者追悼式

著者: 内野光子:歌人

6月23日も、朝から暑い。県庁北口からは、追悼式会場の糸満市摩文仁まで直行のピストンバスで出る。まだ9時前の早めのためか、空席を残しての出発である。途中の渋滞もなく、かなり早くに着いた。「平和の礎」には、お参りの方々やそ

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ふたたびの沖縄、慰霊の日の摩文仁へ(9)普天間基地周辺 2

著者: 内野光子:歌人

 普天間基地周辺の航空写真から、今回、立ち寄った場所を書き込んで作成してみた。 キャンプ瑞慶覧(ずけらん)は、キャンプフォスターとも呼ばれている。赤い線の内側が宜野湾市となる。以下を参考にした。詳しくは「まちのど真ん中に

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