2月15日(火)、伊藤誠教授の「わが著書『現代のマルクス経済学』(2010年、社会評論社)を語る」アソシエ・セミナーに参加して、久しぶりに健在なマルクス経済学者の話を聞くことができた。伊藤教授はSteedmanのMarx
本文を読むakiyoshiの執筆一覧
NHK会長選迷走の検証を情報漏えいの調査に矮小化してはならない
著者: 醍醐聡迷走の根源にメスを入れる検証と報道を 今日の朝刊を見ると、NHK経営委員会は3名の委員からなる監査委員会が、先のNHK会長選の過程で情報の漏えいがなかったかどうかについて、これまでに委員全員から聴き取りを終え、25日にそ
本文を読む周回遅れの読書報告(その17)
著者: 脇野町善造最近、5夜にわたって、総放送時間20時間という『銀河鉄道999』のTV放送があった。放送時間中に全部を見ることはとてもできなかったが、全編を録画し、折に触れて見ている。そのなかで、『銀河鉄道999』の原作者である松本零士
本文を読む古居みずえ第2回監督作品『ぼくたちは見た~ガザ・サムニ家の子どもたち~』 公開前トークイベント 「子どもたちを撮る」
著者: 古居みずえ● 『ぼくたちは見た ~ガザ・サムニ家の子どもたち~』予告編上映 ● 2人のフォトジャーナリストによる対談 安田菜津紀さん(ゲスト)× 古居みずえ 前作『ガーダ パレスチナの詩』から5年の月日を経て、古居みずえの
本文を読む視聴者コミュニティ、3通の文書をNHK経営委ほかへ提出~先のNHK会長選考の迷走に関して~
著者: 醍醐聡「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」は今日(2月22日)の午前中に、運営委員4名がNHKへ出向き、先のNHK会長選考に関する3通の文書を提出した。 1.経営委員会・監査委員会宛:「NHK会長選考の迷走から汲む
本文を読むヒロシマとナガサキの精神とは何か
著者: 岡本磐男米国大統領オバマによるプラハにおける核兵器廃絶へ向かうという演説が行われて2年近い年月がたつ。だがその後の経過をみると、決して核軍縮への明るい道筋は画かれていない。米国の国会議員の中には核兵器増強は必要だと主張する多く人
本文を読む日本とスミスー近代市民社会論をつきぬけて(その2)
著者: 野沢敏治3 内田義彦――「日本のスミスになりたい」 内田義彦はその悩み多き青年期を戦中の全体主義と戦後の復興および民主化のなかで過ごしました。繰り返しますが,戦中の全体主義はこう説いていました。日本は欧米の帝国主義に対して東亜協
本文を読む2.26板垣雄三講演会:「中東は、そして世界は、どこへ行く?―ナイルの市民決起」(第254回現代史研究会)
著者: 講演会準備委員会エジプトでの民衆の運動はムバラク政権倒壊後もまだまだ収まりそうもありません。またこの民衆運動の影響は、一気にアラブ世界全体へと波及していく可能性を秘めています。事態は一部のメディア報道に見られるような簡単な構図で割り切れ
本文を読む日本とスミスー近代市民社会論をつきぬけて(その1)
著者: 野沢敏治今日で最終講義となりますが,研究としてはこれまでと同じく経過点にすぎません。 私はこれまでヨーロッパの経済学史と日本の思想史を二つの軸として研究し,講義してきました。この二つ,あまり関連ないように見えますが,私にとっては
本文を読む新旧政権政党の部会に出向いて政治家の「注文」を聞き取ったNHK会長、経営委員長、監査委員(補足改定版)
著者: 醍醐聡*論者からのご連絡で、以下のように補足改定いたしました(編集部) 追記 この記事の末尾にさきほど、〔参考〕監査委員は受信料で賄われる報酬に見合う仕事をしているか、を追加した。 新旧政権政党の部会に出向いたNHKと経営委
本文を読むc.u.t 102 news No.68 2011-2-18
著者: 藤井光1. アート番組の未来/アート・ジャーナリズムを考える 2. 恵比寿映像祭/「FENCE」Groupe A.I.R Miyashita 3. アートと政治性 CAMP on TOKYO FRONTLINE 4. 第一回こ
本文を読むHuman Rightと人権
著者: 岩田昌征去年ある大学で国際研究集会があって、若い日本人研究者が近代的人権概念Human Rightが中世後期までさかのぼれると報告した。中国人学者も参加していたので、中国においてもHuman Rightの訳語が「人権」であること
本文を読む日の丸とエジプト国旗 ―「朝まで生テレビ」と「タハリール広場」の生中継―
著者: 半澤健市《東京高裁判決を論じた朝ナマ》 2011年2月5日(土)の「朝まで生テレビ」(テレビ朝日)のタイトルは「激論!日本は本当にダメな国家なのか?!」であった。参加者は司会の田原総一朗ら下記13名の「論客」である。 ・大塚耕平
本文を読むエジプト政変でパレスチナはどう変わるのか
著者: 土井敏邦エジプト政変でパレスチナはどう変わるのか 【趣旨】 30年間続いたエジプトのムバラク独裁政権が民衆デモによって崩壊した。莫大な軍事援助で支えてきたアメリカ政府の意向を受け、ムバラク政権はイスラエルとパレスチナ自治政府との
本文を読むfotgazet創刊号のダウンロードが開始されました
著者: 山本宗補昨年来、お知らせしてきましたPDF形式の オンラインマガジン=電子雑誌 fotgazetが本日創刊されました。 創刊号は136ページの大ボリュームです。 (見ごたえあると評判の良かった準備号は86ページでした) 昨日の毎
本文を読むRight, Justice, そして権
著者: 岩田昌征right、「権利」、そして「権理」に関する諸氏の論、大変参考になった。私の説は、「権利」は誤訳ではなく意訳的であり、「権理」は直訳的であるというものであった。 ところでここでは、両訳語に共通する「権」を考えてみたい。「
本文を読む「連帯」その後のトピックス
著者: 岩田昌征2月6日、突然ポーランド人の友人が一冊の本を送ってきた。それはリシャルド・ブガイの自伝『自分自身と他の人々について』(The Facto、ワルシャワ、2010年)であった。ブガイはワルシャワ大学経済学部出身で、1980年
本文を読むナイルの民衆蜂起:第一段階の勝利、更に困難な第二段階への突入か?
著者: なんちゃっておじさん11日(現地時間)にムバラク独裁政権は百万人を超す民衆蜂起の前についに崩壊した。そして権力は一時的に軍隊の管轄下に移った。だが軍隊の司令官会議にはムバラクの腹心で、副大統領になったばかりのスレイマンの姿はなかった。米国の
本文を読む進藤大尉のこと
著者: 宇波彰2010年の12月に初めて鹿児島を訪れた。指宿温泉に泊まったが、旅館の砂風呂は海岸の砂浜での砂風呂ではなく、人工的なものであった。熱した砂を係のひとたちがかぶせてくれるのだが、熱しすぎた砂だったのでかかとのあたりが火傷に
本文を読む変革のアソシエ特別講座案内
著者: アソシエ講座担当【特別講座「シリーズ『わが著書を語る』」開催要領】 会場 協働センター・アソシエ(変革のアソシエ東京事務所) 会費 1000円 第4回 講師=伊藤誠 2011年2月15日(火曜日) 午後6時30分~午後8時30分 伊藤誠
本文を読むコソヴォ生体臓器密輸出に関する欧州評議会議員会議の1月25日決議
著者: 岩田昌征ポリティカ紙〈2011年1月26日〉によれば、ディック・マーティ〈スイス人、検察官〉の調査報告書(ちきゅう座における岩田による関係論述を参照)に基づいて1月25日、ストラスブルグの欧州評議会議員会議は「コソヴォにおける非
本文を読む周回遅れの読書報告(番外その3)
著者: 脇野町善造大学で理科系の教育を受けた(したがって経済学を専攻しなかった)経済研究者は決して少なくない。古くはヒルファディングがそうであるし、ケインズに先立って有効需要の原理を論証したとされるポーランドのカレツキもそうだった。これは
本文を読む書評 星紀市編「写真集 米軍基地を返還させた砂川闘争」
著者: 塩川喜信「写真集 砂川闘争」(ヤマス文房発行、2,500円)が刊行された。編者の星紀市さんは島田清作さんなどと共に、「砂川を記録する会」で永年活動を続けられ、1996年に「写真集 砂川闘争の記録」(ケヤキ出版)、2002年にDV
本文を読むチトー主義は進歩か退歩か?―労働者自主管理をめぐって
著者: 岩田昌征ベオグラードの週刊誌ペチャト(2010年12月31日、2011年1月14日)に二号続きで1928年生まれの高名な歴史家ミロラド・エクメチチ教授のインタビューが載っていた。そこでエクメチチは、チトー主義を評して、それはスタ
本文を読む2月26日現代史研究会(講師:板垣雄三氏)のご案内
著者: 現代史研究会事務局第254回現代史研究会 日時:2月26日(土)1:00~5:00 場所:明治大学駿河台リバティタワー・リバティホール(1階の正面) テーマ:「中東は、そして世界は、どこへ行く?―ナイルの市民決起の波紋」 講師:板垣雄三(
本文を読む旧ユーゴスラヴィアの経験と日本のアソシエーション論
著者: 岩田昌征基礎経済科学研究所編『未来社会を展望する 甦るマルクス』(大月書店、2010年)の合評会に出席する機会があった。「よみがえる」という和語を使い、例えば「マルクスのルネサンス」のようなカタカナ語を用いていないところが気に入
本文を読む通貨流通の収縮と資金の過剰
著者: 岡本磐男現在の菅政権は、今日の円高デフレからの脱却を主要な政策課題としている。また「みんなの党」の政治家達も日本銀行の金融緩和政策によってデフレ脱却を果たすことが、緊要な課題であるとの見解を提示している。これに対して本稿は、こう
本文を読む「right」は「権利」でも「権理」でもなく「利権」でしょう
著者: 海の大人松野町夫さんの「権利とright-権利は『権理』としたほうがよい」を読みました。翻訳家ですから当然の工夫としての考察なのでしょうが、世の中には似たようなことを考える方が居られるのだと共感致しました。外国語としての様々な言
本文を読むアジア記者クラブ:チュニジア革命からエジプト革命へ このグローバルな動きをどう見るのか
著者: 森広泰平■2011年2月14日(月)18:45~21:00 ■文京シビックセンター・4階ホール(東京都文京区春日1-16-21/地下鉄「後楽園」 ・都営線「春日」駅下車) ■参加費:会員・後援団体・学生1000円、ビジター150
本文を読む透明さ欠くNHK会長人事
著者: 藤田博司年明け早々、NHKの会長人事が大もめにもめた。ドタバタのあと新会長は決まったものの、透明さを欠く、いかにもにわか仕立ての人事であることが、いかんなく世に知れ渡った。もめた直接の原因は、この人事を担うNHK経営委員会、とり
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