inukoroおやじの執筆一覧

デカ顔で汗かきのうるさいメタボおやじ

「異例な不確かさ」が続く世界経済の現状    EUのストレステストも不安払拭できず

著者: 早房長治

 「米国経済の見通しには異例な不確かさが残ることを認識している」――バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の21日の上院銀行委員会における証言は世界にショックを与えた。米経済が2008年9月のリーマン危機から依然と

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参院選・民主党敗北と政治不信   メディアの報道姿勢も検証

著者: 池田龍夫

 鳩山由紀夫首相退陣から約一カ月半、菅直人新首相は第22回参議院選挙(7月11日)で起死回生の勝負を挑んだが、予想外の敗北を喫してしまった。民主党は昨年夏の衆院選挙で圧勝し自民党から政権を奪取したものの、拙劣な政治手法に

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中産階層     北京では4割だが、全国ではまだ2割ちょっと   -こんな「言葉」が!(46) 中国で-

著者: 丹藤佳紀

 高度成長期の日本で、自分の生活の程度を「中の中」とみなす国民の中流意識は上昇を続けた。からかいと皮肉を込めて「一億総中流」といわれたものだ。バブルがはじけるとさすがにその意識は減退したようで、景気が上向かない昨今は、む

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韓国哨戒艦沈没事件の真相 後継問題、金正日国防委員長の戦略を語る

著者:

2010年8月25日(水)18時45分~21時 文京区民センター3A ゲスト 金 明哲さん(ジャーナリスト)  日本人ほど隣国北朝鮮に関する正確な情報を持ち合わせていないにも関わ らず北朝鮮を揶揄する国民はいない。国交が

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「安保業者」森本 敏氏のセールストーク――新著『普天間の謎』のご都合主義を暴く

著者: 田畑光永

 オビに「著者渾身の緊急書下ろし巨編」とある。大著(551頁)ではある。昨秋の民主党・鳩山政権発足から今年6月の鳩山首相退陣まで、日本の政治を揺さぶり続けた「普天間問題」の解説書として、いかにも専門業者らしくそもそもから

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消費税の増税は雇用の増加・景気の回復につながるのか? ~小野善康氏の見解への批判と対案~

著者: 醍醐 聡

増税と経済成長の両立を説く小野善康氏の見解  7月16日の『朝日新聞』に「増税の知恵袋、首相に苦言」と題して次のような記事が掲載された。  「菅直人首相の「知恵袋」とされる小野善康大阪大教授は15日、日本記者クラブで講演

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日本は「原爆加害国」になったと断ず -占領史家・笹本征男さんを悼む-

著者: 岩垂 弘

 今年も「反核の夏」が近づいた。今夏も広島原爆の日の「8月6日」、長崎原爆の日の「8月9日」を中心に核兵器廃絶を目指す大会や集会、イベントが繰り広げられるだろう。そんな季節を前にして、私は一人の人間の問いかけを心の中で反

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犯意なき新聞と自覚なき読者―私のメディア論(4) 書評 東谷暁著『増補 日本経済新聞は信用できるか』

著者: 半澤健市

 ビジネスマンは一生に日本経済新聞を何回読むだろうか。 40年間、朝・夕刊を読むと29200回になる。朝・夕刊で一回とみても14600回である。新聞1日分の活字量は新書一冊分以上に相当するという。文化庁の読書量調査(注1

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2010.07.10 山雨欲来風満楼――北朝鮮で何かが起こる

著者: 田畑光永

 山雨、来タラント欲シテ、風、楼ニ満ツ・・・一昔も二昔も前、中国でまたなにか起りそうだぞという時に、よくこの一句が使われたものだった。5月に初めて北朝鮮の土を踏んで以来、その後なにかとあの国のことが気になるのだが、その後

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視聴者の声がNHKを動かした画期的決定~大相撲の中継中止の判断に思うこと~

著者: 醍醐 聡

視聴者の声を拠り所にしたNHKの良識に適った判断  NHKの福地茂雄会長ほか役員は今日の午後開いた記者会見で大相撲名古屋場所の中継を行わないことにしたと発表した。その理由として福地会長は、①多くの視聴者から意見が寄せられ

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明らかにされた朝鮮人強制連行の真実、息をのむその過酷な実態

著者: 岩垂 弘

 今年は、日本による韓国併合から100年。朝鮮半島に対する日本の植民地支配は1910年から1945年までの35年に及んだが、その間の植民地支配の一端を明らかにした写真記録が刊行された。ノンフィクション作家、林えいだいさん

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(続々)あらためて問う、毛沢東とはなにものか ――チベット高原の一隅にて(83)――

著者: 阿部治平

この4月、北京の高校教師袁騰飛がネット授業で、毛沢東に対する批判を行ったため、毛沢東主義者(保守派=「左派」)をいたく刺激し、いまもネット上で激しい論争がおこなわれている。 袁は遠慮なく毛沢東をこき下ろしただけでなく、中

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