明治維新後の日本人 哲学者の「梅原猛氏」によると、「明治維新後の日本人」は、「廃仏毀釈」などにより「仏教」を切り捨てるとともに、「国家神道」などの簡素な思想のもとに、「西洋の列強に追いつくこと」が主要な目的になったと言わ
本文を読むinukoroおやじの執筆一覧
私が会った忘れ得ぬ人々(10) 高橋秀さん――自己の自立の無さが歯痒い 藤田桜さん――望郷の思ひおのずと菊の頃
著者: 横田 喬先々月の本欄で紹介した詩人・評論家、大岡信氏が異色の美術家・高橋秀さん(八八)のために詠んだ詩の一節に、こうある。「ワレメ――/そう聞くだけで/人々はある種のものを/想像し/或ひは微笑し/或ひは顔を赤らめる/歴史の神秘
本文を読む最悪、最低の顔ぶれのG20大阪サミット -直前に日米安保破棄発言のトランプ大統領から殺人関与濃厚のサウジ皇太子まで -
著者: 坂井定雄大阪で6月27,28日に開催された主要20ヵ国・地域首脳会議の開会会合のテレビ中継を見ながら、「G20最悪、最低の顔ぶれだ」と思った。G20は2008年にワシントンで開催されてから、毎年開催され、日本では初めて。まず、
本文を読む国会議事堂を知らないタクシー運転手 - 大丈夫か、五輪の交通対策 -
著者: 岩垂 弘タクシーに乗ることはまれだが、先日、急ぎの用があってタクシーに乗った。行き先は国会議事堂南通用門だったが、運転手は国会議事堂を知らなかった。このため、現地に着くまでに時間がかかってしまったが、都内を流しているタクシーの
本文を読むリハビリ日記Ⅳ ⑤⑥
著者: 阿部浪子⑤川端康成の女友達 今年もまた、さちこさんの庭にマツバボタンの花が咲いた。さちこさんが丹精こめて手入れする庭の地面に、這うように咲いた、ピンクと白の花が、かれんだ。マツバは、葉がとがった松葉に似ているからか。ボタンは、
本文を読む「今、ベネズエラで何が起きているのか」 - べネズエラを知る集い -
著者: リベラル21南米の国「ベネズエラ」と言えば、みなさんはどんな印象を持っているでしょうか? 「地球の反対側の遠い国」という印象がまず浮かび、その次に「独裁国家」「飢えと貧困の国」という印象が続くのではないでしょうか? とくに今年1
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】324 危うしUNRWA,パレスチナと西サハラ難民の命は?
著者: 平田伊都子2019年6月21日の国連報道室は、やり切れないムードに包まれていました。 この日、 ピエール・クレヘンビュール・ウンルワUNRWA事務局長を招いて特別記者会見が開かれましたが、記者の誰もがウンルワUNRWA最大のスポ
本文を読む政治の不快さになじめない~主権者であることの「しんどさ」
著者: 小原 紘韓国通信NO605 6月16日、香港では「逃亡犯条例」に反対する200万人の市民がデモに参加した。人口の四分の一が参加した前代未聞のデモの規模と緊迫したニュース映像にまず驚いた。香港政府の背後に中国政府の存在、巨象に立
本文を読む消費者団体などがG20に向けて「緊急提言」、その効果は? シリーズ「香害」第10回
著者: 岡田幹治シリーズ「香害」第10回 消費者団体の日本消費者連盟(日消連)など6団体が5月10日、「G20に向け家庭用品へのマイクロカプセルの使用禁止を求める緊急提言」を、世耕弘成経済産業相ら関係3大臣に提出した。英語版も作成し、
本文を読む3・1独立運動百年「日韓市民共同平和宣言」 - 東アジアの非核平和へ 新たな百年を開く -
著者: 小田川 興北朝鮮の核問題を巡る朝鮮半島の危機状況のなかで昨年6月に実現した史上初の米朝首脳会談から1年。2月ハノイでの第2回会談が物別れに終わったことから緊張の再燃が懸念されている。北朝鮮の全面核放棄を促して東アジアの覇権に楔を
本文を読む〈いまごろ丸山眞男か〉という君へ(2) ― 柄谷行人の「丸山眞男とアソシエーショニズム」を読む ―
著者: 半澤健市《ポストモダンと丸山はどう結びつくのか》 柄谷は丸山をいつどこで捉えたのか。 彼が、本格的に丸山を論じたのは2006年の「丸山眞男とアソシエーショニズム」が初めてであるらしい。しかし柄谷の問題意識は80年代に始まってい
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】323 忘れちゃいけない植民地・西サハラ
著者: 平田伊都子国連ニューヨーク本部やジュネーブ本部での国連活動は、そのほとんどが国連ウェブサイトで流されています。 国連報道室、まして大手マスコミも面白がらないイベントや会議は、このウェブサイトが公報の窓口になっております。 その一
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(227)
著者: 本間宗究(本間裕)MMTの意味すること 現在、「MMT(現代貨幣理論)」に関する議論が活発に行われているが、内容としては、「財政赤字」と「インフレ(通貨価値の下落)」の関係性において、「財政赤字を膨らませてもインフレは発生しない」というも
本文を読む〈いまごろ丸山眞男か〉という君へ(1) ― 柄谷行人による「丸山眞男の永久革命」を読む ―
著者: 半澤健市本稿は、思想家柄谷行人(からたに・こうじん、1941~)が書いた丸山眞男論の紹介である。紹介する理由は、私はこの論文―正確にはエッセイというべきか―に衝撃を受けたからである。(1)で柄谷論文の要約を行い、(2)でその「
本文を読む不快になじめない私 ―「ウソ」で固めた東京オリンピック
著者: 小原 紘韓国通信NO604 友人たちと群馬の猿が京温泉へでかけた。赤谷湖畔の宿に二泊。月夜野、赤城山周辺のドライブと散策。夜の酒食の席は、談論風発、楽しく盛り上がった。 しかし旅行の間中、四月以来の改元騒ぎと、天皇交代、トラ
本文を読む文化大革命 ― 最終勝利者は官僚だった
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(284)―― 中国文化大革命とはいったい何だったか。これについて比較的最近になって中国人ジャーナリストによる90万字という大著の、抄訳編集本があらわれた。 ――それは、毛沢東、造反派、官僚集団が織りな
本文を読む丸山衆議院議員の不当な発言は何を意味するものであろうか
著者: 岡本磐男丸山衆議院議員(日本維新の会)は、この度北方領土のクナシリ島において日本人関係者に対して驚くべき異常な発言を行った。「北方領土は日本が戦争をひき起しても取返すべきものと考えられるのではないか」というのがそれである。これ
本文を読む無残な安倍外交とアベノミクスに歴史的審判を!
著者: 加藤哲郎2019.6.15 この国がいま、世界の中でどのように見られているのかの新しい事例が、6月13日イランで起こりました。ちょうど日本の安倍首相がイランの最高指導者ハメネイ師と会談しているときに、ホルムズ海峡で日本籍のタンカ
本文を読む「住んでよし、訪れてよしの国づくり」とは? - 観光客の姿から垣間見える日本の姿 -
著者: 杜 海樹2018年、訪日外国人観光客数が年間3000万人を突破し過去最高の記録、そして、東京オリンピックに向けて4000万人の来日を望む等々の報道がされている。実際、日本各地の観光名所は海外からの観光客であふれており、東京都心
本文を読む海峡両岸論 第103号 2019.06.17発行 - なぜ安倍支持率は下落しないのか 自信喪失が生み出す現状肯定意識 -
著者: 岡田 充「令和初の国賓として来日したトランプ米大統領が、令和初の大相撲夏場所で、令和初の優勝力士、朝乃山に米国大統領杯を授与」 2019年5月1日の改元以来、どんなニュースにも「令和初の」を付けたがるメディア報道を見ると、日本
本文を読むビルバオの美術館―残酷な記憶の抽象画も ―スペイン・バスクを旅した(3)
著者: 坂井定雄バスク旅行の仕上げは、バスク最大の州都ビルバオでの2日間だった。 ビルバオはバスク自治州最大の都市、といっても市内人口は35万人程度、スペインでも10番目に過ぎない。しかし、バスクの産業、交通の拠点で、国際空港があり
本文を読む旧市街でのバル、はしごを楽しむ人々 ―スペイン・バスクを旅した(2)
著者: 坂井定雄バスク旅行で、どこよりも行きたかったのは、サン・セバスチャンの旧市街をうずめるバルだ。コンチャ海岸に沿った市の北東端。ほぼ3百50メートルX3百メートルが、バル、レストランでほぼ埋められている。 同市内に4泊したうち
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】322 入植者の住民襲撃
著者: 平田伊都子「イスラエルには西岸の一部を保持する権利がある」と、フリードマン駐イスラエル米国大使が6月8日発の米紙ニューヨーク・タイムズで、爆弾宣言を公表しました。 ユダヤ人の入植地は、イスラエル政府の勝手な判断でパレスチナ人の家
本文を読む輝く太陽、海、親切な人々と美味 残酷な歴史は過去―スペイン・バスクを旅した(1)
著者: 坂井定雄5月下旬から6月上旬にかけて、1週間、スペイン北東部のバスク地方を旅した。バスクは抜群の豊かな美味と自然、今も続くキリスト教徒のサンチャゴ・コンポステーラ巡礼路の終わりが近づいたところとして知られていた。その一方で、バ
本文を読むリハビリ日記Ⅳ ③④
著者: 阿部浪子③武蔵野市民学校のこと ナツミカンの小さな、白い花がいっぱい咲いている。新緑の葉はつやつやしている。4月下旬のこと。ナツミカンの花は、清少納言の愛でた木の花のひとつ。花芯は黄色だ。こぶりの木にたくさんの実がなっている。
本文を読む参院選で安倍政権に「民誅(みんちゅう)」を
著者: 小原 紘韓国通信NO603 天誅(てんちゅう)とは天罰、または天に代わって罰を与えること。今回は選挙の話題なので、天や神頼みでなく、民の力で罰を与える「民誅」というマイ新造語をあえて使った。 憲法を守る義務のある議員たちが、
本文を読む民主主義をめぐる日韓の差 - 「6・15事件」を前に考える -
著者: 岩垂 弘今年も「6・15事件」が近づいた。 今から59 年前の1960年6月15日、日米安保条約の改定に反対する学生集団が国会構内に突入し、これを阻止しようとした警官隊と衝突、学生集団の中にいた東大生の樺美智子さんが死亡した事
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(226)
著者: 本間宗究(本間裕)人類最古の哲学問題 最近、気付かされたことは、「社会科学」が、「経済学」や「マネー理論」だけではなく、「哲学」を意味している事実だったが、実際には、「自分とは、いったい、何者なのか?」が、「西洋哲学」や「仏教」などが、最
本文を読む護憲の集い次々と - 首相の「改憲争点化」発言で -
著者: 岩垂 弘安倍首相が5月17日、「憲法を議論する政党か、議論しない政党か、参院選で訴える」と発言したことから、安倍政権による改憲を阻止しようという集会が草の根のレベルで活発化している。そのいくつかを紹介する。 ◆「憲法9条、変え
本文を読む緊急対談「どうする、日本の政治」 - 村上誠一郎×落合恵子TALK SHOW -
著者: リベラル21革命はいつの時代もカフェから。ブックカフェ、エスパス・ビブリオでは、政権与党自民党にいながら一人、安倍政権に正論をもって対峙する衆議院議員・村上誠一郎さんが、ポスト安倍の新しい政治をテーマに、ゲストをお招きしてトークシ
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