「原発推進、増税、大連立の最低党首を選出した民主党」など 地震と原発事故情報 その157
- 2011年 8月 30日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
6つの情報をお知らせします(8月30日)
北海道電力・泊2号炉が8月26日より定期検査の為運転停止
残る稼動中原子炉はあと13基
★1.原発推進、増税、大連立の最低党首を選出した民主党
★2.東電の電気が余ってる。た~くさん。
それなら、2つの原発のはざまで心配している福島県会津の人達を考えて、
東電柏崎・刈羽原発2基をすぐ停止せよ
★3.☆スペースたんぽぽで原発関連映画上映会☆
~映像で見る原子力・核の問題~ ワンコインで3本。
★4.メルマガ読者から
イ ヨーロッパからも脱原発の声を!
欧州在住日本人から、日本政府に嘆願書を提出します。
ロ 「さようなら原発パレード、1000万人アクション in 東村山」の案内
★5.放射線基準の「暫定」って いつまで!?
責任逃れの詭弁 受忍強いる政府
緊急措置が恒常化…労働者より事故処理優先
★6.9月7日の槌田敦裁判(公判)の傍聴のお願い
★1.原発推進、増税、大連立の最低党首を選出した民主党
糸色のぞむ
第一回目の投票では5候補の誰もが過半数を得ることができず、上位2名の決選
投票で小沢の応援を受けた泣きの海江田を38票差で破り、事実上次の総理として
選出されたこの野田なる男はどんな男か。
原発政策については「減原発」を将来的な課題としつつ、「当面、原発によるエ
ネルギーの安定供給は不可欠」という姿勢を示しているとマスコミでは報道されて
いるが、実際は「日本の自立の為には日本の核武装は不可欠」であり、そのために
は「国連の常任理事国以外で核燃料サイクルの保持を認められている権利」を守る
ために破綻した核燃料サイクルの保持を絶対命題とするバリバリの独自核武装=原
発推進派である。
それだけではない。「現在の経済状況においての有効需要創出という観点におい
ては、東日本大震災は千歳一遇のチャンスである」と言って憚らないないほどの、
およそ一般庶民の感覚とはかけ離れた感性の持ち主であり、そうであるが故に「増
税による財政再建」を今回の5人の候補の中で唯一明言しているのが野田その本人
である。
更に歴史認識においては平成十七年には「『戦犯』に対する認識と内閣総理大臣
の靖国神社参拝に関する質問主意書」なる意見書で「A級戦犯は戦争犯罪人でな
い」という歴史認識を披露したゴリゴリの国家主義者でもある(韓国メディアは民
主党の新代表選出に対して「野田佳彦代表は『極右派』」と警戒心を露わにしてい
る)。こうした思想的地金が故に、自民党との大連立を指向したとしても何の不思
議もない。何れにせよ民主党は無為無策ではあったが「市民主義」を地金とするが
故に「脱原発」打ち出した菅直人現首相より最悪な、歴史的に「最低首相」候補を
選出した責任を早晩とらされるハメになるだろう。
★2.東電の電気が余ってる。た~くさん。
それなら、2つの原発のはざまで心配している福島県会津の人達を考えて、
東電柏崎・刈羽原発2基をすぐ停止せよ
柳田 真
○ 東電の電気がた~くさん余っていて、先日、電力制限令をやめたいと経産省へ
働きかけた。東電は余ってる電気をもてあましている。
○ それなら、東電の2つの原発群(東電福島原発10基と、東電柏崎・刈羽原発
7基。計17基)に囲まれた地域で原発事故の心配と不安におののく、福島県会津
地方の人々、そして日本中の心配する人々の気持ちに答えて、東電は柏崎・刈羽原
発2基(5号、6号)をすぐ止めてもらいたい。福島原発事故で甚大な迷惑をがけ
たゆえ、これ以上の迷惑をかけないといぅ気持ちがあるなら、すぐ停止してほし
い。
現在、東電原発全17基中15基が地震と定検でとまっていいて、あと2基。そ
の2機の出力は245万kwだ。全然、大丈夫の範囲だ。
○ 2基を止めれば、東電管内が原発なし(原発ゼロ)で「電気は大丈夫」が事実
として実現する(実は2003年、にもあったが…)原発なしで日本は大丈夫の明
るい展望が近づいている。みんなで声を大にしていおう。
東電柏崎・刈羽原発2基をすぐ停止せよ!
地震が、柏崎を襲わない今のうちに、すぐに。
★3.☆スペースたんぽぽで原発関連映画上映会☆
~映像で見る原子力・核の問題~ ワンコインで3本。
◆日 時:9月2日(金)18:30会場、19:00上映開始
◆場 所:スペースたんぽぽ
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F
TEL 03-3238-9035
◆参加費:500円
◆上映映画:
1 原子力空母の危険性(35分)
2 東京を駆け抜ける核燃料輸送車(17分)
3 見殺しにされた米軍兵士 ~米国が隠すイラク戦争「死の兵器」~(30分)
※専門家による解説付き
映画上映会後は、皆さんで感想など共有する時間があります。
また、会場には原発関連冊子や書籍、Tシャツなどございます。
お気軽にお越しください。
★4.メルマガ読者から
イ ヨーロッパからも脱原発の声を!
欧州在住日本人から、日本政府に嘆願書を提出します。
6月に国民投票で「脱原発」を決めたイタリアで邦人有志が日本政府に「脱原
発」政策の実現を求める公開嘆願書を用意し、署名を集めています。
ヨーロッパに住むお知り合いがある方、広報にご協力を!
日本にいる家族や大勢の友人知人の身を案じ、また、圧倒的多数の市民が「原発
に依存しない社会」を望んでいるのに、全く逆の方向へ進もうとしている政治に焦
燥と怒りを感じ、さらに、近年急増中の日本ファンの懸念の声に答えたいという切
実な思いから、7月末、在伊の理由も立場も年齢も様々な日本人たちが知恵を寄せ
合い、日本政府に直接訴える準備を始めました。
・・・日本は、ヒロシマとナガサキという、人類にとっての癒せぬ「原爆の深い
傷」を負った世界で唯一の国として、今こそ、フクシマという厳しい現実と真摯に
向き合い、これ以上のヒバクシャを出さない、未来の世代への責任ある選択をする
倫理的な義務がある、というのが呼びかけ人たちの立場です。
詳細は
http://www.semisottolaneve.org/ssn/a/34464.html
署名活動は9月8日まで続け、9月の脱原発アクションウィーク中に首相官邸への
提出を計画しています。どうぞよろしくお願い致します。
齋藤ゆかり 《資料センター《雪の下の種》
Centro di documentazione “Semi sotto la neve” Via Gentileschi, 6A 56123
Pisa Italia
sito: www.semisottolaneve.org email: info@semisottolaneve.org
ロ 「さようなら原発パレード、1000万人アクション in 東村山」の案内
私たち“さようなら原発東村山”では9月17日にパレードを行います。今回が
私たち初めての行動ですが、止まるどころか拡大一方の福島の放射能汚染、その現
実に、私たち国民は原発もういらないの声をあらためて今後も上げていかなくては
いけないと思っています。
さようなら原発パレード、1000万人アクション in 東村山
9月17日(土) 午後2時半~4時
集 合:西武新宿線久米川駅南口徒歩5分の公園(当日は駅前で私たちのメンバー
がご案内致します)
パレード出発:3時
主 催:さようなら原発東村山
連絡先:清水ゆり子 042-391-9791
★5.放射線基準の「暫定」って いつまで!?
責任逃れの詭弁 受忍強いる政府
緊急措置が恒常化…労働者より事故処理優先
誰が次の首相になっても、変わらないのは福島原発事故によるこの国と世界に広
がった放射能汚染の現実だ。事故後、土地、水、食物、汚泥、原発労働者の被ばく
線量などに暫定基準が設けられた。だが、暫定とはいうが、それはいつまでなの
か。むしろ、暫定という言葉によって、半ば恒常化する汚染や責任問題がぼかされ
てはいないか。「暫定」は詭弁にすぎないという声も漏れ聞こえる。
世論の反発で基準改善も……。文部科学省は26日、福島県内の小中学校や幼稚
園での屋外活動を制限する放射線量の基準値毎時3.8μシーベルトを廃止、新た
な目安を毎時1μシーベルト未満とする方針を通知した。もし基準を超えても屋外
活動を制限せず、除染で対応する。同省原子力災害対策支援本部は「基準値の
3.8μシーベルトは今月下旬までの暫定的な考え方だった。福島県内で基準値を
超える学校や幼稚園はなくなっていた」と説明する。だが、廃止の背景に保護者ら
の猛烈な反発があったことは疑いない。基準値の3.8μシーベルトは、年換算で
20mシーベルトに相当する。国際放射線防護委員会(ICRP)が緊急時に浴び
てもよいとしている年間放射線量20~100mシーベルトの下限だ。文科省が4
月、この値を公表するや、保護者らは怒りを爆発させた。文科省は5月下旬、国内
法で定められた一般人の年間被ばく線量限度「年1mシーベルト以下」を目指すこ
とを示さざるを得なくなった。つまり、今回の3.8μシーベルト基準値の廃止は
その追認にすぎない。それでも、まれな「改善」ではある。世論の反発がなけれ
ば、ズルズルと「暫定」は続く。食品には事故直後の3月17日、暫定規制値が初
めて設けられた。それまでは「安全神話」の下、規制値自体がなかった。
期間は1年…言葉濁す行政。放射性セシウムについては、飲食物から摂取できる
量が年間5mシーベルトに制限され「飲料水」「野菜類」「コメなどの穀類」など
5グループに1mシーベルトずつ割り当てられた。外部被ばくも含めて年間20m
シーベルトを超えないという前提からの値だが、あくまで緊急時の基準だ。一方、
放射性物質が人体に与える影響を検討していた食品安全委員会は7月、生涯の累積
線量を100mシ―ベルトに抑えるべきだとする答申案をまとめた。パブリックコ
メントを経て正式に答申を受ければ、厚生労働省は基準を再検討するとしているが
「生涯100mシーベルト」という漠然とした値に基づく作業は難航必至だ。いつ
まで「暫定」が許されるのか。厚労省基準審査課は「一年の放射線量で暫定基準値
がつくられていることを考慮すれば、暫定の期間は一年という考え方はできるが、
はっきりとは言えない」と言葉を濁す。(中略)
事故の収束作業に従事する労働者の被ばく線量も問題だ。事故の前まで緊急時の
被ばく線量上限は100mシーベルトだったが、今回の事故に携わる労働者に限っ
て250mシーベルトに引き上げられ、そのまま放置されている。厚労省労働基準
局安全衛生部は「引き下げの検討は常にしているが、やみくもに下げれば、国民が
期待する原子炉の安定化作業に支障が出る」と話す。しかし、実際には人手不足か
ら上限引き上げも一時は検討された。労働者の健康よりも、事故処理を優先する政
府の姿勢に変化は無い。避難の目安にもなっている年間20mシーベルトの積算数
量について、矢ヶ崎克馬・琉球大名誉教授(放射線被害)は「ICRP」の基準
(年1mシーベルト)自体が内部被ばくを無視し、人の健康より原発を運営する立
場を優先してつくられているのに、その20倍も人を危険にさらす水準であって、
到底許し難い数値だ」と憤る。「食品についても、放射性セシウムでコメなど
1kgあたり500ベクレルと巨大な値が設定されており『それ以下ならどんどん
食べなさい』と宣伝しているのも同然。国民に受忍を強いて、被ばくを回避させる
責任を放棄しているといわざるをえない。主権在民をうたう国家として、やっては
いけないことをやっている」政府は最近、福島第一原発から半径20km圏の警戒区
域のうち、放射線量が極めて高い土地については国有化を視野に入れた検討を始め
た。同区域の住民は事故直後に避難を指示され、4月には「警戒区域」が設定され
た。重度の汚染から「再び戻ることは難しい」という専門家の指摘は当初からあっ
たが、この半年弱、政府は批判を恐れたのか、口をつぐんだまま。その間、住民は
生活再建の道を探ることもできず、無為に時間をすごすしかなかった。こうした例
をみれば、政府のいう暫定基準は本来の意味ではなく、汚染の長期化に伴う政府や
東電への反発を恐れ、糊塗するまやかしではないかと勘繰りたくなる。(後略)
(東京新聞8月29日より抜粋)
★6.9月7日の槌田敦裁判(公判)の傍聴のお願い
9月7日(水) 午後1時15分から 東京地裁721号法廷にて、第二次気象学
会裁判口頭弁論 開廷! 判決がされる可能性があり、みなさんの傍聴をお待ちし
ます。閉廷後、槌田さんご自身のお話がきけます。核開発派が司法にも、落してい
る暗影をはねのけるためには、傍聴参加者の力が必要です。
主催 槌田敦裁判を応援する会
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