正治安岡の執筆一覧

Global Head LINES:ガザ紛争についての海外論調(4)――ドイツの左派系週刊紙wochentaz 10/22の特集記事から

著者: 野上俊明

 たいていは数紙に過ぎないとはいえ、いつも欧米のクオリティ・ペーパーを見て感じるのは、日本に比べればまだ現場の直の声を伝えることに努めているということ。現場の声といっても、そこには何をどう伝えるかに関し取材者の意思が働い

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文化勲章受章者、文化功労者は、いったい誰が決めるのか。

著者: 内野光子

10月20日、政府は、7人の文化勲章受章者と文化功労者を発表した。21日の新聞は、話題性のある受章者のよろこびの声や文化勲章の川淵三郎、文化功労者の北大路欣也らは、写真入りのインタビュー記事が掲載されていた。学術・文化・

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Global Head LINES:ガザ紛争についての海外論調(3)――ドイツの公共放送「DWドイツの波」10/19の特集記事から

著者: 野上俊明

 はじめに  右派ないし極右派に属するであろう二人の論客の論争が目に留まった。元大阪市長で弁護士の橋下徹氏と、アラブ・スクール出の元外交官で。現在キャノン系シンクタンク主幹を務める宮家邦彦氏との「内部」論争である(22日

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市民の無意識としての憲法九条と日米安保条約のワンセット

著者: 岩田昌征

 柄谷行人著『憲法の無意識』(岩波新書、2016年・平成28年)「1 憲法の意識から無意識へ」によれば、占領軍の命令で出来た「憲法九条が執拗に残ってきたのは、それを人々が意識的に守ってきたからではありません。もしそうであ

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ミャンマー軍事政権、貧すれば鈍する ―海外出稼ぎ者からも強制徴税

著者: 野上俊明

 6月、米財務省はミャンマーの、国営の貿易決済銀行2行(MFTBとMCIB)に対する制裁を発動し、国営企業が海外口座を通じて国際金融システムにアクセスし、そこから軍事政権への資金を引き出すことを抑えこみ、かつロシアからの

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Global Head LINES:ガザ紛争についての海外論調(2)――ドイツの公共放送「DWドイツの波」10/15の特集記事から

著者: 野上俊明

 イスラエル軍のガザ侵攻を目前に、中東地域はもちろん世界が緊張状態に入りつつある。侵攻が始まれば、ジェノサイドは避けがたく、かつ紛争の中東全体への波及も懸念される。そうしたなか、中東情勢にとかく疎い我々には、地域情勢の複

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犠牲者をこれ以上増やさないで ガザでの即時停戦と人質解放を求めます【 パレスチナ子どものキャンペーンからのお知らせ】

著者:

 空爆によりガザの街は焦土と化しています。人々は地上戦を前にして、封鎖された狭い地域、瓦礫の中を逃げまどうほかありません。障がい者や高齢者、妊婦や乳幼児はどうしているでしょう。  普通に生きたいと考えている人たちがこんな

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「雨の神宮外苑」(NHKTV2000年制作)について書いた後、知って驚くことばかり(2)~「内閣調査室」のこと

著者: 内野光子

 1952年、内閣官房に「内閣調査室」を立ち上げた時からのメンバー、志垣民郎については、以下の当ブログ過去記事でも紹介した。志垣が、最晩年に出版した『内閣調査室秘録―戦後思想を動かした男』(志垣民郎著 岸俊光編 文春新書

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Let’s Join Hands 10月17日 添付2点 「ガザ情勢」 子どもと話す民主主義

著者: 江口千春

◎15日トークイベント「こどもと話す民主主義」に参加しました。 大人が敷いたレールの上を子どもを走らせている日本の学校・家庭。子どもは、自分で考え、意見を言い、選択し、意欲いっぱいに生きていますか? これからの日本では、

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悲劇を終わらせよう【 パレスチナ子どものキャンペーンからのお知らせ】

著者:

10月7日にガザからイスラエルへのロケット弾の発射で始まった今回の武力衝突と信じられないほどの双方の市民の犠牲に強い憤りを感じます。 特に、双方の市民が恐怖と憎悪の中に放り出されていることを悲しみ、こうした事態になるまで

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Global Head LINES:ガザ紛争についての海外論調――ドイツの公共放送「DWドイツの波」10/13の特集記事から

著者: 野上俊明

 中東諸国は、石油や天然ガスなどのエネルギーの供給源として、日本のいわば生殺与奪の権を握っているのであるが、しかしヨーロッパと違って、日本人は中東情勢にはとかく疎い。現在のガザ紛争における錯綜した利害関係諸国の相互関係を

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Global Head Lines:ドイツの日刊紙Tageszeitung10/13の中東危機への論評から

著者: 野上俊明

<はじめに>  リベラル派に属するTageszeitung(日刊紙という意味)であるが、10月13日の紙面のトップを飾っているのは、オンライン版のニュース担当責任者であるアリアーヌ・レンメ氏の筆になる「イスラエルへの攻撃

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統一教会の「解散命令請求批判の声明」に反論する

著者: 澤藤統一郎

(2023年10月12日)  本日、文部科学省は、宗教法人審議会の了承も得て、統一教会に対する解散命令請求の方針を正式に発表した。世論に押されてのこととはいえ、その本気度が感じられる。遅きに失した感はあるものの、政権の決

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Let’s Join Hands 10月13日 添付1点  イスラエルの戦争行為について 4紙社説 抜粋

著者: 江口千春

◎イスラエルの戦争行為について ひどいこと(パレスチナの住民が住む土地に侵入、追いたてるなど)してきたことを棚にあげ、ハマスへの「報復」と称して、 ガザ市民全体が暮らしていけないようにして、地上部隊を突入しようとしてして

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セルビア大統領ヴゥチチの国連総会演説(平和は禁句となった)――ハレとケ、ケガレとハレバレ――

著者: 岩田昌征

 9月24日、矢沢国光氏の主宰する世界資本主義フォーラムの企画電子会議で、指導的なアメリカ研究者が「大国小国の対等性が保証されている国連の精神・理念を大切にすべきだ。」と突然のように語り出した。私=岩田が「日本人の思想的

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ドイツ紙Tageszeitungが、アイヌ人歌手を紹介!

著者: 野上俊明

<まえおき>  日本のマスメディアでもなかなか取り上げられることのない、アイヌ文化。ドイツのメディアが、安東ウメ子というアイヌ歌謡の優れた歌い手を丁寧に紹介していることに驚いた。民族としての誇りを維持するために不可欠なの

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Let’s Join Hands 10 月8日 添付2点 NOWAR第99回  震災時中国の人々も 「児童放置禁止」条令  スト1人でも共感が力に

著者: 江口千春

悲惨な戦争が拡大、イスラエルの暴虐に、ハマス報復、でもどうなるのでしょうか。 ◎児童放置禁止、義務化へ 条例改正案、埼玉県議会委員会で可決 ◎子どもだけの外出・留守番は「虐待」とする自民の条例改正案に保護者反発 <この条

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Global Head Lines:ウクライナ戦争についての海外論調から――左翼・リベラル内の亀裂を憂いて

著者: 野上俊明

 以下の文章は、9/24付ドイツの左翼系日刊紙Tageszeitungの週刊版wochentaz 掲載のインタビュー記事から採ったものである(ただし抄訳で、かつ機械翻訳をチェック、一部修正の上使用)。題して「NATOの東

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<関東大震災100年>特集に思う~5首を発表しました。

著者: 内野光子

関東大震災100年ということで、多くのメディアが特集やシリーズものを組んでいた。短歌雑誌の『歌壇』9月号では、≪その時歌人たちはどう詠んだか―関東大震災から百年≫が組まれ、私も「『ポトナム』揺籃期の震災詠」を寄稿した。9

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Let’s Join Hands 10月2日  添付1点  ブレイディみかこ 黒い雨」定説覆した100歳気象学者 ほか

著者: 江口千春

◎紹介させていただきます <ブレイディみかこさん>「聞けよ」って闘うことが自分をリスペクトすること <「黒い雨」定説覆した100歳気象学者>   ★気候危機 ポルトガル青年の未来奪う 32カ国提訴 ポルトガルの

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「雨の神宮外苑」(NHKTV2000年制作)について書いた後、知って驚くことばかり~「わだつみ会」のこと

著者: 内野光子

戦没学生の遺稿集「きけわだつみのこえ」という書名の由来は、みずからも学徒出陣した、京都の歌人藤谷多喜男の次の一首であったという。 ・なげけるか いかれるか はたもだせるか きけはてしなきわだつみのこえ 「学徒出陣」で戦没

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今も輝くスター55(3)「オーソン・ウェールズ」を公開します。

著者: 内野光子

菅沼正子さんから届きました「オーソン・ウェールズ」、以下をご覧ください。 なお、左欄の「すてきなあなたへ」では、シリーズをまとめて読むことができます。 「オーソン・ウェールズ~映画史を語るにもう一人、このスターを忘れては

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Let’s Join Hands 9月25日  添付1点  NHKへ(急ぎ おたより)「認知症介護びっくり日記」(本の紹介)

著者: 江口千春

◎「認知症介護びっくり日記」(本の紹介 図書館で見つけました 家族の葛藤も 施設職員のありさま赤裸々) 「人を大切にするという、具体的なお話と辛口の突っ込みで、楽しく読める本です。読み始めてから、自分の仕事観は確実に変わ

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風の会・会報「鳴り砂」2023年9月号が発行されました&10月2日は女川原発再稼働差止訴訟控訴審第1回口頭弁論です

著者: 舘脇章宏

会報「鳴り砂」2023年9月号が発行されたので、ご紹介いたします(目次はこのメールの最後にあります) https://miyagi-kazenokai.com/ 今回も内容ギッシリです! 10月2日(月)15時~ 女川原

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歌壇におけるパワハラ、セクハラ問題について、いま一度

著者: 内野光子

 2019年末から翌年に下記の当ブログ記事において、短歌結社雑誌『未来』の選者の一人のパワハラ、セクハラ問題について触れていた。そんなこともあって、短歌史や資料の件で何かとご教示いただいている中西亮太さんとのご縁で、上記

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