2024年12月8日、バシール・シリア大統領はロシアに逃亡し、シリアは、ISなどの武装組織が割拠した2011年に逆戻りしました。 IS(アルカイダ)、ヌスラ戦線、そしてHTS(ハヤト・タハリール・アルシャーム・シャーム
本文を読むアメリカの執筆一覧
トランプは、アメリカの民主主義の健全さを示すリトマス試験紙となった。彼が、有罪の宣告を受け、さらに受刑者として収監されることが、アメリカの民主主義の成熟性の証しとなる。それが「トランプ有罪評決」の爽やかさの理由である。
著者: 澤藤統一郎(2024年6月1日) 昨日の朝は、久々に爽快だった。言うまでもなく、「トランプ有罪」の報が飛び込んできたからである。この上なく耳に心地よい、市民による正義実現のニュース。法廷には、「ギルティ」の言葉が34回繰り返され
本文を読むトランプ政権の再現はあるか? アメリカ大統領選挙を占う
著者: 小川 洋2016年大統領選挙で考えたこと 2016年11月、トランプ当選の報道があった時、ある語学学校の教室にいた。教師は民主党色の強いハワイ出身で、根っからの民主党支持者であった。ネットで先に情報を知った生徒から選挙結果を聞
本文を読むアメリカにおける労働災害の急増
著者: 川畑 泰<はじめに> 2022年にアメリカでは、96分ごとに労働災害による死亡があり、年間6,000人近くの労働者が仕事中に死亡し、280万人が負傷または病気にかかっているとアメリカの独立系メディア truthout が報道し
本文を読む海峡両岸論 第158号 2024.01.03発行 - 米中台に驚きの「取引」を提言 パラダイムシフト受け米盲従転換を -
著者: 岡田 充過ぎた年は国際秩序をめぐるパラダイム(主要規範)転換が鮮明になった一年だった。まず、米一極支配を支えてきた「ワシントンコンセンサス」の終焉。(写真「THE WASHINGTON CONSENSUS」3rd Februar
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】553 即時停戦即時停戦即時停戦即時停戦即
著者: 平田伊都子2023年10月23日の国連安保理ガザ戦争協議で、国連事務総長は<停戦>を訴えました。 が、アメリカの拒否権で、停戦動議は流れました。 10月27日の国連総会では<即時停戦>が賛成121の多数で可決されました。 アメ
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】537 黒海穀物取引は失敗か?
著者: 平田伊都子「ゼレンスキー閣下はアメリカとNATOと国連に騙された」と、評判です。 「プーチン大統領は国連黒海穀物取引に騙されるか?」と、7月17日で賞味期限切れになる国連黒海穀物取引を巡って、国連報道室はざわついています。 N
本文を読む海峡両岸論 第149号 2023.4.16発行 - 中国は台湾民衆への「和平攻勢」継続 対米改善の幻想捨て外交攻勢も -
著者: 岡田 充台湾の蔡英文総統が4月5日中米からの帰途、米ロサンゼルスでマッカーシー下院議長(共和)ら米連邦議会の超党派議員と会談した。(写真 会談後記者会見する蔡とマッカーシー)下院議長は米大統領継承第2位で、台湾総統が米台断交後
本文を読む朝に「プーチンに逮捕状」と聞き、夕に「トランプの逮捕」を耳にする。
著者: 澤藤統一郎(2023年3月19日) 昨日(3月18日)は奇妙な日だった。早朝のニュースで「プーチンに逮捕状」と聞き、深夜就寝前のニュースが「来週火曜日にトランプ逮捕」と言った。いずれも寝床でのラジオが語ったこと。東と西のゴロツキが
本文を読む「アメリカは台湾を略取しようとしている」
著者: 阿部治平--八ヶ岳山麓から(419)-- 2月25日、人民日報国際版の環球時報は、「米台結託のさらなるレベルアップ、台湾島内は高度の警戒心を持て」という論評を掲載し、アメリカの台湾政策を痛烈に非難した。 直接には、米紙ウォー
本文を読む岸田文雄の得意と失意。
著者: 澤藤統一郎(2023年1月16日) どうです、わたくし岸田文雄の働きぶり。我ながらホレボレというところ。ときどき自分の才能にニンマリですよ。あのアベさんもできなかった、大軍拡・大増税。事実上、易々とやっちゃった。 憲法改正はね
本文を読む大国の論理が生み出した核戦争の危機 ウクライナ侵攻の長期化を前に「キューバ危機」を振り返る
著者: 後藤政子ウクライナ戦争の長期化とともに核戦争の勃発が懸念されている。今年は「キューバ危機」60周年に当たる。「危機」はどのようにして生まれ、終結したのか。その後には何が残されたのか。ウクライナ問題を念頭にキューバ危機について振
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】499 ウクライナの運命を決めるアメリカ中間選挙
著者: 平田伊都子<Hi Itsuko(ハイ、イツコ) 献金お願い>とのメールが、このところ頻繁にオバマから入ってきます。 10月11日には、ミシェル夫人からもきました。 11月8日投票の中間選挙に向けて、バイデン米大統領はオバマ元大
本文を読む海峡両岸論 第143号 2022.10.11発行 - 「台湾は中国内政」と認めた大平外相 日中共同声明からみる台湾の現状 -
著者: 岡田 充バイデン大統領が9月18日、米TV番組(写真CBS 60 Minutesから)テレビで「台湾独立」を容認する発言をした。米上院外交委員会が可決した台湾を国家扱いする「台湾政策法案」に続く、中国への挑発だ。日中国交正常化
本文を読む大国間の危ういゲーム
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(390)―― 中国外交学院副院長王帆氏は、8月17日、人民日報国際版の環球時報に「アメリカは覇権維持のために世界を将棋の対局と見なしている」という論説を発表した。王帆氏は中華アメリカ学会副会長で、ア
本文を読む海峡両岸論 第141号 2022.08.13発行 - 「一つの中国」、米日との対立が先鋭化 ペロシ訪台と「第4次海峡危機」 -
著者: 岡田 充中国はナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問(8月2~3日)=写真 総統府HP=の報復措置として、8月4日から7日まで台湾を包囲する6カ所の演習区域で、ミサイル発射を含む「重要軍事演習行動」を行った注1 。演習には中国空
本文を読むペロシ訪台―愚かな、あまりにも愚かな
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(388)―― ペロシ米下院議長の台湾訪問は、アメリカでも危ぶむ声があったが、彼女はおのれの政治信条にもとづいて強行した。かりに目的のひとつが半導体サプライチェーン確立のためだとしても別な方法はいくら
本文を読む39年ぶりに“出会った”英国グリーナムコモンの女性たち 米国の核ミサイル配備に抵抗して19年
著者: 岩垂 弘6月3日の夜11時過ぎ、テレビのスイッチを入れたら、NHK・Eテレの画面で、高齢で大柄な外国人女性がしゃべっていた。画面の下の方に目をやると、小さく「レベッカ・ジョンソン」の文字。私は仰天してしまった。「39年前に、英
本文を読む海峡両岸論 第137号 2022.04.09発行 - 対米協調するが拭えぬ相互不信 中ロ同盟は復活しない -
著者: 岡田 充ウクライナ危機で国際政治の文脈から注目されるのは、対ロ経済制裁によって地球規模の経済が分断され、ブロック化していくかどうかだ。バイデン政権は中国とロシアを「グローバルな世界秩序の変更」を目指す「専制国家」として同一視し
本文を読む海峡両岸論 第136号 2022.03.12発行 - 見えなかった多極化を可視化 ウクライナ危機と世界秩序 -
著者: 岡田 充ロシアのプーチン政権はウクライナ東部の親ロシア派支配2地域の独立承認(2月21日)に続き同24日、ウクライナへ全土への軍事侵攻を開始した。(写真 南部マウリポリで爆撃された子供・産院で立ちすくむ女性 TV朝日画面から
本文を読む米国、凍結アフガン資産70億ドルの使途決定 人道支援と別組織のNYテロ犠牲者支援に半々
著者: 坂井定雄バイデン米大統領は11日、米国が凍結しているアフガニスタン中央銀行の準備金資産70億ドル(約8,100億円)を、半額はアフガニスタン国内での人道支援、半額を2001年9月11日にニューヨークの貿易センタービルにテログル
本文を読む沖縄のコロナ禍第6波は、安保法体系がもたらしたものである。
著者: 澤藤統一郎(2022年1月8日) 我が国には日本国憲法を頂点とする法体系が構築されて「法の支配」が貫徹されている…はずである。しかし、現実には「安保法体系」というもう一つの法体系が我がもの顔に日本国憲法の法体系を侵蝕している。
本文を読む映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』(原題:”The Mauritanian”) アメリカの「人権外交」を考える
著者: 小川 洋イギリス人のドキュメンタリー映画作家ケヴィン・マクドナルドが監督を務めたイギリス・アメリカ合作の作品である。アメリカでは今年2月に公開され、日本での公開は10月末であった。原作は、グアンタナモ収容所に14年間拘束された
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】454 エチオピア内戦巡り、中国VSアメリカ
著者: 平田伊都子ブリンケン・アメリカ国務長官が11月半ばのケニア訪問で、エチオピア内戦介入を表明しました。 アメリカのやり方はいつものように、まず、制裁で締め上げます。 国連も国際社会もローマ法王も、誰もアメリカのやり方に文句を言いま
本文を読むキューバ:米国主導の「平和的デモ」の禁止は「自由や人権の侵害である」? ~蘇るチリ・クーデタの記憶~
著者: 後藤政子「ツイッター・デモ」から「平和的デモへ」 日本の新聞やテレビでも報道されたように、去る7月11日にはキューバで「革命後初の反政府デモ」が起きている。数週間前から#SOSCubaというツイッターが急拡散しており、11日に
本文を読む海峡両岸論 第131号 2021.10.14発行 - 対中同盟の再編強化は成功するか 米外交は「対話」と「包囲」の両にらみ -
著者: 岡田 充バイデン米政権は、中国への圧力一辺倒路線を修正し、対話と同盟再編による包囲強化という「両にらみ」外交に転換した。米国、英国、オーストラリア3国が9月に創設した新軍事同盟「オーカス」(AUKUS)=写真 「オーカス」創設
本文を読む米国とタリバン代表がカタールで公式会談 国際社会への復帰、復興支援拡大に道を開く
著者: 坂井定雄米国とアフガニスタンのイスラム武装勢力タリバンは、昨年2月、湾岸アラブ国カタールのドーハで開いた会談で、2018年から断続的にかさねてきた和平協議に最終合意、米軍、同盟国軍ともに14か月以内に大使館警備要員などを除き完
本文を読む「対テロ戦争20年」はいったい何だったのか。
著者: 澤藤統一郎(2021年9月11日) 9・11の衝撃から、今日でちょうど20年。あの同時多発テロ事件とは何だったのか。そして、「対テロ戦争」とは。単純にまとめ切れないが、「平和新聞」(9月5日号)の特集記事に、9・11に引き続くア
本文を読む歓迎!米の増税論 ――他人事ではありません
著者: 田畑光永米のバイデン政権はさる7日、企業への法人税増税を中心に15年間で約2.5兆ドル(約270兆円)の税収増を見込む増税案を公表した。これに先立つ5日にはイエレン財務長官が講演で、法人税について「グローバルな最低税率を導入す
本文を読む海峡両岸論 第125号 2021.04.09発行 - 米中対立の「当事者」になった日本 岐路に差し掛かる日中関係 -
著者: 岡田 充来年(2022年)、国交正常化から半世紀を迎える日中関係が岐路に差し掛かっている。バイデン米政権誕生後初めて東京で開かれた日米外務・防衛閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)=写真 外務省HP=は、中国を初めて
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