正治安岡の執筆一覧

「5・18光州」「6・4天安門」と、そして「6・9香港」と。

著者: 澤藤統一郎

1980年5月の光州でも、1989年6月の北京でも、民主化を求める大規模な市民・学生が広場に結集した。が、権力はその訴えに耳を貸そうとすることなく、戒厳令をもって民衆に対峙した。その上で、軍は「暴徒」と刻印された無防備な

本文を読む

「日本に報道の自由がないとの実感は全くない」との産経社説を憂うる。

著者: 澤藤統一郎

下記は、一昨日(6月7日)の産経社説(『主張』)の書き出しの一文である。なんとなくおかしくはないか。私は、思わず吹き出してしまった。が、実は深刻に憂うべき一文なのだ。  本紙(註ー産経)もメディアの一員だが、日本に報道の

本文を読む

どうして? いつのまに、日本が民主主義後進国に?

著者: 澤藤統一郎

デモとストとは、民主主義社会の健全性をはかるバロメータである。デモは政治的言論の自由を象徴し、ストライキは経済的要求活動の活性度を表す。デモもなくストもない社会は、抑圧された社会であるか、 活力を失って零落しつつある社会

本文を読む

「天皇の存在は、民主的な改革に障害とはならないのか」 ― 象徴天皇制についての徹底した議論を

著者: 澤藤統一郎

昨日(6月5日)の「しんぶん赤旗」を開いて驚いた。 一面トップに、「天皇の制度と日本共産党の立場」「志位委員長に聞く」というインタビュー記事である。聞き手は、小木曽陽司・赤旗編集局長。なんだか、とても物々しい。これは、共

本文を読む

6月12日(水) EU懐疑派の躍進に揺れる欧州議会~その権能と選挙制度~(変えよう選挙制度の会・6月例会)

著者: 紅林 進

変えよう選挙制度の会・2019年6月例会のご案内 日時:6月12日(水)18:30~20:30 テーマ:EU懐疑派の躍進に揺れる欧州議会~その権能と選挙制度~ 報告者:田中久雄(当会代表) 報告の後に参加者のみなさんと意

本文を読む

6月21日(金) 講演会 プログレッシブ(進歩)連合の可能性 ~ 市民社会は政党政治を変えられるか~  講師:中野晃一

著者: 大井 有

「プログレッシブ(進歩)連合の可能性 市民社会は政党政治を変えられるか 講師:中野 晃一(上智大学 国際教養学部長:政治学者) 日時:6月21日(金) 18:30~20:30 場所:上智大学 6号館 5F 502教室 参

本文を読む

ワルシャワ検察労組・裁判所労組のテント小町について一言し、次いで故正清太一氏をしのぶ

著者: 岩田昌征

ちきゅう座の「交流の広場」、5月30日付「経産省テントひろば1807日後」に5月27日(月)の話題として「ポーランドでは司法省職員がテントを張って闘争中の報告」が「毎月第一月曜日に来られる東欧研究の元教授さん」の話として

本文を読む

7月7日(日) 反資本主義連続講座 Part3 フランス「黄色いベスト運動」って何だ!?―格差への怒り、既成政治への不信、草の根の直接民主主義

著者: 藤田五郎

世界を俯瞰する視野、現在と過去との対話を通じて考える、新たな討論の輪 ●パネリスト 稲葉奈々子 (上智大学教員・社会学者) 平井 玄 (批評家) 湯川順夫 (翻訳家) ●7月7日(日)/開場・午後5時半/開始・6時 ●会

本文を読む

天安門事件と光州事件 - 軍は躊躇することなく国民に発砲する

著者: 澤藤統一郎

6月4日である。あの天安門事件から30年が経った。この事件は私の胸に突き刺さるトゲだ。これに触れられるたびに胸が痛む。 学生の頃、中国革命を輝かしい歴史の到達点と評価していた。ここにこそ人類の未来があると信じていた。それ

本文を読む

「この学校敷地には鉛やヒ素が含まれ、たとえ浄化後でも公開されると事業経営に支障をきたすことになる。だから、当然秘密にしておかなくてはならない」 ー これって、裁判所が言うべきことだろうか?

著者: 澤藤統一郎

5月30日、森友学園事件の情報公開請求不開示問題で、木村真・大阪府豊中市議が国に11万円の損害賠償を求めた訴訟の判決があった。大阪地裁・松永栄治裁判長は国に3万3000円の支払いを命じる判決を言い渡した。請求の一部とはい

本文を読む

自分自身の思想と良心を守り抜いた原告の皆さまに敬意を表します。

著者: 澤藤統一郎

東京「君が代裁判」4次訴訟の終了報告集会にご挨拶申し上げます。 提訴から最高裁決定で確定するまでの、事件の経過や各審級の判決内容は、平松真二郎弁護団事務局長から報告があったとおりですので、私は別の角度からのお話しをさせて

本文を読む

零細漁民に敵意を露わにする達増拓也岩手県知事よ、岩手県の水産行政は何ゆえにかくも無慈悲なのか。

著者: 澤藤統一郎

三陸の沿岸漁民が、岩手県知事(達増拓也)を相手に起こした「サケ刺網漁不許可処分取消請求訴訟」。その控訴審が、そろそろ大詰めである。公平に見て、法廷の議論では漁民の側が圧倒的に優勢である。岩手県知事側の焦りからか、本日(5

本文を読む

《表現の「むずかしさ」を論じ、内田義彦・長洲一二論に至る》

著者: 内田 弘

[どの表現も必ず誰にでも分かりやすくできるか] 表現には、話し言葉でおこなう表現、文字でおこなう表現、映像でおこなう表現など、多様な形態がある。そのさい、表現の仕方の工夫次第では、より分かりやすくなる場合と、そのような工

本文を読む

「一方的爆撃・破壊」と「岩盤規制に穴をあける」について

著者: 岩田昌征

 令和元年・2019年5月25日(土)に「ちきゅう座」の総会が開かれた。私=岩田も会員の一人として出席して、「ちきゅう座」電網交通を無報酬運営して下さっている一団の人々に感謝の念を表して来た。そこで、若干の所感を述べてみ

本文を読む

参院選野党共闘態勢成立を歓迎 ー 「政策協定」と一人区の統一候補擁立

著者: 澤藤統一郎

間近に迫った参院選の野党共闘態勢が成立した。けっして、確固たるものとは言い難く、安心して見ていられるものでもないが、ようやく形ができ上がったたことを歓迎したい。あとは、この形にどう魂を吹き込むかが課題となる。 昨日(5月

本文を読む

《異沌憤説》3 憲法を「まもる」のは誰か? 護憲は“憲法保守”でいいのか? 憲法の3大原則とは何か?――試行錯誤!の憲法私考

著者: 長谷川 孝

 「憲法改悪阻止」のテーマで原稿を、と求められて、はたと困った。改悪を許すな!と叫び行動することは大事だし、条文改憲のうごめきを止めるための活動も大事だ。だが、気になって仕方ないのは、この七十数年間、目に見えないところで

本文を読む

与党提出の改憲手続法改正案採決と衆参憲法審査会の開催に、断固反対する法律家団体の緊急声明

著者: 澤藤統一郎

はじめに 自由民主党や日本維新の会などは、継続審議となっている「日本国憲法の改正手続きに関する法律」(以下「改憲手続法」という。)改正案の今国会成立を狙い、衆議院憲法審査会での審議・採決を強行する構えを崩していない。自民

本文を読む

「これからは、2度と日章旗の下では走るまい」- 孫基禎、金メダルを得ての思い

著者: 澤藤藤一郎

昨日(5月25日)、ちきゅう座総会に参加した際に、社会評論社の松田健二さんから「評伝 孫基禎」(寺島善一著)をいただいて、興味深く読んだ。著者の立場は公平である。オリンピックやスポーツだけを切りとるのではなく、日本の朝鮮

本文を読む