正治安岡の執筆一覧

《NHK文書開示請求訴訟》明日・4月27日(水)103号法廷で口頭弁論。パワーポイントでの解説をお楽しみに。

著者: 澤藤統一郎

(2022年4月26日)  NHKと森下俊三経営委員長の両名を被告として、NHKの報道と経営の姿勢を問う《NHK文書開示請求訴訟》。その第3回口頭弁論が、明日・4月27日(水)14時から東京地裁103号法廷で開かれます。

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ヒトラー・ムソリーニ、そしてヒロヒト。その評価が社会の深層を映し出している。

著者: 澤藤統一郎  

(2022年4月25日)  似合いというものがある。あるいは釣り合いというべきか。鶴には亀、梅に鶯、富士には月見草。翁には嫗、ロミオにはジュリエット、そして、ヒトラーにはヒロヒトである。ウクライナ政府の公式ツイッター上の

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侵略2か月、ロシアの民衆はプーチンの戦争を支持し続けるだろうか。

著者: 澤藤統一郎

(2022年4月24日)  本日でロシアのウクライナ侵略開始から2か月となった。この2か月間、戦争というものの悲惨さ、愚かさを噛みしめ続けてきた。いま、停戦への光明はまったく見えていない。この理不尽は、いったいいつまで続

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中国における「普遍的価値」と近代――M.ウェーバーと丸山真男を媒介にして

著者: 石井知章

はじめに  中国の「市民社会」論とは、現存する「社会主義」の問題を考えるうえでの「理念型」(M・ウェーバー)的指標となっており、グローバルな視野での「市民社会の復権」として提起されている。いいかえれば、現代中国の「市民社

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高松城水攻めと「アゾフスターリ」包囲戦――領民や市民を人間の盾としない戦(いくさ)の掟――

著者: 岩田昌征

 ロシア軍がマリウポリを掌握したと報じられている。  しかしながら、マリウポリの巨大製鉄所「アゾフスターリ」内にウクライナ軍の一部約1000人が立てこもり、その地下空間に負傷兵や一般市民約二千人が避難していると言う。  

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プーチン・ロシアの蛮行は、大量殺戮であり、大規模強盗であり、都市と建造物の破壊犯罪であり放火でもある

著者: 澤藤統一郎

(2022年4月22日)  ロシアの軍事侵攻によるウクライナの悲惨な事態に胸が痛む。これまで、その名さえ知らなかったマリウポリという都市の存在が、ここ数日特別の意味をもって脳裏を離れない。その市民の深刻な苦悩や恐怖を思わ

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書評『コロナ時代のパンセ―戦争法からパンデミックまで7年間の思考』辺見庸・著     毎日新聞出版・刊

著者: 阿部 浪子

 「わたしたちのアタマは日に日に幼稚になっているのではないか」と問うのは、作家の辺見庸である。人としての怒りと恥、言葉の芯の欠如を悲嘆する。  本書86編は、2014年から21年の時代・社会・政治・人間・生活にたいする思

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この産経論調は軍国主義復活に途を開きかねず、危険極まりない。

著者: 澤藤統一郎

(2022年4月20日)  いつからだろうか、何を切っ掛けにしてのことかの覚えはない。私のメールボックスに「産経ニュースメールマガジン」が送信されてくる。ときにその論説に目を通すが、愉快な気分になることはなく、なるほどと

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Let’s Join Hands  4月19日 おたより 注目の本 番組 紹介させていただきます 添付なし

著者: 江口千春

<注目の本です> 「ヘルシンキ生活の練習」朴沙羅著 筑摩書房   フィンランドの暮らしの断片を、教育現場のスキルと信念を、見事にとらえた一冊です。  目からうろこ、楽しく読めます。お読みの方、ご感想を! <必見の番組かと

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沖縄が問う「日の丸」とはなんだ。「本当の意味での復帰」とは。

著者: 澤藤統一郎

(2022年4月19日)  来月15日で、沖縄の本土復帰から50年となる。その企画記事が目に付くようになったが、毎日の「沖縄の人々は日の丸の向こうに何を見ていたのか」という連載に注目したい。「沖縄の人々が日の丸を通して見

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英雄的な徹底抗戦か、人命尊重の降伏勧告受諾か。余儀なくされた深刻な選択。

著者: 澤藤統一郎

(2022年4月18日)  ロシア国防省は、17日包囲攻撃を続けるウクライナ南東部の要衝マリウポリで、製鉄所構内に立てこもったウクライナ部隊に降伏を勧告し、ゼレンスキーはこれを拒否した。局地的には絶望的な戦況での、部隊の

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ミャンマー国民の抵抗精神は堅忍不抜、持久戦の様相へ

著者: 野上俊明

 世界中の耳目がウクライナ戦争に引き付けられていますが、ミャンマーでも反軍民主派勢力は闘争を果敢に持続させています。都市部の不服従運動、サガイン・マグエ地方の農村部やタイ国境地帯での武装闘争の火は絶えることなく、国軍の攻

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プーチンはウクライナに侵攻し、習近平は香港の民主主義を蹂躙した。

著者: 澤藤統一郎

(2022年4月16日)  一般には、「現状」の墨守は革新への妨げである。とりわけ、「不合理な現状」であれば変更して悪かろうはずはない。だが、どんな方法を用いてでも「現状」を変えてよいことにはならない。むしろ、実力による

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酒井啓子千葉大教授《「侵攻」をめぐる二重基準》の紹介

著者: 澤藤統一郎

(2022年4月14日)  今朝の毎日の第11面「激動の世界を読む」シリーズに、酒井啓子・千葉大教授の骨太の論説。ネットでは有料記事のようだが、読むに値する内容。こんな信頼できる論説を読めるのだから、新聞というものは実に

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ベオグラード「ヘルシンキ人権委員会」の米陸軍セルビア占領要請――プーチン/ラブロフ侵略を実見して、クリントン/オルブライト侵略を再考する――

著者: 岩田昌征

 1999年・平成11年3月24日、NATO19ヶ国が新ユーゴスラヴィア(セルビアとモンテネグロ共和国から成る連邦国家、コソヴォはセルビアの北部)を空爆した時、アメリカ国務長官マドリン・オルブライト女史は、新ユーゴスラヴ

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4.26(火)オンライン被ばく学習会 下北半島の核燃サイクル施設って成り立つのだろうか?/山田清彦

著者: 放射線被ばくを学習する会 

申込み:https://forms.gle/Tte57Z6CHjXtfGGj8   本州の最北端・下北半島には、再処理工場をはじめ多くの核燃料サイクル施設が建ち並んでいます。 再処理工場で使用済み核燃料からプル

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1922 -2022 年、『ポトナム』創刊100周年記念号が出ました(2)

著者: 内野光子

 ほんとは『ポトナム』の歴史を少しでも伝えねばと思いつつ、いまは、ポトナム私史として、嫌われるのを承知で、あまりにも個人的な記録になってしまうかもしれない。  私が、ポトナムに文章らしきものを初めて寄稿したのは、カール・

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ICCのプーチン訴追に期待する ー 各国が安心して武器を置く日のために

著者: 澤藤統一郎

(2022年4月11日)  1993年2月、自由法曹団が「カンボジア調査団」を派遣した。私もその調査団10名の一人として、内戦直後の現地をつぶさに見てきた。国連(UNTAC)の活動あって、平和は回復していたとされた時期で

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