あの大戦の呼称を統一できないか  -敗戦65年を機に改めて思う-

著者: 岩垂 弘

 8月19日付の朝日新聞朝刊「声」欄に載った投書が、私の関心をひいた。「あの大戦の名称 統一できないか」と題する投稿で、65年前の8月15日に日本の敗戦で終わったあの一連の戦争をどのような名称で呼ぶのが一番適切かと問うた

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『冷戦史の再検討―変容する秩序と冷戦の終焉』菅英輝編著(法政大学出版局、2010年)

著者: 木村 朗

   冷戦終結からすでに20年が経過しようとしている。近年、旧ソ連・東欧圏を中心に資料公開が進んだ結果、欧米中心あるいはアメリカ中心の冷戦史研究を問い直し、これまでの冷戦像を相対化する新しい潮流が生まれている。本書は、米

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民主党代表選挙はこうなるのが一番いい形である

著者: 三上 治

 今年の夏は酷暑と真夏のミステリーとでもいうべき高齢者の消息不明が後世に記憶されることになるのかも知れない。それに比して民主党代表選挙はどうだろうか。小沢一郎の立候補情報が伝えられ民主党代表選挙としてはもっともいい形にな

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天木直人著『さらば日米同盟! 平和国家日本を目指す最強の自主防衛政策』 講談社 (2010/6/22)の薦め

著者: 木村 朗

 著者の天木直人氏は駐レバノン大使としてイラク戦争を無条件に支持した当時の小泉純一郎首相に抗議して解雇処分となった気骨のある元外交官で、日米同盟の是非そのものを正面から問う著者の立場と主張は明確である。  最初に、政権交

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31日、都教委糾弾ビラまき「都教委、歴史教育を否定?」に、ご参加を!

著者: 増田都子

皆様  おはようございます。犯罪都教委&1・5悪都議と断固、闘う増田です! これはBCCでお送りしています。重複・長文ご容赦を。    猛暑続きでウンザリする今年の夏ですが、雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、夏ノ暑サニモ負けケ

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「対テロ戦争」の拡大と悪化する世界の人権状況

著者: 木村 朗

1.9・11事件と対テロ戦争の発動 2001年に米国で起きた、9・11事件は、それを契機に「世界は変わった」と言われるほど全世界に大きな衝撃をあたえた。ブッシュ大統領は、9・11事件直後に、21世紀における「新しい戦争」

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米軍事費削減に取り組むゲーツ国防長官  -辞意表明で軍産複合体に肩透かし- 

著者: 伊藤力司

 このところゲーツ米国防長官の言動に注目している。長官は8月16日(米東部標準時)公開された米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」とのインタビューで、来年のいずれかの時点で国防長官の職を辞するつもりだと語った。これより先、

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「小沢氏擁立の動き強まる―民主代表選波乱含み」

著者: 瀬戸栄一

 9月1日告示―14日投開票の民主党代表選は再選に意欲を示す菅直人首相(減代表)と小沢一郎前幹事長の一騎打ちとなる公算が大きくなった。小沢氏については、一部に海江田万里衆院議員らが親小沢勢力の代表として代表選に出馬するの

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連載・やさしい仏教経済学―(12)「国民総幸福」をめざす国・ブータン/(11)ネパール仏教と世界平和への貢献

著者: 安原和雄

「国民総幸福」をめざす国・ブータン―連載・やさしい仏教経済学(12)  東洋の一角に「最小不幸社会」を国造りの政治理念として掲げている経済大国(?)があると聞く。よほど不幸が社会に蔓延(まんえん)しているのだろう。そうで

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「戦争中が一番良かった」という母の声が忘れられない

著者: 海の大人

8月14日にアップされた、鈴木顕介さんの「65年目の夏に思うーある母と子の死」はまことに切ない記録であった。こうした例は多かれ少なかれ他にも在ったのであろうが、その悲惨さは胸を突く。鈴木さんが、これを「戦争の暴虐を再び許

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思いやり予算削減は当然。NATO、韓国並みなら半減

著者: 坂井定雄

 来年度予算要求で、防衛省が思いやり予算を含む予算削減に、抵抗している。菅内閣の方針に一応従って、当初要求を一割弱削って概算要求をまとめたが、削った分は1兆円超の特別枠から取ろうと虎視眈々。防衛省担当記者への説明をはじめ

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韓国併合100年首相談話を高く評価する -基本条約後も王朝文書を返却しなかった愚-

著者: 早房長治

 菅直人首相が10日発表した韓国併合条約発効100年に当たっての談話は韓国政府からも評価された。国内では、自民党や民主党の一部から「韓国を含むアジア諸国に何度謝るのか」という反対論があったが、菅内閣は謝罪談話に踏み切った

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お粗末だった「ビキニ環礁世界遺産」報道  -肝心なことを書かない各紙-

著者: 岩垂 弘

 マスコミ界には「8月ジャーナリズム」という用語がある。いわば業界用語の一つだが、毎年、8月になると、新聞やテレビなどマスメディアが競って「戦争特集」を組み、戦争の悲惨さ、平和の尊さを訴えることから生まれた用語だ。8月は

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小田原・真鶴「韓国併合100年」写真展&講座「韓国併合100年と日韓市民共同宣言」

著者: 増田都子

件名催しが以下のようにありますので、ご都合のつく方は、どうぞ、おいでください!(写真作成は「韓国併合100年市民ネットワーク」) ●小田原会場/   8/20(金)~31(火)  小田原国際交流ラウンジ         

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