評論・紹介・意見の執筆一覧

マンション生活で知り得た社会問題を考える(23) 「不起訴」は不起訴、「起訴」ではありません

著者: 羽田真一

「人間の歴史は、侮辱された人間が勝利する日を辛抱強く待っている」(タゴール) 司法の結果が出たにも関わらず、権力を持つ管理側の大勢の力で「文書配布止めろ」の大合唱。それが数百人規模のマンションで組合が起こした刑事告訴問題

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絵本『花ばぁば』の作者が語る日本軍従軍慰安婦問題のとらえ方

著者: 澤藤統一郎

足を踏んだ程度のことでも、踏まれた側と踏んだ側とのとらえ方は大きく異なる。往々にして、踏まれた側の痛みは大きく、当然に大きな事件、大きな責任問題と考える。しかし、なかなか踏んだ側には痛みが伝わらない。往々にして、たいした

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】268 国連個人特使と米国務副長官が北アフリカ視察

著者: 平田伊都子

 6月20日、モロッコはポルトガルに1対0で負けました。 が、「負けた~!」でおさまらないのがモロッコ国王陛下のようです。 モロッコ・ナショナルチーム<アトラス・ライオン>をけしかけFIFAに噛みつかせました。 なんでも

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絵本『花ばぁば』が語る「戦争のおぞましさ」と「出版の不自由」

著者: 澤藤統一郎

私の手許に、「花ばぁば」という絵本がある。やさしい筆使いのやわらかい絵。たくさんの花が描かれている。子どもたちに読んでもらおうという、紛れもない上質の絵本。しかし、内容はこの上なく重い。日本軍慰安婦だった一人の女性の人生

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ガザ抵抗の2か月,死傷者1万3千人以上(3) ―生き、戦い続ける住民、人口増加、教育熱心

著者: 坂井定雄

▼学校はすし詰め、二講制 ガザの学校制度は困難に直面している。国連難民救済機関(UNRWA)によると、94%の学校が学生を午前、午後の授業に分ける2講制。 UNRWAはガザで約250校を運営しており、識字率を97%にまで

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「経済学の目的と経済学の本の書き方」──周回遅れの読書報告(その61)

著者: 脇野町善造

 古いメモを整理していたら、「経済学の目的」という、いささか肩ひじ張ったメモが出て来た。もうそんなことを考えなければならない年でもないのだが、もう少し若い頃はかなり真面目にこのことを考えていたようだ。メモにはこうある。

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この上なく感動的な「平和の詩」と、この上なく凡庸なアベ来賓挨拶と。

著者: 澤藤統一郎

以下は、沖縄県の広報である。 平成30年沖縄全戦没者追悼式の開催について 毎年、6月23日は「慰霊の日」です。県では、糸満市摩文仁の平和祈念公園にて「平成30年沖縄全戦没者追悼式」を開催します。 多くの県民及び関係者の皆

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沖縄戦終結73年記念日に・小田実対論『正義の戦争はあるか』を紹介します

著者: 梶村太一郎

本日6月23日は沖縄では悲惨な沖縄戦終結73周年を記念して島民をあげての追悼式典が行われました。 以下のビデオは、今から18年前の2000年8月15日の日本の敗戦55周年記念日の前日の14日にNHK・BSで放送されたもの

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アベ政権よ、北朝鮮との相互信頼のチャンスを逃がしてはならない。

著者: 澤藤統一郎

「我が国を巡る安全保障環境が大きく変化している」「時代状況に適合した安全保障政策への見直しが必要」「新たな時代状況に適合した実効性のある安全保障の法的基盤を再構築する必要がある」と、アベ内閣が一犬として虚を吠え、右翼の万

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「護憲のハガキ」をどうぞ - 個人で憲法9条擁護を訴える -

著者: 岩垂 弘

 改憲をめぐる論議が盛んだが、こうした状況に危機感を抱き、1人で護憲の運動を起こした人がいる。東京都立川市在住の竹内良男さん(68)。日本国憲法第9条全文が刻まれた碑の写真を刷り込んだハガキをつくり、「憲法と戦争と平和を

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新自由主義的危機のなかでのマルクス生誕200年―人間マルクスと非人間的マルクスのはざま―

著者: 野上俊明 

日本ではここ数年来芸能人・文化人らの不倫スキャンダルでマスメディアは大賑わいです。かつて昭和の始め、政治のファッショ化とエログロ・ナンセンスの大衆文化の隆盛が歩調をそろえていたように、今日腐敗と強権の安倍政治と不倫スキャ

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嘘にまみれたアベとカケに、国政私物化の成功体験を許してはならない

著者: 澤藤統一郎

昨日(6月19日)朝の初めての記者会見以来、嵐のごとく吹き荒れている加計孝太郎バッシング。「姑息という言葉では足りません。もはや卑劣というべきです。」という野党議員の言葉が、多くの人の気持ちを代弁している。 震度6弱の大

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(194)

著者: 本間宗究(本間裕)

恐怖の国のALICE 先日、金融専門家の「グレーヤーズ氏」が、「不思議の国のアリス」になぞらえて「恐怖の国のALICE」という題名のコラムを執筆した。内容としては、「過去100年間、特に過去数十年間は、この小説に書かれて

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戦前の神社参拝強制と、いまここにある「日の丸・君が代」強制と

著者: 澤藤統一郎

みなさま、「おしつけないで 6.30リバティ・デモ」にご参加ください。 私たちの主張は、「日の丸・君が代」反対ではなく、「日の丸・君が代強制」に反対なのです。「日の丸・君が代」が大切で大好きだという方のなかにも、「強制は

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Die Einleitung zur Rouletten Lehre ~ カジノ導入は格差解消のチャンスだ!

著者: ブルマン!だよね

世上言うところのカジノ法案が国会で承認されようとしている。与党の強行採決に 野党が憤るといういつもながらの絵面が繰り広げられているわけだが、ちきゅう座の 読者も野党諸君と並んでギャンブル依存症を危険視してこの法案について

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韓国英陽・沖縄「恨(ハン)之碑」~記憶・責任・平和を築く~

著者: Sigeko Kakiuchi

「恨之碑」は、太平洋戦争時に朝鮮半島から強制連行され、沖縄で軍夫または性奴隷とされ、殺された無辜の民を追悼し、過去の過ちを記憶し、平和な未来を築くため…1999年8月12日韓国・慶尚北道英陽に、2006年5月13日沖縄・

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戦争は見る人の位置によって立場によってまったくの別物なのだ。

著者: 澤藤統一郎

毎日新聞夕刊の連載小説が、石田衣良「炎のなかへ~アンディ・タケシの東京大空襲」。1945年3月10日未明の東京大空襲が描かれている。 「3月9日」が長く続いて、腹を空かせながらも健気に生活する子供たちの描写のあとに、とう

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】267 あまりに政略的なモロッコ・サッカー

著者: 平田伊都子

 イード・アル・フィトル(ラマダン明けの祭り)は、西サハラでもモロッコでも6月15日から始まりました。 一カ月間の断食行を終えて、開放感と充実感にイスラム教徒たちは盛り上がります。 殊にモハンマドⅥ世モロッコ国王殿下は、

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小池百合子『虚飾の履歴書』 ― 学歴詐称疑惑

著者: 澤藤統一郎

小池百合子。この人、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった。都知事になって、築地市場の豊洲への移転を見直すのかと思ったが、見直しをやめた。オリンピック関連についても、見直すようで見直さない。断固貫いたのは、9月1日の関東大震災朝

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ガザ抵抗の2か月.死傷者1万3千人以上(2) - 世界最悪の生活環境の中に閉じ込められた190万住民 -

著者: 坂井定雄

トランプ政権下の米国が大使館をエルサレムに移し、国際管理都市としてイスラエルの首都と認めることを拒否してきた国際社会に挑戦した翌日、英BBCは国連諸機関の報告を基にして、詳細な「イスラエル、パレスチナ紛争―ガザの生活」特

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