あの怒りのブログから1年。また、「保育園落ちた」の季節となった。「保活」(保育園就園活動)という言葉が定着しているそうだが、さて、深刻な保活事情は改善されているのだろうか。 毎日新聞はこう報じている。 「『日本死ね!!!
本文を読む時代をみるの執筆一覧
卒業式直前・五者(原告団・元原告団)総決起集会で
著者: 澤藤統一郎弁護団の澤藤です。お集まりの皆さまに、冒頭のご挨拶を申しあげます。 本日はやや冷えておりますが、確実に春が近づいています。春は万物にとっての希望の季節。とりわけ学校にとっては、若者たちの巣立ちを祝い、また新しい生徒たちを
本文を読む3歳児に日の丸・君が代を刷り込め
著者: 澤藤統一郎「三つ子の魂百まで」というじゃないか。国民をマインドコントロールする遠大な計画は3歳児の教育から始めなければならない。そう。マインドコントロールとは、ナショナリズムを国民に吹き込むことだ。マインドコントロールという言葉の
本文を読むこれで共謀罪が成立することになるのかー学習会寸劇
著者: 澤藤統一郎本日は、我が澤藤法律事務所の澤藤大河弁護士が、埼玉県川口市で「共謀罪」学習会の講師を務めた。パワポを駆使した学習会だったようだが、好評だったのは、冒頭披露した寸劇だったとのこと。 主催者側の総選挙埼玉県2区の候補者が法務
本文を読む「アメリカ・ファースト」ではなく、「トランプ・ファースト」「金儲け・ファースト」だろう。
著者: 澤藤統一郎トランプの長女がイバンカ。そのイバンカが手がけるファッションのブランド名が、「イバンカ・トランプ」だという。「イバンカ・トランプ」は、人気が低迷して売れ行きが悪くなった。大手百貨店が売り上げ3割減の不振を理由に「イバンカ
本文を読む象徴天皇制のあり方について、横田耕一(九州大学名誉教授)の原則論
著者: 澤藤統一郎天皇(明仁)の生前退位希望発言をきっかけに、象徴天皇制のあり方をめぐる議論が活発化している。しかし、その活発化した議論は未整理のまま昏迷しており、幾つかの「ねじれ」さえある。泥縄的に天皇の生前退位を認める法整備が急がれて
本文を読む全国党大会の外見は対照的なものの… ともに亀裂の上に立つポデモスと国民党
著者: 童子丸開バルセロナの童子丸開です。 この2月12日に全国党大会の日程を終えた、スペインの政党ポデモスと国民党についてお知らせします。救いようもなく危機の様相を深めつつある世界の中で、スペインの政党の話など、ちっぽけなことなのでし
本文を読む日米同盟は戦争へ向かうのか ― 共同声明に「安保第五条」を入れる愚行 ―
著者: 半澤健市2017年2月10日に行われた安倍首相・トランプ米大統領会談について、すかさず多くの同人が、適切な論評を続けている。 私も、念のため、日米合意にある「尖閣条項」の読み方をファクトに基づき書いておく。結論から言うと、共同
本文を読むアベとトランプ この朝貢外交に無批判であってよいのか
著者: 澤藤統一郎古代、中国の周辺諸国は皇帝に朝貢することで臣属の意を表した。進貢とこれを上回る恩賜があって、朝貢貿易が成立したという。周辺各国の安全保障と経済とは、この時代から超大国との関係に律せられていたのだ。 江戸時代、武家諸法度に
本文を読むマイナンバー 知らせて危険。知らせられるともっと危険。
著者: 澤藤統一郎年末から年初にかけて確定申告のための支払い調書(源泉徴収の票)が届いた。 今までにないこととして、事前に「調書作成のためにマイナンバーをご連絡ください」とする問合せが何件かあった。そのいずれの問合せにも、「マイナンバー記
本文を読む「瑞穂の國記念小學院」入学予定の生徒と父母の皆さまへ
著者: 澤藤統一郎よい子のみなさん、お集まりなさい。お父さまお母さま方も、ご参列ください。 さあ、まずは天皇陛下のいらっしゃる宮城に向かって、みんなで遙拝しましょうね。それから、いつものとおり教育勅語を唱えて、「君が代」と「海ゆかば」を合
本文を読む米国大統領選挙と民主党の敗北: カリフォルニア大学 ジェローム・キャバレ教授による論評「アウトサイダーの年」
著者: グローガー理恵今、トランプ新大統領は、物議を醸し出す言動、大統領令などで世界中のメディアを騒がせている。右を見ても左を見ても、絶えることなく、トランプ大統領を巡る報道が流れる今日この頃となった。 一方では、大統領の上級顧問、ケリー・コ
本文を読む「ナンチャッテ大統領」(so-called President)の裁判官攻撃
著者: 澤藤統一郎権力は有用なものだが、同時にこの上なく危険なものでもある。権力の暴走を許さぬために、法の支配の大原則があり、権力の分立がある。 「法の支配」確立の歴史ににおいては、イングランドの法律家エドワード・コーク(コークは、クック
本文を読む「詭弁のイナダ」の防衛大臣辞任を要求する
著者: 澤藤統一郎白馬は馬にあらず」とは詭弁である。 詭弁は、何らかの実益をもたらす「論証」のためのものである。 「それゆえ、馬の所有への課税も、私の白馬には非課税だ」 「それゆえ、白馬に乗っているかぎり、『下馬』も『乗馬禁止』も無視して
本文を読むアベノミクスと属国民族主義
著者: 盛田常夫世界の先進諸国で、ポピュリズム(大衆迎合主義)と民族主義が幅を利かせるようになっている。西欧のポピュリズムやトランプ政権を批判する前に、日本のポピュリズムと民族主義を問題にすべきだろう。なぜなら、日本の安倍政権こそ、典
本文を読む「一般的意味での戦闘」も「法的意味では平和」である。
著者: 澤藤統一郎複数のメディアやジャーナリストから情報開示請求のございました「南スーダン PKO陸自部隊日報」の件。廃棄済みで不存在として、昨年12月いずれも不開示決定をしたところでございます。当該資料は、飽くまでも法的意味において廃棄
本文を読む自滅する西側世界の左翼運動 左翼のリベラル化と極右の台頭
著者: 童子丸開バルセロナの童子丸開です。 新しい和訳記事ですが、これも前回と同様に、スペインのポデモスの動向に絡めています。しかし今回の記事の内容は、前回と同じく、アンチ・トランプの嵐が吹き荒れている欧州と米国(たぶん日本も)では非常
本文を読む今年は平穏無事だー2017年東京弁護士会役員選挙事情
著者: 澤藤統一郎早春、梅の咲くころは弁護士会選挙の季節。今年も、最大単位会東京弁護士会(会員数約8000名)の選挙公報が届いた。会長立候補者は1名のみ。副会長は、定員6名に立候補者6名。 常議員定数が80のところに、公報では立候補者数8
本文を読む《嘘を平気で言う。ばれても恥じない》ー「橋下徹対野田正彰」訴訟 判決紹介
著者: 澤藤統一郎本年(2017年)2月1日付の、「橋下徹」対「新潮社・野田正彰」損害賠償請求事件、上告審の決定書を入手した。橋下から、新潮・野田医師に対する上告を棄却するとともに、上告受理申立も不受理とする三行半の決定。 その原判決が、
本文を読むトランプ・アベに見る「歴史の逆流現象」
著者: 澤藤統一郎1980年代半ばのこと。ある公選法違反(戸別訪問)被告事件の最終弁論の冒頭を次のように書いた。 独裁・専制の政治から、民主主義の方向へ。これを進歩というべきであり、人類の政治史は、時に反動のつまずきはあっても、着実に進歩
本文を読む「自衛の名による戦争」も、「自衛のための兵器開発研究」も許さない
著者: 澤藤統一郎「2・4 軍学共同反対・大学の危機突破 学術会議まえ大要請行動」にお集まりの皆さま、そして、本日の学術会議主催フォーラム「安全保障と学術の関係」にご参加の研究者の皆さま、少しの時間耳をお貸しください。 本日の要請行動の主
本文を読む橋下徹の対野田医師訴訟 最高裁で敗訴確定
著者: 澤藤統一郎昨晩(2月2日)のこと、久しぶりに野田正彰医師から電話をいただいた。「橋下徹から訴えられていた名誉毀損訴訟で最高裁の判断が出た」「これで、勝訴判決が確定した」とのことだった。 控訴審(大阪高裁)の野田医師逆転勝訴判決言い
本文を読む「DHC」「DHCシアター」「東京MXテレビ」そして「長谷川幸洋」に、『デマ』と『ヘイト』の刻印をーDHCスラップ訴訟を許さない第100弾
著者: 澤藤統一郎本日(2月2日)の東京新聞1面に、「『ニュース女子』問題 深く反省」と、社としての謝罪記事が出ている。いささか遅きに失した感は否めないが、さすがに東京新聞。誠実に詫びるべきを詫びている。 記事には、「論説主幹・深田実が答
本文を読む排外主義・差別主義の米国大統領に追随する日本の首相は、「戦争は平和である」というダブル・スピークの信奉者?
著者: 加藤哲郎◆2017.2.1 アメリカ合衆国は、もともとイギリス国教会に追われたピューリタンが入った、イギリスの植民地でした。1776年の独立宣言には「すべての人は生まれながらにして平等であり、すべての人は神より侵されざるべき権
本文を読む“ユダヤ人の永遠の首都エルサレム”を承認するトランプ - イスラエルはさらに大規模な入植地建設を発表
著者: 坂井定雄主要国の中で、トランプ米大統領の選挙戦勝利に最も喜んだのがネタニヤフ・イスラエル首相、最も早くはせ参じてゴマをすったのが日本の安倍首相、就任後最も早く首脳会談をしたのがECから脱退する英国のメイ首相、最初に予定された首脳
本文を読む暴君の暴走を許すな
著者: 澤藤統一郎太古の昔…。暴君がいた。 暴君の行動は、思うがままだ。 あたるをさいわいなぎ倒す。 何にでも襲いかかり、噛みつき、餌食にする。 だれもその暴走を止めることはできない。 暴君に定められた道はない。 暴君のすべての歩みが暴走
本文を読む大統領令拒否のイェーツの良心と、「日の丸・君が代強制」を拒否する教師の良心と。
著者: 澤藤統一郎サリー・クイリアン・イェーツ。オバマが任命し、トランプが解任したアメリカの司法副長官である。一昨日までは、まったく知らなかったその人が、昨日から今日(1月31日)にかけて、世界の注目を浴びる存在となった。 この人は、弁護
本文を読むトランプ大統領を評価するオリバー・ストーン監督 - トランプ=プーチン関係はどう展開するか -
著者: 伊藤力司ドナルド・トランプ氏がアメリカ合衆国第45代大統領に就任してからもう10日余り。この間メディアを通じて伝えられる米大統領のイメージは、老いた悪ガキが「アメリカ第一」を喚き立てるという、エゴイズムむき出しの醜態である。アメ
本文を読む「でんでんアベ君」 私も国民も恥ずかしい。
著者: 澤藤統一郎アベ君。私は恥ずかしい。 キミに国語を教えた云々は、以前にも申しあげた。いつ、どこで師弟関係にあったか云々は野暮の骨頂。「昔々あるところ」云々で十分なことだ。その昔々以来、キミの言語能力に進歩はない。むしろ、退歩云々が取
本文を読む新訳文:ミシェル・チョスドフスキー『“反対派でっち上げ”と誤誘導される大衆運動』
著者: 童子丸開バルセロナの童子丸開です。 久しぶりで、カナダ・オタワ大学のミシェル・チョスドフスキー教授の論文を訳してみました。 訳文の前に、長々と「前置き」をつけてしまったのですが、スペインの左翼政党ポデモスの現状を眼前にして、非常
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