大佛次郎記念館とイギリス館と 心配していた昨夜からの雨は止んでいる。窓からのベイブリッジも昨日よりはっきり見える。午後からのウォーキングまで、どうか降らないで、と祈るしかない。11時の集合、ランチの会食まで時間があるので
本文を読むカルチャーの執筆一覧
<横浜ウォーキング>に参加してみようかと(1)
著者: 内野光子いきなり、きつい、雨の谷戸坂 横浜のKKR(国家公務員共済組合)の宿、ポートヒルが企画する「横浜三塔をめぐるウォーキング」というものに参加してみようか、ついでに近代文学館にでも寄ってみようということになった。その企画には
本文を読む二十世紀世界文学の名作に触れる(60) 『ジャングル・ブック』のキプリング――植民地時代が生んだ動物文学
著者: 横田 喬十九世紀半ば~第二次大戦直後にかけて、植民地帝国イギリスはインドに広大な領土を持っていた。インド生まれのノーベル賞作家キプリングの出現は、いわばその植民地帝国の申し子とも映る。彼は「東は東、西は西」という言葉を残したこ
本文を読むリハビリ日記Ⅴ 31 32
著者: 阿部浪子31 北村律子の怒り 今年もまた、わが庭のウメの花が咲いた。1月31日。青空を背景に梅の古木は力強い。小さな白い花たちはしっとりとしている。遠州の空っ風に吹かれて散っていくが、1か月は楽しめるだろう。 こんなに寒い冬
本文を読む桜には少し早かったが~養老渓谷へ
著者: 内野光子平日だったら宿もすいているだろう、ゆっくり温泉にでも入ってと、たった二泊ながら、近場の養老渓谷にでかけた。近いと言っても、車ではないので、かなりの時間を要した。 JR船橋まで出て、内房線の五井まで行くのだが、通勤時間はと
本文を読む二十世紀世界文学の名作に触れる(59)キプリングの『ジャングル・ブック』――独創的発想と非凡な叙情
著者: 横田 喬イギリスの作家ラドヤード・キプリング(1865~1936)は1907年、ノーベル文学賞を四十一歳の史上最年少で、英国人としては最初に受賞した。授賞理由は「その創作を特徴づける、観察力、想像力、独創性、発想の意欲と叙情の
本文を読む第134回経済研究会 講演会 :共催 現代史研究会/討論資料(古賀 暹
著者: 古賀暹場所 河合塾 池袋校西館4A教室 https://www.kawai-juku.ac.jp/school/scl-map.php?ks=314 日時 3月18日(土) 午後1時—5時 テーマ 価値論と文化人類学-マルク
本文を読む二十世紀文学の名作に触れる(58) 『古都』の川端康成――戦後日本文学の最高峰
著者: 横田 喬川端は1968年のノーベル文学賞受賞の際、「日本の伝統のお陰」と謙遜。「名誉などというものは重荷となり、かえって委縮してしまうのでは」と危惧する言葉も口にした。四年後に仕事部屋でガス自殺を遂げたことを思い合わせると、痛
本文を読む二十世紀文学の名作に触れる(57) 川端康成の『古都』 ――流麗な筆致で描く京都の面影、そして美しい双子の姉妹の数奇な運命
著者: 横田 喬川端康成(1899~1972)は一九六八(昭和四三)年、日本人で初めてノーベル文学賞を受けた。受賞理由は「日本人の心の精髄を、すぐれた感受性をもって表現、世界の人々に深い感銘を与えた」。対象作品は小説『雪国』『千羽鶴』
本文を読む新時代を開く「コミュニズム」―その秘策は『資本論』にある!
著者: 合澤 清書評:『人新世の「資本論」』斎藤幸平著(集英社新書2020/21) 「人新世」という耳慣れない言葉に一驚したが、「はじめに」で次のように説明している。 「人類の経済活動が地球に与えた影響があまりに大きいため、ノーベル化学
本文を読む屋上菜園瓦版193号/ケニアの総発電量の9割が再エネ由来
著者: 中瀬勝義https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2023/03/27242a54afd0f3c401ba588515e5a44e.pdf 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://w
本文を読む橋川文三の文学精神
著者: 川端秀夫< 内 容 目 次 > 1 文学精神とは何か 2 橋川文三の方法 3 転機としての昭和31年 4 三島由紀夫『鏡子の家』 5 三島由紀夫『英霊の声』 6 三島・橋川論争の起源 7
本文を読む江東自転車エコライフ通信208号/梅めぐりを楽しみました。
著者: 中瀬勝義第 208 回 楽しく自転車で走る会(2023.2.25) 梅めぐりを楽しみました。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2023/03/d334f60a1bcaf06c5e1
本文を読む二十世紀文学の名作に触れる(56) 『ドクトル・ジバゴ』のパステルナーク――旧ソ連での最初の反体制活動作家
著者: 横田 喬パステルナークは1958年、ノーベル文学賞を受けた。授賞理由は「現代風の抒情的な詩、および大ロシアの歴史的伝統に関する分野における、彼の重要な功績に対して」。ソ連国内では当時、『ドクトル・ジバゴ』の内容はロシア革命を批
本文を読む二十世紀文学の名作に触れる(55) パステルナークの『ドクトル・ジバゴ』――二十世紀最大の大河ロマン
著者: 横田 喬1960年にノーベル文学賞を受けた旧ソ連の作家ボリス・パステルナーク(1890~1960)の代表作は『ドクトル・ジバゴ』だ。第一次世界大戦とロシア革命という波乱万丈の時代を背景に、無類に個性的な医師ジバゴと薄幸の美女ラ
本文を読む『自由の現実化こそ理性の絶対的目的である—若きヘーゲルの苦闘』
著者: 合澤 清書評:『若きヘーゲル』上 ルカーチ著 生松敬三・元浜清海訳(白水社1998) ルカーチの『若きヘーゲル』は上、下二巻から成る大作である。上巻では、ヘーゲルのベルン時代とフランクフルト時代が俎上に載せられ、そ
本文を読む何度でもやり直せる現場の物語を大切に 映画「チョコレートな人々」
著者: 杜 海樹人にはそれぞれの物語というものがある。生まれてから亡くなるまでの間に、進学・就職・結婚と大きな節目を向かえ、その都度自分史を刻んでいる。ある人はプロサッカー選手になりたくて部活動で頑張って来ましたと、ある人はIT事業を
本文を読む第12回江古田映画祭~3.11福島を忘れない
著者: 永田浩三おかげさまで「江古田映画祭」は12回目を迎えました。原発事故や震災に加え、戦争と平和や環境、農業などをテーマにした選りすぐりの映画を集めました。ぜひお越しください。 【期 間】2023年2月25日(土)~3月11日(土)
本文を読む江東自転車エコライフ通信207号/下谷七福神めぐり
著者: 中瀬勝義下谷七福神めぐりを楽しみました。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2023/01/66916c4720a7a746035021a0b8ef47b7.pdf 〈記事出典コード
本文を読むヘーゲル研究会へのおさそい
著者: 野上俊明ヘーゲルは「法権利の哲学」(1820年)序文で、哲学というものを「思想において把握されたその時代」であると、つまり時代時代の思想的な表現が哲学であるとしています。そのコンテクストで現代を考えると、どういうことになるでしょ
本文を読む書評「フランス革命前夜のパリ-辛辣なドキュメンタリー」
著者: 合澤 清『18世紀パリ生活誌―タブロー・ド・パリ―』上・下 メルシエ著 原 宏編訳(岩波文庫1989) パリは何度かにわたって改造されてきている。もちろんそれは、パリの都市としての拡張に合わせての理由が大部分であったろうと思う。
本文を読む二十世紀文学の名作に触れる(54) 『ジャン・クリストフ』のロマン・ロラン――反戦平和をアピールし続けた理想主義者
著者: 横田 喬ロランは若い頃、かのトルストイに私淑して文通を試み、弟扱いする返事をもらっている。反戦平和の理想を生涯のテーマに掲げ、数々の小説・戯曲・エッセイの執筆に心を砕く。第一次世界大戦の際には、フランスとドイツ両国に対し共に「
本文を読む屋上菜園瓦版号191号/新年あけましておめでとうございます
著者: 中瀬勝義https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2023/01/a9728512e9d00879449b45934b0e6c14.pdf https://chikyuza.n
本文を読む二十世紀世界文学の名作に触れる(53) ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』――音楽への愛が綴る「青春の書」
著者: 横田 喬西欧では比較文化論的な立場から、よく「ドイツ人は耳が利き」、「フランス人は目が利く」と言う。ドイツは楽聖バッハやベートーヴェンを、フランスは画聖セザンヌやルノアールを生んでいるからだ。が、1915年にノーベル文学賞を受
本文を読む江東自転車エコライフ通信206号/「たばこと塩の博物館」と 東京スカイツリー
著者: 中瀬勝義「たばこと塩の博物館」と 東京スカイツリー を楽しみました。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2022/12/8e0cff2ec4ef1553173d75717e677ff
本文を読む二十世紀世界文学の名作に触れる(52) 『チボー家の人々』のロジェ・マルタン・デュ・ガール
著者: 横田 喬――大河小説完成に心魂を傾けて二十年 デュ・ガールは邦訳(白水Uブックス版)で全13冊に及ぶ大河小説を完成させるのに、1914~34年の実に二十年もの歳月を費やしている。一番のクライマックス、第一次世界大戦の際は、自動
本文を読む二十世紀世界文学の名作に触れる(51) ロジェ・マルタン・デュ・ガールの『チボー家の人々』(下)
著者: 横田 喬――人間の様々な葛藤を描く大河小説 時節は1914年夏、ジャックはローザンヌからジュネーヴへ移った。新聞や雑誌方面で得る金で生計を立て、各国の社会主義者たちが集まる『本部』に足繫く出入りしている。『本部』の中心的リーダ
本文を読む評注「ヘーゲル哲学の解体新書―マルクスとニーチェ」
著者: 合澤 清*『ヘーゲルからニーチェへ 19世紀思想における革命的断絶』上・下 カール・レーヴィット著 三島憲一訳(岩波文庫) 著者カール・レーヴィット(1897₋1973)の経歴について簡単に触れる。彼は学生時代に
本文を読むリハビリ日記Ⅴ 29 30
著者: 阿部浪子29 瀬沼夏葉のこと ドアを開けると、青空が広がっていた。小さな、水色のチョウが、ひらりひらりと舞っている。意識しながら大股で歩いていく。先日、リハビリ教室の伊藤先生がこう言った。大股で歩けていることに自身気づくことが
本文を読む二十世紀世界文学の名作に触れる(50) ロジェ・マルタン・デュ・ガールの『チボー家の人々』(上)
著者: 横田 喬――人間の様々な葛藤を描く大河小説 フランスの作家ロジェ・マルタン・デュ・ガール(1881~1958)は1937年、著作『チボー家の人々「1914年夏」』(白水Uブックス版で八~十一部)によりノーベル文学賞を受けた。授
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