スタディルームの執筆一覧

(報告)高木学校第18回市民講座 原発事故 放射線が免疫系におよぼす影響(2015年2月7日:新宿エコギャラリー)

著者: 田中一郎

さる2月7日(土)、新宿エコギャラリーにおきまして「高木学校第18回市民講座 原発事故 放射線が免疫系におよぼす影響」が開催されました。 別添PDFファイル、及び下記URLは、当日の配布資料及び関連サイトです。当日は約8

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12/20の現代史研究会用レジュメ(「近代日本の国家権力と天皇制」)

著者: 菅孝行

〇予防線1―復古反動論は取らない 内田弘さんへの応答 ・安倍内閣の戦前回帰志向 天皇元首化 個人の尊厳の蹂躙 家族の優位 教育の国家統制強化 ・多くの論者の、30年代に酷似するという認識 ・選挙結果はいよいよその危惧を現

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大瀧教授のケインズ経済学とユーゴスラヴィア社会主義

著者: 岩田昌征

最近、紀伊国屋書店で大変に面白い一書を発見した。大瀧雅之著『動学的一般均衡のマクロ経済学 有効需要と貨幣の理論』(東京大学出版会 2005年)である。マルクス派ではない主流派現代経済学、中国流に言えば、「西方経済学」の今

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東アジアと普遍主義の可能性*ソウル講演(2014.11.07.)/東アジアと普遍主義の可能性

著者: 子安宣邦

1  〈東アジア〉は自明か
 本連続講座が掲げる「東アジア文明と普遍主義の可能性」という課題をあえて私の講演の主題として、自分なりの答えを出すことを試みた。この答えることの困難な問題を考えるにあたって、〈東アジア〉あるい

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ソウルからの問いに答えて/東アジア問題を今どう考えるのか

著者: 子安宣邦

1.)グローバル資本主義という現代世界のあり方は、転換すべき最終的段階にいたっているという多くの識者の認識を私も共有しています。これが「東アジア問題」を考えるときのマクロなレベルにおける私の認識・判断の最大の前提です。グ

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消費税増税に反対する −−−日本に関する現状認識をふまえて−−−

著者: 岡本磐男

 今年度の12月末までにおける安倍政権の最も重大な政策課題は、来年度10月からの消費税を現行8%から10%へ引き上げるか否にあることは大方の異存のないところであろう。同政権は本来の7月〜9月期におけるGDPの成長率を中心

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著者 藻谷浩介氏による『里山資本主義』(角川書店)とは何だろうか

著者: 岡本磐男

『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』藻谷浩介著(角川書店)843円 本書については、本年の8月7日の『朝日新聞』の広告欄で「東大生が最も読んでいる本」として紹介された。評者は、この広告に興味をそそられたので書

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2014年9月13日世界資本主義フォーラムにて報告 モンドラゴン協同組合企業グループをどう見るか

著者: 紅林 進

スペインのバスク地方を基盤とするモンドラゴン労働者協同組合企業グループは、成功した労働者協同組合の一大グループとして、世界的にも注目されてきた。その工業部門の中心的企業でもある「ファゴール家電」 (労働者協同組合)はスペ

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塩沢由典著『リカード貿易問題の最終解決』の知的貢献

著者: 岩田昌征

研究者なら誰しも停年退職の時に、自分の代表的新著を公刊したいものだ。そんな幸福を享受出来る者は、残念ながら数少ない。塩沢由典は、そんな少数者のひとりだ。 今年の3月末、塩沢由典著『リカード貿易問題の最終解決 国際価値論の

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モノグラフ-異論なマルクス・・・・階級論の陥穽

著者: ブルマン!だよね

物神性の陥穽(1)にそのまま続けて書こうかと思っていたが、直近の流れに竿を差してちょっと階級論に寄り道しよう。といってもこの問題も物神性論と根源は同じところにあるのだが。   マルクス『資本論』は基本的に古典派

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モノグラフ-異論なマルクス―物神性の陥穽(1)

著者: ブルマン!だよね

『資本論』冒頭商品章第4節で、商品の物神性とその秘密について考察されているのはよく知られ、またあまたの研究も積み重ねられてきているのも周知の事実であるけれども、これらの研究はいずれもマルクスの所説はすべて正しい、そこに問

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6/14世界資本主義フォーラム レジュメ「マルクスの思想形成過程-1848年革命と『共産党宣言』」

著者: 合澤 清

「世界資本主義フォーラム」レジュメ(2014.6.14立正大学)    演題:マルクスの思想形成過程-1848年革命と『共産党宣言』 1.『共産党宣言』に内在する諸問題 2.1848年革命の再検討の試み (1)1848年

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被ばくと健康影響について (崎山比早子氏の岩波書店月刊誌『科学 2014.5』レポートより)

著者: 田中一郎

このほど岩波書店月刊誌『科学』の2014年5月号に掲載されました元国会事故調委員で高木学校の崎山比早子氏執筆のレポートです。A3サイズの紙2枚の短いものですが、難解な専門用語や統計・数理手法を使わず、コンパクトに一般の人

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「國體」と<伝統の再・語り>-礫川全次著『日本保守思想のアポリア』を読む

著者: 野崎美夫

まずは結論的部分を紹介しよう。 「 明治維新という革命は、日本人が祖先から受け継いだありとあらゆるものを破壊し、捨て去ってしまった。日本人が「保守」すべき伝統は、明らかにここで、途切れているのである。 誰よりもよくこのこ

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2014年4月26日(土) 第283回現代史研究会 「降旗節雄先生」没後5年記念研究会 降旗理論の展開――唯物史観から共同体史観へ  レジュメ 

著者: 青木孝平

はじめに 降旗先生は、自他ともに認める宇野理論の忠実な継承者であったといわれる。その厖大な業績は、原理論・段階論・現状分析のほぼすべての領域をカバーし、さらに、イデオロギー論や現実の政治状況、社会主義論にまで及んでいる。

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4/26降旗節雄没後五周年記念研究会(現代史研究会レジュメ)  資本主義の構造原理をどう考えるか―社会主義再考にむけて―

著者: 伊藤 誠

1  世界資本主義の方法と純粋資本主義の方法 日本が社会科学の分野で世界に誇れる独自の貢献のひとつは、宇野弘蔵によるマルクス経済学の発展深化にあった。降旗節雄氏は、宇野先生が東京大学大学院で育成した一連の輝かしい門下生・

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[追加コメント]「経済学の展開」と「資本主義の発展」の関係―1月18日の現代史研究会

著者: 星野彰男

[コメント]「経済学の展開」と「資本主義の発展」の関係   2014.1 星野彰男 (1)  かつて「反映」という言葉は、歴史(土台)がイデオロギー(上部構造)に「反映」されるという唯物史観の言葉として、盛んに使われたこ

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1・18現代史研究会:時論・理論・史論」としての資本主義論 -和田重司『資本主義観の経済思想史』へのコメント-

著者: 内田 弘

現代史研究会2014年1月18日(土)13時~17時 明治大学リバティタワー1064教室 内田 弘 [始めに] 和田重司氏による本書は、資本主義の歴史を経済思想史の観点から,スチュアート(1713-1780)・スミス(1

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