人にはそれぞれの物語というものがある。生まれてから亡くなるまでの間に、進学・就職・結婚と大きな節目を向かえ、その都度自分史を刻んでいる。ある人はプロサッカー選手になりたくて部活動で頑張って来ましたと、ある人はIT事業を
本文を読むカルチャーの執筆一覧
第12回江古田映画祭~3.11福島を忘れない
著者: 永田浩三おかげさまで「江古田映画祭」は12回目を迎えました。原発事故や震災に加え、戦争と平和や環境、農業などをテーマにした選りすぐりの映画を集めました。ぜひお越しください。 【期 間】2023年2月25日(土)~3月11日(土)
本文を読む江東自転車エコライフ通信207号/下谷七福神めぐり
著者: 中瀬勝義下谷七福神めぐりを楽しみました。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2023/01/66916c4720a7a746035021a0b8ef47b7.pdf 〈記事出典コード
本文を読むヘーゲル研究会へのおさそい
著者: 野上俊明ヘーゲルは「法権利の哲学」(1820年)序文で、哲学というものを「思想において把握されたその時代」であると、つまり時代時代の思想的な表現が哲学であるとしています。そのコンテクストで現代を考えると、どういうことになるでしょ
本文を読む書評「フランス革命前夜のパリ-辛辣なドキュメンタリー」
著者: 合澤 清『18世紀パリ生活誌―タブロー・ド・パリ―』上・下 メルシエ著 原 宏編訳(岩波文庫1989) パリは何度かにわたって改造されてきている。もちろんそれは、パリの都市としての拡張に合わせての理由が大部分であったろうと思う。
本文を読む二十世紀文学の名作に触れる(54) 『ジャン・クリストフ』のロマン・ロラン――反戦平和をアピールし続けた理想主義者
著者: 横田 喬ロランは若い頃、かのトルストイに私淑して文通を試み、弟扱いする返事をもらっている。反戦平和の理想を生涯のテーマに掲げ、数々の小説・戯曲・エッセイの執筆に心を砕く。第一次世界大戦の際には、フランスとドイツ両国に対し共に「
本文を読む屋上菜園瓦版号191号/新年あけましておめでとうございます
著者: 中瀬勝義https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2023/01/a9728512e9d00879449b45934b0e6c14.pdf https://chikyuza.n
本文を読む二十世紀世界文学の名作に触れる(53) ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』――音楽への愛が綴る「青春の書」
著者: 横田 喬西欧では比較文化論的な立場から、よく「ドイツ人は耳が利き」、「フランス人は目が利く」と言う。ドイツは楽聖バッハやベートーヴェンを、フランスは画聖セザンヌやルノアールを生んでいるからだ。が、1915年にノーベル文学賞を受
本文を読む江東自転車エコライフ通信206号/「たばこと塩の博物館」と 東京スカイツリー
著者: 中瀬勝義「たばこと塩の博物館」と 東京スカイツリー を楽しみました。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2022/12/8e0cff2ec4ef1553173d75717e677ff
本文を読む二十世紀世界文学の名作に触れる(52) 『チボー家の人々』のロジェ・マルタン・デュ・ガール
著者: 横田 喬――大河小説完成に心魂を傾けて二十年 デュ・ガールは邦訳(白水Uブックス版)で全13冊に及ぶ大河小説を完成させるのに、1914~34年の実に二十年もの歳月を費やしている。一番のクライマックス、第一次世界大戦の際は、自動
本文を読む二十世紀世界文学の名作に触れる(51) ロジェ・マルタン・デュ・ガールの『チボー家の人々』(下)
著者: 横田 喬――人間の様々な葛藤を描く大河小説 時節は1914年夏、ジャックはローザンヌからジュネーヴへ移った。新聞や雑誌方面で得る金で生計を立て、各国の社会主義者たちが集まる『本部』に足繫く出入りしている。『本部』の中心的リーダ
本文を読む評注「ヘーゲル哲学の解体新書―マルクスとニーチェ」
著者: 合澤 清*『ヘーゲルからニーチェへ 19世紀思想における革命的断絶』上・下 カール・レーヴィット著 三島憲一訳(岩波文庫) 著者カール・レーヴィット(1897₋1973)の経歴について簡単に触れる。彼は学生時代に
本文を読むリハビリ日記Ⅴ 29 30
著者: 阿部浪子29 瀬沼夏葉のこと ドアを開けると、青空が広がっていた。小さな、水色のチョウが、ひらりひらりと舞っている。意識しながら大股で歩いていく。先日、リハビリ教室の伊藤先生がこう言った。大股で歩けていることに自身気づくことが
本文を読む二十世紀世界文学の名作に触れる(50) ロジェ・マルタン・デュ・ガールの『チボー家の人々』(上)
著者: 横田 喬――人間の様々な葛藤を描く大河小説 フランスの作家ロジェ・マルタン・デュ・ガール(1881~1958)は1937年、著作『チボー家の人々「1914年夏」』(白水Uブックス版で八~十一部)によりノーベル文学賞を受けた。授
本文を読む江東自転車エコライフ通信205号/葛 西 臨 海 公 園 巡 り を楽しみました
著者: 中瀬勝義https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2022/12/b4b9e4bbadac9f0cf4f1eb77500416da-1.pdf 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http:/
本文を読む二十世紀世界文学の名作に触れる(49) 『狭き門』のジッド――美しいもの、弱いものへの共感
著者: 横田 喬フランスの作家アンドレ・ジッドは、旧ソ連邦とローマ教皇庁から等しく忌避された珍しい文学者だ。その代表作『狭き門』の題名は、新約聖書(マタイ伝)にある「力を尽くして、狭き門より入れ。滅びに至る門は大きく、その路は広く、之
本文を読む屋上菜園瓦版号190号/コ ロ ナ 第 8 波 , 感 染 者 増 加
著者: 中瀬勝義https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2022/12/b1e01160e37e94ad77d329262f03ce49.pdf 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://w
本文を読む二十世紀世界文学の名作に触れる(48) ジッドの『狭き門』――大胆不敵な愛と心理洞察
著者: 横田 喬フランスの作家アンドレ・ジッド(1869~1951)は1947年、ノーベル文学賞を受けた。授賞理由は「人間の問題や状況を、真の大胆不敵な愛と鋭い心理洞察力で表現した、包括的で芸術的に重要な著作に対して」。その代表的な著
本文を読むリハビリ日記Ⅴ 27 28
著者: 阿部浪子27 石川すずのこと 猛暑から解放された昼下がり。ウエルシアへ買い物に行く。サチコさんの小さな畑には、色とりどりの花が咲いている。彼女の愛情が伝わってくる。しばし見とれていた。オータムクロッカスの花が地面にせいぞろい。
本文を読む二十世紀文学の名作に触れる(47) 『百年の孤独』のガルシア・マルケス――欧米では「魔術的リアリズム」と激賞
著者: 横田 喬南米コロンビアのノーベル文学賞作家ガルシア・マルケスの代表作『百年の孤独』は、欧米の文壇で「魔術的リアリズム」と激賞され、驚異的なヒット作となった。日本でも大江健三郎や中上健次らの現代作家たちに少なからぬ影響を与え、話
本文を読む二十世紀文学の名作に触れる(46) ガルシア・マルケスの『百年の孤独』――奇矯な叙述に彩られた世にも不思議な物語
著者: 横田 喬1982年にノーベル文学賞を受けた南米コロンビアの作家ガルシア・マルケス(1928~2014)の代表作『百年の孤独』は欧米の評論家が「マジック・リアリズム」と激賞したベストセラー小説だ。人の怨霊が祟ったり、死者が再生~
本文を読むささや句会 第85回 2022年10月20日 木曜日
著者: 公子一筋に延びゆく潮目鳥渡る 丑山孝枝 鬢白き弟と会ふ良夜かな 奥野 皐 三國志の古地図を辿る夜長かな
本文を読む屋上菜園瓦版号189号/コ ン ニ ャ ク が 育 ち ま し た !
著者: 中瀬勝義https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2022/11/f8fcdcbaeba555ebbaeb0fa566d7b9d2.pdf 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://w
本文を読む「地球の上で」
著者: 出町 千鶴子今宵は嬉しや 可惜夜(あたらよ)の 未来を望いて遊ぶ 月と風 月が笑えば うさぎも跳ねる 初出 :「リベラル21」より許可を得て転載http://lib21.blog96.fc2.com/ 〈
本文を読む庭つくり前書き
著者: 会澤伸憲https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2022/10/73e4773b7fcaf7c25d66a87c33e4f190.pdf 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https:/
本文を読む田端文士村散歩へ~初めての田端駅下車
著者: 内野光子土曜10月22日は、秋晴れの予報だったが、すっきりしないものの、出かけることにした。久しぶりの東京、池袋育ちながら、田端には降りた記憶がない。国鉄の操車場のイメージである。北口を出ると、左手に高い陸橋、ほぼ正面に、曲線
本文を読む書評 『日本近代文学の潜流』(大和田茂・著 論創社・刊)
著者: 阿部浪子大和田茂の長年にわたる研究成果が本書である。大杉栄も小林多喜二も登場するが、本命はやはり、埋もれているプロレタリア作家たちへの検証であろう。 大正期から昭和初期にかけて活躍した、平澤計七、新井紀一、中西伊之助、宮地嘉六、
本文を読む二十世紀文学の名作に触れる(45) 『サンクチュアリ』のフォークナー ―― アメリカ文学を世界の檜舞台に引き上げた功労者
著者: 横田 喬1949年にノーベル文学賞を受けたウィリアム・フォークナー(1897~1962)は、ほぼ同世代のヘミングウェイと並び称される二十世紀アメリカ文学の巨匠だ。ヘミングウェイが海外で精力的に活動~戦争や冒険などを執筆テーマに
本文を読む二十世紀文学の名作に触れる(44) フォークナーの『サンクチュアリ』――世にも恐ろしい暗黒の物語
著者: 横田 喬米国南部ミシシッピ州生まれの作家フォークナー(1897~1962)は1950年、ノーベル文学賞を受けた。表題の作品『サンクチュアリ』は31年に著された小説で、それまで無名だった彼の名を一躍有名にした出世作でもある。サン
本文を読む二十世紀世界文学の名作に触れる(43) 『神々は渇く』のアナトール・フランス――精細な史料調査に腐心
著者: 横田 喬「悪は必要だ。もし悪が存在しなければ、善もまた存在しないことになるから」。アナトール・フランスの箴言は、この作家が冷めた人間通だったことを証す。私は彼の代表作『神々は渇く』を精読。その精緻な筆致に感嘆し、作家というより
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