●2022.10.1● 9月27日の安倍晋三元首相の「国葬」は、案の定、醜いものでした。なにしろ国民の6割が反対しているもとで、多額の税金使っての強行です。招待者の4割は欠席で、故人を讃える岸田首相の美辞麗句は、空しく
本文を読むアベノミクスの執筆一覧
アベノミクスの亡霊に支配される日本
著者: 盛田常夫政治的暗殺か、それとも怨恨殺人か 安倍晋三元首相の殺害は政治的暗殺ではなく、怨恨殺人である。しかし、「民主主義 への挑戦」とか「余人をもって代えがたい政治家の抹殺」というような、あたかも「政治的テロ」であるかのような論
本文を読む「悪夢」のアベノミクス
著者: 盛田常夫「黒田バズーカ砲」で始まった目先の景気浮揚を狙うアベノミクスは、コロナ災禍に遭遇して、元の木阿弥になりそうだ。自然災害であれ人災であれ、危機的状況の勃発時に、経済政策の正否が明々白々となる。アベノミクスの政策的正当性が
本文を読む「オペレーションZ」が問いかけているもの - 真山仁最新作(新潮社、2017年12月)を読む
著者: 盛田常夫真山仁氏の最新作『オペレーションZ』は、日本の累積債務問題を扱った経済小説。ヘッジファンドの生き様を扱った小説『はげたか』でブレークした著者が、今度は日本経済が抱える債務課題に挑んだ作品だ。 周知のごとく、日本は1000
本文を読むタケシ風パロディ: どこへ消えたアベノミクス
著者: 盛田常夫オイラには経済学の知識なんてないけどさ、最近はアベノミクスっていう言葉が聞かれないね。安倍内閣の凋落とともに、アベノミクスも失墜したのかね。日銀がお金を市中にどんどん供給すれば、世の中の景気が良くなるってことだったけどさ
本文を読むポピュリズムとイデオロギー的同調性に依拠する安倍政権(下)
著者: 盛田常夫憲法改正に隠された魂胆 すべての民族に自衛権があることは議論の余地がない。憲法9条があろうがなかろうが、すべての民族が保有する固有の権利としての自衛権が存在することに変わりはない。 日本が他国への戦争に加担することを
本文を読むアベノミクスと属国民族主義
著者: 盛田常夫世界の先進諸国で、ポピュリズム(大衆迎合主義)と民族主義が幅を利かせるようになっている。西欧のポピュリズムやトランプ政権を批判する前に、日本のポピュリズムと民族主義を問題にすべきだろう。なぜなら、日本の安倍政権こそ、典
本文を読むアベノミクスに懲りない「アベノヨイショ」の御仁たち
著者: 盛田常夫経済学と経済学者の傲慢 本コラム(11月9日):http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3750.htmlで、アベノミクス政策を信奉する学者の誤りが、何に由来するのかを記した。現実的
本文を読む金融緩和の夢破れ、アベノミクス、負のレガシーとなりけり
著者: 盛田常夫奇妙な沈黙 インフレ目標を掲げて大胆な金融緩和政策をとれば、日本経済は復活するなどという馬鹿げた想定にもとづき、日銀は国債の購入を続け、市中に資金を供給し続けた。しかし、物価上昇目標は達成されないばかりか、逆に物価下落す
本文を読む公的年金運用の失敗か - GPIFの10兆円マイナスを考える -
著者: 半澤健市《GPIFの大損発生はアベノミクスの破綻》 「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)の2015年度決算(2015年4月~16年3月)で、運用資産に巨額のマイナスが発生したと報道されている。その上、今期に入り英国の
本文を読む「英国のEU離脱」を後付け理由にする安倍政権
著者: 盛田常夫EU離脱は「リーマン級」か ユーロに加盟していない英国がEUを離脱したからといって、世界的な金融危機を惹き起こす必然性はない。シティはいままで通り営業を続けるし、ポンドがそのまま通貨として使用されるから、国際的な債権債
本文を読む年金資産毀損の責任を追及せよ
著者: 盛田常夫株式市場の低迷が年金資産を大きく毀損している。安倍政権は2014年10月末、国民資産である年金積立金を株式投資に向ける割合を大幅に引き上げ、日本株25%、外国株25%へと株式投資の割合を倍増することを決定した。株式を買
本文を読むアベノミクスとは何だったのか? まとめ④
著者: 大野 和美もちろん、2%ほどの物価上昇も実現していない。物価はある程度上がっているのだが、それより低い賃銀上昇率を超える程度で、結果的には実質賃銀の低下という効果?を生んでいるだけだ。物価上昇で、人々が近い将来のより早い物価上昇
本文を読むアベノミクスとは何だったのか? まとめ③
著者: 大野 和美ところが,「異次元緩和」は円の対ドル相場下落(円安)と株式相場(代表的には日経平均)の上昇という成果を挙げたという考えもあるようだ。しかし,円安も日経平均のアップも,日本経済の拡大とはほとんど無縁である。日経平均は民主
本文を読むアベノミクスとは何だったのか まとめ②
著者: 大野 和美第一の矢、「異次元緩和」の成果はまだ出ていない。つい最近(2016/1/29)、日銀は金融機関が国債の対日銀販売代金を積み上げている日銀への準備預金にマイナス金利を課すことを決めた。これは、金融機関が国債を日銀に売った
本文を読むアベノミクスというペテンの破綻―マイナス金利のお粗末
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(143) 日銀は1月29日の政策決定会合で、さらなる金融緩和策としてマイナス金利を導入することを決めた。私はエコノミストではないし、いわんや金融政策に明るいものでもないが、一般人の常識から見てこの決定には
本文を読むアベノミクスとは何だったのか? まとめ①
著者: 大野 和美結論から先に言えば、ピンからキリまで「デタラメ」。資本主義や日本経済の基本的な現状認識をなんら示し得ないまま、「政策」と称する作業を提示し、実行しただけだ。せいぜい、日本経済が「デフレ」状態となんの説明もなしに前提し、
本文を読むアベノミクスとは何だったのか? 28
著者: 大野 和美今年度第二四半期(2015/7~9)にGPIFは8兆円弱の損失を出したが、政府がそれを補償すると言うような話は一切出なかった‥(三共済年金や途方自治体の各種年金も多かれ少なかれ損失があったと思われるが明示されなかったし
本文を読むアベノミクスとは何だったのか 27
著者: 大野 和美噂通りの安倍首相の思い込みは、これら全ての機関が、従ってその資金が何らかの形で国家の裁量範囲内にあると言うことで裏付けられるのではないか?だが、同時にその資金のほぼ全てはそれぞれの機関で働いていた人々に属する。GPIFは
本文を読むアベノミクスとは何だったのか 26
著者: 大野 和美かんぽ生命とゆうちょ銀行は、それゆえその資産を従来の国債投資(事実上の国営企業として、対政府融資)から株式などの収益性も期待しうる投資対象へ移すであろうと推測されてきたし、今年の春頃からは実際に株式投資を増やし始めている
本文を読むアベノミクスとはなんだったのか? 25
著者: 大野 和美驚くべき事に、政府が株購入に振り向けうる巨額の公的資金が登場する。つい最近(11/4)日本郵政と同時に上場したかんぽ生命とゆうちょ銀行である。その収益性を高めるには、従来の国債運用(財政投融資資金に回される事を前提にした
本文を読むTPPの大筋合意によって日本のデフレ脱却は困難となるだろう
著者: 岡本磐男3年前に成立した安倍政権がアベノミクスを経済戦略としたのは、デフレ脱却のためとされていた。デフレ下においては労働者の賃金が上がらず、消費需要も増えないため経済が活性化せず経済成長が鈍化するためというのである。それ故アベノ
本文を読むアベノミクスとは何だったのか? 24
著者: 大野 和美前記GPIFの新規運用枠は2014/10までとそれ以降とでは大きく変わった。内国債60%±8%→35%±8%、外国債11%±5%→15%±4%、国内株式12%±6%→25%±9%、外国株式12%±5%→25%±8%、その
本文を読むアベノミクスとは何だったのか? 22
著者: 大野 和美日銀は、2014年秋(10月末)に国債購入額を従来の年50兆円から80兆円へと引き上げる。いわゆる量的緩和(QE)の拡大だ。2013/4からの異次元緩和は、経済の実態での効果は全く無い。鉱工業生産、設備投資、輸出はすで
本文を読むアベノミクスとは何だったのか? 21
著者: 大野 和美「日本銀行は今年8月、…ETF(投資信託の中で株価指数などと連動させているもの-つまり日銀は株価に反映されやすい投資信託を購入する形で株を購入しているのである)市場をつうじて1236億円分(「日銀史上最大額」)の日本株
本文を読むアベノミクスとは何だったのか? 20
著者: 大野 和美ともかく、2013年は年末に11~12月の2ヶ月だけで4,400(10億円)の買越しで、2012/12の買越し分を加えると、13ヶ月合計で16,000(10億円)となる。この間,他の「法人」・「証券会社」・「個人」は全
本文を読むアベノミクスとは何だったのか? 19
著者: 大野 和美2012末以降の日本の株価(基本は日経平均)は先ず第1段階は外資(東京証券取引所統計では「外国投資家」とされ一般的には「投資ファンド」とも呼ばれる)、2014年夏は日銀介入?が第2段階、以後の第3段階には年金が加わり、
本文を読むアベノミクスとは何だったのか? 18
著者: 大野 和美安倍衆議院議員が2012/11にあたかも首相の座に就いたかのように、傲慢にアベノミクスと称する経済政策を唱え、「デフレ」脱却の為と称して大幅な金融緩和処置採用を主張すると、同年末から株価上昇と円の対ドル相場の低下が始まる
本文を読むアベノミクスとは何だったのか? 17
著者: 大野 和美世界の株式相場が大いに荒れている。当たり前だ!どこもかしこも金利は超低空で、行き場のない過剰資金がせめてもの投機的利益を求めて株式市場に集まっている。少しでもそこに変動の条件が浮上すれば(例えば上海株式市場での止まらな
本文を読むアホノミクスと「あんぽんたん」法制が国を滅ぼす
著者: 盛田常夫日本社会の特殊性 公共インフラや社会保障の拡充を図ろうとすれば、必然的に国家財政の規模が膨らむ。ヨーロッパのほとんどの国では、国家財政の規模はGDPの5割前後で、フランスや北欧諸国のそれは50%を超える。単純化して言えば
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