◆皆がドイツになったら?――緊縮は世界経済を不安定化、緊張状態に ドイツは外需依存に傾斜して、国内は長期にわたって民間設備投資は低水準、公共投資は抑制され、個人消費は停滞した。また海外直接投資も増大していった。この極端
本文を読むドイツの執筆一覧
Global Headlines:政治と経済に苦吟するドイツ
著者: 野上俊明<はじめに> 第二次世界大戦の元凶であり、人類史上最悪の災厄をもたらした枢軸同盟の覇者であったドイツと日本。その後両者とも西側に属する自由民主主義国として生まれ変わり、戦後の奇跡の復興を演じ、屈指の工業生産力を誇る国に
本文を読む絶対的真実:誰かの黒字は誰かの赤字 誰かの支出は誰かの収入 ――頑迷ドイツの石頭をすげかえよ!――(その二)
著者: 柏木 勉元凶は愚かなドイツの石頭 ――倹約のすすめ 「まずは貯蓄、買物はその後」――緊縮=貯蓄のパラドックスを理解せず―― 今回は部門別収支の分析をもう少し実態にそって行おう。 ドイツには「まずは貯蓄、買物はその後」という倹約
本文を読むGlobal Headlines:ドイツにおける反ファシズム運動
著者: 野上俊明<はじめに> 1月に始まった極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」反対デモは、またたくまにドイツ全土に広がった。ベルリン、ミュンヘン、ケルン、フランクフルト、ハンブルク、ミュンヘンなどの主要都市に、また抗議行動は旧
本文を読むGlobal Head Lines:ファシズムの脅威増すドイツ、反ファシズムへの大きなうねり
著者: 野上俊明<はじめに> ドイツの赤緑連立政権への不満から、ドイツ各地、というか旧東独地域でファッショ政党であるAfD(ドイツのための選択肢)の支持率が急増しているという。その一番の原因は、ドイツの寛容な移民政策への反発にあるが、
本文を読むショルツ訪中をどうみるか
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(401)―― 11月4日、ドイツのショルツ首相が中国を訪れ、3期目に入ったばかりの中国共産党総書記習近平国家主席と会談した。両首脳はロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐる対応や、拡大を続けてきた
本文を読む第二次大戦以来の、市民の団結が重要な事態 メルケル独首相の演説
著者: 坂井定雄ドイツのメルケル首相は3月18日、「コロナウイルス対策について」と題した重要演説を、全ドイツ、全世界に向けて行いました。ドイツ語翻訳家・林美佳子さんの全文翻訳(ネット公開)から約1ページ半を紹介します。林さんに連絡する
本文を読む漂流する米独の『同盟関係』-スパイ事件で深い亀裂 (5)
著者: 中田 協“反イスラム国”で辛うじて一致 両者を恐怖させる黙示録の暗雲 アメリカとドイツの間の、「情報監視」という変則的な事態(米国によるメルケル首相の携帯盗聴など)は、論争に決着を見ないまま、新しい段階を迎えた。同盟国をスパイし
本文を読む2013ドイツ旅日誌(その5)
著者: 合澤 清1.バンベルク、イエナ、エアフルトを駆け足で旅行 そろそろ我々のドイツ滞在も終盤に近付いてきた。毎年訪れているBamberg、Jena、Erfurtを駆け足で回ってきた。Bambergは、趣のある石橋を渡って入る旧市街地
本文を読む2013ドイツ旅日誌(その4)
著者: 合澤清このところドイツでも非常に不順な天候が続いている。極端な暑さ(日中の温度が40℃以上)がしばらく続いた後、今度はまた湿度の高い「じめじめ」した日にちが何日も続き、ドイツ各地にGewitter(小台風)による大雨(ところに
本文を読む2013ドイツ旅日誌(その3)
著者: 合澤清1.エジプトの混乱を憂う このところドイツの新聞、ラジオ、週刊誌は、こぞってエジプトの記事であふれている。これらの記事から推測するに、対立は非常に複雑な様相を呈してきているようだ。なかなか我々外国人の、それも素人の目では
本文を読む2013ドイツ旅日誌(その2)
著者: 合澤清1.身体を動かすことの好きなドイツ人-環境が大切だ! 相変わらずの寒い日が続いている。時折陽は射すが、セーターや長袖シャツは手放せない。 26日に友人のユルゲンと待ち合わせのSzuelten Buergerに出かけた折、
本文を読む2013ドイツ旅日誌(その1)
著者: 合澤清1.寒さに震える初夏の日々―滞在準備にかかる すぐ近くの銀行(Volksbank)の前に据え付けられた大きなデジタル温度計を見て驚いた。何と10℃である。今朝(26日)7時半の気温だ。ここはゲッティンゲンから徒歩1時間ほ
本文を読むドル体制を揺るがすドイツの金地金引き揚げ
著者: 岡田幹治月例世界経済管見 4 ドイツの中央銀行(連邦準備銀行)が1月16日、米国とフランスに預けてある金地金(金塊)の一部を今後8年かけて本国に引き揚げると発表した。 この動きは日本のマスメディアではほとんど報じられなかったが、
本文を読む脱原発にかかわらずドイツは、今迄になかったような多量の電力を輸出
著者: グローガー理恵2012年、完全脱原発への途上にあるドイツでの電力輸出量が記録的な量に達しました。これはドイツにおける再生可能エネルギーのブームに起因するものと、シュピーゲル・オンライン(Spiegel Online)の記事「脱原発にも
本文を読む南ドイツ新聞:脱原発は予想されたよりも格安―ドイツ人は電力料金を払い過ぎ
著者: グローガー理恵現在、ドイツで推進されている再生可能エネルギー促進のシステムは、決して完璧なものではありません。 固定価格買取り制度などを含めて、再生可能エネルギー促進するためのコストは、電力消費者が負担することになっています。しかし実
本文を読むドイツの電力生産・供給地域化への動き
著者: グローガー理恵「原発のほかに代替できるエネルギー源がないでしょう。だから原発は必要です。」これは、ドイツのある原発支持者が言った言葉です。この言葉は、反原発を 叫んでいるだけでは駄目なのだ、原発以外にどのようなエネルギー源を推進すべき
本文を読むフランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(2)
著者: 二本柳隆著・石塚正英編第1章 フランス革命の意味するもの――近代ドイツの知識人のフランス革命に対する反響 1789年、フランスにおいて勃発した革命は、フランス国内を動揺させただけでなく、その波紋は海峡を隔てた国をも含めて、あらゆる諸国に
本文を読むドイツ滞在日誌(9)
著者: 合澤清毎年のことだが、ドイツに来た段階では、多少の不安を抱えながら、今年はどう過ごそうかと思い悩む。中間では、まだ先がずいぶんあるなと、多少のゆとりをもちながら、この先どう楽しんでいけばよいだろうかと、当初の計画の実行(勉強の
本文を読むドイツ滞在日誌(7) ほんの少しドイツ語のお話など/Regensburgへの旅/KarlstadtとBambergへの旅/Ulmへの旅
著者: 合澤清1.ほんの少しドイツ語のお話など 今年のドイツの夏(少なくともここゲッティンゲンでは)は、「異常」なぐらい寒くて、雨が多くて、「夏らしくない夏」になっています。これは一人僕だけの感想ではなくて、この家の女主人ペトラも同様
本文を読むドイツ滞在日誌(6) ヨーロッパ人の関心事/食の異文化との出会い/ドイツ国内旅行(Goslar, Uelzen)
著者: 合澤清1.ヨーロッパ人の関心事 あの平和そのものと思われていたノルウエーで、衝撃的な大量殺人事件(銃の乱射で85人以上が殺された)が起きたことは皆様方も既にご承知のことだと思う。右翼青年の仕業だと伝えられている。 先日ドイツで
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