2011年1月25日、エジプトの首都カイロ中心部のタハリール広場に数十万人、全土で百万人を超える民衆が集まり、30年間、独裁支配を続けていたムバラク大統領の辞任を要求して決起した。軍も警察も広場での弾圧を避け、大統領は
本文を読むエジプトの執筆一覧
SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】404 初日はのぼった!エジプトがモロッコ西サハラ領有権拒否
著者: 平田伊都子新年早々、物騒な話ですみません。 昨年末から引きずっている、毒殺未遂されたロシア反体制指導者アレクセイ・ナワリヌイが、横領容疑で再逮捕。 アメリカ・ナッシュビルで、9・11テロ事件紛いのクリスマス・テロ爆破事件、イエメ
本文を読むリベラリズムとエジプト児童文学の世界 -第四回(最終回)『お母さんは…なんでわたしのお母さんなの?』-
著者: 富澤規子第四回(最終回)『お母さんは…なんでわたしのお母さんなの?』 著者:アブドルラフマン・エルアブヌディ とりまく文化や自然環境がまったく違う言語間での翻訳が難しいケースは多々あります。アラビア語の「サムラァ」もその一つです
本文を読むリベラリズムとエジプト児童文学の世界 -第三回『タウフィーク・エルハキームの物語集』より「信者と悪魔」-
著者: 富澤規子第三回『タウフィーク・エルハキームの物語集』より「信者と悪魔」 著者:タウフィーク・エルハキーム 挿絵画家:モスタファ・ホセイン(第二回『ジュハーとスルターン』の挿絵画家) 建築の本を読んでいて面白い表現を知りました。「
本文を読むリベラリズムとエジプト児童文学の世界 第二回『ジュハーとスルターン』
著者: 富澤規子第二回『ジュハーとスルターン』 著者:アフマド・バハガット 挿絵画家:モスタファ・ホセイン エジプト児童文学の世界を語る時、アフマド・バハガットを抜きにすることはできません。アフマド・バハガットは1932年生まれ、カイ
本文を読むリベラリズムとエジプト児童文学の世界 第一回『スズメ達の革命』
著者: 富澤規子(富澤さんの紹介:坂井定雄) アラビア語翻訳者の富澤規子さんが、エジプト児童文学と作家たちについて、寄稿してくれました。これから4回に分けて、寄稿を紹介します。 富澤さんは2009年から5年間、エジプト・カイロの文化
本文を読むシーシ元帥が新大統領に―低投票率が示す民意は
著者: 坂井定雄-革命3年後のエジプト⑧完 昨年7月のエジプト・クーデター後初めての大統領選挙が行われ、軍を率いてモルシ大統領の権力を奪ったシーシ退役元帥が、唯一人の対立候補サバヒに勝利した。選挙は26,27日に予定されていたが、あまり
本文を読む前大統領支持者ら683人にまた集団死刑判決
著者: 坂井定雄―革命3年後のエジプト⑦ エジプト南部メニア地方の裁判所のサイード・ユーセフ裁判長は4月28日、昨年7月のクーデターで逮捕・投獄されたモルシ大統領の与党ムスリム同胞団の幹部と支持者ら683人に死刑判決を下した。判決によ
本文を読む復活する抑圧と腐敗の体制
著者: 坂井定雄―革命3年後のエジプト⑥ 2011年のエジプト「1月25日革命」は、ムバラク独裁政権の「抑圧」と「腐敗」に対する怒りが積もり積もって民衆が決起し、政権打倒を成し遂げた。昨年7月のクーデターで権力を奪ったシーシ将軍に率い
本文を読むシーシ元帥が大統領出馬を表明、大量死刑判決の2日後
著者: 坂井定雄―革命3年後のエジプト⑤ クーデター後のエジプト最高権力者、シーシ国防相兼軍総司令官は3月26日、国防相を辞任し、6月までに行われる大統領選挙に出馬することを表明した。エジプトのメディアはこぞってシーシの圧勝を予想して
本文を読む民衆は変わった。軍は政治から離れるべきだー退役少将の分析
著者: 坂井定雄「革命3年後のエジプト」④ エジプト情勢の分析・報道をしているジャーナリストの中で、国際的にみても最も信頼できるのは、朝日新聞の川上泰徳さんだと思う。現在も同紙の中東アフリカ総局長として書き続けるとともに、朝日中東マガジ
本文を読む自由、人権、民主主義よりも統治の安定を優先
著者: 坂井定雄「革命3年後のエジプト」③ 来る大統領選挙で当選・就任が確実なシーシ元帥は、どのような国家にエジプトを導こうとしているのだろうか。それは、3年前の「1月25日革命」で、国民が実現への明るい希望に燃えた自由、基本的人権、
本文を読む着々と大統領への道を固めたシーシ
著者: 坂井定雄「革命3年後のエジプト」② クーデターで、初めて民主的な選挙で選ばれたモルシ大統領とその政権を打倒し、最高権力者を握った将軍シーシは、着々と大統領選挙で正式に大統領に就任する道を固めてきた。前回も触れたとおり、大統領選
本文を読むシーシ「大統領」を世界に先駆けて支持したプーチン
著者: 坂井定雄「革命3年後のエジプト」① 2012年のムバラク独裁政権打倒「1月25日革命」から満3年、クーデターから7カ月が過ぎたエジプトについて連載でリポートしようと思う。中東に、世界に、大きな影響を及ぼしてきたこの地域大国が、
本文を読むアルジャジーラ支局長ら20人を裁判に -エジプトでの報道弾圧に厳しい国際的批判-
著者: 坂井定雄エジプトの司法当局は11日、中東の国際的衛星TV局アルジャジーラのアデル・ファハミ支局長以下、カイロ支局員9人をはじめ関係ジャーナリスト計20人(エジプト人16人、外国人4人)の刑事裁判を20日から開始することを明らかに
本文を読む軍人大統領が強権を握るナセル時代の再現へ ―エジプト憲法国民投票、成立確実―
著者: 坂井定雄エジプトの新国家像を決める新憲法の国民投票が14,15日行われた。昨年7月のクーデターで打倒されたモルシ大統領政権のムスリム同胞団は投票をボイコットし、軍と暫定政権、メディアあげての投票呼びかけのキャンペーンが展開され
本文を読む男女同権、宗教政党禁止、軍の特権など盛り込む -同胞団弾圧の中、エジプトで新憲法制定へ-
著者: 坂井定雄2013年7月3日のクーデターで、モルシ大統領の逮捕、憲法の停止、非常事態を発令し全権を掌握したエジプト軍は、マンスール最高憲法裁判所長官を暫定大統領とする暫定政権を発足させた。軍と暫定政権は、モルシ政権与党のムスリム同
本文を読むエジプトでデモ規制法施行 -自由と権利を奪う反革命の法-
著者: 坂井定雄7月のクーデターで、モルシ政権を打倒し、軍が樹立した暫定政権は11月24日、クーデターの本質をまざまざと見せつける、抑圧的なデモ規制法を制定、即日実施した。満3年を迎える「アラブの春」。独裁政権を打倒したのは、民衆のデモ
本文を読む同胞団弾圧に軍事裁判も動員
著者: 坂井定雄―クーデター後のエジプト(7) クーデターで打倒されたモルシ政権の与党ムスリム同胞団と支持者への、エジプト軍と治安警察、暫定政権の徹底的な弾圧が続いている。非常事態下の軍事法廷は3日、スエズ市でのデモ・座り込みを8月1
本文を読む遂に最悪の事態になった。これは流血の反革命だ。
著者: 坂井定雄― クーデター後のエジプト(6) エジプト治安当局は14日、軍のクーデター(7月3日)以来、首都カイロの2か所の広場などで続けられてきた、モルシ大統領支持勢力の平和的な座り込みの強制排除を強行、同胞団によると2千人以上
本文を読む支持率低下は、権力奪取と流血の弾圧を合理化できない
著者: 坂井定雄― クーデター後のエジプト(5)- 苦しい1か月のラマダン(断食月)の間も、ムスリム(イスラム教徒)が1年間、最も楽しみにしてきたイード・アルフィトル(ラマダン明けのお祝い)の間も、クーデターで権力を奪われ、拘束されたま
本文を読む革命を管理する軍。自らの巨大利権も
著者: 坂井定雄― クーデター後のエジプト(4)― シーシ軍最高評議会議長に率いられる軍がクーデターを起こした論理あるいは信念は「革命の管理」だといえる。 選挙で選ばれたモルシ大統領の政権は、「1月25日革命」後1年4か月間の軍政を
本文を読む治安部隊が同胞団を大規模虐殺―最悪の事態に
著者: 坂井定雄―クーデター後のエジプト(3)― ▽ナセル政権以来の弾圧 軍に拘束されたままのモルシ大統領の解放と復権を求め、カイロ郊外ナセルシティで座り込みを続けているムスリム同胞団中心のモルシ支持派を27日未明、内務省所属の治安
本文を読む猛暑のラマダンに続く抗議デモ、同胞団弾圧への国際的非難
著者: 坂井定雄―クーデター後のエジプト(2)― イスラム教徒の聖なるラマダン(断食月)に入った。カイロの郊外都市ナセル・シティでは、7月3日のクーデター(武力による権力奪取)に抗議し、軍が拘束したままのモルシ大統領とムスリム同胞団幹部
本文を読む最良と最悪のシナリオ=クーデター後のエジプト
著者: 坂井定雄民主的選挙で選ばれたモルシ政権を打倒した(3日)エジプト軍のクーデター後初の金曜日の5日、カイロはじめエジプト全土で、100万人を超えるモルシ支持派が、クーデターに抗議し、大統領の復権を要求して大規模なデモを行った。各
本文を読むエジプトでの「動乱」について
著者: とら猫イーチエジプトでの動乱を、如何に受け止め理解するかで、ちきゅう座の論稿を拝見するだけでも様々な見解があるようですね。 私は、この地域の政治状況は、イスラム原理主義の関わりを最大限に考慮しないことには、予測不可能との立場ですの
本文を読むエジプト民衆の行動が想起させる記憶と現在
著者: 三上 治あれは中学三年生の時だった。エジフトのナセル大統領のイギリスやフランスに対する戦争が伝えられた。また、ハンガリーではソ連軍の侵入に対する民衆の抵抗が報じられた。スエズ動乱とかハンガリー暴動というような言葉であったように
本文を読むエジプトの事態、「米国の計算は少しずれた」?ーむしろ計算通りではないか。
著者: 安東次郎この「交流の広場」で<なんちゃっておじさん>が、<だが軍隊の司令官会議にはムバラクの腹心で、副大統領になったばかりのスレイマンの姿はなかった。米国の計算は少しずれたのだろうか?>といわれています。 しかしオバマ政権は、
本文を読む孫崎享氏のTwitterより「エジプト・東アジア共同体・美狗・・・」
著者: 「ちきゅう座」編集部エジプト 現在スレイマン副大統領中心に統制。スレイマン、イスラエルと極めて緊密と英テレグラフ紙報道:ウィキリーク資料に基づけば、スレイマンは日々イスラエル政府とホットラインで話す長年にわたりイスラエルのお気に入り。スレイ
本文を読むムスリム同胞団の実像―誤解や危険視を煽るな
著者: 坂井定雄2月4日、カイロ中心部のタハリール(解放)広場を埋めた数万人の反政権デモ。民主化への行動を「いま」起こすようムバラク大統領に迫るオバマ米大統領はじめ、国際的圧力がかつてなく強まる中、ムバラクは、なお居直りを続けている。2
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