スタディルームの執筆一覧

連載・やさしい仏教経済学-(22)持続性と発展と地球環境時代と/(21)多様性は共生と寛容を世界に広げる

著者: 安原和雄

持続性と発展と地球環境時代と -連載・やさしい仏教経済学(22)- 仏教経済学の八つのキーワード ― いのちの尊重、非暴力(=平和)、知足、共生、簡素、利他、多様性、持続性 ― のうち今回は「持続性」を取り上げる。 持続

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ソ連・東欧の資本主義市場経済化=移行後20年間の総括を考える

著者: 岩田昌征

10月は例年学会の大会シーズンで、私もいくつかの大会に参加した。私が出席した諸学会に共通するテーマは、旧ソ連・東欧の資本主義市場経済化=移行の20年間の総括であった。私は、ここで論ぜられるべきでありながら、全く触れられな

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連載・やさしい仏教経済学-(20)利他は極楽へ、私利は地獄への道/(19)簡素とローカリゼーションのすすめ

著者: 安原和雄

  利他は極楽へ、私利は地獄への道 -連載・やさしい仏教経済学(20)- 仏教経済学の八つのキーワード ― いのちの尊重、非暴力(=平和)、知足、共生、簡素、利他、多様性、持続性 ― のうち今回は「利他」を取り上げる。利

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人々を支えた部落文化 (五回) 皮から革へ―鞣の技術と文化

著者: 川元祥一

■ 革靴、革カバンはなぜ腐らない? ■ 動物の皮を剥いだだけならすぐ腐れてしまう。魚が腐るのと同じだ。なのに、その皮を使った革靴、革カバンは腐ったことがない。祭などに使う百年も前の太鼓の革が腐った話しは聞いたことがない。

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ドイツの反米=民族主義的哲学者(ベルンド・ラベル)へのインタビューから

著者: 岩田昌征

ペチャトというセルビアの週刊誌(9月24日と10月1日)にドイツの1968年世代の哲学者ベルンド・ラベルとのインタビューが連載されていた。 彼は1938年にベルリン近郊の小都市に生まれ、1953年6月におこった東ドイツの

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『国家神道と日本人』への批評について――とくに子安宣邦氏の論説に応答する

著者: 島薗 進

7月21日刊の奥付をもつ拙著、『国家神道と日本人』(岩波新書)が刊行され、3ヶ月ほどがたった。まだまだ内容に立ち入った書評は少ないが、直接間接にさまざまな感想・批評に接し、大いに啓発されている。感想・批評をお寄せ下さった

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連載・やさしい仏教経済学-(18)貪欲から知足へ、孤立から共生へ/(17)いのちの尊重と非暴力(=平和)

著者: 安原和雄

   貪欲から知足へ、孤立から共生へ -連載・やさしい仏教経済学(18)- 私(安原)が構想する仏教経済学の八つのキーワード ― いのちの尊重、非暴力(=平和)、知足、共生、簡素、利他、多様性、持続性 ― のうち今回は知

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自著(『裁判官幹部人事の研究―「経歴的資源」を手がかりとして』)を語る

著者: 西川伸一  

現職裁判官よる問題提起 名古屋地裁の寺西和史判事が『週刊金曜日』二〇一〇年九月三日の「論争」欄に、「裁判をしない裁判官について 特に高裁長官って何なんだ?」と題した一文を寄せた。彼が取り上げているのは、今年六月一七日に発

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「怒りを忘れた国家神道論」―島薗進『国家神道と日本人』批判

著者: 子安宣邦

1 村上重良の怒り  村上重良は『国家神道』(岩波新書、1970)を激しい怒りをもって書いた。その怒りとは、日本(台湾・朝鮮をも含んだ)国民の肉体とともに精神を支配し、抑圧した〈戦争する日本国家〉の原理であり、装置である

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自由な計画的民主主義の概念を提唱する (その2)/(その1)

著者: 岡本磐男

自由な計画的民主主義の概念を提唱する (その2)   まえがき   本年9月の民主党代表選挙の結果、菅氏が小沢氏に勝利し、菅政権が発足した。だがこの政権は、言語を絶する程の難題をかかえている。菅氏自身、その点はある程度自

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東京都が担うべき基礎的自治体間の財政調整の役割

著者: 醍醐 聡

「都政改革の新ビジョン」シンポジウム   このブログでもお知らせした新東京政策研究会主催の「都政改革の新ビジョン」シンポジウムが昨日、上智大学で開かれた。私は「東京都の財政状況と新たな財政政策に向けた提言」というタイトル

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連載・やさしい仏教経済学-(16)21世紀の仏教経済思想を提唱する /(15)井上信一著『地球を救う経済学』(下)

著者: 安原和雄

   21世紀の仏教経済思想を提唱する  -連載・やさしい仏教経済学(16)-  今回から私(安原)が構想する仏教経済思想(仏教経済学)の骨格を提示したい。もちろんこれまで紹介してきた内外の先達による先駆的な思想や提言に

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現代史研究会(9/11)での山本耕一氏の「スラヴォイ・ジジェク論」に関連して

著者: 岩田昌征

9月11日(土)の現代史研究会で山本耕一氏によるジジェク論を聴講した。特にパララックス・ヴューに関する論点が参考になった。 「パララックスな見方は、そもそも総合や媒介が不可能な二つのポイントの間を移動して、絶えず視点を変

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連載・やさしい仏教経済学-(14)井上信一著『地球を救う経済学』(上)/(13)日本における仏教経済研究の特質

著者: 安原和雄

井上信一著『地球を救う経済学』(上)-連載・やさしい仏教経済学(14)  仏教経済思想(学)は、混迷を深める今日の日本経済社会の変革にどこまで貢献できるのか。さらにアジアや世界の平和(=非暴力)、安心安全、幸せにどう寄与

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ちきゅう座会員の新著紹介:岩田昌征著『二〇世紀崩壊とユーゴスラヴィア戦争』(御茶ノ水書房刊)

著者: 合澤 清

ちきゅう座会員で、顧問でもあります岩田昌征先生(千葉大学名誉教授)がこの度新著を上梓されました。岩田先生といえば、日本のバルカン問題の研究者として第一級の方であり、この書の「あとがき」にもありますように、1991年のクロ

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何よりも先に廃絶したい核=原子力    (再掲載版)

著者: 小出裕章

「チェルノブイリの教訓」集会         2010年9月4日(土) Ⅰ.人類の歴史とエネルギー 人の価値  偉い人とはどんな人を言うのでしょうか? もちろん、この問への答えは、それぞれの人で千差万別でしょう。「末は博

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内村鑑三 : 日本の基督者になる――先人の営みから――(4)

著者: 野沢敏治

 札幌に観光スポットの時計台がある。今では周りのビルに埋もれそうになっている。その2階に明治の北海道開拓時代を伝える展示室がある。そこをちょっと注意してみていると、「イエスを信ずる者の誓約」という文書を見ることができる。

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