正治安岡の執筆一覧

「後法は前法を破る」―9条3項の新設は2項を破ることになる。

著者: 澤藤統一郎

学生時代の親しい友から電話がかかってきた。 友「安倍晋三が、『加憲的な9条改憲』ということを言いだしたろう。あれは、いったいどういうことなんだ?」 私「9条1項の戦争の放棄、9条2項の戦力不保持には手を付けずにそのまま残

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愛媛玉串料訴訟大法廷判決から20年。いま、その意義を考える。

著者: 澤藤統一郎

本日は、久しぶりの松山。愛媛弁護士会が主催し日本弁護士連合会共催のシンポジウム「安保法制が成立した今、愛媛玉串料訴訟最高裁判決の意義を考える」に招かれての出席。朝羽田を発っての日帰りだったが、まだ身体は元気なのがありがた

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スペインのクソ暑い6月(1):ますます支離滅裂になる国

著者: 童子丸開

いきなり下品な題名で申し訳なかったのですが、お読みになればお分かりになる通り、こうでも言いたくなるような状況です。ただ、この「クソ」状態がモロ出しになるところがスペインの面白さで、本当に愛すべき国です。 この『スペインの

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沖縄「慰霊の日」に 大田昌秀さんを偲ぶ 沖縄国際平和研究所に協力を Remembering Ota Masahide, 1925-2017

著者: ピースフィロソフィー

前回の投稿では、元沖縄県知事の大田昌秀さんの2010年のインタビュー、未発表の日本語版を紹介しました。沖縄時間でその2日後、6月12日、92歳の誕生日に、大田さんは永眠されました。沖縄戦体験者として、ジャーナリストとして

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大分県立竹田高等学校剣道部熱中症致死事故について――福岡高裁での控訴審

著者: 安岡正義

本年の1月25日、「大分県立竹田高等学校剣道部熱中症致死事故について」と題する筆者の記事を、当サイトに掲載していただいた。そこでは、大分県知事と大分県教育委員会委員長宛の公開質問状を「参考(2)」としてご紹介した。当該裁

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文京区議会の偉大な第一歩ー『共謀罪』への反撃

著者: 澤藤統一郎

本日(6月22日)、文京区革新懇事務局からご報告を受けた。 本日の文京区議会本会議で、「組織的犯罪処罰法(共謀罪の趣旨を含む)の廃止を求める請願」採択の議決があったとのこと。これは快挙だ。さすが、わが地元の議会。立派なも

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6月24日世界資本主義フォーラム報告サマリ アメリカ資本主義の現況と保守主義回帰

著者: 青山 雫

トランプが大統領に就任し、TPP離脱、報復関税への言及、米国内製造業回帰などが提起されてきて、なにやらアメリカ資本主義の変調を思わせる。また世界的なポピュリズムの跋扈を引き起こしているようでもあり、アメリカ一国の経済にと

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ワルシャワ首相府前座り込みと東京経産省前座り込み

著者: 岩田昌征

6月6日夕暮れ時、ワルシャワのアレイェ・ウヤズドフスキエ大通り、ポーランド首相府前の「テント村」跡に立ち寄った。ワジェンカ公園と首相府とにはさまれた大通りの公園寄りの広い歩道に三つのテントが去年は立っていた。今年はもうな

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加計学園が経営する獣医学部ー文科大臣による設置認可のストップを

著者: 澤藤統一郎

刑法学でも刑事司法実務でも、保護法益という概念が多用される。ある犯罪類型を作ることで、法が守ろうとしている価値ないし利益のことをいう。殺人罪の保護法益は人の生命。偽証罪の保護法益は、適正な国家の司法作用。では、賄賂罪の保

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あがれあがれ、もっとあがれ不支持率ーこの暴挙への怒りを持続させよう

著者: 澤藤統一郎 

6月18日。193通常国会終了の日である。 この国会で共謀罪法が成立し、アベ友学園・腹心の友学園の疑惑は晴れぬまま、会期は閉幕した。アベ政権は国民をなめきっている。「戦争法案であれだけ支持率を下げたものの、有権者の物忘れ

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ロンドンの高層公営住宅の火災に思うーこの事故は人災として救済されなければならない

著者: 澤藤統一郎

6月14日ロンドンの高層公営住宅の大規模火災。これが、格差社会がもたらした悲惨な事故として物議を醸している。 かつての英国は、「揺りかごから墓場まで」の福祉が充実した先進国とのイメージが強かった。しかし、サッチャリズムの

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社会主義理論学会第74回研究会:鎌倉孝夫「朝鮮脅威論を糺す」、境毅「負債経済論」

著者: 紅林進

社会主義理論学会第74回研究会「朝鮮脅威論を糺す/負債経済論」    報告:   ●鎌倉孝夫(埼玉大学名誉教授)「朝鮮脅威論を糺す──朝鮮民主主義人民共和国が めざすのは──」   ●境毅(ルネサンス研究所研究員) 「負

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「安倍政権を支持しない」が93%!という調査も出てきた

著者: 澤藤統一郎

朝は、6時半からウトウトしながらのTBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」。金曜日の小沢遼子さんがリタイヤしてさびしくなったが、森本毅郎はハリのある声で健在。しばらく腰痛の治療でのお休みもあったが、今やこの人、齢をとること

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「共謀罪法」成立のこの日を、しっかりと記憶に留めておこう。

著者: 澤藤統一郎

今朝、与党が参院本会議で採決を強行し共謀罪法(形式は、「組織犯罪処罰法」改正)が成立した。身震いがする。 2017年6月15日を記憶せねばならない。この稀代の悪法を国会に提出したのは安倍晋三内閣。成立させた主力は自民党だ

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再論:「戦争のできる国」と「戦争をしない国」

著者: 岩田昌征

私は、今年になって、中江兆民『三酔人経綸問答』(明治20年、1887年)を引用して、憲法第九条の原型が兆民の洋学紳士にあり、また旧軍部の大陸侵略策の原型が兆民の豪傑君にある、と「ちきゅう座」において論じた。矢沢国光氏より

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もう堪忍袋の緒が切れたーバカ殿にはやめてもらおう。

著者: 澤藤統一郎

のう、皆の衆。 緊急にお集まりいただいたのは、ほかでもない。最近の藩政のことだ。 役人どもの目のないことは確かめてある。存念なく話し合いたい。 最近の藩政はおかしい。とうてい見過ごしてはおられない。とりわけ、藩主〈アベ加

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矢沢国光氏「・・・9条改憲阻止の理論的深化を」への所感

著者: 岩田昌征

矢沢国光氏が私の「日米安保・九条体制のワンセット撤廃」論を批判して下さった。有難いことだ。半月留守をしていて、6月8日に帰宅。返事が遅れたこと了解されたし。私の論は基本線・方向について述べたのであって、矢沢氏が指摘してい

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アベ・えこひいき政治には、もううんざりだ。

著者: 澤藤統一郎

本日(6月13日)は、本郷湯島九条の会による定例の本郷三丁目街頭宣伝の日。午後の法務委員会での、共謀罪法案強行採決があり得るとの報せで緊迫した雰囲気の中、参加者のボルテージも上がった。そのメンバーと一緒に国会へ。衆議院第

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