本日は、三題噺である。お題は、3人の人名。古舘伊知郎と菅孝行、そして忌野清志郎。 まずは、古舘伊知郎。3月18日の報道ステーションの内容が大きな話題を呼んでいる。キャスター古舘本領発揮の熱い語りかけ。歴史に残る放送ではな
本文を読む時代をみるの執筆一覧
安倍政権下の「奇妙なナショナリズム」とは?
著者: 澤藤統一郎話題の書「奇妙なナショナリズムの時代ー排外主義に抗して」(岩波書店)に一通り目を通した。 これから、この書を手に取る方には、まず305頁の「おわりに」から読み始めることをお勧めする。この「おわりに」に、編者山﨑望の問題意
本文を読む緊急開催 3月24日国際シンポジウム「中東難民と欧州統合」~Middle East Refugees and European Integration
著者: 大下敦史巨大な難民の流れは世界史に転換点を生み出す。20世紀は戦争の世紀であり、多くの難民を生み出した。21世紀も難民の世紀が続く。 欧州は昨年来、中東難民問題をめぐって混乱の渦中にある。さらに連続テロが発生するなど、欧州統合
本文を読む元第五福竜丸漁労長・見崎吉男さん逝く
著者: 澤藤統一郎被曝当時の第五福竜丸漁労長だった見崎吉男さんが亡くなられた。一昨日(3月17日)の夜分遅い時刻だったとのこと。1954年3月1日ビキニ環礁での米国の水爆実験によって被ばくしてから62年後の逝去。享年90。ご冥福をお祈りす
本文を読む硬骨のジャーナリスト溝口敦が「不注意で視聴者の会賛同」
著者: 澤藤統一郎「放送法遵守を求める視聴者の会」なるものがある。 「国民主権に基づく民主主義のもと、政治について国民が正しく判断できるよう、公平公正な報道を放送局に対して求め、国民の『知る権利』を守る活動を行う任意団体です」と自ら称して
本文を読む小川榮太郎氏の対論を読んで~放送法第4条の理解を深めるために(下)~
著者: 醍醐聡2016年3月18日 「政治的に公平」は「多角的な報道」と関わらせて 今回の小川氏の見解に限らず、報道の政治的公平が議論とされる場合、賛否の意見をバランスよく伝えたかどうかが問題にされることが多い。しかし、言葉の本来の意
本文を読む小川榮太郎氏の対論を読んで~放送法第4条の理解を深めるために(上)~
著者: 醍醐聡2016年3月18日 「北海道新聞」に対論が 目下、高市総務相の停波発言(2月8日、9日の衆議院予算員会で高市総務相が、政治的に公平であること等を定めた放送法第4条に違反する放送を繰り返した放送事業者に対しては電波法第7
本文を読む那覇地裁「沖縄戦・国賠訴訟判決」の冷酷さには承服しかねる。
著者: 澤藤統一郎昨日(3月16日)那覇地裁(鈴木博裁判長)で「沖縄戦被害・謝罪及び国家賠償訴訟」の判決が言い渡された。請求棄却。沖縄戦で筆舌に尽くしがたい被害を受けたとして、住民とその遺族79人が、国を被告としてその責任を問い、被害に対
本文を読む東京は思想・信仰弾圧の野蛮都市だ。オリンピック開催都市として恥ずかしくないか。
著者: 澤藤統一郎安倍晋三は「私を右翼の軍国主義者と呼びたいなら呼んでいただきたい」と言った。私は、右翼も軍国主義者も大嫌いだ。しかし、保守政治家一般を毛嫌いしているわけではない。むしろ正統保守には、しかるべき敬意を払ってきた。舛添要一と
本文を読む「保育園落ちた日本死ね」怒りのブログに、曾野綾子の「大きなお世話」
著者: 澤藤統一郎これ以上はない大きな反響を呼んだ話題のブログの冒頭の一節。 保育園落ちた日本死ね!!! 何なんだよ日本。 一億総活躍社会じゃねーのかよ。 昨日見事に保育園落ちたわ。 どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。 子供
本文を読む財界奉仕と憲法破壊ー党大会におけるアベ総裁の決意表明
著者: 澤藤統一郎第83回自由民主党々大会にあたり、党総裁としてごあいさつを申し上げます。 大変お忙しい中、こうしてたくさんのおカネをいただいているスポンサーのみなさまにお集まりいただきました。党を代表して厚く厚くお礼を申し上げます。 厳
本文を読むIPPNWアレックス・ローゼン(Alex Rosen) 医師の論評: IPPNWドイツは日本の「乳歯保存ネットワーク」が取り組むスタディーに賛同する
著者: グローガー理恵原文(ドイツ語)へのリンク: Suche nach Strontium-90 in Milchzähnen 乳歯中のストロンチウム90を探す 著者:アレックス・ローゼン(Alex Rosen) 医学博士(小児科医/IP
本文を読む野党共闘の成立をもって、「厚い土着の人びとの壁」を突き崩さねばならない。
著者: 澤藤統一郎さて、今日はクイズである。 ある識者が、政治と運動の情勢について、次のとおりの発言をしているという。この発言をお読みになって、発言の主が誰だか当てていただきたい。 この問題の正解者はたいへんな知恵者だ。尊敬に値する。この
本文を読む徐京植氏の和田春樹氏に対する全面批判の論稿を読んで(上)~「従軍慰安婦」問題をめぐる日韓政治「決着」を考える(9)~
著者: 醍醐聡2016年3月12日 標題の連載テーマについて1月28日に8回目の記事を書いてから、次は朴裕河『帝国の慰安婦』論やら、上野千鶴子氏の「従軍慰安婦」論について論評したいと思いながら、長らく中断してしまった。 今回、続編を書
本文を読む内閣法制局はねじ伏せた。裁判所が相手だこれからは。
著者: 澤藤統一郎3月11日の各紙に溢れた被災関連記事の中で、もっとも心に響いたのが朝日川柳欄の次の一句。 泣くなとは無理をいうなよ千の風 (神奈川県 石井彰) どんな説明も蛇足とする鎮魂の歌。心に刻んでおきたい。 3・11関連ではないが
本文を読む311の五周年、福島県が新聞に出した全面広告を見て―「誇張された福島」は「そこにはありません」なのか!!!On the 5th anniversary of the onset of Fukushima nuclear crisis
著者: ピースフィロソフィー・乗松聡子今日(3月12日)東京新聞に福島県によるこのような全面広告が出ていた。 これは一言でいえば「福島を原発事故の場所というイメージだけで見ないでください」という広告なのだと思う。 原発の被害を隠したい人たちがよく使う言葉を借
本文を読む話にならない
著者: 宮里政充分かりやすく構図を描こう。 仲介者に促され、もめ事は話し合いで解決することを目指すと約束してみせる。だが、舌の根も乾かぬうちに相手方に短刀を突き付け、あるいは足を踏みつけながら、こちらに従えと威圧する。それでいて、世間に
本文を読む3月11日津波のあとに漁師になることを決意してくれた息子が継承できる漁業をー「浜の一揆訴訟」法廷で
著者: 澤藤統一郎3月11日である。この日が、特別の感慨をもって語り合われるようになってから、今日が5回目の「3・11」。この日私は、沿岸の漁民の皆さんと盛岡にいた。午後2時46分、集会を中断して一分間の黙祷を捧げた。今日は、何よりも鎮魂
本文を読む明日(3月11日)「浜の一揆訴訟」第2回法廷
著者: 澤藤統一郎けっして忘れることができない、あの「3・11」被災の日から、明日(2016年3月11日)が5年目の日となる。たまたま、その日が盛岡地裁での浜の一揆訴訟、第2回口頭弁論の日となった。 盛岡の各メティアに宛てた、取材依頼と記
本文を読む高浜3、4号機運転禁止仮処分決定に対する弁護団声明および大津地裁による仮処分決定について関連ニュースまとめ
著者: chiba本日3月9日、大津地裁が出した「高浜3、4号機運転禁止仮処分」について 福井原発訴訟(滋賀)の会(弁護団長:井戸謙一さん)が 声明を出しています。 ◆福井原発訴訟(滋賀)弁護団による声明(2016/3/9) http:/
本文を読む皇位も含む「女性に対するあらゆる形態の差別」
著者: 澤藤統一郎女性差別撤廃条約(外務省の訳では「女子差別撤廃条約」)の正式名称は、「女性に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」という。 この条約は、「男女の完全な平等の達成に貢献することを目的として、女子に対するあらゆる差別を
本文を読むNHK受信料、その‘徴収力(長州力)’とは?
著者: 内野光子NHK集金スタッフがやってきた おひな祭りの日だったか、「NHK受信料の件で」と訪ねてきたのは、受信料集金人だった。差し出した名刺には左肩にNHKの赤いロゴが付いているものの、肩書には 「放送受信料契約・収納業務受託事業
本文を読む(和訳)エル・ムンド紙記事: フクシマの傷跡、あの災厄から5年
著者: 童子丸開バルセロナの童子丸開です。 311の災害から早くも5年経ちました。遠い祖国で起こった身の毛のよだつ出来事が、まるで昨日のように思い出されます。 この「5周年」を前に、スペインの日刊紙エル・ムンドが福島の放射能障害について
本文を読む日本人は、7月の日本の参議院選挙と 11月の米国の大統領選挙のどちらに大なる影響を与えられるだろうか
著者: 岡本磐男今日の日本の市民・大衆は今年7月の参議院選挙を前にして、どのような心構えでいるのだろうか。現在は安倍政権が推進してきたアベノミクスの成果が幻想にすぎなかったことが明らかになりつつある。これによれば経済成長を唯一の目標と
本文を読むメディアは、スラップ訴訟の害悪を世に広く知らしめる努力を -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第77弾
著者: 澤藤統一郎昨日(3月7日)の朝日新聞社会面が、スラップ訴訟関連の記事を取り上げた。 見出しは、「言論封じ『スラップ訴訟』」「批判的な市民に恫喝・嫌がらせ」というもの。デジタル版では、「批判したら訴えられた…言論封じ『スラップ訴訟』
本文を読むこれが酷薄アベ流「ダ・マ・シ・ウ・チ」
著者: 澤藤統一郎古来、正義が勝つ…ことは稀である。正邪にかかわらず強い者が勝ち残る。また、狡い者が勝ちをおさめる。これが冷徹な現実だ。 大坂冬の陣では、手痛い反撃を受けた家康は、和睦して休戦中に大阪城の外堀ばかりか、内堀まで埋めてしまう
本文を読む「国旗国歌に敬意を表することだけが正しい」と教えることの異様さー東京君が代裁判・代理人陳述
著者: 澤藤統一郎東京君が代裁判4次訴訟のこれまでの法廷では、毎回原告一人と代理人弁護士一人が各意見陳述をしてきた。単に書面を提出して各裁判官に目で読んでもらうだけでなく、真摯さに溢れた生身の声や息遣いを裁判官の胸に響かせたいという思いか
本文を読む「逝いて還らぬ教え兒」を再び作ってはならないー「君が代裁判」原告教師の意見陳述
著者: 澤藤統一郎昨日(3月4日)、「東京君が代裁判」第4次訴訟法廷での原告陳述を紹介したい。 毎回の法廷での原告陳述が、例外なく感動的なものである。それぞれが、個性溢れる語り口で教師としての使命感を述べ、その使命感に照らして、国旗国歌(
本文を読むゴリ押しはヤバイ。選挙のあとにしよう。ー「辺野古訴訟」和解受諾
著者: 澤藤統一郎あー、面白くない。どうしてこんなことになっちゃったんだ。総理大臣の私に、できないことが多すぎる。やっぱり、憲法がよくない。憲法を眠り込ませたヒトラーはエライ。ナチス政権が羨ましい。 ホントのことを言うと、国と沖縄県との間
本文を読む「バーニー・サンダースの善戦健闘」(2) - 「トランプ大統領」で大恐慌の再現か -
著者: 半澤健市《善戦健闘と予備選見通しの混沌》 米大統領予備選で民主党バーニー・サンダースは善戦健闘している。 スーパーチューズデー(3月1日)に、マサチューセッツ州を落としたのは残念だが、出身地バーモントの圧勝は当然として、コロラ
本文を読む