正治安岡の執筆一覧

昔軍隊、今体育部 ー その野蛮・その人権感覚の欠如

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月8日)  毎日新聞「記者の目」が、いつも読み応え十分である。地方支局の記者が、それぞれの目による取材で、渾身の執筆をしている。ローカルな出来事が普遍的な問題を指摘していることがよく分かる。  一昨日(1

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白居易(白楽天)戦乱の家族流散を詠む――露烏戦争の人文に今昔なし――

著者: 岩田昌征

 「白居易(白楽天)露烏戦争を諫める」(「ちきゅう座」10月3日発表)で私の旧文の一節を引用した。論文「ユーゴスラヴィアの多民族戦争」(『ユーゴスラヴィア 衝突する歴史と抗争する文明』(NTT出版、1994年、第1章 p

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ある統一教会女性信者の心理的葛藤から --信仰の自由と「奴隷になる自由」--(三)

著者: 森 善宣

   Ⅳ.信仰の自由と「奴隷になる自由」  マリアの言明から分かるように、若い女性信者が統一教会の如何わしい合同結婚式の教義に煩悶している様子は、単に筆者を裁判にはめようという演技ではない。実際に彼女ならずとも少なからぬ

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ある統一教会女性信者の心理的葛藤から --信仰の自由と「奴隷になる自由」-- (二)

著者: 森 善宣

    Ⅲ.ある統一教会女性信者の心理的葛藤  長く引用してきた著者は、カープについて次のように書いている。1980年代の後半、自らの夫が「名目上の会長をしているCARP(大学連合原理研究会)・・・・・世界平和に捧げられ

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「法と民主主義」10月号紹介 ー 「改憲発議阻止の展望」と「国葬と統一教会問題」

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月5日)  「法と民主主義」10月号【572号】が、9月30日に発刊になった。特集は2本。特集Ⅰが「2022年参院選と改憲発議阻止の展望」、そして特集Ⅱ「緊急特集・国葬と統一教会問題」である。両特集とも、

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ある統一教会女性信者の心理的葛藤から --信仰の自由と「奴隷になる自由」--  ㈠

著者: 森 善宣

はじめに 去る参議院議員選挙中の2022年7月8日に起きた安倍晋三の銃殺事件は、自由民主主義を標榜する日本社会に大きな衝撃を与えた。それと同時に、その犯人が襲撃の理由として挙げた「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会:世界

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「使い回し」「コピペ」「剽窃」 ー 菅義偉弔辞の評価一転

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月4日)  安倍国葬が終わって、臨時国会が始まった。明日からは、3日間の各党代表質問が行われる。この頃には、内閣支持率も回復しているだろうという岸田首相の読みは大外れとなった。あらゆる世論調査に岸田批判が

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白居易(白楽天)露烏戦争を諫める――プーチン露国の動員態勢の乱れに寄せて――

著者: 岩田昌征

 『朝日新聞』(9月30日)「天声人語」に「反戦歌を口ずさむことが増えた。ロシアによるウクライナ侵攻のニュースに日々接するうちに。」とある。その反戦歌は、米国のフォーク歌手ピート・シーガーの曲「腰まで泥まみれ」だ。<僕ら

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不気味なり、安倍国葬。菅の弔辞と参列者の拍手。

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月2日)  安倍国葬とは、いったい何だったのだろうか。国民の反対を押し切って強行された、この権力顕示のイベント。論者の立ち位置によって評価はまったく異なるものとなっている。冷静な目で幾重にも検証しなければ

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自由法曹団の皆様に、自著「DHCスラップ訴訟」のご紹介ー 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第207弾

著者: 澤藤統一郎

2022年10月1日) 以下は、自由法曹団通信への寄稿である。自著の紹介記事。  「紺屋の白袴」という。「医者の不養生」とも。他人のことならテキパキできても、いざ自分のこととなると調子が狂う。私の場合は、ある日突然、「弁

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【10月8日(土)】■■オンライン世界資本主義フォーラム・的場昭弘「欧州列強角逐史 ウクライナ戦争の歴史的背景」(後篇)のお知らせ■■

著者: 矢沢国光

●主催 世界資本主義フォーラ ●テーマ 「欧州列強角逐史 ウクライナ戦争の歴史的背景」 ●日時 2022年10月8日(土) 13時30分~16時30分 ●開催方式 ZOOMによるオンライン ●講師 的場昭弘[神奈川大学教

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統一教会は組織防衛のためのスラップに踏み切った

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月30日) 昨日、統一教会(現在は「世界平和統一家庭連合」と称している)が、3件の名誉毀損訴訟を提起した。この件を、朝日はこう見出しを付けて報じている。「旧統一教会がテレビ局と出演の3弁護士を提訴 『名誉毀

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日中国交「正常化」から50年。様変わりの中国とどう付き合うべきか。

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月29日)  日中国交「正常化」から50年である。1972年の9月29日、北京で日中両国の首脳が共同声明に署名した。日本は「過去の戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことの責任を痛感し深く反省する」とし

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憲法と落語(その9) ― 安倍晋三は「らくだ」である。死後にその生前の行状があげつらわれている。

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月26日)  しばらく、途絶えていた「憲法と落語」。大ネタの「らくだ」を取りあげるなら、安倍国葬を明日に控えた今日をおいてない。  この噺、元はと言えば上方ネタの「駱駝の葬礼」。これを、3代目柳家小さんが東

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Let’s Join Hands  9月25日 添付2点 注目記事&ご案内 ◎世界気候アクションに集う若者の「切迫した思い」

著者: 江口千春

注目記事とご案内です ◎世界気候アクションに集う若者の「切迫した思い」 ◎「人新世の『資本論』」ある県議の読書ノート 「資本主義社会でもできることは? グリーンリカバリーは? 北欧社会の取り組みは? 「飽くなき成長主義か

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露烏戦争の一面――自民党政権は北方領土を放棄したのか――

著者: 岩田昌征

 2月7日は、北方領土の日である。国境画定問題に関してかかる国定記念日を創設した事が賢明であったか否かは論じない。ともかく、そんな日が2月に存在する。その2月24日に北方の交渉相手の露国がその西方国境を侵犯して、隣国烏克

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朝日デジタル記事《あの日の「国葬事件」と僕ら~北野高生の回想~》紹介

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月25日)  安倍国葬が明後日に迫っている。国家とは何か、政治とは何か、政治家とはいかにあるべきか、そして日本の保守政治の実態とはいかなるものであるのか。多くのものを見せつけ、多くのことを考えさせる、醜悪な

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