(2021年1月25日) 本日の東京新聞「こちら特報部」が、都教委の「日の丸・君が代」強制問題を取りあげている。新たなニュースは以下のとおり。 「新型コロナウイルスの感染拡大を受け東京都教育委員会は、今春の都立学校の卒
本文を読む教育の執筆一覧
山口香さん。国旗・国歌(日の丸・君が代)強制についても、議論を避けないで。
著者: 澤藤統一郎(2021年1月20日) 1月13日、ほかならぬNHKが世論調査の結果をこう報道した。 ことし(2021年)に延期された東京オリンピック・パラリンピックについて、NHKの世論調査では、「開催すべき」は16%で先月より11
本文を読む入試改革のいま -大学入試改革の迷走と高校入試の学力回帰-
著者: 小川 洋大学入試 コロナ禍の終息が見通せないなかでも、年が明ければ入試の季節である。いずれの会場でも距離の確保や除菌などに細心の注意が払われることになるだろう。1月には先陣を切って、新しい「大学入学共通テスト」が実施される。当
本文を読む悪名高き「10・23通達」発出の日に、その撤回を求める決意を再確認する。
著者: 澤藤統一郎(2020年10月23日) 今年も10月23日がめぐってきた。2003年のこの日、東京都教育委員会が悪名高い「10・23通達」を発出した。横山洋一教育長名だが、実質的には石原慎太郎という極右政治家の意図によるもの。今、日
本文を読む学術会議人事介入を重大問題と受けとめる感性を
著者: 澤藤統一郎(2020年10月3日) スガ政権による、日本学術会議会員人事への介入事件。その第一報は、10月1日赤旗一面のトップ記事だった。「菅首相、学術会議人事に介入」「推薦候補を任命せず」「安保法批判者ら数人」「前例ない推薦者外
本文を読む行政エリートと教育現場のゆきちがいについて
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(324)―― 前川喜平・寺脇研の『これからの日本、これからの教育』(ちくま新書 2017)という本を読んだ(対談なので以下「対談集」という)。 前川氏は文部科学省OBへの再就職斡旋問題で文科省次官を引
本文を読む中国の圧力による香港教科書の改悪ー「愛国教育」とは政権に従順たれと教え込むこと
著者: 澤藤統一郎(2020年8月27日) 香港教育当局が「愛国教育」を重視する中国の習近平指導部の意向を受け、学校で使う教科書への管理を強化している。今年の検定では複数の出版社が当局の修正要求を受け、香港に「三権分立」の仕組みがあると
本文を読むこれは一陣の涼風。教科書採択にアベ政権没落のご託宣。
著者: 澤藤統一郎(2020年8月26日) 今年の夏は常の夏ではない。コロナの夏であり、異常な猛暑の夏。そして首相引きこもりのなんとも冴えない鬱陶しい夏である。そこに、思いがけない一陣の涼風が吹き込んできた。教科書採択の成果である。端的に
本文を読む育鵬社版教科書の不採択に思う ー 都教委は変わりつつあるのだろうか?
著者: 澤藤統一郎(2020年7月29日) 学校教育における教科書が子どもに与える影響力は大きい。とりわけ、歴史観や社会観に関わる教科書は将来の国民の主権者意識を決定しかねない。教科書の記載は、歴史の真実を曲げてはならず、その社会の良識を
本文を読む都教委は、懲戒処分に先立つ事情聴取に弁護士の立ち会いを認めよ
著者: 澤藤統一郎(2020年7月28日) 申 入 書 2020(令和2)年7月22日 東京都教育委員会 教育長 藤 田 裕 司 殿 委員 遠 藤 勝 裕 殿 委員 山 口 香 殿 委員 宮
本文を読むお江戸舟遊び瓦版765号/羽角章 『日本の若者はなぜ社会的エネルギーを失ったのか』
著者: 中瀬勝義羽角章『日本の若者はなぜ社会的エネルギーを失ったのか』 七つ森書館 2019.8.1 を紹介します。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2020/07/1c8b6a1f395
本文を読む都教委の卑劣な「思想転向強要システム」の破綻について
著者: 澤藤統一郎(2020年7月12日) 本日(7月12日)の東京新聞「こちら特報部」に、おや、見覚えのある方のお顔。もと、国立二小の教員だった佐藤美和子さん。「日の丸・君が代強制に反対」の思いを込めたブルーリボンを手にしての一枚。 「
本文を読むコロナ明け、公立学校はボロボロになる
著者: 阿部治平——八ヶ岳山麓から(313)—— 先日江澤隆輔氏の『先生も大変なんです』(岩波書店、2020・3)を読んだ。結論を一口で言えば、これは大学生に読まれれば読まれるほど、教員志願者は減るであろうという本である。 書かれている
本文を読む《異沌憤説》5 現行の教育基本法第2条は違憲・違法の悪条文だ! ~特定の「態度」を備えた国民の育成のための学校教育へ~
著者: 長谷川孝道徳教育が教科となり、検定教科書による授業が粛々と実施されているようです。しかし、授業の在り方の是非よりも、道徳が学校教育の中枢に据えられて、学校教育そのものが道徳主義化していくことに、重大な危惧を禁じ得ない状況だと考え
本文を読む都教委よ。なによりも大事なものが「日の丸・君が代」だというのか
著者: 澤藤統一郎いつもながらの安倍晋三「やってる感」演出の印象操作。この度のパフォーマンスは国民生活への影響多大な全国一律休校要請。そのテンヤワンヤの影響が、全国各校の卒業式にも及んでいる。しかし、この期に及んでなお、東京都内での「日の
本文を読む市民運動が公の施設を利用する権利について
著者: 澤藤統一郎暮れから正月にかけて、市民団体の機関紙や活動報告が夥しく郵送されてくる。草の根で地道に活動している多くの人々がいることに、この上ない心強さを覚える。 その中の,いかにも手作りの一通が提起している問題をご紹介したい。 「学
本文を読む英語試験の外部委託は語学教育改革の放棄
著者: 盛田常夫大学入学共通テストの英語試験を民間に外部委託する方針は誰が推進したのだろうか。英語を社内共通言語にしている楽天会長・社長の声が大きかったようだが、それに賛同した政治家はいったい何を目的で賛同したのだろうか。試験を外部委
本文を読む大学入試への民間英語検定導入中止 - 壮大な詐欺計画 -
著者: 小川 洋現・高校2年生が受験する大学入試の一部が突然、キャンセルされた。センター試験に代わって、20年度に導入される入試では、高3の間に民間英語試験を受検すること(2回まで)が求められ、多くの大学が、その成績を合否判定に利用す
本文を読む憲法と落語(その6) ― 「淀五郎」が問いかける忠臣蔵イデオロギー
著者: 澤藤統一郎忠臣蔵を扱った落語の演目の著名なものとしては、「淀五郎」「中村仲蔵」「庫丁稚(四段目)」「七段目」「九段目」…、あたりだろうか。いずれも、討ち入りの事件を直接の素材にしたものではなく、仮名手本忠臣蔵という芝居がテーマであ
本文を読む国旗国歌強制是正の「ILOユネスコ勧告」再論
著者: 澤藤統一郎ILOとユネスコが合同委員会(セアート)での検討を経て、日本政府に対して「日の丸・君が代」強制を是正することを求める勧告を出した。このことは、8月29日の当ブログで述べたとおりである。 ILOとユネスコが、「日の丸・君が
本文を読むILOとユネスコが、「日の丸・君が代」強制問題に是正勧告
著者: 澤藤統一郎安全保障理事会と総会ばかりが国連ではない。国連はいくつもの専門機関を擁して、多様な人権課題に精力的に取り組んでいる。労働分野では、ILO(国際労働機関)が世界標準の労働者の権利を確認し、その実現に大きな実績を上げてきた。
本文を読む高校では遅すぎる――低学力問題解決のために
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(289)―― 近刊の朝比奈なを著『ルポ・教育困難校』(朝日選書2019・7)は、高校の低学力問題に焦点を当てた著作である。氏はいわゆる研究者ではなく、高校・大学で低学力問題にずっと取り組んできた現場教
本文を読む前川喜平「僕の憲法改正案」を読む
著者: 澤藤統一郎一昨日(7月28日)の『東京新聞』「本音のコラム」欄に、前川喜平さんの「僕の憲法改正案」が掲載されている。これがおもしろいので、ご紹介して多少のコメントを付したい。 まずは、最初に前川さんの断り書きがある。 僕は安倍政
本文を読む大阪市立泉尾北小学校での『「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼』への抗議署名に賛同を
著者: 澤藤統一郎複数の友人から、教えられた。《子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会》が、ネットで次の訴えをしている。 憲法を無視した大阪市立泉尾北小学校での『「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼』に対する抗議文に賛同をお願いします!
本文を読む「ウリハッキョ - 私たちの学校、私たちのふるさと」(CD)のお薦め。
著者: 澤藤統一郎5月3日、有明での憲法集会の中央ステージで、東京朝鮮中高級学校合唱部の皆さんが、胸に響く訴えをされ、美しい歌声を聞かせてくれた。 集会後、その生徒たちがコーラスのCDを販売していた。そのうちのお一人にサインをしてもらって
本文を読む教育は国の基とはいうけれど
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(279)―― 最近つづけて教育に関する新刊本を2冊読んだ。 1冊目は小川洋著『地方大学再生――生き残る大学の条件』(朝日新書、2019年3月)である。 著者はさきに、『消えゆく限界大学――私立大学定員
本文を読む赤池誠章さん、お間違いの訂正を。そして、「日々勉強!」を。
著者: 澤藤統一郎赤池誠章という参議院議員がいる。自民党の文部科学部会長。文部科学省の陰に隠れて前川喜平攻撃をしたことで、人に知られるようになった。極右の教育を行う日本航空総合専門学校長を務めていたことでも、私のブログに取りあげたことがあ
本文を読む船橋秀人君! 君こそ、東洋大学の希望だ。
著者: 澤藤統一郎東洋大学と竹中平蔵、哲学とゼニの取り合わせ。高邁な理想を掲げる大学に、政治絡みでの儲け方だの節税手口だのを教えようというのだろうか。この違和感に、学内から批判の声が上がったのは真っ当な反応ではないか。 話題の人、同大学4
本文を読む教員が生徒の前で堂々と自己の信念を貫くことこそが教育ではないか。
著者: 澤藤統一郎千代田区の私立正則学園高校の教員約20人が1月8日朝ストライキを実施したことが大きな話題となっている。今の時代、ストライキが珍しい。教員のストライキは、なおさら珍しい。報道が大きい。インパクトが大きいのだ。 本来、ストラ
本文を読む市民社会の道徳教育概論試案
著者: 澤藤統一郎文科省のすなる道徳教育。不要だとは思うが、やるならこんなものであるべきではないか。その骨格の素案をものしてみた。志のある方に、書き足し書き改めて、立派な完成版を作っていただきたい。 1 一番大切なのは自分自身であることを
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