早春、梅の咲くころは弁護士会選挙の季節。今年も、最大単位会東京弁護士会(会員数約8000名)の選挙公報が届いた。会長立候補者は1名のみ。副会長は、定員6名に立候補者6名。 常議員定数が80のところに、公報では立候補者数8
本文を読む時代をみるの執筆一覧
《嘘を平気で言う。ばれても恥じない》ー「橋下徹対野田正彰」訴訟 判決紹介
著者: 澤藤統一郎本年(2017年)2月1日付の、「橋下徹」対「新潮社・野田正彰」損害賠償請求事件、上告審の決定書を入手した。橋下から、新潮・野田医師に対する上告を棄却するとともに、上告受理申立も不受理とする三行半の決定。 その原判決が、
本文を読むトランプ・アベに見る「歴史の逆流現象」
著者: 澤藤統一郎1980年代半ばのこと。ある公選法違反(戸別訪問)被告事件の最終弁論の冒頭を次のように書いた。 独裁・専制の政治から、民主主義の方向へ。これを進歩というべきであり、人類の政治史は、時に反動のつまずきはあっても、着実に進歩
本文を読む「自衛の名による戦争」も、「自衛のための兵器開発研究」も許さない
著者: 澤藤統一郎「2・4 軍学共同反対・大学の危機突破 学術会議まえ大要請行動」にお集まりの皆さま、そして、本日の学術会議主催フォーラム「安全保障と学術の関係」にご参加の研究者の皆さま、少しの時間耳をお貸しください。 本日の要請行動の主
本文を読む橋下徹の対野田医師訴訟 最高裁で敗訴確定
著者: 澤藤統一郎昨晩(2月2日)のこと、久しぶりに野田正彰医師から電話をいただいた。「橋下徹から訴えられていた名誉毀損訴訟で最高裁の判断が出た」「これで、勝訴判決が確定した」とのことだった。 控訴審(大阪高裁)の野田医師逆転勝訴判決言い
本文を読む「DHC」「DHCシアター」「東京MXテレビ」そして「長谷川幸洋」に、『デマ』と『ヘイト』の刻印をーDHCスラップ訴訟を許さない第100弾
著者: 澤藤統一郎本日(2月2日)の東京新聞1面に、「『ニュース女子』問題 深く反省」と、社としての謝罪記事が出ている。いささか遅きに失した感は否めないが、さすがに東京新聞。誠実に詫びるべきを詫びている。 記事には、「論説主幹・深田実が答
本文を読む排外主義・差別主義の米国大統領に追随する日本の首相は、「戦争は平和である」というダブル・スピークの信奉者?
著者: 加藤哲郎◆2017.2.1 アメリカ合衆国は、もともとイギリス国教会に追われたピューリタンが入った、イギリスの植民地でした。1776年の独立宣言には「すべての人は生まれながらにして平等であり、すべての人は神より侵されざるべき権
本文を読む“ユダヤ人の永遠の首都エルサレム”を承認するトランプ - イスラエルはさらに大規模な入植地建設を発表
著者: 坂井定雄主要国の中で、トランプ米大統領の選挙戦勝利に最も喜んだのがネタニヤフ・イスラエル首相、最も早くはせ参じてゴマをすったのが日本の安倍首相、就任後最も早く首脳会談をしたのがECから脱退する英国のメイ首相、最初に予定された首脳
本文を読む暴君の暴走を許すな
著者: 澤藤統一郎太古の昔…。暴君がいた。 暴君の行動は、思うがままだ。 あたるをさいわいなぎ倒す。 何にでも襲いかかり、噛みつき、餌食にする。 だれもその暴走を止めることはできない。 暴君に定められた道はない。 暴君のすべての歩みが暴走
本文を読む大統領令拒否のイェーツの良心と、「日の丸・君が代強制」を拒否する教師の良心と。
著者: 澤藤統一郎サリー・クイリアン・イェーツ。オバマが任命し、トランプが解任したアメリカの司法副長官である。一昨日までは、まったく知らなかったその人が、昨日から今日(1月31日)にかけて、世界の注目を浴びる存在となった。 この人は、弁護
本文を読むトランプ大統領を評価するオリバー・ストーン監督 - トランプ=プーチン関係はどう展開するか -
著者: 伊藤力司ドナルド・トランプ氏がアメリカ合衆国第45代大統領に就任してからもう10日余り。この間メディアを通じて伝えられる米大統領のイメージは、老いた悪ガキが「アメリカ第一」を喚き立てるという、エゴイズムむき出しの醜態である。アメ
本文を読む「でんでんアベ君」 私も国民も恥ずかしい。
著者: 澤藤統一郎アベ君。私は恥ずかしい。 キミに国語を教えた云々は、以前にも申しあげた。いつ、どこで師弟関係にあったか云々は野暮の骨頂。「昔々あるところ」云々で十分なことだ。その昔々以来、キミの言語能力に進歩はない。むしろ、退歩云々が取
本文を読む新訳文:ミシェル・チョスドフスキー『“反対派でっち上げ”と誤誘導される大衆運動』
著者: 童子丸開バルセロナの童子丸開です。 久しぶりで、カナダ・オタワ大学のミシェル・チョスドフスキー教授の論文を訳してみました。 訳文の前に、長々と「前置き」をつけてしまったのですが、スペインの左翼政党ポデモスの現状を眼前にして、非常
本文を読む「憲法日記」 本日連載第1400回
著者: 澤藤統一郎当ブログ「澤藤統一郎の憲法日記」が、日民協ホームページの軒先間借りから独立して、新装開店したのが2013年4月1日。以来、毎日一本の記事を途切れることなく掲載し続けて、およそ3年と10か月。本日で連続1400回となった。
本文を読む「ヘイト・デマ ニュース番組」の元凶・DHCとの闘いにさらなるご支援をー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第99弾
著者: 澤藤統一郎よく晴れた、暖かい土曜日の午後。DHCスラップ訴訟勝利報告集会にご参集いただき、ありがとうございます。 本日講演いただいた田島泰彦先生、弁護団の皆さま、貴重な発言をいただいた皆さま、そしてこれまでのご支援をいただいた皆さ
本文を読む盛岡地裁「浜の一揆訴訟」 傍聴満席の法廷で
著者: 澤藤統一郎原告ら代理人の澤藤大河です。原告準備書面(5)の内容を要約して陳述いたします。 本準備書面は、次回から立証段階にはいる予定で、主張段階最後の準備書面として、原被告双方の主張を整理し、原告主張を補充する目的とするものです。
本文を読むDHC吉田への逆風のさなかに「勝利報告集会」ー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第98弾
著者: 澤藤統一郎タイミングよく、DHCと吉田嘉明に対する世の批判の風が強く吹く中で、明後日(1月26日・土曜日)の午後、「DHCスラップ訴訟勝利報告集会」が行われる。 その集会の目玉は二つある。 一つ目は、田島泰彦上智大学教授(メディア
本文を読む領土・人民だけでなく、天皇が時まで支配する元号制
著者: 澤藤統一郎本夕、「日の丸・君が代」弁護団会議。処分取消・第4次訴訟の結審を間近に、最終準備書面の作成打ち合わせに忙しい。その席で、「被処分者の会」の共同代表である岩木俊一さんから興味深い文書をいただいた。 「平成元年3月8日」と日
本文を読むスパイにされた姉 戦時下カトリック弾圧―「共謀罪」の本質が見える
著者: 澤藤統一郎本日(1月24日)の衆議院本会議。代表質問で、志位共産党委員長が、今国会に提出予定とされる、共謀罪新設法案についてアベ首相を問いただした。正確には、組織犯罪処罰法の改正案。 既に「共謀罪」は手垢にまみれている。3度の廃案
本文を読むスラップを受任する弁護士の責任を問うー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第97弾
著者: 澤藤統一郎DHC・吉田に対する反撃の訴訟に、共同不法行為者として、原告代理人として訴訟を担当した弁護士も被告にするかどうか。まだ結論に至っていない。考え方は、次のようなものだ。 専門家責任という成熟しつつある法律用語がある。専門家
本文を読むトランプの就任に際して、大統領罷免制度を確認しておこう
著者: 澤藤統一郎現地時間の1月20日、米国でトランプ新大統領が就任した。就任記念式典に参集した群衆は少なく盛り上がりに欠け、一方、異例の大統領就任抗議の大集会は各地で大きな盛りあがりを見せたようだ。 なんとも奇妙な悪夢を見ている心もち。
本文を読むアベシンゾウ施政方針演説のホンネ
著者: 澤藤統一郎アベシンゾウでございます。 昨日(1月20日)、第193通常国会における内閣総理大臣としての施政方針演説を行ったのですが、世の注目度がイマイチで面白くありません。あの乱暴者ドナルド・トランプにお株を奪われて、ワタクシ影が
本文を読むデマとヘイトの番組、その元凶がDHCだー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第96弾
著者: 澤藤統一郎本日(1月20日)の赤旗社会面トップに、「DHC」の大見出しが踊った。 見出しを順序立てれば、「デマ・差別放送流した東京MX」「DHC(化粧品製造販売)が最大スポンサー」「『ニュース女子』制作も子会社」「極右論客登場番組
本文を読むDHCにもアパホテルにも不買運動こそが有効な対応だ-「DHCスラップ訴訟」を許さない・第95弾
著者: 澤藤統一郎昨日(1月18日)の当ブログの結論部分を再掲しよう。 消費者のDHC商品の購入が、DHCを太らせ、デマとヘイトの番組作りの資金となる。そこで、消費者諸君に呼びかけたい。とりわけDHCの顧客層に。 「あなたがDHC商品を一
本文を読むDHC・吉田嘉明の驚くべき沖縄ヘイト-「DHCスラップ訴訟」を許さない・第94弾
著者: 澤藤統一郎今日もまた、複数の友人からのメールで教えられたテーマ。「DHCのテレビ番組が、おどろくべき沖縄ヘイトを垂れ流しています」というのだ。 正確に言えば、今「沖縄ヘイト・在日ヘイト」で悪評この上ないMXテレビ『ニュース女子』は
本文を読むDHC会長吉田嘉明の驚くべきヘイトスピーチ-「DHCスラップ訴訟」を許さない・第93弾
著者: 澤藤統一郎友人からのメールで教えられた。「DHCの会長吉田嘉明が、おどろくべきヘイトスピーチを自社のホームページに掲載しています」というのだ。 そのURLが下記のとおり。 http://top.dhc.co.jp/company/
本文を読む共謀罪は、どう名前を変えても権力の凶暴化罪だ
著者: 澤藤統一郎政府は懲りもせずに、1月20日召集の第193通常国会に、4度目の「共謀罪」法案を提出しようとしている。その名称(略称)を「テロ等組織犯罪準備罪」、あるいは、「テロ等準備罪」とするという。 評判の悪い人物は、名前を変えて出
本文を読む「報道の自由度」世界72位の国からみた、41位の同盟国の大統領記者会見、情報公開度
著者: 加藤哲郎◆2017.1.15 新サイトに移って初めての更新です。もうすぐアメリカ合衆国第45代大統領・ドナルド・トランプの就任式です。でもこれまでのツイート政治と1月11日の選挙後初の記者会見を見れば、たとえ就任演説そのものは
本文を読む歌は正直に詠み手の心根を映し出すー歌二首評釈
著者: 澤藤統一郎発表された瞬間に、歌は詠み手から離れる。詠み手から離れた歌をどのように読むかは、読み手の自由である。詠み手から独立した歌がどのように読み手の感性と響き合うか、あるいは不協和音を発するか。それは詠み手の責任ではない。ひたす
本文を読む「トランプは4年もたない。2年で自壊するだろう。」
著者: 澤藤統一郎昨日(1月13日)、日民協の「新春の集い」が開かれた。理事会を兼ねてのことである。新春の挨拶でも、今年は楽観的な希望は語られない。話題は、自ずから「激動の世界情勢」ということになる。とりわけ、トランプ現象を起こしたアメリ
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