評論・紹介・意見の執筆一覧

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(203)

著者: 本間宗究(本間裕)

マネーのコスト 「マネー(通貨)」にも、当然のことながら、「製造コスト」や「流通コスト」が存在するが、このことは、「自動車」や「スマホ」などと同様に、「マネーという商品を生産し、移動させるためには、どれほどの費用が必要な

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沖縄知事選序盤情勢 「デニー優勢なれども予断を許さず」

著者: 澤藤統一郎

注目の沖縄知事選。その帰趨が、辺野古新基地建設の成否を大きく左右する。のみならず、政局や改憲問題にも大きな影響を及ぼさざるを得ない。 沖縄とは、安保体制と日本国憲法体制との矛盾の結節点である。安保体制派(政権与党)と、日

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憲法と落語(その4) ― 「名人長二」では、無茶苦茶な刑事司法が語られている。

著者: 澤藤統一郎

三遊亭圓朝とは、言わずと知れた落語界の大名跡。大名人として「大圓朝」とさえ言われる。大看板、大真打ち、大師匠。どこまでも「大」の付く別格の噺家。その技倆は伝説にのみ残されているが、幕末から明治の人とて録音はない。だから、

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毅然とした時代批判に感動する  ―斎藤貴男『「明治礼賛」の正体』を読んで―

著者: 半澤健市

《国策「明治150年」への果敢な反論》  ジャーナリスト斎藤貴男(さいとう・たかお、1958~)による70頁の小冊子は 安倍晋三の「明治礼賛」論を粉砕する快作である。 本書『「明治礼賛」の正体』は三章で構成され、第1章で

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どこの国の国民であろうと、国連が提案している核兵器禁止条約への各国の署名、批准に賛同しようではないか

著者: 岡本磐男

 今日の私達人間は、1発の核爆弾の投下が一人の核保有国の為政者の命令によって100万人もの人間が殺戮されるというきわめて不条理な世界に生存している。こんなことが起こりうるかというのが一問題ではある。だが現実はそうなのであ

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昔はもっと激しかった。こんなもんじゃなかった。

著者: 澤藤統一郎

 昔はもっと激しかった。こんなもんじゃなかった。   選挙だもの。脅すくらいのことはあるだろう。   そんなことでへこたれてはいけない。それをいかに乗り越えるかだ。 昔はもっと激しかった。こんなもんじゃなかった。  政治

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南シナ海の衝突で日本が戦時に入る可能性  出光・帝石とベトナム国営石油会社の石油・ガス掘削と北京

著者: 村上良太

  安保法制が想定する存立危機事態に入る危険が高い地域が南沙諸島沖である。ここはフィリピンやベトナムなどのアジア諸国と領海「九段線」を主張する中国との緊張にさらされている。そんな中、ベトナム国営石油会社ペトロベトナムが海

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東京都知事は、熊谷市の爪の垢を煎じて飲むべし。

著者: 澤藤統一郎

毎日新聞・9月12日(水)夕刊の「特集ワイド」は、「関東大震災から95年 虐殺された朝鮮人の遺族来日」と題する文字通りワイドな記事。毎日は、いま日本のメディアがなすべき仕事をよくしていると思う。 中見出しに、「否定の動き

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「反スターリニストとしてのイギリス共産党」──周回遅れの読書報告(その73)

著者: 脇野町善造

 伊東光晴『現代経済の変貌』については、すでに(その19)で言及している。したがってその本についてもう一度書くということは、ある意味では「反則」である。しかし、(その19)では忘れていたことがあることに気づいた。「反則」

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岡口基一判事に対する懲戒申立はスラップだ。

著者: 澤藤統一郎

岡口基一判事に対する「分限裁判」の行方に目が離せない。9月11日、最高裁で開かれた審問のあとの記者会見で、同判事は、「適正手続きが踏まれておらず、ありえないことが起きている」「今回の表現ごときで処分されたら、他の表現もで

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どこへいく文民政権 アウンサン・スーチー、ロイター記者への実刑判決を擁護

著者: 野上俊明

 去る13日、ベトナムの首都ハノイでの世界経済フォーラムの東南アジア諸国連合(ASEAN)会議に出席中のスーチー国家顧問は、ロイター記者への実刑判決についてはじめてコメントしました。ある程度は予想されたことですが、コメン

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9歳女児の国歌斉唱拒否に脱帽 ― オーストラリア国歌の先住民差別に抗議

著者: 澤藤統一郎

アメリカではなく、オーストラリア国歌の斉唱拒否が話題となっている。拒否者が9歳の女児だということと、これに保守派の政治家が大仰に噛みついたことで、大きなニュースになった。いろんなことを考えさせられるし、考えなければならな

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ICC国際刑事裁判所はノーサレンダー! アメリカ・ファ―ストはイスラエル・ファースト

著者: 平田伊都子

 2018年9月10日、アメリカのジョン・ボルトン国家安全保障補佐官はICC国際刑事裁判所にサレンダー(降伏)を命じました。 しかし、ICC国際刑事裁判所はサレンダー(降伏)を拒絶しました。  そのボルトンは2007年1

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ドイツの反人種差別大コンサートを報じたBBCと報じなかった朝日新聞

著者: 坂井定雄

主に中東から必死に逃れてきた移民の受け入れをめぐり、国内の対立が深刻化しているドイツや東欧、イタリア。ドイツでは人道・人権主義のメルケル政権と多数の市民が移民たちを寛大に受け入れたのに対して、極右勢力の過激な反移民デモや

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311以後の異常事態(原発事故関連のみならず、安保関連法、共謀罪の成立などなど)が全て1つの太い線でつながっているという事実

著者: 柳原敏夫

東京の環境団体の会報で、チェルノブイリ法日本版の特集を組んで貰うことになり、数日前、なんとか、私の担当の原稿を書きました。 いざ書いてみて、改めて確信したことは、311以後の異常事態(原発事故関連のみならず、安保関連法、

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正念場の沖縄知事選、「魂」派と「腹」派の一騎打ちだ。

著者: 澤藤統一郎

本日(9月13日)、沖縄知事選が告示された。9月30日が投票日で、即日開票となる。主要な争点は、辺野古新基地建設反対の姿勢を貫くか、それともこれを容認するのか。これは、政権の外交・内政の根幹に関わる問題。したがって、選挙

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