評論・紹介・意見の執筆一覧

トランプ流「アメリカ・エゴイズム」の暴風が今年も吹き荒れる ー カネもヒトも出さなければアメリカの覇権は失墜するが… ー

著者: 伊藤力司

2017年の1月20日に第45代アメリカ合衆国大統領に就任したドナルド・トランプ氏は治世3年目に入った。既にこの2年間「アメリカ・ファースト」という名の「アメリカ・エゴイズム」の暴風が世界に吹き荒れたが、3年目はさらに激

本文を読む

いまこそことある時なるぞ  死ぬるが臣下のほまれとて をゝしき大和心もて かたみに人の血を流し 獸の道に死ねよかし 

著者: 澤藤統一郎

和歌のジャンルといえば、まずは相聞。そして挽歌。他には叙情・叙景歌。その他は傍流、釣りでいう外道の類。 紀貫之も、古今和歌集の序でこう言っている。 やまとうたは、人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける。…生きとし生け

本文を読む

宗教弾圧の手段とされた不敬罪 ― 天皇の神聖性を擁護するために

著者: 澤藤統一郎

あれからもう40年以上も経っている。私が弁護士になって4年目か5年目ころのこと。どう呼び出されたか記憶にないが、東京弁護士会の談話室で、大阪の弁護士Iさんと面談した。 彼は、「実は、おしえおやが…」と切り出した。「おしえ

本文を読む

元号を論じる「松尾貴史のちょっと違和感」に、ちょっと違和感。

著者: 澤藤統一郎

毎日新聞日曜版に連載の「松尾貴史のちょっと違和感」。毎回楽しみに目を通している。「ちょっと違和感」とは、政権やこの社会の多数派の俗論へのプロテスト。「断固反対!」ではない「ちょっと違和感」というところがセンスのよさ。論旨

本文を読む

沖縄全県での県民投票実施見通しを歓迎する。

著者: 澤藤統一郎

辺野古新基地建設に伴う大浦湾埋め立ての是非を問う2月24日沖縄県民投票。ようやく、県内の全市町村で実施される見通しとなった。まずは、安堵の思い。「県民投票」の具体的内容については、県の公報が丁寧に解説している。末尾にこれ

本文を読む

辺野古新基地建設の強行に反対する憲法研究者声明

著者: 大井 有

2018年9月30日、沖縄県知事選挙において辺野古新基地建設に反対する沖縄県民の圧倒的な民意が示されたにもかかわらず、現在も安倍政権は辺野古新基地建設を強行している。安倍政権による辺野古新基地建設強行は「基本的人権の尊重

本文を読む

子どもに過酷を強いる汚染地域の家族同居 =政府・自治体は避難家族の帰還を強制するな=

著者: 藏田計成

1. 究極のしきい値論 福島原発事故から8年か経過しようとしている。この期に及んで「100ミリ㏜以下影響なし説」が公然と垂れ流されている。真っ赤なウソをちりばめた復興庁冊子『放射線のホント』、文科省副読本(改訂版)に対し

本文を読む

SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】300 「植民地主義のフランスを制裁しろ」イタリア副首相

著者: 平田伊都子

 「植民地主義のフランスを制裁しろ!」とは、西サハラ人民のシュプレヒコールではありません。 イタリア副首相兼経済開発大臣が1月18日の演説で繰り返した言葉です。 もう一人のイタリア副首相は、EU脱退と移民追放を叫んでいま

本文を読む

祝! 「非核市民宣言運動・ヨコスカ」に神奈川県弁護士会人権賞

著者: 澤藤統一郎

毎月、 「非核市民宣言運動・ヨコスカ」から、「たより」が届く。24頁建の立派なもの。やっていることは米軍や自衛隊との対決なのだから深刻なはずなのだが、ゆるーい運動のセンスが、素晴らしい。 本日(1月24日)届いた「たより

本文を読む

教訓 「アベの言うことだ。信用できるはずはない」

著者: 澤藤統一郎

情報通の友人から、こう聞かされた。 安倍首相は、「衆議院の解散・ダブル選挙など、頭の片隅にもない」と繰りかえしている。しかしあれは、「ダブル選挙は、ワタシの頭の片隅にあるんじゃない。頭のドマンナカにあるんだ」と理解しなけ

本文を読む

「おや、湯島の天神様、お久しぶり。」「どなたかと思えば、神田の明神様。ご無沙汰ですな。」 ― 神さまの井戸端会議

著者: 澤藤統一郎

天神様は、いまが書き入れ時。さぞかしお忙しいことで。 いやいや、忙しいのは神職や売り子だけのこと。私が忙しいわけではございませんな。 さすがに入学試験の直前。合格祈願の人々が山をなしているじゃないですか。 それが、何しろ

本文を読む

りそな、核兵器製造企業への融資禁止へ - 大手銀行で初の宣言 -

著者: 岩垂 弘

 新年もはや1月下旬、これまでにさまざまなニュースが報じられたが、私にとって最も印象に残ったニュースは、1月6日付の毎日新聞朝刊に載った記事だった。「これは極めて注目すべきニュースだ」と、その時、私は思ったのだが、私が調

本文を読む

SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】299 国連崩壊 1930年代の教訓を忘れるな!

著者: 平田伊都子

「国連崩壊」は、国連から不当に追放された国連記者マチュ―・リーの口癖です。  彼はこの言葉を、追放された今は勿論、追放される前にも連発していました。 彼が追放されたのは、国連批判が原因ではありません。 反モロッコ的だと、

本文を読む

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(214)

著者: 本間宗究(本間裕)

面白きこともなき世を・・・ 「高杉晋作の辞世句」は「面白きこともなき世を面白くすみなすものは心なりけり」というものであり、私自身も、今までは、この内容に賛同していた。具体的には、「世の中は、辛く苦しいことだらけであり、地

本文を読む

日本政府のあまりの無礼に怒り嘆いて ― 石川逸子氏新作詩(1月16日作)

著者: 澤藤統一郎

30日以内 石川逸子 2019年1月13日 元徴用工訴訟をめぐって 日本政府は 1965年の日韓請求権協定に基づく 協議再開要請への返答を 30日以内に出すよう 韓国政府に求めた 植民地下 日本男性を根こそぎ徴兵したこと

本文を読む

工場労働者大統領ワレサの初仕事――総評事務局長のネクタイを切り落としてみせたのは誰か――

著者: 岩田昌征

今は昔。前世紀の1980年、当時の共産党(=統一労働者党)体制のポーランド重化学工業労働者階級が公然と共産党独裁体制に反旗を翻して、工場占拠の大ストライキを打った。ポーランド統一労働者党は、妥協の道を選択し、ここにソ連東

本文を読む

「浮気・不倫の慰謝料」請求に特化したビジネスモデルの問題点

著者: 澤藤統一郎

昨日紹介した東京弁護士会の懲戒事例。昨日の記事は、この懲戒事案との対比で、スラップ受任弁護士に懲戒あってしかるべしとの内容。  スラップ受任弁護士には遠慮なく懲戒請求を   ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第146

本文を読む

新年の挨拶:伊勢詣で-市民立法「チェルノブイリ法日本版」の原石と出会う旅-(柳原)

著者: 柳原敏夫

◆【報告】三重県伊勢市&津市、1月12日(土)13日(日)市民立法「チェルノブイリ法日本版」学習会「戦争と平和--NOでは足りない――YESを、平和を積極的に創り出す必要がある--」 https://chernobyl-

本文を読む

スラップ受任弁護士には遠慮なく懲戒請求を ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第146弾

著者: 澤藤統一郎

日弁連機関誌「自由と正義」(月刊)には、巻末に全国52単位会の弁護士懲戒全例が掲載される。弁護士会の会員に対する懲戒権は弁護士自治の根幹を支えているものだから、その行使の適切に関心をもたねばならない。もちろん、我が身にま

本文を読む

シリア、イラクでの内戦、テロの一般市民死者計18万人以上 ― 米軍の一方的撤退にBBCの厳しい総括(3)

著者: 坂井定雄

▼重要都市の奪還 「イスラム首長国」ISに対する米軍主導の連合軍の反撃は、2015年12月、イラク政府軍によるアンバル州の州都ラマディの奪還などから始まった。2017年7月のイラク第2の都市モスルの奪還は、連合軍側にとっ

本文を読む

「沖縄県民投票」妨害の議決をした5市の議員も法的責任を免れない

著者: 澤藤統一郎

2月24日投開票が予定されている「辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票」。住民の直接請求を受けて、沖縄県議会が可決した住民投票条例によるもの。その事務手続は、各市町村が代行することになっており、その費用は

本文を読む

中東に、欧州に、アフガンに散ったIS支持者たち ―米軍の一方的撤退にBBCの厳しい総括(2)

著者: 坂井定雄

 世界各国からシリア、イラクに渡航し、ISに加わった何ダースもの国の人たちのうち、5千600人以上が自分の国に戻った。米国の諜報グループによる2017年10月の調査によると、英国に425人、ドイツ、フランスにそれぞれ30

本文を読む