歓迎すべからざる不作法な人物が、慌ただしく東から来て、名残惜しげに西に去った。 ほぼ48時間の滞日中のなんとも不躾な振る舞いは、とうてい大国の大統領とは思えない。どう見ても、ふてぶてしい殺戮兵器のセールスマン。自分で戦争
本文を読む正治安岡の執筆一覧
「中華人民共和国国歌法」性急な制定と改正の事情
著者: 澤藤統一郎人に「笑え」と強制はできない。人に「怒れ」と強制することもできない。人間の感情は、強制になじまないものなのだから。人に「人を愛するよう」強制はできない。人に「人を尊敬するよう」強制もできない。愛も尊敬も、本来的に強制し得
本文を読む邪悪と醜悪との邂逅ー両悪を育てた両国民の責任を思う
著者: 澤藤統一郎邪悪と醜悪とは、肝胆相照らす仲。その邪悪と醜悪とが、今相まみえて親しげにゴルフに興じ夕食をともにしている。いかなる悪だくみを重ねようとしてのことか。 邪悪とはアベ晋三。日本の平和と民主主義を敵視して数々の壊憲法を積み重ね
本文を読む社会学者の見たマルクス(連載 第5回)
著者: 片桐幸雄この連載で紹介するのは、フェルディナント・テンニース(Ferdinand Tönnies, 1855年7月26日 – 1936年4月9日)の、 Marx. Leben und Lehre (Lichtenstein,
本文を読む「平成の天皇制とは何かー制度と個人のはざまで」を読む。
著者: 澤藤統一郎岩波から今年7月に出た論文集。吉田裕と渡辺治のネームバリューでこの書を手に取る読者が多いのだろうが、執筆者は総勢9人。若い研究者の見るべき論稿もある。天皇(明仁)の「生前退位希望メッセージ」をめぐる問題だけでなく、「象徴
本文を読む選挙が変われば政治が変わる 第2回選挙マルシェ(公選法の改正をめざす市民団体の惰報交流見本市)
著者: 紅林進選挙が変われば政治が変わる 第2回選挙マルシェ 公選法の改正をめざす市民団体の惰報交流見本市。 大好評第2回。 今回のテーマは「若者と選挙」。 超党派で各党の意見も聞いてみよう! 選挙が変われば政治が変わる 第2回選挙マ
本文を読む周回遅れの読書報告(その32) 記憶し、分類し、検索する機械
著者: 脇野町善造初めて電子計算機なるものに触れたのは、1970年代のなか頃だった。その頃の話をしたら、当時のことを知らない若い人たちには、「笑い話」になってしまう。パーソナル・コンピュータというものがようやく普及し始めていた。使うには自
本文を読む秋空に 9条まもれの 大集会
著者: 澤藤統一郎久しぶりの抜けるような青い空。空はこんなにも青く高かったのかと思わせた、今日文化の日。71年目の日本国憲法公布の記念日。その日、国会を包囲した大群衆が、憲法を守れ、9条を守れ、平和を壊すな、と声を合わせた。 秋空に 9
本文を読む1000年前の同窓会の詩に思う。
著者: 澤藤統一郎北宋に韓維という詩人がいた。 科挙の合格掲示板「榜」に名を連ねた同榜の友人たちと心許す仲だったという。 とりわけ同郷の者と親しく、8人で「八老会」なるグループを作っていた。その、8名の宴席の様子が、「卞仲謀八老会」という
本文を読む「新潟ショック」を考えるー持続的野党共闘はいかにして可能か
著者: 澤藤統一郎知人から、新潟日報の切り抜きをいただいた。10月24日(火)付の「新潟ショック再び(上)」というタイトル。「(上)」があるのだから、当然、(中)も(下)もある。「再び」だから、前幕もあるわけだ。 ネットを検索すると、以下
本文を読む狐狸にばかされた10月総選挙のあとに、雨にも風にも負けず市民アクション
著者: 澤藤統一郎今日で10月が終わる。2017年10月とはいったい何だったのか。タヌキやキツネにだまされ続けたような、おかしな1か月だった。 印象は雨ばかりの10月。暗く寒く降られっぱなしの1か月だった。憲法の運命にも、風雨が強かった。
本文を読む冤罪を訴える人々と、国民救援会。
著者: 澤藤統一郎日本国民救援会は、1928年4月7日に結成されたというから、来年が設立90周年となる。そのホームページには、「戦前は、治安維持法の弾圧犠牲者の救援活動を行い、戦後は、日本国憲法と世界人権宣言を羅針盤として、弾圧事件・冤罪
本文を読む行政の規制権限不行使は違法。規制緩和などもってのほか。
著者: 澤藤統一郎一昨日(10月27日)、首都圏建設アスベスト訴訟(横浜第1陣事件)控訴審で、東京高裁が国とメーカーの責任を認める判決を言い渡した。5年前の原告全面敗訴判決を逆転したもの。 「あやまれ!つぐなえ!なくせ!アスベスト被害」と
本文を読む医療問題弁護団40周年記念シンポジウム「医療現場に残された現代的課題」
著者: 澤藤統一郎本日(10月28日)は、医療問題弁護団(略称「医弁」)設立40周年記念シンポジウム。イイノホール4階ルームAでの4時間余の集会。270名の参加で盛会だった。 医療問題弁護団とは、「患者側」を標榜する在京の医療事件専門弁護
本文を読む周回遅れの読書報告(その31)資本主義と民主主義の両立は可能か
著者: 脇野町善造新聞を読んでいたら、鷲田清一氏がホセ・ムヒカ(前ウルグアイ大統領)の発言を紹介していた。これを読んでいて、ムヒカ氏の古いインタビュー記事を思い出した。 2016年4月1日の朝日新聞にそれは載っていた。ムヒカ氏は「世界で一
本文を読む「DHCスラップ第2次訴訟」第1回期日は12月15日午後1時30分、東京地裁415号法廷にて。 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第108弾
著者: 澤藤統一郎既にお知らせしたとおり、DHC・吉田嘉明から2度目の提訴をされて、私(澤藤)はまたもや「幸福な被告」に逆戻りしています。 その裁判の事実上第1回(形式的には第2回)の口頭弁論期日が、12月15日(金)午後1時30分に予定
本文を読む「選挙が終わった。モリもカケも、もうほとぼりが冷めた頃だろう」とは言わせない。
著者: 澤藤統一郎選挙期間中だからとして寝かされていた問題も、いつまでも寝かしたままにはしておけない。モリ・カケ疑惑解散のあと、政権への遠慮から伏せられていた事実が、選挙が終わってようやく報道されるようになった。 本日(10月26日)の共
本文を読む船尾徹・自由法曹団新団長の船出にエールを送る。
著者: 澤藤統一郎「しんぶん赤旗」は共産党の政党機関誌だが、市民運動関係の情報豊富なところが貴重な存在となっている。昨日(10月24日)赤旗朝刊を開いたら、社会面に「共闘広げ改憲阻止 自由法曹団総会終わる」の記事。小見出しに「新団長に船尾
本文を読む自滅しつつあるスペインの二つのナショナリズム(2)
著者: 童子丸開バルセロナの童子丸開です。 カタルーニャ情勢についての最新情報をお送りします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ http://bcndoujimaru
本文を読む変えよう選挙制度の会11月例会「みんなで今回の総選挙結果を分析し、これからの政治を考えてみよう!」
著者: 紅林進変えよう選挙制度の会 11月例会 テーマ:みんなで今回の総選挙結果を分析し、これからの政治を考えてみよう! 報告:田中久雄さん(変えよう選挙制度の会) 田中さんお話の後に参加者のみなさんと意見
本文を読む「小選挙区制こそ諸悪の根源」と、「野党共闘のあり方」と。
著者: 澤藤統一郎気が重いのだが、自分なりに総選挙の総括をしておかねばならない。日本国憲法の命運如何という視点からの評価だ。明文改憲の阻止、解釈壊憲の進展への歯止めに、今回総選挙の結果がどう関わるかの評価。 私はいつまで経っても、できた人
本文を読む当協同組合の発展に祝意を、そして協同組合運動の発展に期待を。
著者: 澤藤統一郎開業医共済協同組合の第8回通常総代会に顧問弁護士としてご挨拶申しあげます。 当組合の業務も財務も、たいへん順調とのご報告で結構なことと存じます。自信あふれる理事長の開会の辞の中に、協同組合の理念に触れたところがあって、興
本文を読む秋葉原の異様な光景ーアベ自民の選挙運動の終わり方
著者: 澤藤統一郎公職選挙法(第129条)は、選挙運動ができる期間を「公示(または告示)から当該選挙の期日(投票日)の前日まで」に限っている。この異様な規制の起源は1925年衆議院議員選挙法の改正に遡る。当時の天皇制支配の補完物であった政
本文を読む「こんな人たち」以外の「一般の人々」に訴えます。ーアベ・シンゾーより
著者: 澤藤統一郎第48回衆院総選挙は10月10日に公示され、いよいよ明日22日が投票日となります。国民の皆さまのうち、どうせ私の言うことになど聞く耳もたない「こんな人たち」を除く、「こんな人たちではない一般の人々」にお願いを申しあげます
本文を読む平成の終わらんとするに思ふ
著者: 岩田昌征平成31年3月31日に平成が幕を閉じると昨日報道された。 そこで想い出した。平成3年(1991年)7月5日ではなかったかなと記憶するが、中央大学商学部でユーゴスラヴィア自主管理社会主義に関して講演を頼まれたことがある。そ
本文を読む「日本会議」から見える日本社会の崩壊現象 (3)
著者: 合澤清9/30,10/7(https://chikyuza.net/archives/77092) (https://chikyuza.net/archives/77242) よりの続き 序論 3.「日本会議」的発想の淵源は
本文を読む社会学者の見たマルクス(連載 第4回)
著者: 片桐幸雄この連載で紹介するのは、フェルディナント・テンニース(Ferdinand Tönnies, 1855年7月26日 – 1936年4月9日)の、 Marx. Leben und Lehre (Lichtenstein,
本文を読むこんなサプリは買ってはいけない。こんなアベに投票してはならない。
著者: 澤藤統一郎昨日(10月17日)夜に配信となった時事の記事。表題が、「『不都合な真実』説明不足=モリ・カケ、改憲素通り―安倍首相【17衆院選】」というもの。忖度のカケラもない辛口の内容。 「衆院選の投開票が22日に迫る中、安倍晋三首
本文を読む心底驚いた報道2件ーアベを勝たせたらたいへんなことになる。
著者: 澤藤統一郎最初が、朝日新聞デジタルからの引用。 「自民『9条改正』案、秋に提示か 衆院選の堅調報道受け」 自民、公明両党で300議席をうかがう――朝日新聞をはじめ報道各社が実施した衆院選の情勢調査結果が出た。自民党内では結果を受け
本文を読む周回遅れの読書報告(番外その7)風性の人、土性の人
著者: 脇野町善造衆議院選挙も終盤になった。今回の選挙で千葉5区から立憲民主党公認で、山田厚史という人物が立候補している。山田は昔朝日新聞の記者だった。その当時、山田が書いた記事がある。朝日新聞 2008年9月13日(土)「フロントラン
本文を読む