昨夏の衆議院選挙において、民主党が劇的な勝利をして鳩山首相が誕生した折には、率直に言って、私個人を含めて多くの国民が、多少の期待と希望を持っていたものでした。 しかし、現実は厳しく、程なく迷走を始めたのですが、大方の批
本文を読むアジサイの季節になって―長めの論評(八)
著者: 三上 治政治的にみる限り世界は国家間関係を基礎にして存在している。だが、この国家間関係にも歴史段階的な変化がある。国家が国益であり当然と見なされた行為が疑念にさらされ、国家を超えるという課題が人類史(普遍的)課題として登場した
本文を読むスターリンの国境線引きが悪の根源-キルギス人とウズベク人の民族紛争
著者: 伊藤力司キルギスと聞けば記憶の良い読者は、1999年8月キルギス南部で日本人鉱山技師4人がイスラム過激派に誘拐され、2カ月にわたって関連ニュースが紙面を飾ったことを覚えておられるだろう。時の小渕内閣が身代金300万㌦を払って(日
本文を読む“HAGOROMO”についてのやり取りーその2
著者: 若生のり子◆ アカショウビン >この「HAGOROMO」を描く行為は、初段階のギクシャクするような苦行を超えたさらなる「修行」ということかもしれないと、今思います。なぜならまったく不安もなく、苦しくもなく、楽しみながら澱むことな
本文を読む“HAGOROMO”についてのやり取りーそのI
著者: 若生のり子ご存知のように羽衣はミラクルパワーを持っています。 天空とのInterchange 天空からの “Purification” ◆ アカショウビン 5千枚!まことに芸術とは過激な肉体労働、あるいは格闘技のようなものでし
本文を読むアジサイの季節になって―長めの論評(七)
著者: 三上 治政治、あるいは政治運動とはなんだろうということをよく考えた。これを論じるには一冊の本が必要かもしないが、簡潔にいえば人々の意思(心の動き)が共同意思として現象するものであるといえる。人々の意思というときは諸個人の意思の
本文を読む(続々)あらためて問う、毛沢東とはなにものか ――チベット高原の一隅にて(83)――
著者: 阿部治平この4月、北京の高校教師袁騰飛がネット授業で、毛沢東に対する批判を行ったため、毛沢東主義者(保守派=「左派」)をいたく刺激し、いまもネット上で激しい論争がおこなわれている。 袁は遠慮なく毛沢東をこき下ろしただけでなく、中
本文を読むアジサイの季節になって―長めの論評(六)
著者: 三上 治アメリカ追随と言われていた吉田がアメリカの軍事協力要請に消極的であり、ときに抵抗もしたのに、日本の独立派と目された岸が逆に積極的であったことは注目しておいてよいことだ。要するにアメリカは吉田よりは岸の方が組みやすいと見
本文を読むアジサイの季節になって―長めの論評(五)
著者: 三上 治岸信介に比べれば吉田茂の方が人間的には好かれているのだろう、という印象がある。これは僕の場合にはやはり安保闘争での印象が避けがたくあるのだが、彼らの権力についての認識も幾分かは影響しているように思う。吉田は戦中に憲兵か
本文を読む現実を直視しよう-もんじゅについて-山崎さんの文章です
著者: たんぽぽ舎たんぽぽ舎です。 転送歓迎です たんぽぽ舎が、読み合わせ会員に限定配布している「原発いっしょになくそう よせあつめ新聞」に隔号連載されている「今月の原発」の文章を転載します。(No389-「5月前半号」掲載) ご参考に
本文を読むどうして、「コーブ」の上映会は中止になったのですか
著者: 海の大人やはり、素朴すぎる排外主義団体からの圧力が関係しているのですか。 もし関係しているのだとすると、真剣に彼らとの対話の言語を模索しなければいけませんね。一水会の鈴木邦夫氏に対して「朝日と結託した朝鮮右翼は出て行け」と謂
本文を読むアジサイの季節になって―長めの論評(四)
著者: 三上 治戦後の対日占領軍の総司令官であったマッカアサー元帥は占領軍の早期撤退論者であったといわれる。連合国側は米ソの内部対立もあって占領軍の撤退時期を明瞭に出来ないでいた。そして、1950年の6月には朝鮮戦争の勃発もあって、ア
本文を読む「幻の鳩山演説」を現実のものにするには ―安保闘争50年目に考える―
著者: 半澤健市《この方式での工作を打ち切る》 最初に次の長文を丁寧に読んで頂きたい。(◆と◆の間)。 ◆私は、普天間移設、という枠内で普天間基地の危険を除去し、沖縄県民の基地負担を減らすため、県外、国外移設のあらゆる可能性を探ってきた
本文を読む「醍醐聰の会計時評」ブログ開設のお知らせ
著者: 醍醐 聡東京大学在職中、駒場キャンパスで2年生向けに開講された「会計」と、本郷キャンパスで開講された「財務会計」の講義用に開設していた「講義用ブログ」を今日から、「醍醐聰の会計時評」と改めて再スタートさせることにした。ブログのU
本文を読む2010/06/17 『ザ・コーブ』映画鑑賞と監督との討論
著者: アンプラグド・現代史研究会<6月17日(木)に予定されておりました『ザ・コーブ』上映会は、諸般の事情により 中止のやむなきにいたりました。> ■ザ・コーブ (第82回アカデミー賞長編ドキュメンタリー嘗受賞映画) 終了後に元イルカ調教師リック・オバ
本文を読む菅首相と民主党政権
著者: 三上 治毛沢東はすぐれた哲学や思想を持っていたわけではないが、その政治的コピーはすぐれていた。本人が創作したのか、周りの面々が考えだしたのかは分からないが、出色ともいうべき政治的コピーを持っていた。政権に近づく過程での民主党も
本文を読むアジサイの季節になって―長めの論評(三)
著者: 三上 治言葉は恐ろしいところがある。曖昧なまま流通し、いつの間にか疑うこともなく人々に使われたりもする。そして、また、人々に行動まで縛ってしまうのである。例えば、日米同盟などはその一つである。一体、日米同盟というのは何のことだ
本文を読むInstallation “HAGOROMO” のコンセプト
著者: 若生のり子和紙に墨で、自動記述のようにアブストラクトを5000枚位描き一枚一枚丁寧に張り合わせたものを吊り下げました。 ニューヨークにいると、パワーとか、ストロングとか、ど派手とか、ぎらぎらのエネルギーとか、エログロとか、おニュ
本文を読む「閉塞状況の打破」というけれど 菅首相の所信表明演説を採点する
著者: 安原和雄菅首相は初の所信表明演説で重要な柱として「閉塞状況の打破」を掲げている。その姿勢は評価したいが、残念ながら肝心要の視点が欠落している。それは日米安保体制(=日米軍事同盟)こそが日本の閉塞状況をつくり出している元凶という
本文を読む「存在の耐えられない軽さ 」からカバーが変わっても、 「日米合意・沖縄」はずしの新政権メディア戦略に注意し、 50年前の争点「安保」を7月参院選の焦点に!
著者: 加藤哲郎映画「沈まぬ太陽」を見ました。国策航空会社での企業内差別・労使紛争や520人の犠牲者を出したJAL123便御巣鷹山事故をめぐる人間の劇を描いた山崎豊子原作の第33回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。 渡辺謙演じる
本文を読む6月15日(火)記念行事、6月20日(日)の集会案内
著者: 9条改憲阻止の会連帯・共同ニュース第58号 ■ 田舎に帰って父や母あるいは祖父母の写真をみるときは、どこかで人生を全うしだのだろうという思いがあってこちらには痛みはない。けれども、樺美智子さんの写真はそうはいかない。名状しがたい複雑さの
本文を読むアジサイの季節になって―長めの論評(二)
著者: 三上 治歴史はおもしろいもので必要に応じて様々の役者を用意する。これは歴史という舞台が用意するのか、人が舞台の中で役者になっていくのかは分からないにしてもである。安保条約の改定には岸信介という格好の役者がいたが、彼が首相でなか
本文を読むオバマは正真正銘の帝国主義者 「協調」と言いながら同盟国を支配
著者: 伊藤力司筆者は前回6月2日のエントリーで「オバマはやはり『米帝』の最高司令官か」とのタイトルの下で5月末に発表されたオバマ政権の「国家安全保障戦略」を紹介した。オバマ政権は確かにブッシュ政権の単独行動主義から国際協調主義に転換
本文を読む6/26「もんじゅ」講演討論会のご案内
著者: たんぽぽ舎たんぽぽ舎です。 転送歓迎です 「もんじゅ」が危ない! このまま運転を続ければ、重大事故を起こす 6月26日(土)「もんじゅ」講演と歌と討論の会・案内 文責、柳田 真 (1)6月26日(土)の特殊原子炉「もんじゅ」の講
本文を読む今こそ思い起こそう小林トミさんを 「安保」から50年、なお続く声なき声の会
著者: 岩垂 弘第2次世界大戦後の日本で最大の大衆運動とされる1960年の日米安保条約改定反対闘争から、今年6月で満50年になる。日本を揺るがしたこの闘争の片鱗をもはやほとんど見ることができないが、その後も「安保反対」を掲げてこの50
本文を読む“HAGOROMO” at Kanagawa Prefectural Civic Hall Gallery
著者: 若生のり子Installation “ HAGOROMO” ノー・ウォー横浜展 2008
本文を読む「初の所信表明で財政再建打ち出す―亀井代表が閣僚辞任、後任に自見氏」
著者: 瀬戸栄一菅直人首相は11日の衆院本会議で就任後初の所信表明演説を行い、財政再建のための「税制の抜本改革は不可避」だとして、与野党による消費税引き上げ協議を念頭に「財政健全化検討会議」の設置を提唱した。さらに鳩山前政権の「政治と
本文を読むアジサイの季節になって―長めの論評(一)
著者: 三上 治初めて深夜放送を聞いたのは1960年に上京して一人暮らしを始めた時だった。 受験勉強しながら深夜放送にかじりついていたという友人もいたが僕にはその記憶はない。デモに出掛けて帰った下宿で悩ましさの匂う放送を楽しんでいた
本文を読む浜矩子教授の「財政危機」講演を聴く―を読んで。
著者: とら猫イーチ半澤健市氏の「浜矩子教授の「「財政危機」」講演を聴く‐「「国債バブル」」は本当だろうか」は、浜矩子氏の著作や講演に接したことの無い小生にとっては、間接的ながら氏の論説を窺うことが出来て感謝しました。 しかし、浜教授に
本文を読むちきゅう座会員による新著出版の紹介
著者: 栗木安延記念論集編集委員会ずいぶん以前に出版予告を紹介させていただいたことがあった。その後、諸般の事情から出版が遅れ遅れになり、やっとこの度出版にこぎつけた次第、読者の方々および早くから原稿を準備下さった著者の先生方に心からお詫び申し上げたい。
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