たんぽぽ舎から TMM:No2330
- 2014年 11月 12日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2330】
2014年11月11日(火)
地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします 転送歓迎 ━━━━━━━
★1.<カマキリ>がいなくなった
・・・おんぶバッタは雄ばかり、蟻も激減した。 ―身のまわりに存在する放射能―東電福島事故後の小動物 奥野節子(たんぽぽ舎会員 再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.たんぽぽの皆さん今晩は毎日メィルが届くのを楽しみにしている飯舘村の安齋です ★3.伊藤鹿児島県知事が、民意を無視し、川内原発再稼働の受け入れを表明した日 金曜官邸前抗議で、「大人の責任回避」「責任の押し付け合い」を憂う
11/7 第125回金曜官邸前抗議行動に参加して 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.福島第一原発の状況 11月7日の金曜行動でスピーチした内容です。 春橋哲史
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします) ◆ 被ばく労働を考えるネットワーク 結成2年 11.29 報告集会 ★6.新聞より3つ ◆ 鹿児島県庁前には400人集結 「知事責任負う気ない」(11月8日東京新聞より) ◆敦賀市、原電寄付報告せず 要望受け2年間15億円 (11月6日東京新聞より抜粋) ◆ 東電に人件費など請求、放射線柏市対策 ADR申し立て検討も(11月8日毎日新聞より抜粋)
━━━━━━━ ┏┓ ┗■1.<カマキリ>がいなくなった・・・おんぶバッタは雄ばかり、蟻も激減した。 | ―身のまわりに存在する放射能―東電福島事故後の小動物 └──── 奥野節子(たんぽぽ舎会員 再稼働阻止全国ネットワーク) 毎年庭で出会えるカマキリが2011年以降、そして今年も又見ることはできなかった。4年間、おんぶバッタも雄ばかり、蟻も激減している。近くの湿地帯では、激やせ女郎ぐもばかり。(神奈川県鎌倉市) 気持ち悪いほど太った女郎ぐもがたくさんいた庭でも今年は、1-2匹は見たが、おおきい網は1つもいなかった。 エサ(虫)が少なくなったせいか、鳥も少なくなったように思う。2011年3・11東電福島第一原発の4基の事故で放射能が大量放出されて以降は、身のまわりの動植物に異変が生じていると思うことが少なからずある。 きくところによると、サクラと環境原発放射能調査(主催は、たんぽぽ舎サクラ調査ネットワーク)でも、3・11福島原発事故以後にいくつもの異変があらわれているという。 ☆身近なこと、健康など、もしかしたら「放射能」と思うことがあったら、あなたもたんぽぽ舎へメールなりFaxを送りませんか。 ┏┓
┗■2.たんぽぽの皆さん今晩は毎日メィルが届くのを楽しみにしている | 飯舘村の安齋です └──── ○九州、地元、全国の皆さんが反対しているにもかかわらず聴く耳をもたず原発再稼働にまえのめりの原発村、安倍、経産、国、県、薩摩川内市、福島原発事故は世界史最大最悪の原発事故なのに、福島の皆さん原発事故による汚染被曝、避難を余儀なくしている皆さんを泥足で踏みつける原発村。 避難生活が4年になろうとしています。 借り上げ住宅、四畳半の狭い仮設ぐらし避難している皆さんの体調にも異常が見られます仮設で独り寂しく亡くなる方もいます。 原発事故がなければ、生まれ育った故郷で家族可愛いお孫さんに看取られて天国に旅立つのが人生の花ですよね。 ○安全、安心、クリーン、電気代はやすく壊れない、でも大事故が起きました。責任を取らずに逃げ回る、国、原発村。 県民、地元住民の皆さんに正確な情報も伝えずに被曝をさせた国、県、行政。 自分たちは何か悪い事でもしたのでしょうかね。 今の子どもさんは原発事故にたいしては大人の行動を厳しい目で見ていますよ。 自分も原発事故前は、医師要らず、薬要らずで飯館村で暮らしていましたが、4年近い避難により、脳こうそく、心筋こうそくになりました、でもまだ生きていますよ。 ○原発再稼働を止める手段はまだありますよ。 全国の皆さんと手を繋ぎ再稼働は許さない。 福島の子どもさんを見捨てないでください。 全国の皆さんにお願いします。 福島から、あんざいです。 ┏┓
┗■3.伊藤鹿児島県知事が、民意を無視し、川内原発再稼働の受け入れを表明した日 | 金曜官邸前抗議で、「大人の責任回避」「責任の押し付け合い」を憂う | 11/7 第125回金曜官邸前抗議行動に参加して └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア) ○11月7日(金)、恒例の金曜首相官邸前抗議行動が行われました。「再稼働反対」の多くの民意を無視し、伊藤祐一郎:鹿児島県知事が、九州電力川内原発再稼働の受け入れを表明したとのニュースが流れています。今日も、様々な人たちが、多彩なスタイルで抗議しています。常連の方の思いを紹介します。 (1)千葉県在住の89歳の男性。小気味よく響く拍子木を叩く。昭和20年に徴兵検査を受け、8月25日に入営予定だった。ところが、8月15日に終戦となり、兵隊にならずに済んだ。大人の責任として、長らえた命を反原発・脱原発に捧げている。 (2)都内在住の60代の女性。川内原発再稼働を審議する鹿児島県議会傍聴のため、11月5~7日鹿児島へ行った。11月7日午後の飛行機で帰京。ちょっと休憩後、金曜官邸前抗議に駆け付けた。次世代の子供たちへの当然の責任と語る。 ○作家・村上春樹氏は、毎日新聞(11/3付)のインタビューで、次のように述べた。 『…僕は日本の抱える問題に、共通して「自己責任の回避」があると感じます。45年の終戦に関しても2011年の福島第一原発事故に関しても、誰も本当に責任を取っていない。そういう気がするんです。例えば、終戦後は結局、誰も悪くないということになってしまった。悪かったのは軍閥で、天皇もいいように利用され、国民もみんなだまされて、ひどい目に遭ったと。犠牲者に、被害者になってしまっています。それでは中国の人も、韓国・朝鮮の人も怒りますよね。日本人には自分たちが加害者でもあったという発想が基本的に希薄だし、その傾向はますます強くなっているように思います。原発の問題にしても、誰が加害者であるかということが真剣は追及されていない。もちろん加害者と被害者が入り乱れているということはあるんだけど、このままでいけば「地震と津波が最大の加害者で、あとはみんな被害者だった」みたいなことで収まってしまいかねない。戦争の時と同じように。それが一番心配なことです。…』 ○九州電力川内原発の再稼働にあたり、原子力規制委員会、安倍首相、薩摩川内市長、鹿児島県知事など再稼働を認める方々から伝わってくるのは、責任回避のため言い訳、責任の押し付け合いだけである。「大人の責任回避」は、日本人の習性なのだろうか。 ○東電福島第一原発事故を風化させないためにも、私たちは抗議の声、知恵、力を出して行きましょう。あせらず、あわてず、あきらめず。私たちは、“福島”を忘れない。原発再稼働を許さない。 ┏┓
┗■4.福島第一原発の状況 | 11月7日の金曜行動でスピーチした内容です。 └──── 春橋哲史 福島第一原発の状況 9月の平日平均作業人数は6400人。因みに、昨年9月は3290人。 4号機使用済み燃料プールからの燃料棒の移送状況は、11月5日現在で1533本中、1353本。全体の約88.3%が終了。残り180本は未使用の新燃料で、これは6号機の使用済み燃料プールに移送予定。 凍土方式遮水壁造成の為のボーリングは、11月5日現在で2035本中728本。全体の約35.8%が終了。 11月4日現在の汚染水の貯留量は、約55.8万t。その内、RO濃縮水と呼ばれるALPS処理待ち水は約34.3万t。設置済みタンクの貯留容量は約63.4万t。尚、10月1ヵ月間の汚染水の増加量は約1万3300tでした。 SF小説家・春橋哲史のブログhttp://plaza.rakuten.co.jp/haruhasi/
┏┓ ┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします) └──── ◆ 被ばく労働を考えるネットワーク 結成2年 11.29 報告集会 日 時:2014年11月29日(土)13時30分開始 講 演:木幡ますみさん (大熊町の明日を考える女性の会) 場 所:文京区民センター2A(地下鉄春日/後楽園駅) 資料代:500円 ☆労働者の安全と権利なくして収束・廃炉はない ☆国・東電・原発メーカー・ゼネコンは責任をとれ! ☆被ばく労働者・被災者・避難者とつながろう 原発事故の収束も先が見えない中で、政府は棄民政策を変えず、住民や労働者の生活や健康、労働条件などを後回しにして、原発再稼働に突き進もうとしています。 結成2周年を迎えた「被ばく労働を考えるネットワーク」は、被ばく労働者・被災者・避難者とつながり、こうした状況を変えていくための取り組みを続けていきたいと思います。これまでの総括と今後の取り組みについて討論の場を持ちます。ぜひともご参加下さい。主 催:被ばく労働を考えるネットワーク 〒111-0021 東京都台東区日本堤1-25-11 山谷労働者福祉会館気付 090-6477-9358(中村)/info@hibakurodo.net/郵便振替 00170-3-433582
┏┓ ┗■6.新聞から3つ └──── ◆ 鹿児島県庁前には400人集結 「知事責任負う気ない」 「県民の声を聞け。責任を負えるのか」。鹿児島県庁前では七日朝から夕方まで、再稼働に反対する市民らが抗議を続けた。 県庁前には桜島の火山灰がうっすら積もっていた。詰めかけた四百人以上の市民は、県職員と警察官が監視する中で断続的に反対の集会を開いた。 東京電力福島第一原発の事故で避難した母子を支援している鹿児島市の井上真紀(まき)さん(41)は「原発は国策で始まったから、知事は責任を負う気なんて、さらさらない」といら立ちをにじませた。大分県別府市の永尾美保さん(39)は、娘(1つ)を見つめ、「事故が起きれば、この子の命にかかわる。知事や県議は、何が大事なのかを考えて」と訴えた。 抗議活動は、県庁隣にある県議会でも行われた。傍聴席の市民が「NO」と書かれた紙を掲げ、「再稼働反対」と叫び、議場の声をかき消した。 (11月8日東京新聞より) ◆敦賀市、原電寄付報告せず 要望受け2年間15億円 福井県敦賀市は5日までに、日本原子力発電から2012~13年度に市道建設のためとして約15億4千万円の寄付を受けたことを市議会に報告していなかったと明らかにした。河瀬一治市長は「寄付者の意向を尊重した」と話している。(後略) (11月6日東京新聞より抜粋) ◆ 東電に人件費など請求、放射線柏市対策 ADR申し立て検討も 柏市は7日、東京電力の担当者を市役所に呼び、放射線対策に要した経費の賠償請求を行った。年末までに十分な賠償が行われない場合、和解案を仲介する国の原子力損害賠償紛争解決センターの裁判外紛争解決手続き(原発ADR)へ申し立てを検討する方針だ。 柏市は、周辺自治体より比較的放射線量が高い「ホットスポット」地域とされ、これまで放射線対策に約 62億円を支出。このうち、 除染や放射線測定、臨時職員の人件費など約9割は、国の財政措置と東電の弁償金が充てられている。今回請求したのは、国や東電から措置されない2010-13年度までの経費約3億6000万円で、職員の人件費は3億900万円を占める。(中略) 県内では我孫子市なども職員の人件費などが未払いになっており、ADR申し立てを検討中。今後、東電との個別交渉に見切りを付け、周辺自治体が足並みをそろえ、申し立てするかが焦点となりそうだ。 (11月8日毎日新聞より抜粋)
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