時代をみるの執筆一覧

改憲路線の安倍政権に強い危機感と警戒心 -2013年の年賀状にみる国民意識-

著者: 岩垂 弘

 2013年は、「憲法改定」「集団的自衛権の行使」「原発推進」を掲げる安倍政権の登場で幕を開けた。マスメディアがこれをどう報道するか注視していたが、新年の紙面やテレビ画面で見る限り、安倍政権の路線に警鐘乱打するものはほと

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シロタ・ゴードン女史の死に思う ──平和憲法に盛り込まれた「国民主権」の意義──

著者: 池田龍夫

第二次世界大戦後、GHQ(連合国軍総司令部)民政局員として日本国憲法の男女平等などの条項を起草した米国人女性、ベアテ・シロタ・ゴードンさん(89歳)が昨年12月30日、ニューヨーク市内の自宅で死去。生前、「日本の憲法は米

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改憲と原発への反対は少数派 ―2013年元旦6紙を読む―

著者: 半澤健市

《改憲と原発をどう書いているか》  元旦6紙読み比べは4回目になる。 改憲と原発の取り上げ方に注目して読んだ。今年の最大テーマだと思うからである。経済第一は極右政権の擬態である。各紙とも本紙と別刷りで構成している。別刷り

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「混迷の時代」をどう乗り切るか -2013年元旦社説を論評する-

著者: 安原和雄

朝日新聞の年頭社説が「混迷の時代の年頭に」と題しているように、たしかに日本の現況は混迷を深めている。この混迷をどう克服するのか、あるいは乗り切ることが出来るのかが今年の大きな課題というほかない。社説の論調も混迷の時代を象

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【連載論文】極右による「国家改造」の性格―耳栓・目隠しで「日本を取り戻す」(下) ――平和主義原理の抹殺と「日米同盟」の新文脈

著者: 武藤一羊

自民党憲法草案の国防軍創設の文脈 右翼的勢力の改憲の最大の動機が、戦後期全体を通じて、合憲的合法的な軍隊を持ちたい、そのため憲法9条を変えたいということであったのは言うまでもありません。その状況の下で、日本国憲法の大原則

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世界が憂慮する新政権、この夏が正念場、虹色の非核・非戦ネットワークを!

著者: 加藤哲郎

◆2013.1.1 新年ですが、門松も松飾りもやめました。12月総選挙の国民の選択の結果は、たった2週間ですが、厳しく重苦しい新年を予感させます。4割の得票で8割の議席を独占した安倍晋三・自公新政権は、「景気回復」をうた

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極右による「国家改造」の性格:耳栓・目隠しで「日本を取り戻す」(中)   ――普遍的価値からの遮断装置としての自民党憲法草案

著者: 武藤一羊

これまで「ジコチュウ」などというかなり前の流行語で安倍自民党の立ち位置を検討してきましたが、もう少し厳密に言うとすれば、それは自己都合に解消されない普遍的基準や価値からの遮断と言い換えることができます。2012年4月27

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孫崎享氏のTwitterより”米倉会長:この人は相手次第で卑屈にも尊大にもなる人だ”など

著者: 孫崎享・「ちきゅう座」編集部

12月30日 訂正・負の連鎖:30日読売「自民に期待「景気回復」が74%…読売調査」。だが、負の連鎖の心配はないでしょうか。「無駄な公共事業が増える」→「財政逼迫」→「消費税アップ」→「購買力減少」→「経済冷え込む」。長

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私選国際10大ニュース オバマ再選がトップ –冷戦終結後21年-世界はなお混沌–

著者: 伊藤力司

大小さまざまなニュースが世界を駆け巡った2012年も間もなく暮れる。歳末恒例により、筆者の私的関心から今年の国際10大ニュースを選んでみた。 1) オバマ米大統領再選 2) 中国・習近平体制発足 3) 主要国の指導者交代

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今こそ「小日本主義」を広めるとき -安倍首相の「危機突破内閣」に抗して-

著者: 安原和雄

安倍首相が舵取り役の「危機突破内閣」が発足した。先の総選挙で自民党は大勝したとはいえ、内実は決して安泰ではない。タカ派のイメージが強すぎる。それをむしろ「よいしょ」と支える論調もある。 101歳という高齢でなお健在の日野

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フクシマ・アクション・プロジェクトがIAEA天野事務局長へ要請書提出

著者: グローガー理恵

*フクシマ・アクション・プロジェクトに関われていらっしゃる翻訳家の竹内雅文さんが「フクシマ・アクション・プロジェクト・チームからIAEA事務局長天野之弥氏宛てに送られた要請書文」へのリンクを送って下さいましたので、それを

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極右による「国家改造」の性格 ――耳栓・目隠しで「日本を取り戻す」(上)

著者: 武藤一羊

2012年12月12日記 極右勢力が権力を握り、戦後国家の崩壊の濛埃のなかで彼らの「国家改造」を強行する危険、そうなる弾みに目をつぶるわけにはいきません。出現しつつあるのは、どんな連立政権が望ましいかなど政局論議の枠に収

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日本の衆議院選挙―過去の右翼陣営への揺り戻し

著者: グローガー理恵

12月16日の衆院選挙結果について大変興味深い印象的な記事が南ドイツ新聞に掲載されていましたので、それをご紹介させて戴きます。筆者、ナイトハルト氏によって書かれた論評は、更なる右傾化に突入した日本の政治的風潮を見事に捉え

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