韓国通信NO575 はじめに 前号で韓国の作曲家・尹伊桑(ユン・イサン)さんと私の関わりを紹介したが、ここに紹介するのは、尹伊桑さんが1992年11月6日に東京で開かれた、尹伊桑生誕75周年記念講演会で語ったことです。
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
日本軍「慰安婦」問題の本質とは何なのか
著者: 澤藤統一郎ずいぶんと以前のこと。同世代の親しい弁護士との雑談のなかで、お互いの父親の出征体験が話題となった。私の父も彼の父も、招集されて大陸での従軍を経験している。 彼の父親が亡くなって遺品を整理したら詳細な従軍中の日記が出てきた
本文を読む忘れてもいいことと、忘れてはならないこと──「周回遅れの読書報告」(その79)
著者: 脇野町善造古い記録の整理をしていると、全く記憶のないメモが出てくる。もう他界されたある大学の教員とかつて話すたびに、そして手紙を貰うたびに、この大学教員は記憶力の低減を嘆いていた。そんなに酷くなるものかと、訝しく思ったことを覚え
本文を読む牛飼いも大工も農民も漁民も、それぞれの目線で憲法を読み語れ。
著者: 澤藤統一郎牛飼が歌よむ時に 世の中の 新しき歌 大いに起る アララギに拠った伊藤左千夫のご存じの歌。「伊藤左千夫歌集」巻頭の一首だそうだ。この著名な一首を本歌として、ひねってみた。 大工らが日本国憲法よむ時に 自由と人権 大い
本文を読む吉田嘉明尋問採用決定は次回(19年1月11日)法廷に持ちこし ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第139弾
著者: 澤藤統一郎次回法廷は2019年1月11日(金)午前11時00分 東京地裁415号法廷(東京地裁・4階、どなたでも傍聴できます) 吉田嘉明人証採用決定の法廷です。傍聴にお越しください。 DHCと吉田嘉明が、私(澤藤)を被告として60
本文を読むルソーの直接民主政を考える
著者: 醍醐聰ルソーの直接民主政論 よく知られているように、ジャン・ジャック・ルソーは『社会契約論』の中でこう書いている。 「人々が自由なのは、議員を選ぶ間だけのことで、議員が選ばれるやいなや、人々は奴隷となり、〔自由は〕無に帰してし
本文を読む明日・10月26日(金)の法廷で、吉田嘉明尋問採用の予定 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第138弾
著者: 澤藤統一郎10月26日(金)午後1時30分~415号法廷。 (東京地裁・4階、誰でも傍聴できます) 人証採用決定の法廷を傍聴にお越しください。 DHCと吉田嘉明が、私(澤藤)を被告として6000万円を支払えと訴訟提起したのが「DH
本文を読む日中首脳会談で大東亜戦争を語れるか(2) ―『保守と大東亜戦争』を読んで考える―
著者: 半澤健市公平を期するために、林健太郎の例を挙げておく。林健太郎(1913~2004)はドイツ近現代を専門とした歴史学者で、マルクス主義から出発したが次第に離れていった。東大全共闘と強気に対決した伝説の人である。東大総長も務めた
本文を読む「311以後、市民は明治維新以来の日本の歴史と闘ってきた」(11.10第11回新宿デモへの呼びかけ)(18.10.20)
著者: 柳原敏夫いま、福島の子ども脱被ばく裁判では、低線量被ばくの健康被害をめぐる山下発言について、攻防が続いており、先日の裁判期日で予定していた山下俊一氏の福島講演の動画が被告福島県の要求で延期になり、次回、法廷で上映します(その次々
本文を読む安倍首相の演説をじっくりと読んでみました
著者: 熊王信之安倍首相の演説をじっくりと読んでみました。 聞くだけなら、誤魔化されるから、です。 何をか、と言いますと「第百九十七回国会における安倍内閣総理大臣所信表明演説」です。 首相は、最初にノーベル賞を受賞された本庶佑特別教授を
本文を読む競争原理ではなく、協同・連帯の精神をこそ ― 開業医共済協同組合祝賀会で
著者: 澤藤統一郎開業医共済協同組合の「加入者2000名達成祝賀会」に祝辞を申しあげます。 私は、縁あって貴協同組合の顧問を務めておりますが、意気に感じて積極的にその任をお引き受けしたつもりです。その気持ちの一端をお話しすることが、加入者
本文を読む日中首脳会談で大東亜戦争を語れるか(1) ―『保守と大東亜戦争』を読んで考える―
著者: 半澤健市靖国神社秋の例大祭への閣僚の集団参拝はピタリと止んだ。安倍晋三が習近平に会いに行くからである。この「ピタリ」ほど、政治家のご都合主義と軽薄な信念を示すものはない。 《リベラル保守による「保守言説」の再評価》 著者中島
本文を読むドイツ通信第133号 ブラジルの選挙と極右ファシスト――スポーツの祭典の後に(2)
著者: T・K生1992年のリオ滞在時には、時間があればリオの中心部にあるゲーテ協会に顔を出し、そこで働いているエミアに会いに行っていました。イパネマからバスで45~60分ほどかかりますが、小銭だけをポケットに入れて、バス内外での犯罪に
本文を読む「10・23通達」発出のこの日に、「明治150年記念式典」
著者: 澤藤統一郎1868年10月23日、150年前の今日。「明治改元の詔」なるものが出たのだという。「それがどうした?」「だからなんだ?」「改元が目出度いか?」と言いたいところだが、政府は8月10日の閣議で、政府主催の記念式典を行うこと
本文を読む「危機を好機に」挑む人々―英トットネス遠回り紀行」<下>
著者: 伊藤三郎遠くて近い日本 このリポートの発信地、イングランド南西部の田舎町トットネスは、日本から遠くて近い所。そして近年ますます近い存在になりつつあること、これも知る人ぞ知る。この町が進めるトランジション・ムーブメント、新しい「
本文を読む青山森人の東チモールだより…3億5000万ドルの“買い物”を喜んでよいのか?
著者: 青山森人青山森人の東チモールだより 第382号 (2018年10月22日) 3億5000万ドルの“買い物”を喜んでよいのか? おめでとう! 東チモール初の金メダル ジャカルタで行われていたアジア・パラ大会(10月6~13日)で
本文を読む沖縄県知事選に続く那覇市長選の結果は、安倍政権の凋落と保守友党との疎遠を物語っている
著者: 澤藤統一郎昨日(10月21日)の那覇市長選で、「オール沖縄」の城間幹子候補が再選を果たした。圧勝である。政権与党(+反共野党)候補のみごとなまでの惨敗。 ▽城間幹子(無所属・現)当選 7万9677票 ▽翁長政俊(無所属・新
本文を読む「危機を好機に」挑む人々―英トットネス遠回り紀行<上>
著者: 伊藤三郎「小さきことはすばらしい」 世界の危機を好機に ― そんな見上げた心意気で新しい「幸せの経済」を探す人々と出会った。場所は英国イングランドの南西部デボン州の南部にあるトットネス。今年8月末から9月初めにかけて、この小さ
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(206)
著者: 本間宗究(本間裕)樹木希林が意味するもの 9月15日に、女優の樹木希林さんが逝去されたが、彼女は単なる「個性派女優」ではなく、精神面での成長を望んだ「求道派女優」とでも呼ぶべき存在でもあったようだ。そして、私自身が、特に注目したのが、「樹
本文を読む私に法曹としての生き方を教えてくれた、反面教師・石田和外
著者: 澤藤統一郎岡口基一裁判官を被申立人とする分限裁判に関して、東京新聞(「こちら特報部」)からコメントを求められた。 私にコメントを求めてくるのだから「その姿勢や良し」なのだが、若い記者に話しをしていて、こちらは共通の事実認識という思
本文を読むSJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】286 ホルスト・ケーラー元ドイツ大統領のお陰です。MINURSO一年延長、脱植民地化委員会続投、そして、、
著者: 平田伊都子再び国連総会のスポットが<アフリカ最後の植民地・西サハラ>に当てられるようになったのは、ひとえに国連事務総長西サハラ個人特使・ホルスト・ケーラー元ドイツ大統領のおかげです。 特使が活動拠点を国連本部ビルではなく、自国
本文を読むたまには気分を楽にしたほうがいい──周回遅れの読書報告(その78)
著者: 脇野町善造調べものがあって、古いノートを見直していたら、長田弘の詩集『深呼吸の必要』を読んだ際の20年も前のメモが出てきた。本来詩心もないくせに、詩(人)について語るというのもあまり感心した話ではないが、古い記録を残すというのも
本文を読む人は「日の丸・君が代」を押しつけられて生くべきものにあらず
著者: 澤藤統一郎「人はパンのみにて生くるものにあらず」は、古今を通じての出色の名言。 マタイ伝の文語訳では、「人の生くるはパンのみに由るにあらず、神の口より出づる凡ての言に由る」となっているそうだが、これは凡人の一文。後半を切り捨てるこ
本文を読むAI騒ぎ―素人の疑問
著者: 藤澤豊最近とみにAI云々を耳にするようになった。家電量販店にでもいけば、いやでもAIが目に入る。また時の話題に遅れてしまったのかと、あわてて何がAIなのかと考えているが、どうもよくわからない。もしやと、Googleで「AI家電
本文を読む憲法の砦としての司法に対する信頼を損ねているのは、いったい誰なのだ
著者: 澤藤統一郎一昨日(10月17日)、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人最高裁長官)は東京高裁岡口基一裁判官に対する分限裁判で、同裁判官を戒告した。そのツイッター投稿が裁判所法49条にいう「(裁判官の)品位を辱める行状」に当たるとしたのだ
本文を読むお江戸舟遊び瓦版 619号
著者: 中瀬勝義「ゆめまつりinゆめ工房」 島嶼コミュニティ学会 島カフェ 海ゴミに人の環で戦う 対馬暖流の島々 を紹介します。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2018/10/b0169
本文を読むむき出しとなった権力の正体
著者: 澤藤統一郎1933年2月20日、天皇制警察は小林多喜二を虐殺した。文字通りの残虐ななぶり殺しだった。 陰惨極まりない拷問死の死体の解剖はどの病院からも拒否され、遺族に返された遺体を医師・安田徳太郎が検死している。権力批判のペンを握
本文を読むローソクでよみがえった「傷ついた龍の夢」
著者: 小原 紘韓国通信NO574 朝鮮半島が南と北に分断されてから70年。 一触即発の危機的対立からは想像もできなかったことが現実になろうとしている。歴史的な融和、後戻りのない平和が実現しようとしている。韓国人の北朝鮮に対する感情
本文を読む面従腹背は、悲哀か救いか
著者: 澤藤統一郎文部科学省の新事務次官に同省の藤原誠官房長が就任した。昨日(10月16日)藤原新次官は、職員向けのあいさつで「文科省の組織文化の形成過程をきちんと検証していかなければならない」と述べ、「面従腹背はやめましょう」と呼びかけ
本文を読むお江戸舟遊び瓦版 618号
著者: 中瀬勝義堀 利和著「障害者から『共民社会』のイマジン」社会評論社、2018.9 を紹介します。 https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2018/10/db48119e6de5396c07
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