inukoroおやじの執筆一覧

デカ顔で汗かきのうるさいメタボおやじ

中国、李国防相の解任ようやく公表 ― 習一強体制になにが起きているのか

著者: 田畑光永

 去る8月29日、北京での国際会議で発言して以来、ぱたっと姿を消し、国内メディアにも名前が登場しなくなってほぼ2か月、世界中が注目していた中国の李尚福国防相について、24日、習近平国家主席が「国防相と国務委員(副首相格)

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】551 少女の遺書-イスラエル産ホロコースト

著者: 平田伊都子

 2023年10月17日夜、ガザにあるアル・アハリ・アングリカン・エピスコパル・バプテスト病院をイスラエル軍が猛爆しました。 500人以上の死者が出たと、通信社などが発表しましたが、夜が明けて瓦礫の下から続々と重傷者が救

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世界のノンフィクション秀作を読む(30) 髙橋是清の『自伝』(1936年、千倉書房刊)――波乱万丈、数奇きわまる人生の述懐(下)

著者: 横田 喬

 ◇森有礼氏の書生から大学南校の教師へ  かくて、我々が横浜に着いたのは、明治元年の十二月。伝手があり、私ら帰朝生三人は森有礼さんにお世話を願うことになる。当時、森さんは洋行後に外国官権判事に任ぜられ、神田錦町住まい。当

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(432)

著者: 本間宗究(本間裕)

四種類の税金 「税金」に「四つの種類」が存在することは以前に説明したが、具体的には、「目に見える税金」と「目に見えないインフレ税」であり、また、「目に見える税金」が、「現在の税金」と「将来の税金」に分類され、そして、「目

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世界のノンフィクション秀作を読む(29) 高橋是清の『自伝』(1936年、千倉書房刊)――波乱万丈、数奇きわまる人生の述懐(上)

著者: 横田 喬

 高橋是清(1854~1936)は戦前に日銀総裁~首相(政友会総裁)を務め、後に二・二六事件(当時は蔵相)で暗殺された知名な人物。幕末から明治初年にかけての明治維新の激動期に、僅か十三歳の身で海外勉学を志した異数の魂の面

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日本共産党第9回中央委員会総会について思うこと

著者: 阿部治平

―八ヶ岳山麓から(445)―  いま日本には左翼政党は共産党しかない。だがこの党は停滞というよりは衰弱している。革新リベラル派にとっても大きな問題である。共産党が社会党同様、このままずるずる自然死への道をずり落ちてゆくの

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「報道離れ」が増えているそうな ―ホントか? 問題はどこだ

著者: 田畑光永

 今週月曜日(16日)、『日本経済新聞』朝刊の「オピニオン」という特集ぺージに驚かされた。英『フィナンシヤル・タイムス』紙の記事が転載されていて、タイトルは「『報道離れ』にデータの力」。本文冒頭に「2017年に報道を避け

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】550 元モサド長官も誉めたハマス軍事作戦に100倍返し

著者: 平田伊都子

「残念ながら作戦としては大成功。良く調整されていた」と、エフライム・ハレビ元モサド(イスラエル情報特務庁)が、2023年10月7日にCNNインタヴューで、ハマスの軍事作戦<アル・アクサ大洪水>を称賛しました。 「ハマスが

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(431)

著者: 本間宗究(本間裕)

人的資本経営の問題点 大手企業に対し、2023年3月決算から「人的資本の情報開示義務」が課されたことにより、現在、金融市場で「人的資本経営」という言葉が注目され始めたようだが、この点には、大きな注意が必要だと感じている。

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アイデンティティーを求めて 書評:『チベット女性詩集―現代チベットを代表する7人・27選』(海老原志穂編訳・段々社発行)

著者: 宮里政充

7人の詩人たち  まず、「チベットを代表する7人」を作者紹介欄から抜粋したい。 ソンシュクキ:十代の終わりから詩作を始める。何冊もの詩集を出版。海外のチベット文学  研究者らの注目を集める。インドへ亡命。現在はオーストラ

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チリ・クーデタから50年 アジェンデは「民主的な社会主義」を目指していた(下)

著者: 後藤政子

≪アジェンデとカストロの厚い信頼と親交≫  チリでのクーデタの日、モネーダに空と地上から弾丸が降り注ぐ中、アジェンデの娘、ベアトリスとイサベルは「私たちもここに止まります」と訴えたが、父親は「今日、ここで何が起きたのか、

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チリ・クーデタから50年 アジェンデは「民主的な社会主義」を目指していた(上)

著者: 後藤政子

 チリ・クーデタ(1973年9月11日)から50年が経過した。  今年の9月11日には大統領府モネーダでボーリチ大統領の主宰で式典が行われた。 (因みに日本ではボリッチと表記されているが、現地ではボーリチと呼ばれている。

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砂にもどった中国人? ―論議を呼んだアジア大会でのバスケの敗北

著者: 田畑光永

 スポーツの秋、たけなわである。と言っても、当方、自分の四肢が不自由になるのに比例してスポーツのニュースは視界から遠ざかり、どこでどんな大会が開かれようと、ほとんど関心が向かないのだが、インターネットを徘徊していて、おも

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】549 気合が入った今年の脱植民地化委員会!

著者: 平田伊都子

今年の<第4委員会>はすごく気合が入ってます! 通称、<第4委員会>は、正式に<国連総会の特別政治問題と脱植民地化を担当する第4委員会>と言います。 要は、地球上から<植民地>を無くそうとする国連の委員会です。 1960

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岸田政権による憲法改悪を阻止するために総決起しよう 九条の会が東京で集会

著者: 岩垂 弘

 10月5日の夜、東京・中野で、「今こそ『戦争ではなく、平和を』の声を!」「大軍拡反対! 憲法改悪を止めよう」を掲げた集会があった。護憲団体の「九条の会」が主催し、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動委員会と、安保法制

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(430)

著者: 本間宗究(本間裕)

BRICS新通貨の実現可能性 現在、海外の金融市場では、「BRICS諸国による、金(ゴールド)を裏付けとした新通貨の実現可能性」が、さかんに議論されているが、ほとんどの意見は、「貨幣の歴史」を無視した「暴論」とも言える内

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ノーベル医学生理学賞受賞者 カリコー・カタリン女史のインタビュー

著者: 盛田常夫

 恒例の「ノーベル賞」発表週間が始まり、医学生理学賞をカリコー・カタリンが、物理学賞をクラウス・フェレンツが受賞しました。ともに外国での研究が認められましたが、大学・大学院教育をハンガリーで受けており、ともにハンガリー国

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中南海は北京曇天?、いや嵐の前? ―国防相は何故、どこへ消えた?

著者: 田畑光永

 中国では先月末から今月初めにかけて、中秋節と国慶節(建国記念日)が連続することで、8日間という大型連休がスタートして、各地は大変な賑わいを見せているようである。昨年までは新型コロナの感染防止策の余波で人出もいま一つであ

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海峡両岸論 第155号 2023.10.1発行 - 軸足をBRICSに移す中国外交 グローバルサウスと経済協力強化 -

著者: 岡田 充

中国の習近平政権は、国際秩序が多極化する中で2024年から加盟国が11カ国に拡大する「BRICS」に外交と経済協力の軸足を移しつつある。米一極支配が崩れ、主要先進7カ国(G7)の役割が減衰する一方、新興・途上国のグローバ

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世界のノンフィクション秀作を読む(28)クワメ・エンクルマの『わが祖国への自伝』(理論社刊、野間寛二郎:訳)― ―「アフリカの独立の烽火」の克明な記録(下)                          

著者: 横田 喬

③ロンドンでの活動  1945年5月、私はニューヨークからロンドンに向かった。一か月ほど後、英国で第五回パン・アフリカ会議が開かれ、私は組織委員会の秘書役に。会議には全世界から二百人余が出席し、アフリカ民族主義(植民地主

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】548 不思議な王様ムハンマド六世

著者: 平田伊都子

 フランスの代表的時事系週刊誌L’EXPRES(レクスプレス)が、<不思議な王様・ムハンマド六世>と題して、9月21日に特集記事を発表しました。 なぜ、王様はマラケシュ大地震の時、モロッコにおられなかったのか?  なぜ、

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世界のノンフィクション秀作を読む(27) クワメ・エンクルマの『わが祖国への自伝』――「アフリカの独立の烽火」の克明な記録(上)

著者: 横田 喬

 1957年にイギリス領黄金海岸(ゴールド・コースト)植民地がガーナとして独立し、1960年のいわゆる「アフリカ独立の年」の烽火となった。上掲の著書は、このガーナの独立がどのようにして起こったかを、そのリーダーだったクワ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(429)

著者: 本間宗究(本間裕)

28兆円の国債費 先日の日経新聞では、「2024年度予算案の概算要求において、財務省が、国債の元本利払いの想定金利を、23年度予算から0.4%引き上げて、1.5%に変更する調整に入った」と報道されており、このことは、今後

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今こそ賀川豊彦に学び、連帯・互助・協同を強めよう 協同組合、労働組合、賀川関係団体が実行委

著者: 岩垂 弘

 9月1日は関東大震災から100年にあたる日だったが、その前日の8月31日、東京で、「関東大震災100年事業 賀川豊彦とボランティア」という事業がスタートし、そのための実行委員会が結成された。関東大震災で献身的な被災者支

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