BRICS新通貨の実現可能性 現在、海外の金融市場では、「BRICS諸国による、金(ゴールド)を裏付けとした新通貨の実現可能性」が、さかんに議論されているが、ほとんどの意見は、「貨幣の歴史」を無視した「暴論」とも言える内
本文を読むinukoroおやじの執筆一覧
ノーベル医学生理学賞受賞者 カリコー・カタリン女史のインタビュー
著者: 盛田常夫恒例の「ノーベル賞」発表週間が始まり、医学生理学賞をカリコー・カタリンが、物理学賞をクラウス・フェレンツが受賞しました。ともに外国での研究が認められましたが、大学・大学院教育をハンガリーで受けており、ともにハンガリー国
本文を読む「中露朝3国枢軸」は存在するか
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(444)―― 9月21日、人民日報国際版の「環球時報」は、「中国・ロシア・北朝鮮の 『枢軸 』を捏造する下心は明白だ」という、ちょっと変わった表題の記事を掲載した。筆者は趙隆。趙氏は上海国際問題研究
本文を読む中南海は北京曇天?、いや嵐の前? ―国防相は何故、どこへ消えた?
著者: 田畑光永中国では先月末から今月初めにかけて、中秋節と国慶節(建国記念日)が連続することで、8日間という大型連休がスタートして、各地は大変な賑わいを見せているようである。昨年までは新型コロナの感染防止策の余波で人出もいま一つであ
本文を読む海峡両岸論 第155号 2023.10.1発行 - 軸足をBRICSに移す中国外交 グローバルサウスと経済協力強化 -
著者: 岡田 充中国の習近平政権は、国際秩序が多極化する中で2024年から加盟国が11カ国に拡大する「BRICS」に外交と経済協力の軸足を移しつつある。米一極支配が崩れ、主要先進7カ国(G7)の役割が減衰する一方、新興・途上国のグローバ
本文を読む酔生夢死 「慕情」の香港といま
著者: 岡田 充「香港マンダリンオリエンタルのピアノ弾きは何と、何と!Love is a many-Splendoredthing のリクエストに応えられず!」 SNSにこう書き込むのは60歳代の日本人観光客だ。香港旅行中に体験した「
本文を読む関東軍軍馬防疫廠100部隊の追加情報が寄せられました!
著者: 加藤哲郎● 9月の更新で、<関東軍軍馬防疫廠「100の会」の情報をお寄せください!>と本サイトの読者の皆様によびかけましたが、その数日後に、情報が寄せられました。ただし、本サイトのよびかけに応えたというよりは、前回紹介した、
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(28)クワメ・エンクルマの『わが祖国への自伝』(理論社刊、野間寛二郎:訳)― ―「アフリカの独立の烽火」の克明な記録(下)
著者: 横田 喬③ロンドンでの活動 1945年5月、私はニューヨークからロンドンに向かった。一か月ほど後、英国で第五回パン・アフリカ会議が開かれ、私は組織委員会の秘書役に。会議には全世界から二百人余が出席し、アフリカ民族主義(植民地主
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】548 不思議な王様ムハンマド六世
著者: 平田伊都子フランスの代表的時事系週刊誌L’EXPRES(レクスプレス)が、<不思議な王様・ムハンマド六世>と題して、9月21日に特集記事を発表しました。 なぜ、王様はマラケシュ大地震の時、モロッコにおられなかったのか? なぜ、
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(27) クワメ・エンクルマの『わが祖国への自伝』――「アフリカの独立の烽火」の克明な記録(上)
著者: 横田 喬1957年にイギリス領黄金海岸(ゴールド・コースト)植民地がガーナとして独立し、1960年のいわゆる「アフリカ独立の年」の烽火となった。上掲の著書は、このガーナの独立がどのようにして起こったかを、そのリーダーだったクワ
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(429)
著者: 本間宗究(本間裕)28兆円の国債費 先日の日経新聞では、「2024年度予算案の概算要求において、財務省が、国債の元本利払いの想定金利を、23年度予算から0.4%引き上げて、1.5%に変更する調整に入った」と報道されており、このことは、今後
本文を読む今こそ賀川豊彦に学び、連帯・互助・協同を強めよう 協同組合、労働組合、賀川関係団体が実行委
著者: 岩垂 弘9月1日は関東大震災から100年にあたる日だったが、その前日の8月31日、東京で、「関東大震災100年事業 賀川豊彦とボランティア」という事業がスタートし、そのための実行委員会が結成された。関東大震災で献身的な被災者支
本文を読む子供が面白ければ大人も面白い
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(443)―― チベット文学の専門家星泉先生から、ご自身翻訳の『しかばねの物語』(のら書店 2023・09)をいただいた。 『しかばねの物語』というから、死体について何かを語るのかと思ったら、死体が面
本文を読む続・「脱原発運動」と「気候変動運動」が共同行動 それぞれの思いをブラカードに込めて
著者: 岩垂 弘9月18日(月・祝日)、東京・代々木公園B地区を中心に「ワタシのミライ イベント&パレード‼」が行われたが、参加者は全国各地からやってきた人たちも含めて約8000人(主催者発表)にのぼった。この催しが、これまで主として
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】547 やるか!国連西サハラ人民投票
著者: 平田伊都子第78回国連総会ハイシーズン・ウィーク直前に、ブラヒム・ガリ西サハラ難民大統領がアントニオ・グテーレス国連事務総長に長時間の直談判をしたことで、<国連西サハラ人民投票>という国連和平案が再浮上してきました! ① 「どう
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(428)
著者: 本間宗究(本間裕)バブルと神話 人々の意識と行動が偏り、価値観が統一化された時に、「バブル」が発生し、また、「神話」が産み出されるものと考えているが、具体的には、「大東亜戦争における『軍拡バブル』であり、また、この時に発生した『神の国』の
本文を読む大清帝国の再現を夢見る中国
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(442)―― 8月28日、中国自然資源部(省)が、今年の新標準地図を発表した。これは従来の中国の地図と同じである。これにインド・ベトナム・フィリピン・マレーシア、それに日本など関係諸国がこぞって抗議
本文を読む私は人間であって、国家の付属物ではない 私と日本国家の関係
著者: 宮里政充戦場における殺人は「手柄話」か 私は1960年代のはじめに大学を卒業し、埼玉県北部の県立高校へ就職した。私は沖縄本島の北部に生まれ育っていたので、まわりののどかな環境にはすぐに慣れ、親しい同僚もたくさんできた。なり手の
本文を読む少年ホスト会社を育てたジャニー喜多川 - ジャニーズが清算されなければならない理由
著者: 盛田常夫欧州にいると日本の大衆文化の小児(幼児)性が気になる。良い悪いは別にして、欧州では大人の文化が主役で、子供の芸能が占める割合は無視できるほど小さい。ところが、今の日本では男女を問わず、アイドル文化が大衆文化の大きな位置
本文を読む「脱原発運動」と「気候変動運動」が共同行動 新しい潮流、東京・代々木公園に8000人
著者: 岩垂 弘社会運動に新しい潮流が生まれた。9月18日(月・祝日)、炎天下の東京・代々木公園B地区で行われた「ワタシのミライ イベント&パレード!!」である。その実体は、脱原発を目指す運動と地球環境保護を目指す気候変動運動のコラボ
本文を読む海峡両岸論 第154号 2023.9.16発行 - アイデンティティ危機進むニッポン アジア鏡の「大国」自画像が崩壊 -
著者: 岡田 充「失われた30年」に歯止めがかからない日本で政治、経済、社会のあらゆる領域で「大国」の指標が下落している。明治維新から155年、日本は中国、朝鮮半島など近隣諸国(人)を「写し鏡」に「脱亜入欧」と富国強兵による近代化建設を
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】546 大地震・大洪水・難民大統領・国連事務総長
著者: 平田伊都子2023年9月13日までに、モロッコ大地震で亡くなられた方は2,946人、怪我をされた方が5,674人を数えました(モロッコ内務省 発)。 リビア大洪水で亡くなられた方は約 20,000人、行方不明の方が20,000
本文を読む酔生夢死 沖縄対話で深まる日中理解
著者: 岡田 充「台湾有事は日本有事」「(中国と)戦う覚悟を」 首相経験者が中国の脅威と台湾有事を公然と煽る中、沖縄の那覇で9月9日、中国学者2人を招いて沖縄識者4人と対話と議論を交わすシンポジウムが開かれ、筆者はその司会を務めた。 主
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(26) J・ブノアメシャンの『エジプト革命』(筑摩書房刊、牟田口義郎:訳『オリエントの嵐』第五章)――エジプト史上不滅の光を放つ闘い(下)
著者: 横田 喬⑤カイロ暴動 パレスチナ戦争の翌日から、エジプトは徐々に革命前夜の状態に入る。時のノクラン首相は執務室で警官に偽装したテロリストによって斃された。1950年1月の総選挙では、議席の三分の二が英国からの独立を求めるワフ
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(427)
著者: 本間宗究(本間裕)金利とドルと金価格 海外では、いまだに、「金利と金価格の関係性」における誤解が存在し、「今後も、金利が上昇するために、これから金価格は下がるのではないか?」と考える人が多い状況とも言えるようである。別の言葉では、私自身が
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(25) J・ブノアメシャンの『エジプト革命』(筑摩書房刊・牟田口喜郎:訳『オリエントの嵐』第五章)――エジプト史上不滅の光を放つ闘い
著者: 横田 喬著者(1901~1983)は特異な経歴を持つフランスの著名なノンフィクション作家。第二次大戦中、枢軸国側に身を寄せたヴィシー政権の閣僚として外交工作に従事~戦後、戦犯として投獄(十年)中に書き上げた中東ものの一作である
本文を読む今年も「9・18」―加害の歴史を忘れまい
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(441)―― 今年もまた9月18日がやってくる。満洲の荒野で犬死した従兄たちを思い出すつらい日だ。わたしは、この日を迎えるたび、何かをいわずにはいられない気持になる。以下、数年前にも同じことを書いた
本文を読む滅びゆく内モンゴルの民族産業 ―牧畜 自給から商品生産へ
著者: テスクバヤル中国内モンゴル自治区のフフホト市に住むわたしは今年7月、8年ぶりに故郷、内モンゴル東部の半農半牧地帯のアル・ホルチンに帰った。故郷は大興安嶺南部の広大な凹地にある。我々の祖先は、もともと北部のフルン・ブイルで遊牧してい
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(24) マリ・エレーヌ・カミユの『革命下のハバナ』(筑摩書房刊、真木嘉徳:訳)――キューバ革命大詰めの迫力ある目撃記(下)
著者: 横田 喬◇カーキ色の救世主(続) 通過する村という村は煌々と明かりを灯し、夜更けにもかかわらず歩道の上に沢山の人だかりがしています。彼らは「解放者」(フィデル)の通過を見逃さぬよう、四十八時間前から同じ場所で待っている様子でし
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】545 国連西サハラ特使が初めて占領地西サハラへ!
著者: 平田伊都子2021年11月に西サハラ国連事務総長個人特使に任命されたイタリア人スタファン・デ・ミストラ氏は、皮肉屋の国連事務総長報道官のフランス人ステファンに<我らが友人>と敬われながら、イタリア人記者のステファナに援護されなが
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