『スラッファ』に関する岩田氏と〈ブルマン〉氏の議論に寄せて

著者: 片桐幸雄

「生産手段の交換から貨幣形態を考える」ということ 「評論・紹介・意見」で12月11日に岩田昌征氏が片桐幸雄『スラッファの謎を楽しむ』(社会評論社、2007)の「読書感想」を寄せられ、その最後で、「価値形態論を交換比率が不

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菅政権が説得すべき相手は沖縄ではなく米国だ -米軍普天間飛行場の移設問題-

著者: 岩垂 弘

 「菅内閣はいったいどこの国の政権なんだろう」。思わずそうつぶやいてしまった。17日から予定されている菅首相の沖縄訪問を前にしての首相の発言と、同じ日に発せられた仙谷官房長官の沖縄県の米軍基地負担についての発言に、である

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社会福祉の「申請主義」について――社会福祉の利用者になって考えたこと

著者: 栗木黛子

(1)はじめに 私が社会福祉にかかわるようになって50 年余りになる。50 年前、大学の社会福祉学科に入学した頃、社会福祉は今ほど人々の暮らしに身近なものではなく、周囲の人から「社会福祉とは何ですか、何を勉強するのですか

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それでも「東アジア戦争はおこらないだろう」か?

著者: 安東次郎

「自国民救出」という古典的な口実 マレン統合参謀本部議長が「米日韓」合同演習を提起すると、日をおかず菅首相が「自衛隊による拉致被害者救出」や「邦人救出のための韓国への自衛隊派遣」に言及した。 「米日韓」合同演習は、朝鮮半

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「国民生活が第一」から遠ざかる民主党、 日本政治の劣化は「仮免許」で済まされない!

著者: 加藤哲郎

2010.12.15  初めて、菅首相のリーダーシップの、ほめ言葉を聞きました。ほめたのは、米倉日本経団連会長、首相決済による法人税5%減税を評価してのリップサービスです。もっとも法人税は、もともと利益の出た企業の払うも

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「火事場泥棒」を公言するということ──先週の新聞から(7)

著者: 脇野町善造

 読めばすぐにわかることだが、「先週の新聞から」としているものの、話題は国際金融に限定している。それが精いっぱいで、他の事には手が回らないというが理由である。  だから、本当はここで書くようなことではないのだが、12月9

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記者クラブメディアと検察のあり方についての識者の指摘

著者: 浅川修史

2010年12月、都内で記者クラブメディアや検察のあり方、日米関係について考えるシンポジウムがあった。パネリストとして招かれた識者の発言の中から、筆者にとって興味深い部分を抜粋して、紹介したい。なお、紹介した部分について

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12/15 (水) 変革のアソシエ 特別講座・シリーズ『わが著書を語る』第3回

著者: 変革のアソシエ

特別講座・シリーズ『わが著書を語る』  特別講座委員会はアソシエ会員自身が自著(新刊)を紹介・解説しながら受講と討論する新講座を開設しました。本年10月より明年3月までは、月1回(1人)のぺースで開講し、4月以降は月2回

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孫崎享氏のTwitterより 「朝鮮半島有事・ウィキリークス・東アジア・クリントン・小沢氏と米国」

著者: ちきゅう座「編集部」

朝鮮半島有事 日本過去、朝鮮半島有事の時、基本は後方支援。今又、菅政権この枠組み議論なしに乗り越える。平成12年「周辺事態安全確保法」で米軍への後方支援を決定。今時日米合同演習は共同で北朝鮮への攻撃を想定、大規模演習。こ

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文献紹介  ティムール・ダダバーエフ 『記憶の中のソ連 中央アジアの人々の生きた社会主義時代』

著者: 木村英亮

文献紹介  ティムール・ダダバーエフ 『記憶の中のソ連 中央アジアの人々の生きた社会主義時代』、筑波大学出版会、2010.9、                        270ページ、3800円  ソ連社会主義の歴史

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「終焉に向かう原子力」(第10回)放射線被曝事故の悲惨さと避ける道

著者: 小出 裕章

Ⅰ.生命体と被曝事故  生き物という不思議  「ニワトリが先か、卵が先か?」という問いがあります。正解はどうなのでしょう?  生物学者の丘浅次郎さんによる生き物の定義は、「食うて、産んで、死ぬ」です (1)。生き物である

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自分らしく21世紀を生きよう! -「企業内サラリーマン」を超えて -    

著者: 安原和雄

 一つの数字が大きな衝撃を広げている。「57.6%」だ。これは厚生労働省と文部科学省が発表した大学生(来春卒業)の就職内定率(10月1日現在)である。調査を始めた1996年以来、過去最低という数字である。「超氷河期」とも

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読書感想:片桐幸雄著『スラッファの謎を楽しむ』(社会評論社刊)について

著者: 岩田昌征

片桐幸雄著『スラッファの謎を楽しむ』(2007年、社会評論社)を著者からいただいた。精読とはいえないまでも通読した。役に立った。面白い。私も1980年前後にスラッファの『商品による商品の生産』を手にし読解を試みたが、途中

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岩田氏の「小野・岩井理論に見るマーケットの本質的不安定性」によせて

著者: 片桐幸雄

岩田昌征氏が「時代をみる」に「小野・岩井理論に見るマーケットの本質的不安定性」を書かれた(11月28日)。岩田氏が取り上げられた小野善康氏の『貨幣経済の動学理論』を読んだことがなく、同書に対する岩田氏の理解についてコメン

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12/16(木)『浜岡原発震災を防ごう』いろりばた学習会のご案内

著者: たんぽぽ舎

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 《環境と原発問題の学習会『第153回いろりばた会議』のご案内》 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ■テーマ 『浜岡原発震災を防ごう

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