スタディルームの執筆一覧

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ハロッド中立技術進歩と偏向技術モデルをめぐる比較的考察

著者: ブルマン!だよね

――ソロー証明の射程と「整いすぎた抽象」論争をめぐって―― ・・・単に論理学的な形式のもとでは、われわれの思考は、生の真の本性、進化の運動の深い意味づけを表象できないということも帰結するはずである。・・・・・ ・・・部分

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ソロー残差、全要素生産性、ハロッド中立型技術進歩の三位一体

著者: 岩田昌征

 京都の同志社大学で11月8日(土)と9日(日)に開催されたロシア・東欧学会大会で「ウクライナ侵攻後にロシアから移動したタタール人は何をもたらしたか―アルマトゥのタタール人社会に見る危機、移動、記憶」研究等々の生々しい現

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補論:労働深化・資本技術進歩・AI資本の自律性と TFP の再解釈

著者: ブルマン!だよね

先の論稿では、ハロッド中立型技術進歩の議論を通じて、長期成長における労働の役割や、労働価値論の経験的妥当性を確認する観点が中心であった。ここではそれを補う形で、**労働深化と資本技術進歩の区別**、さらに**ICT・AI

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 ハロッド中立という“整いすぎた抽象”は、現代の成長過程をどこまで照らし得るか

著者: ブルマン!だよね

──丸山・岩田氏解釈の射程と限界、そしてソロー成長会計の視座 長期経済成長を説明するために、マクロ経済学はしばしば“均整のとれた抽象”を採用してきた。ハロッド中立的技術進歩もその典型で、技術進歩は労働効率の向上として表現

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技術進歩の限定的視座~ハロッド中立仮定と岩田・丸山解釈

著者: ブルマン!だよね

カルドアが示した「経済成長の定型的事実(カルドア的事実)」労働分配率の安定、一人当たり生産と資本の均衡成長、資本収益率のほぼ一定性を説明するため、丸山徹氏はハロッド中立的技術進歩を提示した。技術進歩は労働効率だけを高め、

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ゼロ経済成長でも自然の搾取は消滅しない

著者: ブルマン!だよね

斎藤幸平君は制御不可能な資本の蓄積=経済成長によって地球規模での環境破壊は進みもはや不可逆な領域に入りつつあるとして、資本主義の廃絶を声高にとなえるのだが、ではゼロ経済成長になったら、地球規模の環境破壊=自然の搾取はなく

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ハロッド中立型技術進歩――マクロ経済学からマルクス経済学への贈り物――

著者: 岩田昌征

 丸山徹慶応大学名誉教授の教科書『新講経済原論』(岩波書店、1997年、2006年)は、「初学の読者を主たる対象とする書物」(初版への序)である。その初版の第15章と第二版の第16章は「経済成長」である。 著者は、国民所

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高橋順一著『転回点としての<現代>を問う』発刊にあたってのお願い

著者: 高橋順一

 皆さまお変わりはありませんか。私は大学退職後も細々とではありますが研究と執筆活動を続けております。さてこのたび社会評論社から、2012年以来書き続けてきた『転回点としての<現代>を問う』という論文を五巻に分けて出版する

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ヘーゲル「法(権利)の哲学」研究会から(1)

著者: 野上俊明

 今月で24回目を迎える「ヘーゲル研究会」は、毎月一回、月の最終土曜日の午後行われてきた。「法(権利)の哲学」研究の泰斗である滝口清栄先生にチューターをお願いして、輪読会形式で行なわれている。ドイツ古典哲学のなかでも難解

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