テント日誌 12/27
- 2011年 12月 28日
- 交流の広場
- 反原発テント村住人
テント前広場に早々と年賀状を届けていただいた人がいました。紙面をかりてお礼を申し上げる次第ですが、年賀状をお寄せいただく方は下記のところにお願いします。〒100-0013東京都千代田区霞ケ関1-3-1経産省前テント広場です。12月28日派御用納めですが、このテント前広場は1月3日まで特別態勢に入ります。テント前広場はいつものように24時間態勢で維持されます。今年は帰省や温泉行きなどを変更してテントで年末を過ごす決意をした人もいます。時間のある人はテント前広場に参じて欲しいですね。
また、何かの企画を持ち込んでやってもらいたいのですが、年賀状などいただければ嬉しいですね。テントにも張り出して年賀の風景を飾りたいと思っています。来年の春になると原発は全部止まります。現在稼働しているのは6基ですが春ころには止まるはずです。そして再稼働の動きがでてきます。再稼働を許さな決意やみなさんの周辺の動きを伝えていただければ励みになると思います。年賀状等で全国的交流をいたしましよう。
テントに岩波書店でチエルノブイリで起こったことについての本の翻訳を進めている女性5人のグループが訪れました。以前にイギリス在住の女性が訪問された折にチエルノブイリ事故で乳がんになってイギリスまで手術を受けにきた女性のことを話されました。日誌で紹介したのですが僕らはチエルノブイリ事故について、そこで起こったことについてほとんど知らないのが実際です。ですから本として刊行を期待したいところ大です。彼女たちは15時から開かれていた『テント談話室 放射能と月と再生 語り合おう再生可能文化』に参加された。
上記のテント談話室は作家でルポライターであり『脱原発・再生文化論』の著者である川元祥一さんが主催するものでその第1回めでした。今回は「半減期」に学ぶこととしてなされました。川元さんは原発事故で拡散する放射能については多くの専門知識は必要なく、生活者として放射能が再性不能のもので人の手で制御不能であることが確認すれば十分であるという観点から、放射能や環境破壊の心配のない再生可能文化を提起しています。3・11以降を生活者として生きる再生文化運動を提唱していますが、これは「自然と生命力」という人類の歴史から学び未来を生きようということであります。今回は自然の生命力としての「半減期に学ぶこと」と題されたお話で、参加者も多数で盛会でした。再生という概念を物質的観点ではなく、自然と人間の関係の再生という視点を持つ川元さんの話は興味深いものです。みなさんとの討議《談話》として進めようと意図も良くわかります。今後も継続されるとのことですが、日程が決まればお知らせしたいと思います。
沖縄では政府の辺野古アセス評価書の提出に抗議する闘いが盛り上がりそれを押しとどめています。こちらでは防衛省や首相官邸にたいする抗議行動が「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」の主催で展開されています。この行動はアメリカに追随し、沖縄の人々の意志を無視する政府の暴挙に抗議するものです。テントに集う人達もこの行動に連帯しています。 (M/O)
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