「生産手段の交換から貨幣形態を考える」ということ 「評論・紹介・意見」で12月11日に岩田昌征氏が片桐幸雄『スラッファの謎を楽しむ』(社会評論社、2007)の「読書感想」を寄せられ、その最後で、「価値形態論を交換比率が不
本文を読む菅政権が説得すべき相手は沖縄ではなく米国だ -米軍普天間飛行場の移設問題-
著者: 岩垂 弘「菅内閣はいったいどこの国の政権なんだろう」。思わずそうつぶやいてしまった。17日から予定されている菅首相の沖縄訪問を前にしての首相の発言と、同じ日に発せられた仙谷官房長官の沖縄県の米軍基地負担についての発言に、である
本文を読む書評:鎌田慧『絶望社会』(金曜日)
著者: 宇井 宙本書は鎌田氏が『週刊金曜日』の2005年8月12日号から2007年4月20日号まで「痛憤の現場を歩く」と題して連載した記事29本をまとめたものである。1973年、トヨタ自動車の期間工として働いた経験を記した『自動車絶望
本文を読む社会福祉の「申請主義」について――社会福祉の利用者になって考えたこと
著者: 栗木黛子(1)はじめに 私が社会福祉にかかわるようになって50 年余りになる。50 年前、大学の社会福祉学科に入学した頃、社会福祉は今ほど人々の暮らしに身近なものではなく、周囲の人から「社会福祉とは何ですか、何を勉強するのですか
本文を読む周回遅れの読書報告(その10)
著者: 脇野町善造「人には添うて見よ」という。本について言えば、「本は最後まで目を通して見よ」ということになろうか。「添うて見」ても詰まらない人間であることもあるし、最後まで読んでみても面白くもなんともない本であることもある。しかもその確
本文を読むそれでも「東アジア戦争はおこらないだろう」か?
著者: 安東次郎「自国民救出」という古典的な口実 マレン統合参謀本部議長が「米日韓」合同演習を提起すると、日をおかず菅首相が「自衛隊による拉致被害者救出」や「邦人救出のための韓国への自衛隊派遣」に言及した。 「米日韓」合同演習は、朝鮮半
本文を読む山谷労働者支援の中間報告とお礼です
著者: たんぽぽ舎山谷労働者年末助け合い・支援の中間報告-お礼 1.年末助け合いで、山谷労働者への人道支援の物資を全国各地 からお送りいただき、ありがとうございました。 皆様のご協力のおかげで、200箱を超える段ボール箱(衣類や
本文を読む民主党政権は偽預言者?
著者: 浅川修史民主党政権への支持が急低下している。民主党は2009年の衆議院選挙勝利の後、2010年の参議院選挙に勝利し、さらに2011年の統一地方選挙で地方議員を大きく増やして政権を盤石のものとする戦略を立てていたが、現在までこと
本文を読む日韓両弁護士会の「慰安婦」問題解決の提言について
著者: 増田都子以下は、大森典子弁護士の投稿ですが、MLなどで、まだ、あまり見られないようなので、転送します。添付ファイルのできないMLもありますので、「提言」を最後に着けましたが、添付ファイルでほしい方は、ご連絡ください。 本当に、
本文を読む元外務審議官の日米安保論とごまかしの手法
著者: 坂井定雄NHKスペシャル「日米安保50年」(12月4,5,18日)は、見ごたえのある力作だった。ことし、新聞、放送はさまざまな“日米安保50年”企画報道やったが、このN スペが最優秀報道の一つではないかと思う。キャスターの国谷裕
本文を読む「国民生活が第一」から遠ざかる民主党、 日本政治の劣化は「仮免許」で済まされない!
著者: 加藤哲郎2010.12.15 初めて、菅首相のリーダーシップの、ほめ言葉を聞きました。ほめたのは、米倉日本経団連会長、首相決済による法人税5%減税を評価してのリップサービスです。もっとも法人税は、もともと利益の出た企業の払うも
本文を読む「火事場泥棒」を公言するということ──先週の新聞から(7)
著者: 脇野町善造読めばすぐにわかることだが、「先週の新聞から」としているものの、話題は国際金融に限定している。それが精いっぱいで、他の事には手が回らないというが理由である。 だから、本当はここで書くようなことではないのだが、12月9
本文を読む12月18日:古居みずえ監督作品完成記念トークイベント
著者: 古居みずえパレスチナを忘れないで! ガザ攻撃から2年 古居みずえ監督作品完成記念トークイベント 『ぼくたちは見た ~ガザ・サムニ家の子どもたち~』 ● 『ぼくたちは見た~ガザ・サムニ家の子どもたち~』予告編(特別編集版)上映 ●
本文を読む民族問題、住民問題としての領土問題
著者: 岩田昌征日韓、日中、日台、そして日露の間に領土問題が未解決のままくすぶっている。それでも当該地域に日本人、韓国人、中国人、そしてロシア人が接住しているわけではない。したがって以下に記すような事態は発生していない。海の効用というべ
本文を読む帝国への隷属と国内官僚支配の並立
著者: 浅川修史アメリカ合衆国はしばしば現代のローマ帝国と呼ばれる。これに対する異論は少ない。それでは現代のローマ帝国の属州ともいうべき日本に類似した国は歴史上存在したのか。筆者がちきゅう座の同人と喫茶店で四方山話をしたことがある。そ
本文を読む記者クラブメディアと検察のあり方についての識者の指摘
著者: 浅川修史2010年12月、都内で記者クラブメディアや検察のあり方、日米関係について考えるシンポジウムがあった。パネリストとして招かれた識者の発言の中から、筆者にとって興味深い部分を抜粋して、紹介したい。なお、紹介した部分について
本文を読む『労働情報』805号、発売中です。
著者: 『労働情報』 浅井真由美『労働情報』編集部の浅井真由美です。 『労働情報』805号、発売中です。 ■□■□■□■ 2010年12月15日号 目次 ■□■□■□■ ●時評自評 県知事選は現職知事に負けたが、日米両政府には敗北していない ……安
本文を読む12/15 (水) 変革のアソシエ 特別講座・シリーズ『わが著書を語る』第3回
著者: 変革のアソシエ特別講座・シリーズ『わが著書を語る』 特別講座委員会はアソシエ会員自身が自著(新刊)を紹介・解説しながら受講と討論する新講座を開設しました。本年10月より明年3月までは、月1回(1人)のぺースで開講し、4月以降は月2回
本文を読む孫崎享氏のTwitterより 「朝鮮半島有事・ウィキリークス・東アジア・クリントン・小沢氏と米国」
著者: ちきゅう座「編集部」朝鮮半島有事 日本過去、朝鮮半島有事の時、基本は後方支援。今又、菅政権この枠組み議論なしに乗り越える。平成12年「周辺事態安全確保法」で米軍への後方支援を決定。今時日米合同演習は共同で北朝鮮への攻撃を想定、大規模演習。こ
本文を読むいつか来た道を歩まぬために─真珠湾攻撃の日、全国の紙面報道から
著者: 鈴木顕介「『12月8日の空の青さかな』読者文芸欄にあった端正な一句。1941年12月8日、日本軍はハワイ・真珠湾において米艦隊を奇襲。その日は朝から対米英開戦を告げるラジオの軍艦マーチで日本中がわきかえったという。それから60余
本文を読むスラッファ体系と価値形態論
著者: ブルマン!だよね「評論…」でもって岩田昌征氏が片桐幸雄氏「スラッファの謎を楽しむ」の書評をされ、その中で片桐氏が交換比率が技術的確定性から安定している生産手段から、そうでない消費財でなく、価値形態論を説いてはどうかと提起しているのに関し
本文を読む文献紹介 ティムール・ダダバーエフ 『記憶の中のソ連 中央アジアの人々の生きた社会主義時代』
著者: 木村英亮文献紹介 ティムール・ダダバーエフ 『記憶の中のソ連 中央アジアの人々の生きた社会主義時代』、筑波大学出版会、2010.9、 270ページ、3800円 ソ連社会主義の歴史
本文を読む「終焉に向かう原子力」(第10回)放射線被曝事故の悲惨さと避ける道
著者: 小出 裕章Ⅰ.生命体と被曝事故 生き物という不思議 「ニワトリが先か、卵が先か?」という問いがあります。正解はどうなのでしょう? 生物学者の丘浅次郎さんによる生き物の定義は、「食うて、産んで、死ぬ」です (1)。生き物である
本文を読む自分らしく21世紀を生きよう! -「企業内サラリーマン」を超えて -
著者: 安原和雄一つの数字が大きな衝撃を広げている。「57.6%」だ。これは厚生労働省と文部科学省が発表した大学生(来春卒業)の就職内定率(10月1日現在)である。調査を始めた1996年以来、過去最低という数字である。「超氷河期」とも
本文を読む読書感想:片桐幸雄著『スラッファの謎を楽しむ』(社会評論社刊)について
著者: 岩田昌征片桐幸雄著『スラッファの謎を楽しむ』(2007年、社会評論社)を著者からいただいた。精読とはいえないまでも通読した。役に立った。面白い。私も1980年前後にスラッファの『商品による商品の生産』を手にし読解を試みたが、途中
本文を読む岩田氏の「小野・岩井理論に見るマーケットの本質的不安定性」によせて
著者: 片桐幸雄岩田昌征氏が「時代をみる」に「小野・岩井理論に見るマーケットの本質的不安定性」を書かれた(11月28日)。岩田氏が取り上げられた小野善康氏の『貨幣経済の動学理論』を読んだことがなく、同書に対する岩田氏の理解についてコメン
本文を読む温暖化詐欺の共犯か「環境NGO」
著者: とら猫イーチ本日付けのasahi .comによると、国際環境NGOのグループが京都議定書の延長に反対する日本を批判する意見広告を10日付けの英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版)に掲載(費用は多額でしょうな)したそうな。 何でも
本文を読む慰安婦の無量の嘆き背に負いてわが証言のただにもどかし
著者: 増田都子私も会員である「あびこ平和ネット」では3月の我孫子市議会で「『慰安婦』問題解決のための意見書」を採択する活動を行い、成功しましたが、その時、「生き証人」として下記、松原勝さんにもご協力いただきました。昨日の朝日新聞夕刊
本文を読む12/16(木)『浜岡原発震災を防ごう』いろりばた学習会のご案内
著者: たんぽぽ舎・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 《環境と原発問題の学習会『第153回いろりばた会議』のご案内》 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ■テーマ 『浜岡原発震災を防ごう
本文を読む岩田先生の「友愛」論・「見えざる手」論への疑問
著者: 相馬千春大革命における「友愛」(フラテルニテ)の問題。 岩田先生は、<内田氏も説いたように、1789年フランス大革命で謳われた理念は、自由・平等・所有であってfraternitéはない>https://chikyuza.net/
本文を読む