アフガニスタンで取材中武装勢力に拉致され、5カ月にわたって監禁された後解放され、9月初め無事帰国したフリー・ジャーナリストの常岡浩介さん。その常岡さんが近刊のフォトジャーナリズム月刊誌「デイズ・ジャパン(DAYS JAP
本文を読むイノセントな学者的欲求が犯す罪─「怒り」の理由
著者: 子安宣邦私の批判への島薗氏による卑小な反論に釣られて卑小な回答の言葉を連らねる愚を避けて、端的にまず私の「怒り」の理由をのべよう。 現在、「国家神道」をめぐる問題があるとすれば、「国家神道」概念の見直し論としてある。この見直し論
本文を読む連載・やさしい仏教経済学-(20)利他は極楽へ、私利は地獄への道/(19)簡素とローカリゼーションのすすめ
著者: 安原和雄利他は極楽へ、私利は地獄への道 -連載・やさしい仏教経済学(20)- 仏教経済学の八つのキーワード ― いのちの尊重、非暴力(=平和)、知足、共生、簡素、利他、多様性、持続性 ― のうち今回は「利他」を取り上げる。利
本文を読むノーベル平和賞が中国人の民主化運動の活動家へ授与された件について思う
著者: 細田二郎ノーベル平和賞委員会によるノーベル平和賞授与における候補者選定に関しては、従来から私は疑念を抱いてきた。平和の問題、とくに世界平和の問題に関しては、特定のイデオロギーの立場に立つ人は除外さるべきではないかという論点であ
本文を読む墓守( a Gravekeeper)III
著者: 若生のり子危機から「コミュニズム」へ 第4回
著者: 高橋順一「抑圧されたものの回帰」としての贈与と返礼への志向が、具体的には反所有・平等への志向として歴史のなかに繰り返し現れてくることは、「コミュニズム」とは何かを考える上でたいへん重要な契機となります。人類史は、一方で富の拡大と
本文を読むセルビア人のドイツへの政治亡命について
著者: 岩田昌征1968年世代のドイツ人哲学者がドイツにおける外国人氾濫によるドイツらしさの希薄化の危険性を訴えていた。 ここでは、ドイツへ移り住みたい人々が多い国々の一つ、セルビアにおけるドイツ大使ヴォルフラム・マスがこのテーマについ
本文を読む12/18 『ぼくたちは見た ~ガザ・サムニ家の子どもたち~』 対談 渡辺えり × 古居みずえ
著者: JIM-NET事務局ガザ攻撃から2年 古居みずえ監督作品完成記念トークイベント 『ぼくたちは見た~ガザ・サムニ家の子どもたち』 ● 『ぼくたちは見た ~ガザ・サムニ家の子どもたち~』予告編(特別編集版)上映 ● ガザの子どもたちを撮
本文を読むカラジチ裁判での新たな情報ーカナダ人将軍の証言
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(ベオグラード2010年10月18日)によれば、10月18日(月)、ハーグの旧ユーゴスラヴィア戦争犯罪法廷において、カナダ軍の将軍が大変に重要な証言を行った。それは、1992年‐1995年のボスニア戦争におい
本文を読む社会理論学会第92回 研究会
著者: 岡田一郎日時:2010年12月18日(土) 14:00~17:00 場所:大東文化会館403号室 【会場案内】 大東文化会館 〒175-0083 東京都板橋区徳丸2丁目4番21号 電話:03-5399-7038 案内図:http
本文を読む裁判員裁判と死刑
著者: 宇井 宙裁判員制度が施行されてから1年5カ月余りの時を経て、ようやく、というか、ついに、市民が市民に対して死刑を宣告するか否かの判断を迫られるときがやってきた。 日本では市民の大多数が死刑制度に賛成していると言われるが、その
本文を読むRe:new left eye
著者: ノーテンキー久々に交流の広場を覗いて「ニュー・レフト・アイ」に関心を持ちました。今日の日本は八方美人の「総天然色」それでいながら「近視眼」的、尚且つ「視野狭窄」、「小学生の夢」はどうなるの? その通り!と思いました。広い視野からの批
本文を読む街の中で生まれている政治的動きから
著者: 三上治10月26日 季節は確実にめぐってくる。それは僕らにとって救いのようなところがある。紅葉の美しい季節になって、温泉でも行こうかというのが家人とよくする話だが実際はなかなか難しい。週末はお互いに忙しいからだが僕はあちらこ
本文を読む10/30緊急シンポジウム ―「東アジアの安全保障と普天間基地問題」-
著者: 現代史研究会緊急シンポジウム ―「東アジアの安全保障と普天間基地問題」- 日時/10月30日(土)10:00~ 参加費1000円(資料代含む) 会場/明治大学お茶の水リバティ・ホール 第1部:10:00~12:30 「普天
本文を読む10/29在日米軍基地を考える国会議員と語る会―砂川から沖縄へ―
著者: 吉沢弘久2010年10月29日(金)午後1時~5時00分 場所:衆議院第1議員会館大会議室 集会内容: ○ 伊達判決を生かす会からの報告 ・砂川闘争から普天間基地移設問題まで ・伊達判決をめぐるアメリカ公文書、日本外務省記録 ・
本文を読む28日「都教委糾弾」ビラまきにご参加を!
著者: 増田都子月末恒例件名ビラを、今月は28日(木)8:00~9:00都庁第二庁舎前で行います。朝早くて恐縮ですが、ご都合のつく方は、どうぞ、ご参加ください。以下、ビラ内容の一部をご紹介します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本文を読む文学渉猟:1848年革命期前後のイギリスの通俗小説
著者: 合澤 清『ディケンズ短篇集』 チャールズ・ディケンズ作 小池滋、石塚裕子訳(岩波文庫1986) 僕は以前からディケンズの小説はあまり好きではない。読み終わって、それほど愉快な気持ちになったという思いもない。ずいぶん昔に読んだと思
本文を読む文献紹介 -技術者の声- 現代技術史研究会編『徹底検証 21世紀の全技術』
著者: 木村英亮チリ鉱山落盤事故で33人が救出されたのはよいニュースであったが、その後この鉱山は操業停止となり、361人ほとんどの作業員は退職金もなく解雇されたと報道されている(『朝日新聞』10月19日付夕刊)。本書によれば、チリの
本文を読む神風特別攻撃隊―関行男と吉田満のこと―
著者: 半澤健市太平洋戦争後半期である1944年10月、フィリピン諸島東方でレイテ沖海戦が戦われ、日本海軍の壊滅的な敗北に終わった。同月25日海軍大尉関行男(せきゆきお)は、爆装した零式艦上戦闘機(ゼロ戦)もろとも米護衛空母セント・ロー
本文を読む人々を支えた部落文化 (五回) 皮から革へ―鞣の技術と文化
著者: 川元祥一■ 革靴、革カバンはなぜ腐らない? ■ 動物の皮を剥いだだけならすぐ腐れてしまう。魚が腐るのと同じだ。なのに、その皮を使った革靴、革カバンは腐ったことがない。祭などに使う百年も前の太鼓の革が腐った話しは聞いたことがない。
本文を読む周回遅れの読書報告(その3)
著者: 脇野町善造なぜ本を読むかという質問は愚問であろう。報告(その2)で紹介したモームは『要約すれば』で「好奇心と知識欲とから」本を読んだとしている。もっともモームは、読書が必要欠くべからざる人間にとっては、哲学が「最も変化の多い、最も
本文を読む28日 「慰安婦」問題の解決を求める院内集会のご案内
著者: 増田都子証言者の松原勝氏は、我孫子市在住で、「あびこ平和ネット」が請願した、この3月議会での「慰安婦意見書」の採択にご協力いただきました。「現在、ご存命の旧日本軍兵士・軍属で(おそらく)唯一人!」と思われる、「慰安所の管理は軍が
本文を読むドイツの反米=民族主義的哲学者(ベルンド・ラベル)へのインタビューから
著者: 岩田昌征ペチャトというセルビアの週刊誌(9月24日と10月1日)にドイツの1968年世代の哲学者ベルンド・ラベルとのインタビューが連載されていた。 彼は1938年にベルリン近郊の小都市に生まれ、1953年6月におこった東ドイツの
本文を読む保護貿易の台頭
著者: 成畑哲也為替切り下げ競争と並び、関税の引き上げなどの保護主義の動きが現れている。とくに、レア・アースの90%を日本は中国に頼っていて、最近の両国間の関係から、これが途絶することもありうると捉えなければならない。そこで、ベトナムな
本文を読む荊州だより―気ままな写真日記(1)
著者: 土肥誠ひょんなことから、中国は湖北省にある長江大学というところへ赴任し、日本語の講義をすることになった。中国語を全く話せないが大丈夫かと確認すると、大丈夫だという。それなら、ということでお世話になることにした。 そんなわけ
本文を読む墓守( a Gravekeeper)II (這うーCreep)
著者: 若生のり子パラレルに生きてきて 1
著者: 水田 洋加藤周一(1919.9.19‐2008.12.5)とぼくは、同年同月に東京市の山手線(環状線)内側の住宅地に生まれた。ただし、同じ住宅地でも加藤が生まれたのは東京市内ではなく市外渋谷町金王であり、そこで開業医を営んでいた
本文を読む「ニュー・レフト・アイ」は「総天然色・近視眼・視野の狭さ」が救いで、「小学生の夢」が付録です
著者: 海の大人4日前に左目白内障の手術をした。まだ入院中である。左目は常に眼帯をしており、しかし、眼帯の中から外が見え、右目との違いがおもしろいので、後に続く者あるを信じて報告しておく。 私は、小学生の頃は、左右の目とも視力1.2であ
本文を読む『労働情報』802号のご案内
著者: 労働情報 浅井真由美『労働情報』802号(2010年11月1日号)、10月25日(月)に発売です。 ●この号だけをお求めの場合は、435円(消費税・送料込)です。 ■□■□■□■ 2010年11月1日号 目次 ■□■□■□■ ●時評自評 「
本文を読む市民講座「新聞記者から見る歴史像の現在」
著者: 歴史科学協議会10月31日(日)に新宿区の早稲田大学にて以下の講座を開催いたします。事前申し込み不要です。 資料代として500円をいただきます。是非みなさんお誘い合わせの上ご参加下さい。 市民講座 「新聞記者から見る歴史像の現在 ―日
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