時代をみるの執筆一覧

「やめろ!やめない!政治」のすばらしさ ーウクライナ戦争から永田町を見る

著者: 田畑光永

 明日は参院選の投票日である。誰に投票するか、いやどの党にするかも、まだ決めてない。日頃の不勉強のせいであることは自覚している。でも、こんな人間の一票がどこへ行こうと、現実政治にはなんの影響もないのだから、不勉強な人間は

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ウクライナ紛争アップデート:元スイス陸軍大佐・ジャック・ボー氏に訊く

著者: グローガー理恵

メインストリーム・メディアでは決して取り上げられることのない、ジャック・ボー氏のインタビューを和訳してご紹介させていただく。言うまでもなく、インタビューのテーマはウクライナ戦争である。欧米のメインストリーム・メディアによ

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習近平とNATOの「体制上の挑戦」 「体制上の挑戦者」と言われた習近平の胸中は ―驚き?怒り?冷笑?無視?

著者: 田畑光永

 6月29日の本ブログ(ちきゅう座編集委員会注:http://lib21.blog96.fc2.com/)で、私は今年の中国共産党の創立記念日、7月1日がどんな行事になるか、習近平がどんな振る舞いに出るかを注目している、

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「民主主義は資本主義社会だけの専売特許ではない」 ―― 王力雄著「セレモニー」から

著者: 田畑光永

 7月1日は中国共産党の創立記念日である。結成は1921年だから、昨年のこの日はちょうど100周年であった。北京の天安門広場にいっぱいの民衆を動員し、故毛沢東主席を思わせるグレイの人民服姿で登場した習近平総書記が「いかな

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軍事力増強とは異なる道を歩もう 世界平和七人委が緊急アピール

著者: 岩垂 弘

 世界平和アピール七人委員会は6月24日、「平和国家として歩む――軍事力増強とは異なる道を――」と題する緊急アピールを発表した。  22日に公示された参院選で、物価高騰や円安対応と並んで、日本の防衛力増強や改憲が争点とな

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日本国民は戦争で人を殺し殺されることをやるのか  ~参院選後に日本は戦時体制に移行する~

著者: 渡辺幸重

日本は今、戦前と同じように戦争への道を進んでいます。戦前と異なるのはアメリカの世界戦略の中にがっちりと組み込まれていることで、戦争忌避に向けての外交努力は戦前よりもむしろ少なく、平和を求める国の意思はどこにも感じられませ

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それぞれが可能な限りのスタイルで平和のための活動を 「声なき声の会」が3年ぶりに6・15集会

著者: 岩垂 弘

 6月15日(水)夕、参議院議員会館地下1階の会議室で、参加者約30人のささやかな集会があった。反戦市民グループの「声なき声の会」主催の「6・15集会」。62年前の日米安保条約改定阻止運動(60年安保闘争)の中で亡くなっ

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斎藤貴男・坂本雅子合作を読む -この衝撃を伝えなければ-

著者: 半澤健市

 本稿は、月刊誌『世界』(22年7月号)に掲載された斎藤貴男(さいとう・たかお)氏の論考を読者に紹介するものである。ベテラン・ジャーナリストによるこの文章は、日本における5月の「経済安全保障法」の成立と、その1年前に行わ

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劣等生政治家と高級官僚の「ごっつあん」仕事が日本を滅ぼす

著者: 盛田常夫

貯蓄を吐き出せば価格上昇は感じないか?!  それにしても驚いた。黒田日銀総裁は「家計には強制貯蓄が溜まっているから、価格上昇に耐えられる」と発言したという。  この人は自分の主張が意味することを分かっているのだろうか。確

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本土復帰50年を迎える沖縄  県民の悲願はいまだ成就せず

著者: 岩垂 弘

 沖縄は5月15日、本土復帰50年を迎える。本来なら、全島あげて祝賀行事を行う記念すべき慶事だが、現地沖縄にはそんな雰囲気はない。なぜなら、復帰に際し沖縄県民が望んでいたことが、半世紀を経てもいまだに実現していないからだ

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「ロシア軍は即時撤退を」「憲法改悪絶対反対」の声相次ぐ  東京で3年ぶりの憲法大集会 

著者: 岩垂 弘

 「ロシア軍はウクライナから即時撤退を」「憲法改悪絶対反対」。憲法記念日の5月3日(祝日)午後、東京湾に臨む東京・有明防災公園で開かれた「改憲発議許さない!守ろう平和といのちとくらし2022憲法大集会」は、ウクライナ戦争

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「生物戦の愚かな第一歩は日本の731部隊から始まった」 Stop the War!

著者: 加藤哲郎

◆  2022.5.1  ロシアによるウクライナ侵略戦争は、国際世論の圧倒的なプーチン批判にもかかわらず、続いています。首都キーウ(キエフ)はウクライナ軍と市民の抵抗で防衛できていますが、東部のハリキウ(ハリコフ)から南

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「防衛費2%以上、5年以内」(自民党)だと! ウクライナ戦争がもたらした「新しい戦争」が見えないのか ―習近平政権の2022年(5)

著者: 田畑光永

 自民党安全保障調査会が4月21日に了承した提言案は、防衛費増強に関し「国内総生産(GDP)比2%以上」との水準に言及した上で「5年以内」の達成を目指すとした(4月22日『毎日』)、そうである。  ウクライナ戦争が始まっ

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ロシアの戦争犯罪とウクライナの自衛戦争 ―岸田文雄は宏池会を再興できない―

著者: 半澤健市

《岸田文雄発言と外務省HPのギャップ》  岸田首相は、ウクライナの首都キーウ近郊で、市民が大量虐殺されたことについて、「戦争犯罪」という言葉を初めて使い、ロシアを強く非難した。岸田はロシアのウクライナ侵略戦争に関して当初

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今こそ「ノーモア・ウォー ノーモア・原発」を  東京で「さようなら原発首都圏集会」

著者: 岩垂 弘

 「デモ行進では、ノーモア・ウォー、ノーモア・原発と叫びましょう」。集会の司会者がそう閉会あいさつをすると、会場から拍手が巻き起こった。4月16日(土)に東京都江東区の亀戸中央公園で開かれた「福島原発事故から11年 さよ

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中国は本気でプーチンを支えるのか、どんな世界を描いているのか

著者: 田畑光永

―習近平政権の2022年(4)  ウクライナへ侵攻したロシア軍はよほど目算が狂ったものらしく、ドンバス地方を除いてはただ集団住宅やら鉄道駅を含め大きな建物をやみくもに破壊し、住民を大量に殺戮した上で、つまりウクライナ国民

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露宇戦争を悲しみて三悪を詠む――血河に溺るる、あるは血河を泳ぎ切るらむスラヴ常民に代りて――

著者: 岩田昌征

 露宇戦争非啓蒙絶対擬君主の妄執に出でたるが如し。全スラヴ文明圏の痛みなり。極東列島国にていささかスラヴ世界にかかはりし常民吾やまと歌三十一文字四首に思を述ぶのみ。    プーチンよあな禍々したらちねの         

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ウクライナ危機のインパクト:今、ドイツでは何が起こっているか?

著者: グローガー理恵

はじめに 私は、ロシアのウクライナ侵略攻撃を強く非難し、一刻もはやく、ロシア・ウクライナ・ヨーロッパ諸国および米国が、武器応酬ではなく、真の”平和交渉”に踏み切ることを求める。   今日この頃 “  「いつも大衆と一緒に

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